黒革の手帖

原作:松本清張 黒革の手帖 (上巻)新潮文庫 黒革の手帖 (下巻)新潮文庫
チーフP:五十嵐文郎
P:内山聖子・中山和記
主題歌:安良城紅 ♪Here Alone

第1回
「銀座の女帝」
脚本:神山由美子
演出:松田秀知

ちょっとーーーーー!面白いじゃん!(爆)
私、米倉嬢はあまり得意じゃないんですが、たまにキャスティングにハマると「いいなぁ」って思うことがあるんだよね。(^^ゞ
今回、まさにそれですわ!
それに他の出演者もハマってない?
釈ちゃんの関西弁がちょっと「あわわ・・・」なんだけど。(^^;

銀行に存在する脱税目的の架空口座、その架空口座を黒革の手帖に書き写し、1億2000万を横領した銀行員・元子(米倉涼子)。
手帖に書かれた架空口座リストが手元にある事で、横領した金の返金を要求しないという念書まで書かせ、まんまと1億2000万すべてを自分のものにし、その金の中から7000万を使って自分の店「カルネ(フランス語で手帖)」をOPEN。
それまでは「燭台」のホステスだった元子がカルネのママになり、偶然街で知り合った波子(釈由美子)という子を自分の店で働かせたところ、今度は波子が自分の店の上客・楢林(小林稔侍)をパトロンにして、なんとカルネの二つ上の階にカルネより大きな店をOPENすることになったり・・・。
夜の街で生きるホステスの攻防戦と、そこに関係する男たちの動向、いやぁ、とっても楽しいわん!(爆)
夜の街で生きながらも自分の力だけでのし上がろうとする元子と、男を上手にたぶらかしていろんなものを手に入れようとする波子。
もう、ホステスさんのやり取りなんて、友近のバーのママのネタを見ているようだったわよ。(笑)

米倉嬢の一人で戦う強い女の雰囲気もいいし、釈ちゃんの天真爛漫さを装って実はかなり計算高い女って感じもいい!
燭台のママを演じる山本陽子さんの貫禄のあるママぶりも素敵。
そして、エロじじぃ(失礼)な楢林役の稔侍さん、「東京湾景」のワケわからん役よりずっと渋い仲村トオルちゃん、どうしてもちょっと室井さんが入っちゃうギバちゃん、貧乏くさい楢林の愛人・室井滋さん。
キャスティングが見事にハマってると思うんだよね。
楢林を味方につけて店を出す波子に負けじと、元子がとった手段は楢林に尽くす愛人の市子(室井滋)にチクること。
ほんに、女の世界は恐ろしいの〜。(^^;
今後の展開がものすごーーーく、楽しみです!
ええぞーーー!テレ朝ーーー!だから、好きだーーーーー!(爆)

第2回
「愛欲の獲物」
脚本:神山由美子
演出:松田秀知

先週お休みだったから、待ち遠しかったわ〜。
そういうわけで1週遅れの2話、またまた元子(米倉涼子)と波子(釈由美子)のバトルに期待したものの、今回は話の流れ上、波子の出番が少なくてちょっと残念!

市子(室井滋)に楢林(小林稔侍)と波子の関係をバラして、2億もの金をつぎ込んでいると告げ口。
「銀座ではお金を使っただけ女に執着する」と、これまた市子を煽って・・・。
男だけでなく、人間をうまく動かすのが上手だわ〜。
病院を辞めると言い出した市子に、喫茶店の開店資金等1000万ぐらいは楢林にもらいましょうと言って、病院の裏帳簿を持ち出せないか?とけし掛ける。
男に裏切られた女の気持ちを、うま〜く揺さぶって結局は自分に有利に運ぶように利用しちゃうんだから、やっぱ目の付け所がすごいわ!

それにしても楢林先生・・・っつーか、小林稔侍(^。^;)、元子ママとホテルの部屋で二人っきりになって触る、触る。(爆)
そして、その触り方がエロい、エロい。(ーー;)
演技なのか素なのかわからないぐらい、自然なエロじじぃぶりは見事じゃ!>稔侍さん
あれだけいやらしく迫られたら、元子でなくても「いやーーー!」って拒みたくなるわ。(苦笑)
元子ママが楢林の架空口座を読み上げ脅し、5000万を1週間以内に払ってくれたら口座のことは秘密にすると・・・。
市子には1000万と言いつつ、それに4000万も上乗せして条件を出してるところが、さすが元子ママだわ〜。
そりゃ、そうよね。自分の取り分もあるもの。(笑)

銀行の支店長(小野武彦)が窓際へ追いやられた腹いせにカルネへやって来て、元子をアイスピックで刺そうとしたり、そこへ助けに入った安島(仲村トオル)があまりにカッコよかったり・・・。(*^.^*)エヘッ
いやぁ、今回気付いたんだけどカルネのマネージャー矢沢役って、「仮面ライダー龍騎」の浅倉やってた萩野崇さんなのね〜。
見つけた瞬間、「浅倉だ〜!」って叫んじゃったわ。(爆)
仮面ライダーシリーズファンとしては、ちょっと嬉しいポイントでした。

銀行の支店長が元子を恨んでいたように、今度は楢林も元子に恨みを持つようになるのでは?
どんどんのし上がると、どんどん敵も増えるってわけね〜。
女同士のバトルに、男と金・・・これはこの先も楽しみですわ。

第3回
「愛の口止め料」
脚本:神山由美子
演出:藤田明二

う〜ん、安島(仲村トオル)がカッコいい♪
傷ついた場所へのキスって、どうしてこうも女心をくすぐるのかしら?(*^。^*)
「毒蛇にかまれた箇所に口をつけて毒を吸い出す」「包丁で切った指の傷に唇を当てる」
そんな感じで傷ついた元子(米倉涼子)の腕にキスをする安島に、あたくしは早くもクラクラ。

元子に脅されて5000万払う事になった楢林(小林稔侍)の往生際の悪いところが、またまた笑えましたね〜。
ちゃんと5000万用意してるくせに、最初は3000万しか渡さないなんてケチくさくていいわ。(爆)
元子に「3000万しかない」と言われて、隠しておいた紙袋に入れた2000万を渋々渡すところ、とっても楢林らしかったよね〜。
それに波子(釈由美子)への資金援助も終わりにしたいと言い出したみたいだし・・・。
とりあえず元子の思い通りになったじゃないのさ。
ただ市子(室井滋)が1000万返しに来たのは計算外だったかも。
「あなたは女の気持ちがわかってない。人の気持ちがわかってない。」と市子に言われた元子。
(゚ー゚)(。_。)ウンウン、その通りだと思う。
「私には過去も大切」という市子の気持ち、元子には理解できそうにないもんなぁ。

銀座一のロダンを買ってやるという橋田(柳葉敏郎)の猛アタックも毎回かわし、買ってもらうのではなく買えるだけの金を用意すればいいと思う元子の考え方が、実に彼女らしいなと思ったよ。
橋田もよく利用する料亭梅村に勤めていた澄江(吉岡美穂)がカルネで働きたいとやってきた事は、元子にとってプラスなのかマイナスなのか?
久々に現れた安島の「君、銀行に勤めてた時、何したの?」って言葉も怖い。
そして無言電話の主は誰なのか?
結局、店をオープンできなかった波子の恨みも相当なものだろうし、元子は男も女も敵に回してこの先大変だ〜。(^。^;)
しかし釈ちゃんの出番、少なくない?(^^;

第4回
「銀座の頂点へ」
脚本:神山由美子
演出:藤田明二

うわ〜、何なの?何なの?
橋田(柳葉敏郎)が梅村を買った事を知った元子(米倉涼子)、何としても梅村を手に入れ売却し、その利益でロダンを買おうと思ってるのね。
そのために橋田の裏口入学の証拠を掴もうと、近づけたのが澄江(吉岡美穂)。
「私、ママみたいになりたいんです。」と言ってた澄江を利用したつもりが、逆に利用されたって事かね〜?
澄江がデジカメで撮ってきた橋田の手帖の中身、それをネタに梅村売却を迫るつもりが、橋田は高笑いとともに「ママは裏切られたんだよ」の一言。
えーーーーー!そうなの?
澄江ってば、最初からそのつもりだったの?
というか、元子ってやっぱ敵を作りすぎだよね。
燭台のママ(山本陽子)も忠告しに来てたけど、まだ銀座では新参者の元子が名の通った権力者を相手にゆすったりするのは、あっという間に噂として広がってしまうんだろう。
「チヤホヤしてくださるからって、同等だと思ってたら握りつぶされるわよ!」
長年銀座で生きてきた燭台のママの言葉は、なかなか重かったように感じたけど、元子にとっては「うるさいババァ」ってなもんなんだろうなぁ。
それにしても燭台のママ、気品があって気高くて素敵だわ♪

波子(釈由美子)は、めっきり出番が減っちゃってちょっと残念。
楢林(小林稔侍)にも愛想をつかされて、店どころかマンションも毛皮も差し押さえられちゃって・・・。
それに銀行で元子の上司だった村井(渡辺いっけい)が、長谷川(津川雅彦)の下で働いてるのも驚いたね〜。
きっと長谷川の存在は元子にとって邪魔になるんだよね?
予告では誰かが飛び降り自殺していたような・・・メガネが飛んだところを見ると、あれは橋田ですかね?(^。^;)

波子もこのままでは終わらないだろうし、澄江が本当に裏切ったのかも気になる。
そして何より安島(仲村トオル)と元子ママの関係が気になるところ。
トオルちゃん、いい感じに年を重ねて素敵だわ〜♪
こんなに渋い役なのに、途中でアットホームなトオルちゃんのCM流すのはどうかと思うけどね。(^^;

第5回
「女帝の危機」
脚本:神山由美子
演出:松田秀知

先週お休みだったからね〜、久しぶりに話が進んだ感じがするわ。(^^;
橋田(柳葉敏郎)と元子(米倉涼子)の対決は、間に入った澄江(吉岡美穂)が橋田に寝返ったかと思わせて、実はもう一度元子の言う通りに動いたという、ややこしい話。
それだけ金や言葉でコロコロと意思を変えてしまう澄江みたいな女、私だったら絶対に使いたくないわ。(^^;ゞ
結局、澄江が手に入れた橋田の本物の手帖のコピーより、最初に元子が手に入れた黒革の手帖に書かれた架空口座が決め手となって、梅村を奪い取る事が出来た感じだし・・・。
こうやって橋田から奪った梅村を足がかりに、ロダンを手に入れた元子ママ。
楢林(小林稔侍)の脱税をチクったり、橋田からは梅村をせしめたり、市子(室井滋)を騙していたこともバレて恨まれたり・・・敵はどんどん増える一方だよね。
どこの誰だかわからない程度に生きて死ぬより、悪い事をしても自分がそこにいるという感覚を大切にしたいんだろうけど、さすがにこれだけ敵が増えていくとヤバイんじゃないの?

先々週、予告で見た飛び降り自殺した人は、元子のいた銀行の支店長・藤岡(小野武彦)だったのか・・・。
てっきり橋田だと思ってたよ。(^^;ゞ
藤岡が死んだ事、元子の今後にどんな影響が出るんだろう?
村井(渡辺いっけい)は長谷川会長(津川雅彦)の下で働いてるしなぁ。
それにしても銀座の世界も狭いっすね。(^^;
長谷川会長と燭台のママ(山本陽子)が、昔は男と女の関係だったようで・・・。
それだけの大物と繋がってる燭台のママって、やはり侮れませんわよね。
楢林と橋田がお互いに元子にしてやられた事を知ったというのも、何か今後の動きに繋がるのだろうか?
うーん、元子がやってる事は悪い事なんだけど、何故か元子には頑張って欲しいと思っちゃうのよね。
女一人、誰の力も借りずに一人で大きな事に立ち向かう姿って、なぜかパワーをもらえるんだわ。

第6回
「一晩2億の女」
脚本:神山由美子
演出:松田秀知

元子(米倉涼子)って京都出身だったのか・・・。
母親が入院したという知らせを聞き・・・それでも嫌々って感じで京都へ向った元子。
なんと、その京都でお見合い相手の女性と一緒の安島(仲村トオル)とバッタリ!
ものすごい偶然ですな。(笑)
元子が男を頼らずに自分だけの力でのし上がろうとしていたのは、男に頼って生きてきた母親のようになりたくないという気持ちからみたいだね〜。
母親のみならず、生まれ育った町も嫌ってるみたいだし、昔の自分は捨てたって事なのかしら?

ここまで敵を作ってきたしっぺ返しか、今回は一気に元子が堕ちて行ったよなぁ。
橋田(柳葉敏郎)がニセの司法書士を用意して、梅村の土地の所有権を移したように見せかけて、何と梅村にもう一度所有権を戻していたり、そのためにアテにしていた梅村の土地が売れず、元子は支払い期限が近付く中で八方ふさがり。
大切な黒革の手帖も奪われ、PCのデータも消され・・・。
今まで元子によって苦しめられた橋田や市子(室井滋)が、あざ笑う姿。
してやったり!の村井(渡辺いっけい)のガッツポーズ。
みんながみんな、「あの女が堕ちるところ、見たくありませんか?」といやらしく笑ってるのが怖かったよ〜。
考えてみれば、人を脅して金を巻き上げてきたんだから、やられた方の恨みも半端じゃないよね。
そういう罠にハマった人達が団結することの恐ろしさ・・・元子も思い知ったんじゃないかしら?

安島が伝えにきた、長谷川会長(津川雅彦)からの伝言。
「ただひとつ助かる方法は、一晩付き合うことだ。」だって!
「お安い御用ですわ」・・・とは、いかないのね。(苦笑)
どう考えても、一晩付き合った方がお得な感じがするんだけど( ;^^)ヘ..、男に頼らない元子にしてみれば、そんなのは耐え難い屈辱なんだろうね。
それを見抜いた上での長谷川の伝言なんだろうな・・・意地悪じじぃだ!(爆)

久々に波子(釈由美子)が登場したのに、どうもインパクトが弱くて残念。
このドラマが始まる前は、元子VS波子なドラマだと思ってたんだけど、いざとなると波子はちょっと弱かったようで・・・。

まっ逆さまに堕ちて行く元子ママ・・・自分で運勢を変える事が出来るだろうか?

最終回
「負けるもんか!
銀座の蝶、最期の闘い」
脚本:神山由美子
演出:藤田明二
    松田秀知

長谷川(津川雅彦)にハメられて、8400万のキャンセル料を払わされるはめになった元子(米倉涼子)。
お金を貸してほしいと燭台のママ(山本陽子)に頼みに行ったところで、元子に投げかけられたママの言葉がカッコよかった。
「もっと泥にまみれてからおいでなさい。」
くーーーーー!しびれるぜ!燭台のママ!

そして一晩付き合うという条件をきっぱり断った元子に、長谷川は「一生まるごと引き受けよう。」と言い出すわけだ。
一晩でチャラにしてもらうのを断ってるのに、一生引き受けられたら困るっちゅーねん!(爆)
その申し出も断って、ロダンを手放す事になった元子。
そこで代わりのママとしてやって来たのが波子(釈由美子)。
元子が一番奪われたくない女に奪わせる事で、元子に嫌な思いをさせようっていうのね〜。

一日中借金取りに見張られる元子を救ったのは安島(仲村トオル)で、どこぞの別荘に二人で逃げ込んで海外逃亡の計画まで立てたのに、安島の車には発信機がついてて、あっさり見つかりつかまってしまうし・・・。
それにしても元子が妊娠していたとは・・・。
逃げる最中に流産しちゃったけど、もちろん安島の子供だったわけよね。
愛する人の子供を流産するという悲しい出来事って、ドラマの中ではクローズアップされる部分じゃないかと思うんだけど、このドラマの場合は簡単に流しててちょっと驚き。(^^;
そして流産直後にもかかわらず、安島が盗んで来たヤミ献金の領収書で長谷川を脅す元子にもビックリよ!
安島は長谷川のもとを逃れられず、選挙で初当選。当選した安島との仲を断ち切るために、元子が要求したのは2億円。
宗教法人をバックにつけた安島からせしめた2億に長谷川からせしめた5000万、その中から2億2000万でロダンを橋田(柳葉敏郎)から買い戻した元子。
橋田も元子にだけは売りたくなかっただろうに、契約が済んだ後ではどうしようもないよね。
「お店の方にもぜひお立ち寄り下さいね」という、勝ち誇った元子の表情・・・。
あぁ、女って怖いよなぁ。
実際、ロダンが再オープンしたら楢林(小林稔侍)も橋田もやって来てるし・・・。

最後はロダンのオーナーになった元子が、波子を追い出して終了!・・・かと思ったら、何と波子が警察に元子の事を話しに行ってたね。
元子が最初に波子を泊めた日に、あの黒革の手帖を見ていたなんて・・・。
しかし、それを今さら言ってもなぁ。(^^;
波子の話をすぐに信じたのか、警察がやって来て元子をつかまえようとし、元子がこのドラマの初回のように走り出して終わり。
うーん、そこまで見せなくて良かったかな?
ご機嫌で店の中にいる元子のもとへ、パトカーが向っている・・・というあたりでエンディングにした方が、「どうなっちゃうんだろう?」とo(^ー^)oワクワクしたまま終われたかも。

うーん、たった7話でおさめなきゃならなかったのが残念。
全10話ぐらいあれば、最終回だってもっとじっくり見応えのあるものになっていたのかも。
とりあえず仲村トオルはカッコよかった・・・。(笑)
釈ちゃんの関西弁は最後まで上達しなかったけどね。(^^;

 

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