高原へいらっしゃい

原作:山田太一
P:志村彰・次屋尚

主題歌:浜崎あゆみ ♪「forgiveness」

第1回
脚本:前川洋一
演出:今井和久

うーん、初回だけじゃよくわからないなぁ。
スカパーで昔やってた「高原へいらっしゃい」もやってたみたいだけど、あいにく見てなかったし・・・。
浩市さんだし、井川遙も思ったより大丈夫みたいだし(腕を上げた?笑)、新人らしい平山広行君は妙に気になる存在なんだけど、インパクトのあるドラマではないような。
これも私の中の木曜激戦区で生き残れるか、微妙なところ。

かつて高級ホテルを潰した事のあるホテルマン・面川(佐藤浩市)の、リゾートホテル再建物語。
高原にホテルを再建するからと、面川が東京で声をかけて集めたスタッフが八ヶ岳に集合。
しかし、そこで目にしたのはボロボロのホテルの外観。
面川はここを一流のホテルにすると自信満々。
一流料理長を招くから、その料理がホテルのウリになると読んでいた面川、しかしその料理長が他の店に行くからと断わってきて・・・。

そのシェフの代わりを探そうと東京へ向おうとする面川の前に現れたのが、小池(菅原文太)。
さぁ、これで面子は揃ったわけだけど・・・。

このドラマも次回からが本番って感じでしょうか?
続けて見て行きたいけど、木曜日の本数が多いだけに不安だなぁ。(^^;

第2回
脚本:前川洋一
演出:今井和久

小池(菅原文太)をとりあえずシェフに採用し、プレオープンへ向けて準備を急ぐ面川(佐藤浩市)。
でも、その思惑通りに事は運ばず、スタッフたちは働かないし、小池は勝手に面川が注文したワインや肉をキャンセルするし・・・。(ーー;)
しかし、小池さん。シェフのこだわりがあるんでしょうけど、突然押しかけて採用されたホテルで、かなり強引なやり方ですね。
キャンセルする前に、面川さんに自分の意図するところを説明すればいいのに・・・と思ってしまったわ。

プレオープンの招待客が、昔、面川が働いていたホテルを酷評した評論家の神崎(杉浦直樹)。
ワインも食事のメニューも、神崎の好みを考慮して面川が考えたものだったけど、ホテルの客は神崎だけじゃないんだし、あからさまにその評論家好みのものを準備するというのも、ちょっとね。(^^;ゞ

スタッフの久美(市川実和子)は女ながらに凄いよね。
電気の配線から、水道管のつまりまで、あんな子と同居してたら「いざ!」って時に頼りになるよね。(笑)
でも、彼女はサボリ癖があるのが難点だけど・・・。

さてさて、まだ壁紙を貼ってるような状況なのに、予定より一日早く神崎さんが到着。
ワインも肉もキャンセルしたままなのに、プレオープンは成功するんでしょうか?
っつーか、壁紙は急げ!(爆)

第3回
脚本:前川洋一
演出:吉田健

やっとホテルのプレオープンって事で、面白くなってきた。
評論家の神崎(杉浦直樹)ったら、一日早くホテルへ行ったのも、全部計算だったのね。
久美(市川実和子)が夜、神崎と一緒に星を見に行って、大切なお客様に風邪を引かせた事とか、うるさく喋るバーテンダーの石塚(堀内健)とか、小池(菅原文太)が地元の食材に拘って作ったディナーを、ほとんと残してしまう神崎さんとか、いろんな問題があって、面川(佐藤浩市)も絶対に失敗したと思っただろうね。(;^_^A アセアセ・・・

でも、社長(竹脇無我)に呼び出され、東京へ出向いた面川は、そこで神崎本人から「あのホテルは最低だ。でも楽しかった。」と、八ヶ岳高原ホテルの今後に明るい希望を持てるような評価を受けるわけよ。
いいじゃないのさーーー!
神崎さんから久美に届いたメールの内容も、シンプルながら胸打つものだったなぁ。
「楽しかったです。あの星空は一生忘れません。山村久美さん、ありがとう。」だよ。
こんな嬉しいメールはないでしょ?

小池さんの料理を残したのはドクターストップがかかっていたから。
石塚のうるさい話も、後で思い返せば結構楽しかった。
そして星空・・・。
ホテルの設備では不備があったけど、中身は満足って事で良かった、良かった。

個人的には神崎さん滞在中に、四六時中監視してるかのような面川さんは正直どうよ?って思ったけどね。(^^ゞ
確かに客は神崎さんだけだったけど、あんな風に自分に集中されたら窮屈で仕方ないわ。
小池さんの地元の食材を活かしたメニューってーのは大賛成。
どこへ行っても、結局フレンチはフレンチ・・・みたいなメニューじゃつまらない!
その土地でしか味わえないものを食べたいよね。
とりあえず成功したプレオープンだけど、社長の頭の中ではホテルを売ってしまうところまで計画済みみたい。(^。^;)
そんな計画を吹き飛ばすぐらい、評判のいいホテルになればいいんだろうけどね。

第4回
脚本:前川洋一
演出:吉田健

いよいよ八ヶ岳高原ホテルがオープン。
初日から4名様の予約が入っていて、張り切るスタッフたち。
どんな4人かと思ったら、うわ〜〜若者だよ!(^。^;)
しかも、飛び込みで昔このホテルに泊まったことがあるという年配のご夫婦が、泊まりたいとやってきたし・・・。
騒ぎそうな若者と、静寂を好みそうな初老の夫婦。
どう考えてもトラブルが起きそうだよね。( ;^^)ヘ..

案の定、うるさい、うるさい。(苦笑)
レストランでもぷかぷかタバコを吸うし、携帯で電話はするし、写真は撮るし・・・。
私でも嫌だーーー!こんな客と一緒になったら・・・。
年配のご夫婦の方は、「若い人はいいですね」ってなもんで、嫌な顔もそんなにしてなかったけど、この場合さおり(井川遙)のように従業員が気を使うよね。
「もう少し、お声を小さくして頂けませんか?」とお願いしたさおりの気持ち、よくわかるよ。
でも、やっぱ若者には通じなかったよなぁ。
「客」って立場だと強気に出ちゃうしね〜。
しかし若いくせに、さおりを「一緒に飲もう」ってオヤジみたいに誘ってるあの男はイカンだろ?
中原(平山広行)が突き飛ばしたのはやり過ぎかもしれないけど、これも気持ちはわかるよ。
翌朝、まだ時計が壊れたとか言ってるし、もーーーこんな客二度とごめんだよ!
宿泊料も4人分タダにしちゃって、こんなんでノルマ達成できるのかしら?>面川さん(佐藤浩市)

ところがこの4人組が帰った後、立て続けに予約のキャンセルが・・・。
それって4人組が関係してるのかしら?
評判って怖いからね〜。
ネットでどこぞの掲示板に「あのホテル、最低!」なんて書き込みしてたら、評判ガタ落ちだよね。( ;^^)ヘ..

第5回
脚本:吉本昌宏
演出:今井和久

キャンセルが相次いだのは、先週大騒ぎした若者がネットで評判落としたからじゃなかったんだ・・・。(^。^;)
近くのホテルが格安のキャンペーンを行って、それでモロに打撃を食らった八ヶ岳高原ホテル。
何とか予約が入るようにしようと、東京に営業しにいく面川(佐藤浩市)。
面川の留守中に、貫井(入江雅人)のペンションがオーバーブッキングしている事が判明し、そのだぶった客をホテルで受け入れられないかと思いつく麻美(純名りさ)。
面川不在のホテルで、新米ばかりの従業員たちが何とかそのお客をホテルで迎えたいと、力をあわせる姿が良かった。
そして、いつも最後に意見を求められる小池さん(菅原分太)の、「何事も経験だ」「やれますよ」「いいんじゃないですか」という一言。
シメてくれるよなぁ・・・。
大学のバスケ部の合宿だったけど、デカイ選手ばかりで玄関でお出迎えやお見送りする若月(西村雅彦)が、首を痛そうにしてるのも笑った。

このだぶった客を引き受ける時、一番のネックが宿泊料だったんだけど、その関係でダメだと突き放す若月に、「東京の人間は冷たいよ」と言い出したドラえもん・・・いやいや、峰子(大山のぶ代)の一言も大きかったね。
結局は普段の料金から8000円も下げた、15000円でやらせてほしいとスタッフが言い出して・・・小池さんの「やれますよ」で軽く決着!(笑)
何も考えてなさそうな久美(市川実和子)が、バイキング形式にするアイデアを出したり、小池さん自身もコストを下げる事を考えてくれてたり・・・と、何だかまとまってきたような気がするね。
しかし、バスケ部の選手20人のバイキング・・・。
若月さんも「よく食うな〜」って言ってたけど、はたして安くあがったのかちょっと疑問だったりするんだけどね。(^^ゞ
個人的には面川さんがキャンセルしたお客様に手書きの案内状を、一通一通書いてたのが良かったなぁ。
それと、バスケ部のみなさんが帰っていく時の、全員揃っての「お世話になりましたーー!」って挨拶。
あれには涙が出ちゃったよ。(ToT)ウルウル
20人のデッカイ兄ちゃんたちというのも賑やかだっただろうけど、先週のバカ騒ぎする4人組に比べたら、節度がありそうでいいじゃないのさ!
貫井さんとも、今回の事でうまくやっていけそうだし、良かった、良かった。
ただ、矢野(竹脇無我)が何を考えてるのか不気味だけどね。

第6回
脚本:前川洋一
演出:今井和久

あぁ、ドラマの中のホリケンに泣かされるとは思ってなかったよ。(^^ゞ
初めて八ヶ岳高原ホテルで行われる結婚披露宴。
その新婦が石塚(堀内健)の昔の彼女・清美(榎本加奈子)・・・しかも、石塚は清美にまだ気持ちが残ってるみたいだし・・・。
初めての披露宴に俄然やる気を見せてた石塚が、新婦が清美だとわかった時から重い空気に包まれちゃって。
無理して明るく努めようとする姿が、また痛々しいんだよね。

清美の結婚相手の男が嫌な奴なんだよね。
態度が横柄でさぁ。
でも、披露宴の下見に来た時、「カラオケ?カラオケはいらないんじゃない?」と言ってたのには、思わず(゚ー゚)(。_。)ウンウンと頷いちゃった。(^^ゞ
あのホテルの雰囲気とカラオケは合わないでしょう。(^。^;)
新郎は「カラオケがあるとだらだらと長引く」というのが、いらないと言った理由みたいだけど、私は単純に「合わない!」と思っちゃった。
そんな新郎が車のタイヤがパンクしたと呼び出した時に、嫌な顔ひとつみせず「大丈夫ですよ」とパンク修理してあげた石塚君にホテルマンらしさを見たわよ。

そして披露宴当日、みんなが心配そうに石塚を見つめる中、終始浮かない顔で介添え役を努めていた石塚が、ついに「ちょっと待ってください!」と進行を止めたのがケーキ入刀の直前!
この披露宴ぶち壊しちゃうんだろうか?と思ったら、「手をしっかり握って、二人で力をあわせて入刀してください。」と、新郎新婦の手を固く握らせたのね。
それが石塚君なりの決着だったんだわ。
その後、心からの笑顔で新郎新婦を祝っていたのも良かった。

しかし気になるのは、若月(西村雅彦)でしょう。
予約もボチボチ入りだして、従業員はみんなやる気を出してるのに、一人神妙な顔の若月さん。
矢野(竹脇無我)に「9月いっぱいでノルマを達成しろ」と言われてたけど、そのノルマってやっぱホテルを潰すことだよね?
他のスタッフのように笑顔を見せることがない若月さん、いつか矢野の逆らう時が来るのかしらね。

第7回
脚本:吉本昌弘
演出:吉田健

あらら・・・麻美(純名りさ)の夫が現れたと思ったら、広之(高橋快聖)とともに東京の夫のところへ行っちゃうんですか?
随分唐突な展開ですが、何か出演者サイドの問題でもあったんでしょうか?
夫とは別居しておきながら、籍は抜いてなかったらしいけど、そんなゴタゴタもあり〜の、夫はホテルにやって来〜ぃので、心中穏やかではない麻美の気持ちも察しはしますが・・・。
あのミス連発はいけないでしょう!
人間誰しもミスはしますが、いくら悩み事があるからといって、あんなに何から何までミスってたんじゃ、たまりませんわ。
麻美のミスを厳しく叱った若月(西村雅彦)にビンタを食らわせて、「麻美だって一生懸命やってるんだよ!」みたいに言ってた峰子(大山のぶ代)もどうよ?
一生懸命やってたら、いくらミスってもいいのかい?と思ってしまったわ。

ってことで、今回はイマイチだったわん。

若月さんが、社長から言い渡されたノルマを無視して、このホテルを成功させようと思ってくれたのは嬉しいけど、まだまだ簡単には行きそうもないし・・・。
来週は小池さん(菅原文太)の恋人だったらしい女性として、八千草薫さんが登場のようですね。
しかも、小池さんが横浜のホテルに引き抜かれる?ってな話らしいし、今週の話は忘れて来週に期待したいと思います。

第8回
脚本:前川洋一
    吉本昌弘
演出:吉田健

最近、1話の中にこれでもか!ってぐらいいろんなエピを詰め込むようなストーリーが多いから、こういうシンプルなドラマを見るとある意味落ち着く。(^。^;)ホッ!
今回は小池(菅原分太)が昔世話になった横浜のホテルの現オーナー・絹江(八千草薫)に引き抜かれそうになる話。
他のスタッフは引き抜きの話を聞いて、小池が横浜へ行ってしまうんじゃないかとオロオロするんだけど、ご本人の小池さんはそんなつもり微塵もなかったらしく、あっさりお断りに・・・。
本当に本当にシンプルで、ともすれば退屈しそうなストーリーなんだけど、そこはもう八ヶ岳の素晴らしい景色で少なくとも2割増に評価はUPするんだなぁ。(^^ゞ
そして、引抜を諦めた絹江が横浜へ帰って行く列車を、たった一人一面緑の美しい景色の中で見送る小池さんのシーンで、きっちり(ToT)ウルウルさせて頂きました。m(_ _)m

小池さんがホテルに残った理由は、以前シンガポールのホテルで従業員を放り出されてホテルを売り飛ばされたような事が、このホテルで起きないように・・・。
ここで、そのシンガポールのホテルを売り飛ばした張本人が、矢野(竹脇無我)だとわかるわけね〜。
ここからは八ヶ岳高原ホテルを守りたい面川(佐藤浩市)たちと、売り飛ばしたい矢野との対決が見ものなのかしら・・。

それにしても久美(市川実和子)って、何でも出来て凄いわ!
ボイラーや水道の修理だけでなく、今回は鍵のなくなったトランクをヘアピン1本で開けちゃうし・・・。
一人で何人分の仕事をこなせるんでしょう?(笑)
これでサボリぐせがなけりゃ〜ね〜。(苦笑)

第9回
脚本:奥寺佐渡子
演出:本多繁勝

このドラマも1話短縮だそうな・・・。
うーん、そこまで悪いとは思わなかったんですが、今回に関しては見終わった後何も印象が残ってない!
沖(宅麻伸)がホテルに現れたり、重要な展開ではあるんだけど、何だか残るものがない!
宮梶(光石研)という宿泊客も、作業着でホテルに来たり、終始落ち着かない雰囲気だったり、外出して捻挫したりととっても怪しい感じだったけど、あたしゃ〜てっきり自殺願望のある男かと思ってたからね〜。( ;^^)ヘ..
不況で従業員のクビを切らなきゃ・・・と悩んでいる人だったと知って、ちょっぴり肩透かし食らっちゃったよ。(^^ゞ

面川さん(佐藤浩市)も、八ヶ岳高原ホテルは8人誰が欠けてもダメだと思ってるみたいだけど、予告ではホテルの看板をはずしてたし・・・。
やっぱ矢野(竹脇無我)には勝てなかったんでしょうか?

うーん、何か書かなきゃと思うんだけど、やっぱ書く事が見当たらないわ。m(_ _)m

最終回スペシャル
脚本:吉本昌弘
演出:今井和久

1話短縮で拡大版の最終回・・・どう解釈すれば良いのでしょうか?(^^;
このドラマ、決して悪くはなかったと思うんですが、ウラの「コトー先生」の強さには勝てなかったんでしょうね。
しかし、何度も言いますが短縮する必要はなかったのではないかと・・・。

この最終回スペシャル、どう考えても2話を濃縮したような内容でした。
簡単に言えば、一旦八ヶ岳高原ホテルが買収され、最後には買い戻される。
どう考えても、2話構成で見たかった内容でした。

ユナイトホテルが八ヶ岳高原ホテルを買収するという時も、面川(佐藤浩市)と小池(菅原分太)だけは残って欲しいという話だったけど、面川はやはりスタッフの誰が欠けてもダメなんだという気持ちを強く持っていたのね。
スタッフ全員を雇ってくれれば・・・と持ちかけたけど、答えはNO!
そしてこの話はスタッフ全員が知るところとなるわけだけど、矢野(竹脇無我)がホテルへやって来た時だって、最後には「ありがとうございました」と普段通りにお見送りしたり・・・本物のホテルマンにみんなが成長した姿を見て、ちょっと感動したり・・・。

最後には、面川が祐子(余貴美子)と大(染谷将太)を連れて再びホテルを訪れた時に、中から若月(西村雅彦)が現れて・・・。
「このホテルは営業してません。わが社が買い戻しました。スタッフも揃えてあります。」でジーーーン。
そして集まってくるスタッフに、(ToT)ウルウル。
石塚(堀内健)と久美(市川実和子)が結婚していたのは、さすがに驚いたけど(苦笑)あとはなかなかまとまったエンディングだったのではないでしょうか?
途中で、久美ちゃんに告白するはずが、ボイラー室にいた小池さんに「好きです!」と告白してた石塚君には笑っちゃったなぁ。
そういうバランスも悪くなかったのにね・・・本当に1話短縮なんて残念でした。

 

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