ヒューマンドラマスペシャル
ぼくらはみんな生きている

原作:坪倉優介「ぼくらはみんな生きている」
P:今井清志・森安彩
脚本:吉田紀子
演出:小椋久雄

バイク事故で頭を強打し、18年間のすべての記憶をなくした修一(オダギリジョー)と、その家族・周囲の人間を描くドラマ。
いやぁ、オダギリジョーはやっぱこういうおどおどした態度が似合いますなぁ。(失礼)
個人的に「天体観測」や「顔」の時みたいなカッコイイのより、今回のような弱々しいオダジョーが好みなのよ。
もーーー、某CMで有名になったチワワのくぅちゃんぐらい可愛かったわん♪
記憶をなくしてからの修一は、とにかく不安で仕方ないわけよね。
んで、いつもふるふる震えてて、おどおどした目線で背中を丸めたような姿勢・・・モロ好み♪
正直、オダジョーで111分見ちゃったわよ。(^^;

記憶をなくした修一が新しい自分を掴み取るまでの7年間だったわけだけど、何だか異常に時間経過が速いように感じちゃったのよね。
事故に遭って記憶をなくし、母親の幸恵(風吹ジュン)がまるで赤ちゃんに物事を教えるかのようにひとつひとつ覚えさせていくところから、突然大学へ復帰させるってあたりで「え?」って感じ。
原作がノンフィクションらしいから実際にそうだったんだろうけど、それにしても母親が何故そんな突拍子もないことを思いついて実行に移したかってあたりが、ちょっと浅い。
あと、元カノのゆかり(新山千春)が修一の事を「酷い人だった」と言ったりするのも、うーんイマイチよくわからん!
そのくせゆかりが仕事で北海道へ行ってしまうから送別会がどうのこうのと言っておいて、そのへん曖昧なまんまスルーだし。
大学に復帰しても過去の自分を知ってる周囲の人間と、過去が全く思い出せない自分の中で、自分がどういう人間であればいいのかと悩み始める修一。
ここら辺がゆっくり見せて欲しいところなんだけど、修一の過去を知らないゆき(小西真奈美)との恋愛で新しい自分というものを築き始めるというあたりも、結構あっさりしていたような・・・。

そこからは一人暮らしをしたいと言い出し、7年かかって卒業し染物の工房(?)に就職するまではものすごい駆け足。
うーん、もったいない!
2時間に収めるには、ちょっと無理があったのだろうか?
でも、それもこれもオダギリジョーで帳消しにできるところが凄い!(笑)
母と息子を演じた風吹ジュンさんとオダジョーは、ドラマ「サトラレ」でも母子だったり、天体観測で共演していた小西真奈美ちゃんがここにも出てたりで、ちょっと過去のドラマでのオダジョーとの関連を考えたりして集中できなかったかも。( ;^^)ヘ..
一人暮らしを始めるために家を出る修一を見送りながらの、幸恵の台詞「何だかあの子を二度育てた気がする」には、ちょっとホロリとしたけどね。
もう少し丁寧に時間が過ぎる様子を見たかったなぁと思います。

 

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