幸福の王子

チーフプロデューサー:梅原幹
P:大平太・太田雅晴

主題歌:Mr.Chirdren ♪Drawing

第1回
脚本:遊川和彦
演出:猪股隆一

ホテルに連れ込まれそうになった繭(綾瀬はるか)の前に現れた周平(本木雅弘)。
どんな第一声かと思ったら、無表情な上に気の抜けるような穏やかな口調で「男の子は女の子をいじめちゃいけないんだよ。(ぽよよん)」
むふ〜ん、良いではありませんか。
モックン、渡部さんと怪しい役が似合う俳優さんが揃ってて、なかなか見応えのある中、一人妙なのが井森美幸。( ̄□ ̄;)!!
心臓病の娘・繭を抱え、入院費の事に頭を痛める母親。
タバコをふかしながらため息をつくような場末のママ。
井森に出来るわけがないではないか!あーーー、惜しいミスだ!
ここは順当に川島なお美ぐらい出しておけばよかったのに・・・。

娘の心臓移植がアメリカでなら受けられると客に持ちかけられ、信じて借金してまで200万の手付金を払ってしまう母親。
ダメじゃん!
呑み屋のカウンターでそんな話を持ちかけるような男を信じちゃ・・・。(^^;
案の定、心臓移植の話は嘘。
包丁を持って騙した男たちのところへ乗り込もうとする母親を、穏やかに制止し「僕が助けてあげる」とにっこり笑い、周平が訪れたのは母親が借金した金貸しの事務所。
保険屋・心臓移植の話をした男・金貸しがみんなグルだったのね。
そして「だめだよ、悪いことしちゃ。悪い事したら、天国に行けないんだよ、僕みたいに・・・。」と・・・あら?撃っちゃったの?(;^_^A アセアセ・・・
悪い事をして撃ち殺された男たちの死体が転がる中、立っている周平を追いかけてきた繭が見つけて気を失うというシーンが、このドラマの冒頭だったんだけど、まさにそこへ繋がったという作り。
ふむふむ、なかなか面白い。
そして繭を抱いてビルから出てきた周平は、警察に取り囲まれ撃たれてしまう。
繭が気がついたとき、運ばれていたのは周平の医学部の同級生である良介(渡部篤郎)の病院。
そこで周平は植物状態になっていた。
良介が繭に「戻れるならいつに戻りたい?」と話しかけ、「僕は周平と海(菅野美穂)が付き合い出した頃かな・・・」と、昭和から平成に時代が移り変わった頃へと話が移動。
うん、時間の流れがあっちこっちへ動くわりには、その流れがスムーズで無理がない。
一旦その話の最後を見せておいて、そこから時間を巻き戻すという見せ方も面白い。
ただ、ミスチルの曲が・・・いや悪いとは言わないけど、どうしても「アンティーク」を思い出してしまって困る。(^。^;)

第2回
脚本:遊川和彦
演出:猪股隆一

おほほほほ・・・渡部様、やはり期待を裏切らないキャラだったのねん♪
冒頭で繭(綾瀬はるか)に「親友の恋人を愛してしまったら、親友を裏切っても奪うか?それとも諦めるか?」と話をふって、大学時代へさかのぼる。
交際2年の海(菅野美穂)と周平(本木雅弘)。
卒業を目前にした二人、自分からプロポーズを考える海と、親が用意した相手・則子(坂下千里子)との交際を断われない周平。
周平が両親に逆らえない理由って何だろう?
弟が生まれてすぐに亡くなった時の両親の事を思うと・・・みたいな事を言ってたけど。

周平の手の傷は、車に飛び込み自殺を図ろうとした父子を助けた時に出来たもの。
っつーか、この父子の出現はかなり唐突でしたな。
何かが原因で周平がウィーン留学の願書を出せないようにしたかったんでしょうが、もっと他になかったんでしょうか?(^。^;)
しかも、その後、海が車にはねられるシーンが出てくるわけで、1話の中で二度も誰かが車道に飛び出すというのは、いかにもドラマ!な感じで頂けなかったですわ。(^^;ゞ

海はオーケストラのオーディションに合格し、その事をプロポーズの時に周平に伝えるから黙っていてと、良介(渡部篤郎)に頼む。
ここらへんから渡部さんの本領発揮!(笑)
目の前でどんどん欲しいものを手に入れていく周平に、我慢が出来なくなった良介は、汚い手を使い出すのよね〜。
則子に接触し海の存在をバラし、でも諦める必要はないとけしかけ、周平をホテルに誘い出す段取りをつける。
一方、海には「あなたの恋人は浮気している。」と、めちゃめちゃ良介の声やん!(爆)ってな電話をかけて、則子と周平がいるホテルの部屋へ導く。
そこで周平の背中に裸で抱きつく女を見てしまう海・・・。
当然、その場から逃げ出すわよね〜。
そんな海に「周平を呼んでくるから」と告げて、周平には「海ちゃん譲ってくれないか?俺、彼女しかいないんだ。」と土下座する良介。
それもこれも、すべて自分より人のために行動する周平の性格を知り尽くした上での計画ですわね。
ほんと、恐ろしいわ。男の妬みって・・・。(ーー;)

海が周平に電話して、「何も気にしてないから」とプロポーズをしようとした言葉を遮り、「別れよう」という周平。(涙)
「君には俺なんかより、ずっといい人がいるよ。さよなら。」
世のため人のためはいいんですが、恋人を譲るというのはいかがなもんでしょ?(^^;
その言葉に傷ついた海が、良介の目の前で車にはねられたところで今回は終了。
しかし、はねた車は逃走っすか?ひき逃げ?(;^_^A アセアセ・・・

海から電話がかかってくるあたりで、周平がピアノに向って開いていたノートが気になりますね。
表紙には「2年3組 鳴川周平」、中身は漢字の練習でしょうか?
そして、パラパラとめくっていったところに、大きく書かれた「ひとごろし」の文字!
あれは誰が書いた字なんでしょう?
2年生だったら「ひとごろし」の「人」って字は習ってるだろう・・・ってな、余計な突っ込みも入れつつ、とってもノートが気になった私。
そして、キーポイントは弟の死。
今回の時点で周平は医学部の卒業目前って事で、24歳でしょ?
弟の墓参りで、「(弟が)生きていれば16歳」と言っていたので、二人の年齢差は8歳だった事がわかります。
そして、ノートに書かれた「2年3組」で、周平が2年生だった頃「ひとごろし」という文字を書かれているのもわかる。
2年生・・・8歳だよね?
つまり、弟が死んだ事に周平は深く関わっているらしい。
両親に逆らえないのも、人のために尽くすのも、すべてはそこから始まっているのだろうか?
ふむ・・・考え始めると、面白い。

今週は、井森があまり出てこなかったのが幸いしたね。
できれば、このままこの程度の扱いでよろしく!m(_ _)m

第3回
脚本:遊川和彦
演出:池田健司

うーん、前半は何だかまったりしてたかな?
後半、ストーリーに動きが出てきて、やっと集中出来た感じ。

事故は大した事なかったけど、後遺症でチェロを弾けなくなった海(菅野美穂)は実家を手伝っていた。
そして周平(本木雅弘)は則子(坂下千里子)と結婚へ向けて準備を進めているのね。
良介(渡部篤郎)は、何とかして海を自分のものにしたけど、彼女が周平を思い続ける気持ちには勝てず・・・ってとこか。
しっかし、渡部さんの話し方おかしいよね。_・)ぷっ
「いやさ〜ぁ、なんかさ〜ぁ、海さ〜ぁ・・・」(笑)
ちょっとネジ巻いたろか〜?みたいな喋り方に笑ってしまったよ。

でも話の内容は笑えないんだなぁ。(^。^;)

則子との結婚を前にして、やはり自分の気持ちに嘘はつけないと、海は周平に「どこかへ一緒に行こう」と話すのよ。
周平もその気になって、海の手を取って走り出すんだけど、そこで落としたポケベルが鳴り出して・・・病院へ連絡を取ると守(須賀健太)のドナーが見つかったって言うじゃない?
あぁ、嫌な予感・・・。(^^;
いつも自分より他人・・な周平が、自分の大切な患者のドナーが見つかったというのに、放っていけるはずがないよね。
ところが病院へ駆けつけると、ほどなく守は息絶える。
ポケベルのスイッチを切っていたせいで、ドナーが見つかったという連絡に気付くのが遅れた・・・そして守を助けられなかったと、自分を責める周平。
「俺はもう誰も殺したくない」
そう言って、周平は海と一緒に行く事を断念した。
何故、そこまで何でもかんでも背負ってしまうんだろう?
自分の気持ちを押し殺して、則子と結婚したとして、そんな人生でいいんだろうか?

そしてとんでもないラスト!(ーー;)
海は全ての事が良介の仕組んだ事だったと知ってしまう。
そんな海を、あろうことが周平と則子の結婚式だというのに、その式場の物陰で力ずくで犯す良介。
そこまでして海を手に入れたかったか?
でも、これはまだまだ怒涛の展開のほんの幕開けみたいね。
予告は何?海が妊娠?もちろん良介の子供でしょ?でも、良介の事は許してないみたいだし・・・。
それに火事?
もーーーー、どうなっちゃうわけ?(^。^;)

ちょっと気になるのが桃子(井森美幸)よね。
一人ハチャメチャな芝居で台無しにしてるくせに、何だか訳知り顔なのが許せないわ。(笑)

第4回
脚本:遊川和彦
演出:池田健司

まずは桃子(井森美幸)と周平(本木雅弘)が、小学校の同級生だったという点について。(^。^;)
っつーか、これは重要なエピなんでしょうか?
どうも「8歳」がキーポイントですよね、このドラマ。
って事は、小学生の周平を知っている桃子って、やっぱキーパーソン?(大汗)
あわあわあわ・・・それだけは勘弁して下さい。m(_ _)m

周平は則子(坂下千里子)と結婚して半年、研修医として2年目。
そんな時、則子が妊娠して周平の両親も大喜び。
一方、海(菅野美穂)は良介の子を宿し、実家を出て一人暮らしをしながら妊婦生活を送っていた。
びっくりなのは、良介(渡部篤郎)が海の妊娠を知らなかった事よね。
海の母親(大森暁美)に居場所を教えてもらった周平が、彼女の住むアパートを訪ねるのを尾行した良介は、そこで初めて海が妊娠していた事を知ってるのよ。
それで良介は後日指輪を買って、海にプロポーズしようとするんだけど、そんな時に海の部屋には周平がいるのよね。(^^;
この周平が海の部屋に行く経緯が納得出来なかったわ。
良介も言ってたけど、結婚してる周平が海に「うち来る?」と誘われたとしても、安易に足を運びすぎじゃない?
しかも、しっかり睡眠まで取ってるし・・・。(ーー;)
海が知り合った洋子(田中律子)という妊婦のお産を、周平に頼んだ後っていうのはわかるけど、そこで自分の部屋に呼ぶかな?>海
行くかな?>周平
寝るなよ!>周平

それでプロポーズするために海の部屋を訪れた良介は、部屋の中に周平がいた事で逆上し、「昔からお前の事が嫌いだった」と殴りかかっていくんだけど、海は突き飛ばされるし、ストーブは倒れるし・・・。
当然、火事になるよね〜。そして海をかばって、周平が大火傷を負うわけだ。ふーん。
でもさ、ストーブ使うような季節だったわけ?
海も薄い上着羽織ってるだけ、周平もそんな寒い時期に着るようなもの着てないし、寝てる時だってタオルケット程度のものしかかけてもらってないよ。
良介なんて半そでじゃん!(爆)
この服装で、何でストーブ?ヽ(。_゚)ノ ヘッ?

そして海は二人の男の乱闘に巻き込まれて流産したらしい。
乱暴されて子供が出来て、それでも育てようとしたのに、その乱暴した相手も関わったケンカが原因で流産・・・。
こんな不幸なストーリーでいいのか・・・。(・・;)

第5回
脚本:遊川和彦
演出:長沼誠

うーん、ここへきてちょっと嫌気がさしてきた。
毎回、繭(綾瀬はるか)が良介(渡部篤郎)に、過去の話を聞こうとして「え?ちょっと待って!」みたいな感じの始まり方とか、いい加減飽きちゃったなぁ。(飽き性)
それにだんだん話が救いようのない方向へいってるのがうんざり。

周平(本木雅弘)は火傷の痕を怖がられて患者の子供に怯えられてるし、則子(坂下千里子)が出産して今では9ヶ月になる息子・真平にも怯えられる事が怖くて触れられない。
良介(渡部篤郎)は女のヒモになってしまってるし、海(菅野美穂)はあれ以来、炎や男の人に触れられる事が怖くなり、その上流産が原因でこの先子供が産めない体になったらしい。
みんな、みんな、こんなに不幸になるドラマなんて、ここ最近じゃ珍しくないかい?(^^;

先週予告でも見せてた橋の上から海が川に落ちちゃって、それを助けるために周平が飛び込むというシーンだって、今回まじまじと見てみれば何てことないシーンだったよなぁ。
いかにも「見せ場」的に予告で流したくせに、とんだ期待はずれ・・・。(;´д`)トホホ
海が長野のおばあちゃんの家に行こうとするとか、良介が好きでもない相手と結婚しようとするとか、ちびちびと動きはあったけど、ひきつけられる要素はあまりなく、ちょっとだらけた印象。
週刊誌の記者(酒井敏也)が鳴川病院の不正融資についてかぎまわってたんだけど、その真相を内部告発してもう一度病院を立て直そうとした周平。
ところがその行為が父親(平泉成)の逆鱗に触れ、「お父さん、お母さんと気安く呼ぶな!お前は私たちの子じゃない!施設からもらった捨て子だ!」と、とんでもない事実を暴露!(ーー;)
しかも「知ってました。ずーっと前から知ってました。」と周平。
何だよ、それ・・・。
きっとなかなか子供に恵まれなくて施設にいた周平を養子にしたんでしょう。
その後、真という実子ができて鳴川夫妻は喜んでいたんだろうけど、何かの原因でその弟は亡くなったんだよね?
周平が両親に逆らえずに、いつも言いなりになってきたのは養子であるという事実を知っていたからだったわけか・・・。
ふ〜ん、でもそれを聞いても「へ〜ぇ」ってなもんで大して驚きもしないんだよなぁ。

本当の家族だけで暮らそうと真平を連れて家を出た周平。
ヾ(・・;)ォィォィ、産んだ則子の立場は・・・。(ーー;)
そして、大きくなった真平がどうも水の事故に遭うらしい。( ̄□ ̄;)!!
海も何だか売春婦みたいな感じだったし、本当に救いようのない物語になってきてしまった。
うぅ・・・こんなはずじゃなかったのに・・・。

第6回
脚本:遊川和彦
演出:猪股隆一

うわ〜、予告でちらっと見てたから心の準備は出来ていたものの、さすがに真平があんな悲惨な亡くなり方をすると、本当に救われないよね。
もう言葉はないわ・・・。

則子(坂下千里子)も、何なんでしょ?
「私はこの3年間、幸せだと思ったことは一日もなかった」って言うぐらいだったら、周平(本木雅弘)について出なきゃよかったのにね。
コンビニの惣菜を皿に移しかえる手間は惜しまないくせに、料理は作らない。
挙句の果てに「あなた(周平)がもう少し、お金を稼いでくれたら何だって作るわよ」って何?
コンビニで惣菜買ってくる方が、お金かかると思うんですけど・・・。

海(菅野美穂)はホステスになっちゃってたけど、そこに来る客が「たまごっち」を持ってくるというのも、どうもね〜。
時代背景を出したいんだろうけど、ホステスに「たまごっち」かよ・・・と思ってみたり。(^。^;)

うーん、やっぱ真平が亡くなってしまったのは、あまりに辛い。
コメントが見つからない。

第7回
脚本:遊川和彦
演出:猪股隆一

だんだん、ついていけなくなって来た。
あまりにも不幸のどん底過ぎて、見るのが辛い。

真平を亡くしたショックで髪の毛が真っ白になってしまった周平(本木雅弘)。
でも、そんな事より、8歳の時に生まれてきた弟を、周平がその手で命を奪っていた事実の方がショック!
弟が生まれた時に、自分が捨て子だったという事を知り、このままでは両親に愛されなくなるかもしれないと、弟の顔に枕を押し当て・・・。
台詞だけで語って聞かせるならまだしも、映像でそのシーンを見せられるとあまりに辛い。
子供が子供の命を奪っているシーンなんて、誰が見たいと思うんだ?
本当に救いようのないドラマになってきた。

そして、則子(坂下千里子)に離婚届を渡し、今度こそ海(菅野美穂)と一緒に暮らそうとした周平だったけど、則子は離婚届を出してないし・・・。
海と一緒にいる周平を見て逆上してるし・・・。(^。^;)
その上、包丁持ち出して二人を追いかけてるし・・・。
周平と海は階段から落ちて、血を流してるし・・・。
悲惨だ・・・。
最後まで見終わったとしても、後味の悪いものが残りそうな気がして来た。

第8回
脚本:遊川和彦
演出:池田健司

見ちゃ〜おれん!
ここ数回、不幸の連続にかなり引き気味ではあったけど、今回のラストで完璧に引いた。
動物をあんな無惨な殺し方すんなよーーーーー!
いくらドラマでも、見ていて気分が悪くなったわ。
則子(坂下千里子)が一緒に暮らしている男が、とんでもない暴力男で、電話の向こうでただならぬ雰囲気を感じた周平(本木雅弘)が、愛犬チェロと駆けつけると則子はあざだらけの状態。
そんな彼女を救おうとして、男に金属バットで足を何度も何度も殴られる周平。
(この段階で、かなり限界)
そして、逆上した男が「殺してやる!」とバットを振り上げ、周平めがけて振り下ろす瞬間、まるでご主人様を庇うかのように、その場に飛び出したチェロをバットが直撃。
うぅ・・・あんまりだ・・・。
周平が愛したものが、またひとつ消えて行く。
彼の目の前で・・・。

海(菅野美穂)と良介(渡部篤郎)が結婚した事など、どこかへ吹っ飛んでしまったわい!
チェロの最期があまりにかわいそうで・・・。
もう、本当に救いようがないよ。

第9回
脚本:遊川和彦
演出:長沼誠

良介(渡部篤郎)と海(菅野美穂)は結婚したけど、良介はナースと不倫三昧だし、海は頭痛と物忘れに悩まされてるし・・・。
鳴川病院が潰れちゃって、賢作(平泉成)は借金まみれ、静子(松原智恵子)は慣れないスーパーのレジで働くがドジばかりで・・・。(^^;
いやぁ、松原智恵子さんのレジ打ちって、マジでトロそうだわ。(苦笑)
私が客だったら、やっぱそのレジは避けて並ぶかな?(^^ゞ
っつーか、今回一番笑ったのが松原智恵子さんのレジシーンだったりする。

あとは、いつものごとく悲運の連続だからね〜。
借金苦の賢作が静子が勤めるスーパーの金庫を狙ってると知り、張り込んでいた周平(本木雅弘)が父親をかばって、やってもいない金庫破りの罪をかぶるという展開。
うーん、何故そこまでする?
確かに周平は8歳の頃に賢作と静子の間に生まれた赤ちゃんを殺してしまったという事実はあるけど、だからって父親の罪を自分がかぶって救われるもんでもないだろう。
「せめて、そのぐらい・・・」という気持ちがあったんだろうか?
そもそも、8歳の周平が赤ちゃんを殺したという事実が頂けないから、その後の感情などわかりようもないわ。

現在の周平に戻って・・・。
目を覚ました周平は自分を8歳だと思ってて・・・なのに、繭(綾瀬はるか)に自分の心臓をやって助けてくれとか言うのよね〜。
あーーー、何となく最後が読めた感じ?
マジで周平の心臓は繭に移植されちゃうんだろうなぁ。
最後まで自分より他人のためにと尽くした幸福の王子・周平。
ただ、そうやって尽くされた人がそれで幸せだったかというと、かなり疑問を感じるんですけど・・・。(^^;

第10回
脚本:遊川和彦
演出:猪股隆一

海(菅野美穂)が物忘れで「あれ?何だったっけ?」って考えてるシーンを見ると、どうしても「Pure Soul」を思い出しちゃうなぁ。
でも、あのドラマは永作ちゃんがアルツハイマーで忘れていく哀しさに絞られてたから良かったわけで、このドラマみたいに不幸の連発で、さらに上乗せみたいな感じで海の後遺症が出てきちゃうと、さすがに冷ややかな視線で見てしまうわ。(^^;
っつーか、物忘れだけならいいのよ!
だけど、周平(本木雅弘)に「人殺しのくせに」とかとんでもない暴言を吐いておいて、「あれ?私、何かひどいこと言わなかった?」って、そりゃないだろ?(ーー;)
物忘れプラス二重人格みたいな海ちゃんには、正直げんなりしてしまいました。m(_ _)m

海と良介(渡部篤郎)は離婚して、周平は出所して海と一緒に音楽教室を開くんだけど、ここらへんの話もうまく行き過ぎだったような・・・。
んで、周平の心臓をやはり繭(綾瀬はるか)に移植って話が出てますな。
周平の心臓をもらって繭が助かったとして、繭はその後の人生を穏やかに過ごす事が出来るんでしょうか?
ドナーが知り合いなんですよ!その事に耐えて生きていけるのかしら?

海は自分が頭を打った後遺症で苦しんでいる事を周平に隠して、彼の前から姿を消したわけですが、そういう行動に出た海の気持ちが理解できないんだよなぁ。
なぜ、出て行かなくてはならなかったんだろう?
「Pure Soul」で永作ちゃんが最後に家を出て行った経緯にはある程度納得できるものがあったんだけど、今回の海ちゃんの気持ちが私には伝わって来なかった。
いよいよ来週が最終回。
うーん、とりあえず見届けますか・・・。(^^ゞ

最終回
脚本:遊川和彦
演出:猪股隆一

一滴の涙も出ませんでした。m(_ _)m
やっぱ、ここまでの展開で相当引いてしまったし、冷ややかな目で見ちゃってるから、どうしても評価は厳しいやね〜。(^^ゞ

姿を消した海(菅野美穂)を探し続ける周平(本木雅弘)。
海は療養してたんだけど、その場所を知る良介(渡部篤郎)が度々見舞っても、もう記憶が混乱してるし、錯乱するしで大変。
っつーか、1分おきに人格が変わった様な海を見てると、「かわいそう」とか「辛い」とか思う前に怖かったっす!(^^;

まぁ、桃子(井森美幸)が8歳の周平のノートに「ひとごろし」と書いた女の子だったとか、繭(綾瀬はるか)が赤い風船を持った女の子だったとか、そのあたりは予想通りだったけど、周平の弟・真が亡くなったのは周平のせいじゃなかったってーのが一番ビックリ!
周平が枕を押し付けて、真が死んだかに見えたけど、実際にはその後息を吹返したというじゃない?
乳幼児突然死症候群で真は亡くなったらしいけど、それを今まで周平に知らされないというのが何とも違和感!
それでも親か!
周平は自分が弟を殺してしまったという罪悪感を背負って、これまで生きてきたというのに・・・。

どんどん記憶が薄れていき、いつかは周平を忘れてしまうだろう海は、「私が眠ったら殺して!目が覚める前に殺して!」と周平に懇願し、それを伝えるとすーっと眠りのふちへ・・・。
もーーー、ここらへんでかなり引いた。
海の顔に枕を押し付け、「ごめんよ、海」と力いっぱい押し付ける。
たまらず暴れる海にお構いなしでさらに力を入れ、そのうち「ごめんよ、海」が「ごめんよ、真」に変わってしまうのよね。
海を愛するあまり、頼まれた通りに愛する人の命を奪い、そのショックで周平は8歳まで記憶が遡ってしまったのかしら?
それで話は何となく繋がったけど、だからといって気分爽快にならないのが哀しい。(^^;

さらには、繭に自分の心臓をあげたい一心で、わざと脳死になるように計算しての自殺。

救われないよーーー!
海を殺して、自分も自殺だよ?
そんな男の心臓もらって元気になって嬉しいかしら?

中盤以降のストーリー展開は納得できないんだけど、やっぱモックンの演技には引き付けられた。
まぁ、最後までモックン見たさで見ていたのかもしれないわ。(^^ゞ
20〜30年前だったら、不幸の連続なドラマも流行ったのかもしれないが、さすがに今こういう内容はどうだったんでしょ?(ーー;)

 

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