Dr.コトー診療所

原作:山田貴敏
企画:杉尾敦弘
P:土屋健

主題歌:中島みゆき ♪「銀の龍の背に乗って」
挿入歌:柴咲コウ ♪「思い出だけではつらすぎる」

第1回
脚本:吉田紀子
演出:中江功

これは予想通り良かった!
何より、画がキレイ!
もちろんそこにある自然の美しさもあるだろうけど、それにしてもこれだけキレイな画を撮れるって素晴らしい!
配役もピタッと決まってるし、個人的には久々に見た時任三郎の男らしい演技にしびれちゃったよ。

健助(吉岡秀隆)は東京の大学病院の外科医だったが、離島の診療所の医師として志木那島にやって来た。
本土から船で6時間もかかる島で、診療所にはろくな設備もない。
島民は本当に具合が悪くなったら、6時間かけて本土の病院へ行くのだとか・・・。
いやぁ、普段田舎といえども周囲に病院なんかゴロゴロある状況に暮らしてるけど、離島に住むってそういう事なのね。
今まで島の診療所に赴任した医者も1年も経たずに辞めてしまったり、来る人がいなくて台湾人の医者を雇い、患者の意思が伝わらなかったり・・・。
看護士の彩佳(柴咲コウ)は、そういう島の医療の現実に直面して、今度の健助の赴任にもいい顔できなかったのね。

そして今回の見どころは、何と言っても船上でのオペ!
剛利(時任三郎)の息子・剛洋(富岡涼)が虫垂炎で腹膜炎まで併発し、剛利は本土の病院まで船で連れて行くと言い出す。
とても6時間も耐えられそうにないと判断した健助は、自分が島の診療所でオペすると言うんだけど、以前妻を島の医者のいい加減な診断で失った剛利は頑として受け入れない。
剛洋を運ぶ船に強引に乗り込んだ健助・彩佳・和田(筧利夫)。
揺れる船の上で、剛洋の腕に一発で点滴の針を刺した健助の腕は相当のものだろうけど、さすがにオペまでは、見てる方も焦るよね。(^^;ゞ
でも、「僕は死亡診断書を書くために、この島に来たわけじゃありません!」って健助の台詞は良かったよ〜。(泣)
和田が船のキーを抜き取り、エンジンを止めて、半ば強引に船上のオペ!
摘出した盲腸は大人でも珍しいほどの大きさで、「気絶するほどの痛みだったでしょう」と健助。
みんなに、そして父親に弱虫だと思われたくなくて、お腹をさすりながら耐えていた剛洋君・・・。
君は決して弱虫なんかじゃないよ。(・・,)グスン

情けない顔が良く似合う吉岡君だけど、医者としての腕はいいみたいで、そこらへん安心して見ていられるかも。
これが「ブラックジャックによろしく」の斉藤@妻夫木君みたいなのだったら、不安で不安で仕方ないよなぁ。(^。^;)
医療設備も整えるつもりらしいし、早くコトー先生が島の人に認められるようになればいいね。
中島みゆきの主題歌もハマってて、初回の雰囲気は言う事なし!でした。

第2回
脚本:吉田紀子
演出:中江功

内さん(千石規子)の目頭にある、おできみたいなものを見逃さなかったとは、さすがデキる医者は違うわね。
さり気なく健康診断を受けるように勧めたものの、一向に受診しない内さん。
押しかけ往診に訪れた健助(吉岡秀隆)の目の前で、血を吐いて倒れる内さん。
診断の結果、腹部大動脈瘤。
すぐにでも手術が必要だけど、本土へ渡る事を拒む内さんを見て、健助は島の診療所でオペする事を決断する。
ところが輸血に必要な血液がなく、そうこうしてるうちにオペを躊躇する時間はなくなってくる。
そこで島の人に内さんと同じAB型の血液を求めていると頭を下げる健助。

しかし、こんなところで剛洋(富岡涼)の船上オペが裏目に出ようとは、誰も想像しなかったよね。(^。^;)
魚同様に子供の腹をかっさばいた先生って事で、島の人からの信用はゼロだった健助。
そんな健助の話に耳を傾ける人なんていなかったってわけだ。
でもさぁ、自分の息子を助けてもらったのに、「まだ、あの医者を信用したわけじゃない」って剛利(時任三郎)もどうよ?
信用してやってよ、せめてあんたは・・・って感じじゃない?
健助が「僕はただの医者です。目の前で消えかけてる命を放っておけないんです。」って言ってるところで、剛洋が来て「内さんがこのまま死んだらどうするの?お父さんは放っておけるの?」と言っても、剛利はどこかへ去ってしまったから正直とんでもないヤツだと思ってたわよ!
でも、子供たちにAB型の人たちを連れて診療所に行くように仕向けたのが剛利だと知って、いい人だったのね〜(不器用だけど)と安心したわ。
内さんが島の産婆さんだったというのも、活きてたよね。
内さんに子供を取り上げてもらった女の人たちが、みんなで今度は助けようと診療所へ献血にやって来る。
(゚ー゚)(。_。)ウンウン、島らしいエピソードだった。
内さんが島を離れたくないのは、こういう繋がりが島にはあるから・・・。
何となくわかるような気がする。

とりあえず、今回はちっぽけな診療所でも、オペして助ける事ができてよかった。
しかし、予告を見る限り、来週は健助でも諦めなきゃならないような事態が・・・。(^。^;)
頑張れ!健助!
そして、最後に和田さん(筧利夫)って、医者でも看護士でもないのに、いつもオペに立ち会わなきゃならなくて大変よね。(^^;

第3回
脚本:吉田紀子
演出:中江功

あーーーー、カッコいーーーーぃ!時任三郎!(*^。^*)
出番は限られてて、台詞だって多くないのに抜群の存在感!
そしてきっちりシメてくれる安心感のある芝居。
好きだーーーーー!(告白)

そして、今週も号泣してしまいました。m(_ _)m
妊娠中毒症で発作を起こしたゆかり(桜井幸子)。
帝王切開で今すぐ赤ちゃんを取り出さなくては、母体が危険だという判断で一度は赤ちゃんを救う事を断念した健助(吉岡秀隆)。
保育器もない診療所で、妊娠30週にも満たない赤ちゃんを取り出せば、まず助ける事はできない。
本土へ運ぶにも時間がかかりすぎるし、ヘリは手続きだけでも大変。
母体を助けるためには、赤ちゃんの命を犠牲にするしかなかった。
でも、ここであたしの剛利(時任三郎)よーーーー!
オペの準備をする健助に「生まれてくる前の命は命じゃないとでも思ってんのか!」と一喝!
「僕だって助けられるものなら助けたい」と言う健助の台詞にも泣けたけど、剛洋(富岡涼)が「先生はきっと助けてくれるよ!赤ちゃんもゆかりさんも!」って言うところもね〜。
純粋な子供が、自分のことを助けてくれたコトー先生を真っ直ぐに信頼してるのが、よく伝わってきて・・・くーーー。(また泣いてるらしい)

麻酔をかける直前にゆかりが「殺さないで・・・赤ちゃん・・・殺さないで」と蚊の泣くような声で言ったまでは良かったけど、ちょっとその後の台詞長すぎ!
唯一、今回「ううむ」と首をひねったのは、ここでもゆかりの台詞の長さかな。
言葉ではなく、今まで閉じていた目を一瞬見開くとか、必死に誰かの手を取ろうとするとか、そういう見せ方の方がよかったと思う。
桜井さんなら、出来たと思うし・・・。

ま、それはおいといて・・・。(^^;
麻酔を置いて、もう一度母子ともに救う方法を考えようと言い出した健助に、あたしはまたしても涙。
そして必死にヘリの確保をしようとする星野(小林薫)も良かったよね〜。
受け入れてくれる病院が決まっても、本土の天候が悪くてヘリが飛ばないと言われ、みんなが落胆した時に・・・茉莉子(大塚寧々)だよ!
自衛隊の隊長脅して、ヘリ飛ばしてくれるように頼んだっちゅーじゃない!
えらい!茉莉子!(爆)
普通なら、ここで自衛隊のヘリが飛ぶ事に、「んな、都合の良い話・・・」と突っ込みたいところだが、あえて私は突っ込まんぞ!
それどころか拍手じゃ!
よくぞヘリを飛ばしてくれた!自衛隊!(*^^)//。・:*:・゚'★,。・:*:♪・゚'☆ パチパチ
ゆかりを搬送するところでも、自衛隊病院の人が健助に「私が責任を持って同行致します!」と敬礼し、「お願いします」と健助がゆかりのカルテを託し、がっちり握手した瞬間に、もう私はぶわ〜〜〜っと泣いておりました。m(_ _)m
そして飛び立つヘリを見て、ひたすら号泣・・・。
まだ、この時点じゃ助かるかどうかもわかってないっちゅーのにね。(^^ゞ

最終的には1100グラムの女の子が生まれ、ゆかりさんも無事助かって本当に良かった。
その赤ちゃんの名前が、助けたいと祈ってくれたみんなの喜びをこめて「千賀」ってーのもいいよね。
千賀ちゃんが大きくなったら、島の人みんなが「お前の名前の由来はな・・・」とうるさいほど話して聞かせてくれることでしょう。(^^;

彩佳(柴咲コウ)は、少しずつ健助に惹かれていってるよね。
最初は「どうせ今度の先生も・・・」と期待もしてなかった健助を見直すところから始まり、目の前で健助が見せる患者への優しさや医者としての腕を尊敬し、それが恋心へ移行するって感じでしょうか?
茉莉子さんに子供がいたというエピソードも、今後ストーリーに絡んできそうだし、いやぁ毎回楽しみなドラマです。

第4回
脚本:吉田紀子
演出:小林和宏

今週もオペだったね。(苦笑)
そのうち、島民全員がコトー先生にかっさばかれちゃうんじゃないか?って勢いなんですけど、それでも毎回涙してる私。

今回は代議士の芦田(竜雷太)がやって来たり、その娘で新米医師のゆき(木村佳乃)も健助(吉岡秀隆)の噂を聞きつけてやって来たり、島の外からやって来た人が絡んでのストーリー展開。
芦田は島に巨大なゴミ処理場を作ろうという計画で、島出身の秘書・純一(井澤健)を引き連れてやって来る。
そこで純一の母・広子(白川和子)に不運が・・・。
倒れてきた木材に刺さっていた古クギが足に刺さり、それが原因であんなに足がはれ上がるなんて・・・いやぁ見ていて怖かった。
島にポツンポツンと建っている家で、たった一人暮らしている広子みたいな人は、家の中でいくら苦しんでいても誰も見つけてくれないんだよね〜。
診療所に運び込まれた広子の足を見て、「切断」という選択を簡単に下すゆき。
でも、健助は違ったよね。
「切断なんてやめましょうよ〜」と例のふにゃふにゃした喋り方で割り込んできて、穏やかなのに自分の意思はしっかり持ってるコトー先生。
コロラドで学んだマニュアルでは・・・と自分の選択が正しい事を主張しようとするゆきに、「ぼくは医者にマニュアルなんかないと思ってる。僕らは病気を診るんじゃない。人を診るんです。」ってーのは涙が出るほどカッコよかったよ〜。
そんな事いいながらも、言葉は柔らかく、いつも冷静・・・。
見た目は頼りないのに(失礼)・・・、診断は正しく、腕もいい、そして優しいし何より患者のためにどういう選択をすべきかという事を常に考えているのがいい!

何気に星野(小林薫)が純一に「早く偉くなれ」って言ってるのも、まるで「踊る大捜査線」の「正しい事をしたけりゃ、偉くなれ」みたいで良かった。
正しい事をしたいと思う気持ちを持つ人、そして優しい心を持ち続ける事が出来る人が、偉くなって上に立たなきゃ世の中は変わっていかないのかも・・・。

とりあえず広子さんは足の切断もせずに助かったけど、今度は芦田先生が倒れちゃったよ。
やっぱ、父親を娘が助けるって展開なんだろうか?
そこに健助が手を貸して、島にゴミ処理場を建てる計画はお流れ・・・というのが通常で推測できるパターンかな?(先を読んでどうする?)

彩佳(柴咲コウ)はやっぱコトー先生に恋心を抱いてるね。
なのにゆきは現れるし、咲(石田ゆり子)という恋人がいると聞かされるし、小さな島での恋なのに強敵がいっぱい。( ;^^)ヘ..
剛洋(富岡涼)が医者を目指し出したのも、絶対コトー先生の影響大!
茉莉子(大塚寧々)の子供の事も気になるし、うーん、ずぶずぶハマってしまうわ〜。

第5回
脚本:吉田紀子
演出:小林和宏

うーん、今回は彩佳(柴咲コウ)が言ってたのに賛成!
倒れた芦田(竜雷太)は尿管結石だったんだけど、それをいかにも深刻な病状であるかのように「父には絶対に言わないで」と言い、わざと芦田先生を不安にさせたゆき(木村佳乃)。
そうやって自分が悪い病気ではと思いつめる事で、ゆきは父親の傲慢なところを直してほしかったんだろうけど、彩佳が言ったように「人の命をおもちゃにしないで」って意見に頷いちゃったわ。
ゆきの気持ちもわからないではないけど、そうやって父親を不安にさせるというのは、ちょっとイヤだな・・・。

それにしても、島の人の温かさを感じるね。
自分が手術をしたばかりなのに、息子がお世話になってるからと芦田先生のお札を神社にもらいに行く広子(白川和子)。
そんな広子を探して追いかけた健助(吉岡秀隆)が、「お気持ちはきっと神様に伝わりますよ。だから、もうこんな無茶はしないで下さいね」と声をかけるのも、何て優しいんだ?って感じ。

しかし小さな島なのに、先週までは毎回オペだったし、今週も何人急患が運ばれて来るんだ?って感じでびっくりですわね。(笑)
芦田先生と広子を同室にした事、芦田先生の病名を伏せた事、それで勝手に本人がガンだと思い込んだ事・・・。
人は自分がもう長くないと思ったら、周りの人に優しくできるようになるんだろうか?
・・・というより、日々全ての事に感謝できるようになるのかもしれないね。
だから、広子がお札を取りに行ってくれた事に、頭を下げられるようになった。
ゆきが選んだ治療法、父親の芦田にとっては間違ってなかったのかもしれないね。
予想通り、ゴミ処理施設の件は白紙に戻ったし・・・。

そうそう、先週読まれることのなかった咲(石田ゆり子)の手紙。
思ったより大したこと、なかったな・・。(^。^;)
ただ、手紙に書かれていた咲が選んだ最先端の設備が整った医療と、コトー先生が選んだ地域に密着した医療って、どちらも不可欠なんだと思う。
どっちが正しいってわけじゃなく、その二つが共存できる事が理想だよね。
難しいんだろうけど・・・。

茉莉子(大塚寧々)の息子がいなくなったとか言ってたけど、どうやら島に来ているらしい。
しかも、息子の竜一役って神木隆之介君だったんだぁ。
竜一が何を考えて、島にやって来たかが気になるところだね。

第6回
脚本:吉田紀子
演出:平井秀樹

小さな島で、これだけオペ続きだとさすがに「それは、どうよ?」と言いたくもなるが、やはりオペじゃないと見せ場は作り辛いのかな?(^。^;)
今週は健助(吉岡秀隆)まで怪我しちゃって、ヾ(・・;)ォィォィやり過ぎだろ?と思ったけど、私はとにかく剛利(時任三郎)剛洋(富岡涼)親子で泣いちゃったよ。
茉莉子(大塚寧々)の息子・竜一(神木隆之介)が島にやって来て、茉莉子に冷たくあしらわれ、行方不明に。
その竜一を捜しにいった剛洋と健助が、がけから足を滑らせて動けなくなっている竜一を見つけたものの、剛洋が足を滑らせそれを助けようとした健助が肩を脱臼、足に怪我をするという何重にも重なった不運。
みるみる腫れあがってくる健助の脚・・・「筋肉に血がたまってきた」って自分で自分の脚にナイフをつきたて、血を出す処理・・・。おぉ、痛い(><)イテッ!
一人軽傷だった剛洋が、「僕はいつか先生みたいな医者になりたいんだ」と、真っ暗闇の中を一人で助けを呼びに走り出すシーンで(ToT)ウルウル。
捜索しながら「俺が教えた道だから」と、剛洋が歩いたであろう道を突き進む剛利に父親の大きな愛を感じ、「たけひろーーーーー!」と闇の中で息子の名前を叫ぶシーンですでに感涙。
うぅ、カッコ良過ぎる!>剛利@時任三郎
しかも、健助の右肩脱臼まで治せるなんて、やっぱカッコいいぜ!>剛利@時任三郎

勇気ある剛洋の行動で、無事竜一や健助は救出されたけど、竜一がオペが必要という事になって血液型が「Rh−O」ってーのがちょっと・・・。(^。^;)
いくら茉莉子が同じ血液型だといっても、茉莉子からとった血液だけで輸血用の血液を確保できたんだろうか?
血液型がRh−である必要がなかったんじゃないかな?ドラマ的には・・・。
それに息子が手術している間、海を見ている母親というのもちょっと・・・。
もちろんいろいろ思うことあって、外で風に吹かれてたんだろうけど、やっぱ違和感を感じちゃったな。
ま、自分も怪我をしているのにオペをこなしてしまうコトー先生の技術には、今回もビックリだね。(苦笑)

そして、剛利・剛洋親子で最後にもうひと泣き!
62点の算数のテストを貼っておいた剛利に、「口ばっかでごめんなさい」と謝る剛洋。
そんな剛洋に「茉莉子の息子だって、あの医者だって、お前がいなきゃ助からなかった。お前は俺の自慢の息子だ」と、しっかり抱きしめたシーンで号泣!
やっぱ、良い!>剛利@時任三郎
コトー先生ももちろんいいんだけど、私の中では剛利がある意味主役だったりする。(笑)

第7回
脚本:吉田紀子
演出:中江功

重雄(泉谷しげる)の一人娘・リカ(伊藤歩)が島へ帰ってくると喜んでいたのも束の間、船から下りてきたリカは明らかに妊婦。(^^;
島で娘の無事を祈りつつ暮らしている父親にとっては、こういうのって辛いよね。

んで、今回は「またかよ!」と言われないためか、大きなオペは行われず、台風が近付き停電する中での、リカの出産でございました。
何てったってウケたのは、リカの分娩に立ち会ってる途中で倒れてしまう内さん(千石規子)だよ!(笑)
笑っちゃいけないのかもしれないけど、内さんのキャラ最高!グー! (^O^)g
そこまで頑張っていながら、これからだ!って時にへなへなへなと倒れちゃう内さんに、娘と二人で笑っちゃったよ〜。

リカの彼氏が島まで迎えに来たけど、彼女は島で子供と二人暮らしていくと決意・・・重雄も内心喜んでただろうに。
やっぱ、最終的には赤ちゃん連れて彼氏と東京に戻っちゃったね。
っつーか、生まれたばかりの赤子を連れて、長い船旅するのかと思うと、それもどうよ?って感じだったけど・・・。(^^;
せっかく赤ちゃんのおもちゃを買い込んで帰ったのに、リカも赤ちゃんもいなくなっているのを知った重雄はかわいそうだったなぁ。
やっぱ、ちゃんと話して出て行って欲しかったわ。

茉莉子(大塚寧々)と竜一(神木隆之介)の親子の別れも切なかった。
竜一が帰るのを「来る時も一人で来たんだから、帰りも一人で帰んな!」と言ってた茉莉子が、竜一の乗った船を真っ赤なワンピース着て見送ってるのが画的にキレイで〜。
何ともいえず、印象に残るワンシーンだったわ。

第8回
脚本:吉田紀子
演出:中江功

うぅ・・・今回も泣いた、泣いた。
咲(石田ゆり子)が島へやって来たりというのもあったけど、やっぱあきおじ(今福将雄)でしょ。(・・,)グスン

思えば健助(吉岡秀隆)が島にやって来た頃って、道を歩けばサ〜っと人がいなくなって、物陰からジ〜っと見てられたりしたのに、今じゃすっかり島の人にも受け入れられて、信頼も得て、コトー先生としては住みやすい環境になったんだろうけど、それだけにその期待を裏切れないというプレッシャーもあるわけで・・・。

あきおじがS上結腸癌だとわかって、本土の病院での検査を勧めても、これまでに得てしまった信頼があるからこそ、「手術はコトー先生にしてもらいたい」と懇願されてしまう。
その願いを叶えてあげようと診療所でのオペを始めるけど、あきおじのお腹を開いてみると、予想以上に癌は進行しており、さすがのコトー先生も手が付けられず・・・そのまま閉じてしまう。
今まで島の設備も揃ってないような診療所で、何人もオペして救った方が奇跡なのかもしれないけど、今まですべてのオペを成功させてると、どんな病気になってもコトー先生が助けてくれると島の人は信じてしまうよね。
せめて、あきおじの好きな家で、最後まであきおじらしく生活させてあげようと在宅看護へ切り替えたけど・・・。
しばらくしてあきおじは亡くなった。
でも、その間、家族と一緒に過ごし、自分の作ったスイカを自慢し、島の人と触れ合いながら、自然に死を迎える事が出来て・・・。
あきおじが亡くなった後、家族がコトー先生に感謝した気持ち、理解できたなぁ。
あきおじがコトー先生のために編んでくれた藁草履、それに添えられた手紙。
「私の自慢はスイカと藁草履、人生でこのふたつ」だったっけ?(うろ覚え)
いつも「私の自慢は健康」って言ってたあきおじだけに、この手紙の中で自慢がスイカと藁草履と書かれていたのは、きっとあきおじ自身手術が成功しなかった事をわかっていたんだと思う。
「夏涼しく、冬温かく」って書き出しは、夏はスイカで涼しくなり、冬は藁草履で足を寒さから守るというあきおじらしい優しさが出てたよね。
その手紙を見て我慢できずに泣き出すコトー先生見て、あたくしも一緒に号泣!

咲が最後に「さよなら、コトー先生」って言って去って行くのも印象的。
それまで、どんなに彩佳(柴咲コウ)が「コトー先生が・・・」と話していても、「五島君は・・・」と健助の事を呼んでいたのに、最後の最後に「コトー先生」と呼んだのは島での健助の仕事ぶりを認めたからだよね。
島の人に信頼されて、島の人に打ち解けて、島の診療所の先生として必死に生きてる健助を、同じ医者の立場として認めたんだろうなぁ。
結局、咲は留学する事を決めて帰って行ったけど、今のコトー先生には恋愛より大切なものがたくさんある・・・と勝手に思いたい!(^。^;)

そして、ある意味私の中では主役の剛利(時任三郎)ですが、今回もいいところでいい感じに出てくるのがツボにハマりまくり!
あきおじの命を救えなくて落ち込む健助に、「どんな腕のいい漁師も自然にゃかなわね〜!医者だってただの人間だろ?」って台詞も、荒っぽいけど健助を励ましてるわけで・・・。
そして、最後に酔っ払った健助を彩佳と茉莉子(大塚寧々)が運ぼうとしているのを、背後からすっくと抱きかかえ「診療所か?」と男らしく運んで行くあたり・・・もーーー、しびれっぱなしでした。(^。^)v
剛利、最高ーーーーー!

第9回
脚本:吉田紀子
演出:小林和宏

最初は大真面目にぬいぐるみのオペしてる健助(吉岡秀隆)で笑いを取っておきながら、今回はとんでもない展開でしたわね。
巽(津田寛治)という週刊誌の記者が島にやって来て、健助が過去に女子高生を長時間放置し、見殺しにしたという記事をばらまく。
巽はその見殺しにされたという女子高生の兄だったのね。
せっかく島の中に溶け込んで、幸せに暮らしていたコトー先生だったのに、悪い噂が島中に広がって・・・。
真実を話すために集会を開く事になり、雨の中、島民が集まり健助も会場へ。
そこで健助が「ぼくが女子高生を見殺しにしたというのは・・・事実です。」と言って、集会場が騒然とする中、巽と子供たちが土砂崩れに巻き込まれたという知らせが入る。
子供たちは巽が集会場へ行くのを止めようと、みんなで道路を塞いでたんだけど、雨を避けるために巽の車に乗ってる時に、まさかの土砂崩れ!
何だかさぁ、車の中でぬれた子供たちに「頭をふけ!」とタオルを渡している巽は、いいお兄ちゃんって感じで嫌味なところが全くなかったよね。
健助にあれだけ執着するのは、やはり妹を殺されたと思っているからで、心底悪い人ってわけじゃなさそう。
車からみんな助け出されたと思ったら、後部座席に乗っていたシンイチ君の体を傘が貫通してる!( ̄□ ̄;)!!
しかも巽も頭を強く打った時に、脳に損傷が・・・。
診療所に医者はコトー先生、ただ一人!
なのに二人のオペを待つ患者!
巽のオペを優先するというコトーに、「うちの子供を見殺しにするのか?」と詰め寄るシンイチの両親。
うぅ・・・辛いよなぁ。
目の前で我が子の体に傘が刺さってるっちゅーのに、「そちらの方からどうぞ」と言える親はいないだろう。
症状の重い方を優先させなきゃならないという事は、素人だろうとわかっている!
わかっているけど、そんな子供をそのままにしておけないのが親心。
せめて咲が島に来ている時だったら、医者が二人いたのにね〜。
「僕は二人とも助けます!だからここから出て行って下さい!」
珍しく大声で叫んだコトー先生に涙してしまった。
どんな時も驚くほどに冷静で、穏やかな言葉をかけていたコトー先生が、初めて冷静さを欠いている。

さすがに今回は1話完結には出来なかったようだ。
巽とシンイチ君、両方の命を救って欲しい!

しっかし、この島、ハプニング起き過ぎ!(爆)
医者の数、増やさなきゃ対応できないっしょ?(ーー;)

第10回
脚本:吉田紀子
演出:平井秀樹

健助(吉岡秀隆)が巽(津田寛治)の妹の久美子を見殺しにした経緯がわかった。
長引いたオペの後、仮眠をとっていたところで急患だと呼び出され、行ってみると研修医の三上(山崎樹範)が間違った薬を投与していた。
健助が適切な対処をして、何とか落ち着いたが、置き去りにされていた久美子を見に行くと、今度はまたさっきの患者の様子がおかしいとナースに呼ばれ・・・。
二人の患者の間を行き来する健助は、久美子の処置を三上に指示し、最後に一言「もうミスは勘弁して下さいよ。」と言ってしまう。
この一言で、三上は自分がミスを犯したという事の重大さに耐え切れなくなり、久美子をそのままにして逃げてしまったのね。
逃げちゃった研修医の三上君、まるで「ブラックジャックによろしく」の妻夫木君みたいだったのが、ちょっと笑っちゃったけど・・・。(^^ゞ
結局、助けられるはずだった命を、自分が研修医に託したために助けられなかったってわけよね。
巽にすべてを話し頭を下げて謝ってるコトー先生には(ToT)ウルウルしたけど、巽が言ってるように「お前がどんなに悔やんでも謝っても、俺の妹は戻って来ない。」というのも頷ける。
島に来たのはもう一度人として医者として、やり直したかったから・・・とコトー先生は言ってたけど、やっぱ自分の事を誰も知らないところでやり直そうとしたのは、ちょっぴり「逃げ」の気持ちがあったかもしれないよね。

信一(斉藤大貴)の処置を後回しにした事で、信一の父親・努(船木誠勝)をはじめ、シゲさん(泉谷しげる)たち島民が健助に「1週間以内に島を出て行け」と言っちゃうんだけど、正直視聴者としては「あんたたち、今までさんざんコトー先生に助けてもらったくせに・・・。」とか思っちゃうわけよ。(^^ゞ
でも、実際にコトー先生が島を出て行ったと知ると、みんな「弱ったな」って顔してたよね。
彩佳(柴咲コウ)が「みんな、酷い!」って泣いてるところも(ToT)ウルウルしたんだけど、極めつけは船に乗ったコトー先生が、島に向って「ありがとうございました」と頭を下げるところ。
剛洋に教わった船酔いしないおまじないをしっかりしてたり、あきおじにもらった藁草履をちゃんと持って帰ってたり・・・コトー先生にとって島の生活が、そして島の人々がどんなに大切だったかを物語っていて泣いちゃったわ。(・・,)グスン

そして・・・予告。
最近、見せすぎる予告が多い中で、台詞が一言もないし、キャストの表情だけが並んだだけの静かな予告でした。
星野(小林薫)が胃の辺りを痛そうにしていたから、最終回の患者は星野さんになるのかな?
コトー先生は、やっぱ島で麦藁帽子かぶって往診しててくれなきゃね。

最終回
脚本:吉田紀子
演出:中江功

健助(吉岡秀隆)がいなくなった島で、星野(小林薫)が吐血。
頼みの綱の彩佳(柴咲コウ)にとって、星野は父親だしうろたえる気持ちもわかるよなぁ。
和田(筧利夫)の「コトー先生に聞こうか?」に、「どうして今更そんな事できるの?」と言う彩佳。
血を吐いた父親を、医師のいない島の診療所で一人で看護しなきゃならないのって、凄く心細いんだろうな。
夜、たまらずコトー先生に電話する気持ちもわかる。
そんな時、あの優しいコトー先生の声で「全部一人でやったの?よくやってくれたね。」って言われたら、誰だって泣いちゃうよ。(・・,)グスン

しかし、三上(山崎樹範)ってずっとコトー先生を恨んでいたのかしらね?
おえらい幹事長のオペで、コトー先生に頼まれた細胞の検査で、腹水にガン細胞があった事を隠して、コトーに失敗させようとしたんでしょ?
っつーか、人の命がかかってるっちゅーのに、そこで自分の恨みをはらしちゃいかんわな!
でも、コトー先生は開腹した後にガンが腹膜に転移した事を知っても、そのままオペを続行!しかも、短時間で難しいオペをやり遂げてしまう!
嫌なのは奥村だったっけ?大和田伸也がやってた教授がさ〜、コトー先生が立派にやり遂げたオペで、あとは閉腹するだけってところで「ご苦労様、ここからは私が・・・」って現れるところよーーー!
いやぁ、実際に大きな病院ではありそうな話で怖い。(^^;
記者会見でも、さも自分がやったかのようにスピーチしてたけど、コトー先生の素晴らしい技術と人間性に触れ、すっかり改心した三上が「執刀したのは志木那島診療所からお呼びした五島健助先生です」と暴露しちゃって・・・。
そんな記者会見など気にせず、自分がオペした幹事長をもう一度自分の目で看て、頭を下げて去っていくのがコトー先生らしかった。

そして、ここで剛利(時任三郎)ターーーーイム!
まずは、剛洋(富岡涼)をはじめとする島の子供たちが、星野の病気を診てもらおうと子供だけで東京へ行く計画を立ててるとこで、軽くひと泣き。
お金がね〜、みんなのお小遣いを合わせても、硬貨しかなくて・・・。
コトー先生を呼びに行こうと勇気を出したのはよかったんだけど、現実的な金銭面で子供にはどうしようもない事に気付いちゃうのよね。
ところがだ!コトー先生がいる東京の病院に、剛利が剛洋を連れて現れたわけよ!
んで、「どうすんだ?これから。どこ行こうってんだ?そうやって、また逃げ出すのか?」と厳しい事を言いながらも、「子供たちだけで東京へ行こうとした事を知ってるか?星野さんがあんたに診て欲しいから、本土の病院へ行きたがらないのをしってるか?」など、いろんな島の人の思いを代弁し、最後に「みんなが・・・俺が、どれだけあんたに帰ってきて欲しいかって事を・・・。コトー先生!」だよ!
剛利が健助を「コトー先生」って呼んだのは、これが初めて?
いつもは「あんた」だもんね。(^。^;)
いやーーー、カッコイイよ、剛利!
だまってお父さんの横に立ってる剛洋が、またいじらしくてね〜。
こんな風にされて帰らないわけにはいかんだろ?

アルバムもね〜、やっぱ「あきおじ」と「すいか」はかなりキタ!
私の中でのピークは「あきおじ」の回だったんだろうなぁ。
とりあえず、条件反射のように「あおきおじ」の笑顔見ると涙が出ちゃうんだよ。

そして、剛利の船でコトー先生が島に帰ってくるシーン。
船からだらんと伸びた指が、必死に船酔い防止のおまじないしてるので、笑いつつ泣いて・・・で、忙しかったわ。(^^ゞ
戻って来た健助に内さん(千石規子)が「コト〜よ〜」って声をかけるのが、何だかじーんとしちゃってね。
しかし、星野さん・・・単なる胃潰瘍だったとは。
いや、大したことなくてよかったんだけど、やっぱちょっと拍子抜けだったかも。
島の皆さん大勢に「お帰りなさい」と迎えられて、コトー先生を必要とする人がこんなにもたくさんいるんだって、あらためて感じました。

正直、最終回は星野さんのオペで派手に終わるのかな?と思ってたので、想像していたよりは静かな終わり方だと思った。
でも、それもよかったのかもしれない。
個人的には、やっぱ剛利で泣いた!
コトー先生を迎えに行った時の、「みんなが・・・(間をおいて)、俺が、どれだけあんたに・・・。」って台詞は、凄く心に響いた!
美しい島の風景と、キレイな心の島民、そして厳しい医療現場で常にベストを尽くすコトー先生・・・。
久々に良い医療モノだったと思う。
しかし、「コトー」の次は「巨塔」か・・・。(笑)

 

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