めだか

企画:石原隆・杉尾敦弘
P:高橋萬彦
主題歌:スピッツ ♪正夢

第1回
「女教師始めました」
脚本:相沢友子
演出:木下高男

思ったより面白くてよかった。(^。^;)ホッ!
リストラされて、たまたま持っていた教員免許を活かして定時制高校の教師になったたか子(ミムラ)。
高校のお荷物的存在でしかない定時制だから、面倒さえ起こさなければ大丈夫と言われ安心していたたか子だけど、ドライな教師たちと年齢も職業も様々ながらやる気のない生徒達の中で、たか子自身が今まで何事も最初から諦めていた自分を見つめ直し、真正面から生徒達にぶつかっていく様子が見られそう。

嘘つきな明日香(黒木メイサ)に振り回されたり、生徒の中に小学校の同級生・拓(瑛太)がいたり、酔っ払ってやってくる六郎(泉谷しげる)、バイク通学して来る修(山崎樹範)、授業中だろうとお構いなしに携帯で話す由布子(須藤理彩)とか、とにかく濃い!(笑)
確かにこういう生徒達の相手は、ある意味ドライでなければ出来ないかもしれないけど、そこへ真っ向勝負を挑んでいく新米教師というのが見どころかも。
ドライな教師陣の中にいながらも、椎名先生(原田泰造)なんかは本当は熱いところがあるんじゃないかな?なんて思わせる部分があるし・・・。

何があっても見なかった事にすればいいとスルーしてきた「めだか」ことたか子が、ラストで騒ぐ生徒たちに向って「うるさい!」と一喝し、「私は辞めないからね!今度は絶対諦めないんだからね!」と言い放ったあたりは、ちょっとじ〜んとしたりして・・・。
小学校の音楽会でピアノ伴奏をお腹が痛いと嘘をついて逃げたこと、そんな小さな出来事が実は大人になるまでずっと「逃げ」の姿勢を作るきっかけになっていたとしたら・・・。
もう一度、自分を見直してみよう・・・そんな気持ちになるドラマになればいいなぁと思います。
「今よりもう少し頑張ってみよう」・・・そう思わせてくれそうな予感がした初回。
私は結構好きな雰囲気でございました。m(_ _)m

第2回
「逃げない。」
脚本:相沢友子
演出:木下高男

やっぱ、このドラマ好きだなぁ♪
定時制ならではのエピだけど、仕事の都合で中間試験が受けられなかった桜木君(瑛太)が、追試すら無理みたいで・・・。
留年させたくないめだか(ミムラ)が、何もしないより自分の納得がいくように何かしようと、桜木君の仕事を手伝うんだよね。
今まで何となく流されてきためだかが、こうやって少しずつ出来る事を頑張ってみようと奮闘する姿は、見ているこちらにも元気や勇気をもらえる。
うん、好きだ!

そして、めだかもいいけど椎名先生(原田泰造)も魅力あるんだよね。
国見先生(浅野ゆう子)とのやり取りで、椎名先生も過去には感情に流された事があるみたいな話が出てたけど、だからこそ感情のままに動いてるめだかを陰ながら支えてくれるのかな?
仕事を何とか終わらせて、必死に走って追試を受けに来たのに間に合わなかった桜木君。
ダメだったけど、精一杯頑張ったという事に満足しようとしている桜木君とめだかの前に現れた椎名先生。
「国見先生には死んでも言うな」という椎名先生の一言に、私はしびれました。(^^;ゞ
追試も受けさせてもらえたし、めだかの頑張りが実を結んでよかった、よかった!

もうひとつ、いつもすっぽかされていた明日香(黒木メイサ)が、ついに待ち合わせ場所にやってきたのも嬉しかったね。
無理だと思っていたことでも、頑張ったら少し限界を超えられる・・・。
そんなところに感動しちゃうなぁ。

第3回
「ゴミの中の真実」
脚本:相沢友子
演出:植田泰史

全日制の生徒・小峯(柳澤貴彦)が小山田(山崎樹範)にカツアゲされたと言い出した。
否定しても普段の生活態度から、信用してもらえない小山田。
そんな小山田の無実を証明しようと、めだか(ミムラ)はアリバイ探しを提案。
小峯がカツアゲされたと言っている時間、小山田はホームセンターで買い物をしていた事を思い出し、それを証明するために買い物のレシートを探そうとするが、すでに捨てた後。(^^;
学校のゴミ箱に捨てたという1枚のレシートを探すために、めだかのクラスの生徒たちがゴミの集積場で必死にゴミあさり。
明日香(黒木メイサ)もレシート探しに手を貸したのが、ちょっとした感動だったわ。
それに一番の感動は椎名先生(原田泰造)よね?
先週の桜木君(瑛太)に追試を受けさせてあげるのも良かったけど、今回のレシート探しへの参加も嬉しかったなぁ。
誰がレシートを見つけるのかと思ったら、椎名先生なんだもん!(爆)
いつもクールで淡々としている椎名先生が、レシート見つけてみんなに高らかに発表してるのとか、なかなか良かったよ〜。
レシートが出てきたおかげで小山田の退学はなくなり謹慎処分も解けたけど、このために学校まで呼び出されたレシートに名前が入ってた大村さんは大変だなぁと思ってみたり。(^^;

由布子(須藤理彩)に頼まれて一日だけキャバ嬢として働いた事が国見先生(浅野ゆう子)の耳に入り、理事会へ報告すると告げられためだか。
そんなめだかをかばう生徒達に、無実の小山田を疑ってしまった一件と、めだかの事を報告するのは別だと言う国見先生。
そんな国見先生が「間違ってると思う人は手を挙げて」と言うと、しばしの沈黙の後、真っ先に手を挙げたのが小山田、そして次々と手を挙げる生徒達。
シメはめだかも目をまん丸にしていたけど、椎名先生の挙手!(爆)
いやぁ、本当に椎名先生ったら美味しいところを持っていくわ〜。
種田さん(小日向文世)が金を巻き上げられているのは、やっぱ息子だったね。
この問題も解決しなきゃならないし、めだか先生も気が休まりませんなぁ。(^^;

第4回
「恋の力」
脚本:相沢友子
演出:木下高男

w(゚o゚)w オオー!四方堂亘って久々に見た!
由布子(須藤理彩)にマジでプロポーズする男の役だったけど、その事実を知った小山田(山崎樹範)が妬いてる気持ちを、子供っぽくあらわにするのが何ともね〜。

今回は高杉(平岡祐太)の話。
何でもちょっと調子に乗ってしまった時にミスは出るものだけど、めだか(ミムラ)も生徒達が自分の味方をしてくれた事や、一言も話さなかった高杉が言葉を発した事で自分は教師に向いてるかも・・・と気を良くして、言ってはならない「どうして?」「頑張って」という言葉を高杉に投げかけてしまう。
また欠席が続くようになった高杉・・・めだかがいい気になってたんじゃないか?と笑う生徒達の声を聞き、椎名先生(原田泰造)が「君達に目黒先生を笑う資格はない!」ときっぱり言い切るところは、今週も「椎名先生、カッコいい♪」なシーンだったわ。
いやぁ、本当に泰造ったらおいしい役よね。(笑)

んで、高杉君のために生徒達が「何ができるか?」と考え、高杉がフェンシング部の麻由美(末永遙)に恋している事を知ると、一人一人が高杉に恋のアドバイス。(笑)
定時制の教室にフェンシングの教室のパンフレットを持ってきた麻由美、それでも話せない高杉。
だけど、最後は勇気を出して去っていく麻由美を追いかけ、小山田にもらった遊園地のチケットを出し「一緒に行きませんか?」。
「いいよ、いつにする?」と麻由美が答えた時、静かに見守っていた生徒達がこれまた静かにガッツポーズするのとか、なかなか良かったなぁ。
その日から、高杉君は母親(手塚理美)とも会話をするようになったし・・・。
自分が息子を追い詰めてしまったと思っている母親にとって、息子が「ただいま」と帰って来てくれる事、自分の目の前で食事をしてくれる事、そして学校の友人の話をしてくれる事は、本当に嬉しいことなんだと思う。

高杉の話のウラでは小山田と由布子のエピや、桜木(瑛太)がめだかに「俺、好きでもないやつにキスしたりしないから」と恋愛モードをあらわにしたり、なかなか面白いわ。
誰かの「やる気」に周りが引っ張られて、みんなの「やる気」になっていく様子が見ていて心地よいですね。

第5回
「中年生徒の涙」
脚本:相沢友子
演出:植田泰史

めだか(ミムラ)を見て、また自分の中に眠っていた魂を揺り起こされた人が一人・・・。
進学塾に転職しようかと考えていた矢部先生(山本太郎)、めだかが種田(小日向文世)の息子・清春(尾上寛之)にキレてるのを見て考えが変わっていったみたいで・・・。
こうやってめだかが心のおもむくままに行動している事で、周囲のみんなが少しずつ気持ちを動かされていく様子に、小さくガッツポーズをしてしまう。

今回は清春が種田の息子だと全日制の生徒にもバレた事で、清春が種田に「学校を辞めろ」と言い出したり、文化祭でマジックショーをやる事にも「聞いてない」と文句を言ってきたり・・・。
同じ学校の定時制に父親が生徒として通っているというのは、息子にしてみれば隠したい事実なのかもしれない。
息子の気持ちもわかる・・・けど、父親を父親とも思わぬ口ぶりや、完全にバカにしたような物言いは、やっぱ聞いてて気分のよいものじゃないよなぁ。
そんな息子の態度に必死に耐えてる種田のよき理解者が刈谷(泉谷しげる)であったりするのも良い感じ。
文化祭を最後に学校を辞める決意をした種田さん。
何とか種田のためにもマジックショーを成功させようと力をあわせるクラスのみんな。
種田だけでなくクラスメイトまで「落ちこぼれ」とバカにする清春に、種田さんが初めて怒鳴ったところも、ほ〜んと予想できる展開ながらスッキリした!
「マジックショーはやるし学校にも残る、私はみんなと一緒に卒業するからな!」
う〜ん、今週も予定調和の心地よさ!
清春の「やるからには失敗すんじゃね〜ぞ!」の言葉も良かった。
最後はマジックショーも成功して、舞台上の父の姿を清春もちゃんと見に来てて・・・。
これで種田さんも息子に金を巻き上げられることもないでしょう。(^。^;)

めだかへの告白を「冗談だった」と言ってごまかした桜木(瑛太)も良かったね。
あれ以来自分を意識し過ぎているめだかを思っての言葉だと思うけど・・・。
しかし、このドラマの瑛太ってカッコいいよね〜。(^^ゞ
ちょっと惚れちゃいそうだわ♪

第6回
「教師の死」
脚本:相沢友子
演出:木下高男

前の学校のクラスメイト・芹沢(郭智博)に万引きを強要された高杉(平岡祐太)は、その事をめだか(ミムラ)に相談。
芹澤と話し合おうとしても話にならず、めだかは芹沢の父(山田明郷)との話し合いの場を持とうとするが、この父親あっての芹沢君って感じで父親も酷かったね〜。( ;^^)ヘ..
高杉と彼に掴みかかった芹沢父の間にめだかが入ろうとして、結局芹沢父が怪我をしちゃってるし・・・芹沢父が教育省のおエライさんだったから、めだかは解雇されそうになるし。
森村先生(林隆三)のエピも、なかなか泣かせる話だったよなぁ。
実は末期のリンパ節ガンだった森村先生、今回亡くなってしまうわけですが・・・亡くなる前日に国見先生(浅野ゆう子)を訪ねて、めだかが悩んでいるみたいだと心配してるわけですよ。
こういう先生だったから、卒業した生徒達が慕ってくれてたんだろうね。
そして森村先生が国見先生にお願いしたことがめだかに伝えられた時、泣けちゃったよ〜。
「何があったかよく知らないが、自分が正しい事をしたと思うなら、どんな結果になっても胸を張っていろ!大切なのは舞台に上がることだ!」
これはめだかが小学校の時、音楽会のピアノ伴奏を仮病使って逃げ出した事と繋がってるわけで、森村先生がめだかに一番伝えたかった事が彼の死後、国見先生の口から伝えられた事で、より泣けてしまった。
調査報告で国見先生がめだかの行動は教師として当然の事だったと報告したのも泣けたなぁ。
本当にあの学校の先生が、少しずつめだかに心を動かされて、小さなきっかけがやがて大きな動きを作っていく様子が素晴らしい。
国見先生は日比野(升毅)に「一緒に暮らさないか」と言われたのに、いわば反抗したわけで・・・それでもすっきりした顔をしているのが、これまた素敵。

途中、酔っ払った演技をしてるミムラさんが、とーってもチャーミングだったわ。
本当に表情が豊かで、演技力というより、その自然な雰囲気に魅力を感じます。
酔っ払いなんだけど可愛くて、んで「学校辞めたくない」なんて寝言言われたら・・・そりゃ椎名先生(原田泰造)もメロっちまうでしょうな。(笑)

第7回
「」
脚本:相沢友子
演出:都築淳一

先週みたいに泣けはしなかったけど、温かいものは感じたし刈谷さん(泉谷しげる)は面白いし・・・こんな回もいいのかも。
娘・景子(酒井若菜)の結婚という現実と向き合う刈谷さん、一方では松尾(四方堂亘)との再婚に悩む由布子(須藤理彩)。
同じ「結婚」というキーワードながら、立場が違って面白かった。
由布子が松尾と会っている間に数馬が熱を出したのは、母親としては悔やんだだろうなぁ。
小山田(山崎樹範)が数馬を訪ねてくれたから良かったものの・・・。
遅れて病院へ駆けつけた由布子に怒鳴るところなんか、小山田カッコよかったわ。
ガッシュベルのウルトラレアカード、そんなカード集めに息子が興味を持っていたことすら知らなかった由布子。
数馬のため・・・と再婚を決意しようとしてたところに、「自分に嘘をついても幸せにはなれない」という事を気付かされて。
(゚ー゚)(。_。)ウンウン、これでよかったんだよ~。

刈谷さんの方は、なかなか景子の結婚相手に会おうとしないのは、娘を取られるみたいで寂しいからかな?と思ってたんだけど、そうではなくていい会社に就職してエリートな男性(山口馬木也)と結婚を決めた景子が、父親が定時制高校に通っている事、そして自分みたいな父親がいる事を恥ずかしく思っているのでは?という気遣いだったのね。
でも、めだか(ミムラ)に「自分が傷つきたくないからでは?」と聞かれて、結構図星だったらしい。(^^;
刈谷さんが景子と結婚相手、そしてその両親と会う約束をしたホテルに、めだかをはじめクラス全員が集合してるのは可笑しかった。
しかも刈谷さんがちゃんと現れたのを見届けると、みんなさっさと帰ってるし・・・。(笑)
いや、そういうさっぱりした関係が羨ましいんだけどね。
「ありがとな、めだか」という刈谷さんの一言も、その後めだかが見せたとびっきりの笑顔も素敵だったよ〜♪
結局、景子は父親の事を恥ずかしいなんて思ってなくて、定時制に通ってる事もお酒飲んで酔っ払う事も包み隠さず話していたね。(^^;ゞ
父親の事を話す時の景子が楽しそうだと結婚相手の男性の口から語られたのも、景子が父親を恥ずかしいなんて思っていないことが伝わって・・・。
テーブルに額を押し付けて娘をよろしく・・・と相手に託す父親の表情に、ちょっと(ToT)ウルウルしました。
泉谷さん、こういう役はぴったりだよね〜。(笑)

そうそう、椎名先生(原田泰造)の部屋にめだかがお泊りしたこと、多英(木内晶子)が桜木(瑛太)にバラしちゃったよね。
少なからず動揺している桜木君がカッコよかったわん♪

第8回
「ある生徒の死」
脚本:相沢友子
演出:植田泰史

明日香(黒木メイサ)の父親が多額の借金を背負っていて、そのせいで明日香も学校を辞めるように追い込まれ・・・。
うーん、明日香が借金を抱えた家の娘だなんて、まずは信じられなかったわ。( ;^^)ヘ..
どちらかといえば、金持ちのわがままで嘘つきなお嬢様っぽかったのに意外!
何とか明日香に学校を続けさせたくて、学費の貸付を受けられるように動こうとするめだか(ミムラ)と、その姿に昔の自分を重ねてしまう椎名先生(原田泰造)のエピソード。

椎名先生は昔教え子が飛び降り自殺をしたという体験から、生徒に踏み込んでいく事をしなくなってたのね。
不登校の生徒を何とか登校できるまでにして、自分はまた新しいクラスのことで手一杯な時、その生徒が「話がある」と職員室にやって来たのに「明日なら・・・」と断った。
その夜、自殺した生徒。
確かに椎名先生のせいではないけれど、自分があの時話を聞いてやっていたらと悔やんだに違いない。
そして、それからずっと中途半端に関わるぐらいなら・・・と、生徒との関わりを自分の方から拒んできた椎名先生が、めだかと出会った事で本当の自分をもう一度取り戻すわけだね。

明日香が学校に残れるように椎名先生もめだかに協力、そして育英基金の認可が下りたというのに、明日香は一家で夜逃げ。
めだかの家に世話になっていた明日香が「家に戻ります」と出て行く時の清々しい表情。
すべて明日香にはわかっていたこと。
めだかが自分のために頑張ってくれたこと、それは本当に嬉しかったんだろう。
だけど、どうしようもない事もちゃんとわかっていたわけか・・・。
この明日香の一件は、過去の椎名先生の生徒の自殺と繋がって、決して椎名先生のせいで生徒が自殺したんじゃないというのが伝わってきたように思う。
亡くなった生徒の友人だった石井君が、最後に「(亡くなった生徒は)椎名先生に感謝してると思います。」と言ってくれたことで、先生も長いトンネルを抜け出す事が出来たのでは?
その石井君が「椎名先生みたいな教師になる」と、夢を語ってくれたのも良かった。
生徒に真っ直ぐに向き合った事実は、ちゃんと実を結ぶ。
時間がかかったけど、そういうことの手ごたえを感じる事が出来て、これからの椎名先生とめだかのやる気が楽しみ!

第9回
「温泉でドッキリ!」
脚本:相沢友子
演出:木下高男

三葉学園定時制部の修学旅行・・・随分豪華じゃない?(^^;
お酒の呑める生徒が半分はいるし、生徒と先生がお酒を酌み交わす修学旅行というのも、何だか面白かったわ。(笑)
その修学旅行を利用して、めだか(ミムラ)は他の生徒達を巻き込んで、由布子(須藤理彩)と小山田(山崎樹範)をくっつけようとするんだけど、そんな周囲の努力に関係なく、この二人がうまくいったのには笑っちゃったよ。
小山田の「結婚しよう」に、「はい」と頷く由布子。
二人を外へ連れ出す口実に使った「満天の星空を見に行こう」ってーのも、結果的には二人が星空眺めてたりで・・・。

その二人はそれで良かったけど、桜木君(瑛太)は不景気を理由に工務店をクビ、椎名先生(原田泰造)は以前勤めていた学校へ戻ってこないか?と言われたり、修学旅行中も悩んでいる様子が見受けられて・・・。
桜木君、病弱そうなお母さん(山口美也子)を思って、仕事をクビになった事も言えずにいるのが見ていて辛い。
今回は毎度のように刺激されていた私の涙腺も、ちょっと休憩って感じだったけど、いよいよラス前、そして最終回を前にしての静けさなんだろうか?
めだかを挟んだ、椎名先生と桜木君の恋の行方も気になるなぁ。

それにしても国見先生(浅野ゆう子)、ほ~んといい感じに変わったね~。
修学旅行に由布子の息子も同行する事を許可してほしいと言っためだかに、「そんなことですか」と簡単にOKをだし、「いえ、もう感覚が麻痺してますから。」って・・・。(笑)
修学旅行を誰よりも楽しみにしているのがめだかってところも、微笑ましくて良かったよね。
椎名先生は、やはり以前いた学校へ戻ってしまうんだろうか?
そうなるとしても、椎名先生をそんな気持ちにさせたのは、やっぱめだかとの出会いがあってこそだよね!

第10回
「不可能な夢」
脚本:相沢友子
演出:都築淳一

工務店をクビになり、その上、母親(山口美也子)の病状が悪化し入院する事になり、桜木(瑛太)も学校どころじゃなくなってしまったね〜。
大学の建築科を受験したいという夢もあったのに、模擬試験の結果はE判定だし・・・。
今回精一杯頑張ってる桜木にめだか(ミムラ)が「頑張って!」と声をかけ、「これ以上、何を頑張れって言うんだよ!」とキレたのは・・・桜木カッコよかった。(*^。^*)
すべて諦めてしまおうとした桜木が、諦めずに頑張ってみようと思えたのも必死なめだかの訴えがあったからだな。
本当に人の心を動かす天才だ!

でもさ〜、せっかく桜木本人がやる気になったのに、校長は国見先生(浅野ゆう子)に合格安全圏での受験を勧めろと言い、志望校を変更させようとしてるし、酷いよね。
進学率の低下を止めるために、生徒に何としても合格してもらいたいんだろうけど、それって適当な空きスペースに生徒をねじ込んでるだけじゃん!
国見先生には立場があるからと、桜木への特別補習をめだか、椎名先生(原田泰造)、矢部先生(山本太郎)が受け持ったけど、校長に二度目の呼び出しを受けた国見先生も「定時制はお荷物」だと発言され・・・。
その言葉にムッとした国見先生が「受かればいいんでしょ?桜木が受かれば文句ないんでしょ?」と、自らも桜木の補習を手伝うようになり・・・。
国見先生が桜木に渡したアニマル消しゴムのお守りもよかったなぁ。
あの国見先生が・・・?というギャップがいいのかも。
先生たちの気持ちもひとつになって、桜木の事を他の生徒達も応援したいという気持ちになって、全体がひとつの目標に向って進んでいくのが心地よい。
二度目の模擬試験の結果、桜木のE判定はB判定に・・・順位も82位まで上がってきた。
やってやれない事はない!という事を感じさせてくれる。
模擬試験の結果を、いつものツンとすました表情で見た国見先生が誰もいない教室でガッツポーズしながら小さく飛び跳ねる様子には笑ってしまった。(笑)
とにかく、このドラマはまとまってるね〜。
来週で終わっちゃうなんて、寂しいよ。

最終回
「卒業写真に秘めた想い」
脚本:相沢友子
演出:木下高男

あーーーーー、残念!
前半があまりにも適当じゃなかった?
小山田(山崎樹範)の就職なんて、やろうと思えばあれで1話作る事ができるのに・・・。
もったいない!
由布子(須藤理彩)と結婚するために、バイトではなくきちんとした仕事に就こうと面接を受ける小山田。
内定がほぼ決まったとめだか(ミムラ)には知らされていたのに突然ダメになって、そのせいで小山田が由布子との結婚までナシにしようとしたり・・・。
それで、めだかが相手先の企業に直談判し、再面接を受けさせてもらえるようにこぎつける。
・・・で、面接官の一人として座っていた中山仁が、素直な意見を述べる小山田に心を打たれ、あっさり採用!

・・・・・ここまでが、あっという間!(^^;

そして、桜木(瑛太)の受験もあっという間!( ;^^)ヘ..
受験した!発表を見に行ったら合格してた!・・・と、まぁこのぐらいの簡単な流れ。
めだかからの「サクラギ、サク」のメールを見たクラスメイトたちが、一瞬遅れて喜び出すのは笑えてよかったんだけど。

で、あっという間の卒業式。(^。^;)
久々に明日香(黒木メイサ)も現れて、卒業写真に一緒に納まりめでたし、めでたし。
そこから先の教室でのシーンが唯一泣けたかな。
生徒達一人一人に言葉をかけようと思ったものの、頭が真っ白になってしまっためだか先生に、逆に生徒達から言葉をかけられるというシーン。
それぞれがめだかとの思い出を短い言葉ながら語って、それぞれにじ〜んと来る思い出があるんだなぁ・・・と、あらためて思ったり・・・。
そんな中、シメの言葉を言ったのは桜木君。
「どうもありがとう・・・目黒先生」(涙)
「めだか先生」ではなく「目黒先生」なところが、感動だよね。
めだか自身も言ってたけど、最初は教師になりたかったわけじゃないのに、三葉学園でこのクラスの生徒達と出会い、いろんな体験をする中で教師という仕事に手ごたえを感じ始めていて・・・。
そう考えると、運命って不思議だなぁとか、巡り合いって素敵だなぁとか思ってしまう。

椎名先生(原田泰造)は結局別の学校へ行ってしまうけど、「学校が変わっても、また会えますか?」というめだかに、「もちろん!」と明るく答えてくれたし、すごく進展したかと言われれば微妙なんだけど(^。^;)、この二人はこの距離でいいのかもしれない。

前半部分が大雑把だったのが残念!
ここまですごくいいドラマだっただけに、またまた最終回の難しさを考えさせられる結果となりました。
そう言いつつも全般的には満足できた作品なんですが・・・。
もーーーっと満足したかったというのが、本音かも。(^^;

 

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