大奥

P:保原賢一郎・手塚治

主題歌:kazami ♪I Say A Little Prayer

第1部
第1回
将軍の女たち
〜運命の出逢い〜
脚本:浅野妙子
演出:林徹

いやぁ、これは女性ならハマるでしょう。
「大奥」って響きが、もうo(^ー^)oワクワクするもんね〜。
将軍一人のために、大奥には1000人の女がいたそうな。
ほほぉ、それだけでも凄い!
その1000人が、将軍の寵愛を受けようと、他人の足を引っ張り、将軍がいかに自分の方を見てくれるかと、必死になってるわけね。
怖いわ〜、でもゾクゾクするわ〜。

薩摩の武家の娘・敬子(菅野美穂)は、克顕(原田龍二)と一緒になる日を夢見ていたのに、藩の命令で徳川13代将軍・家定(北村一輝)のもとへ嫁ぐことに。
自分の意思では何ともならないのね。
でも、決して将軍に嫁ぎたかったわけじゃないのに、薩摩なんかから大奥に入れば、妬まれるのは目に見えてるわけで・・・。
名前も篤子に改めて、今までとは違うきらびやかな衣装に身を包んでも、口から出る言葉は薩摩言葉。
そんなところを、いちいち大奥総取締の瀧山(浅野ゆう子)に、ネチネチと嫌味ったらしく注意されて・・・。
ご不浄までお付きの者がついてくるんだよ!
トイレだよ!トイレ!
扉の向こうで待ってるならともかく、用を足してる側にいるっつーんだもん!
気が気じゃないってば!(苦笑)
しかも「お手を汚してはなりません。」って、それはつまり拭くのもお付きの方って事なんですか?
ひゃーーー、大奥恐るべし!

そんな中、篤子は大奥に奉公に入ったばかりのまる(池脇千鶴)だけに、唯一心を許す。
まるを自分の世話係にし、側におく。
一人ぐらい、心を許せる相手がいてくれないと気が狂うわよね。
そして、将軍が初めて篤子と床を共にする夜がやって来た。
いやん、北村一輝様のキャスティング、ハマってるよ〜。
妙にエロいもん!(爆)
んで、あっさり将軍との一晩を済ませた篤子が瀧山に向けた一言。
「瀧山!こうなったからには、名実ともに御台所。そなたより立場は上じゃ!」
w(゚o゚)w オオー!、バトル開始!って感じですね〜。
そして予告ではもう瀧山が篤子の食事に毒を盛ろうとしてるの?
ひえ〜、怖い〜。でも、面白い〜〜〜。(笑)

第1部
第2回
狙われた姫君
〜寝所に潜む陰謀〜
脚本:浅野妙子
演出:林徹

2回目も期待を裏切らず、面白かった。
篤子(菅野美穂)が堂々と自分の意見を言うもんだから、大奥のお女中たちからは総スカンをくっちゃうのよね。
自分のために10人前のお膳が用意されているのを無駄だと言い放ち、質素倹約を示唆すると、ひな祭りの食事が「薩摩のいもづくし」だったり。(^。^;)
露骨な嫌がらせだよね。
御台所が身に付けているものを投げれば、お女中たちがあやかりたいと喜んで拾うから・・・とお付きの者に言われ、その通りに投げてはみるものの誰も拾いには来ず・・・。
雛人形のお雛様の首がなかったり・・・。
もーーーー、これぞ女のいじめ!って感じの陰湿さ。

しかし「夜のおねま」って、すぐ側にお付きの者がいるところで・・・その、なんですか、営まれるんでしょうか?(大汗)
その「夜のおねま」を辞退したいと申し出た篤子。
これを「おしとねすべり」と呼ぶらしいです。(^^;ゞ
「おしとねすべり」が大奥では前代未聞の出来事なんだとか・・・。
そんな事言われても苦痛ですな。
ま、一番のおつとめが「おねま」なんでしょうけどね。(苦笑)

瀧山(浅野ゆう子)は、すでに篤子のお膳に毒をもったりと、やりたい放題!
それもそのはず!
なんと瀧山は家定(北村一輝)の「おねま」の手ほどきをした人物らしいっす。(^^;
ひょえ〜、「おねま」の手ほどきって・・・。(只今、妄想中)
瀧山は家定と「おねま」をする女が許せないって事ですわね。
怖いーーーーー!
たかが「おねま」、されど「おねま」。(爆)

篤子は篤子で、薩摩時代に恋仲だった東郷(原田龍二)に「将軍との間に早くお世継ぎを」と言われ、ショックを受ける。
自分が何のために将軍に輿入れしたかはわかっていても、これは辛いっすね。
そしてまる(池脇千鶴)に「私はお世継ぎを産みます。他にこの体にどんな使い道があるでしょう?」と言うんですわ。(涙)

そして今回のラスト。
家定と寝所でのシーン。
家定は自分の前ではみんな人形になってしまうのに、いつも人間らしく自分の意見をぶつけてくる篤子に惹かれ始めた様子。
その証拠に、表情が穏やかだったよね〜。
家定が優しく篤子を抱きしめるカットの次に、瀧山の怖い顔、そして不気味に揺れる蝋燭の炎。(怖)
すると突然苦しみだす篤子!
じわりじわりと瀧山の毒がきいて来たらしい。
w(゚o゚)w オオー!、来週が楽しみじゃ!(笑)

第1部
第3回
「江戸城燃ゆ!
紅蓮の炎に見た奇跡」
脚本:浅野妙子
演出:林徹

家定(北村一輝)と言えども、大奥総取締の瀧山(浅野ゆう子)には逆らえないのね。
篤子(菅野美穂)の御膳に毒を盛るような事をやめろと、やんわり注意されても瀧山は聞く耳持たず。
幸いにも回復した篤子は、自分の膳の管理をまる(池脇千鶴)に一任したいと言い出す。
瀧山は不服そうだったけど、家定がみんなの前で「好きにするが良い」と認めてしまっては、さすがの瀧山も手出しできないよね。
お膳の管理をするようになったまるが、御膳所で隠してあった毒の包みを見つけ、こっそり持ち帰り篤子に話すと、篤子はその毒を持って御膳所の葛岡(鷲尾真知子)を問い詰める。
苦し紛れに「塩でございます(ーー;)」と言い逃れをする葛岡。
そこへ現れ、篤子の目の前で毒を塩だと言い張り、自分で飲んでみせる瀧山。
w(゚o゚)w オオー!
口元に手をかざし、さらさらと自分の口に毒を流し込む瀧山を見て、あたくしは「ふふ・・きっと手をかざした方の袖口に、毒の粉を流し込んだに違いない」と、マジックの種明かしを推理しておりました。m(_ _)m
どうやら、本当に飲んだらしいです。>瀧山
それもそのはず、あの薬って子供を産めなくする薬で、血の道が乱れる事があっても一服で死にはしないんだとか。(^^;
しかし篤子には「おねま」が一番の仕事のように言っておきながら、一方では子供を産めなくする薬をお膳に混ぜるとは・・・女って怖いわね。

それにしても家定、いきなり病気なんですか?(^^;
顔に大きなあざがあったりして、見た目ちょっと不気味な上様だけど、先週のラストあたりから優しい一面見せてたりして良かったのに・・・。
このまま篤子の一番の理解者になってくれたら・・・と期待もしてたのに、いきなり目の下にはくっきりとクマができてるし。(泣)
手水鉢の中の亀に自分と篤子を例えて、「そこに居続ける事」が亀の仕事だという家定。
それに対し、自分が亀ならたとえ地面に叩き付けられ乾き死んでも、手水鉢の外へ出ると言う篤子。
今思えば、この話をしてる時、もう家定は自分の体の異変に気付いていたのかもしれないわね。
上様も辛かったに違いないわ。(感情移入する北村一輝ファンな管理人)

そしてお城の火事ですわよ!
メラメラと燃え盛る炎の中で、もはや命など捨てたかのように歩き回る篤子。
それを知って、篤子を助け出そうと炎の中に戻ろうとする家定。
その瞬間、吐血して倒れてしまうのよーーー、上様ーーーー!(泣)
篤子の事を愛していらっしゃるのよね?助けたかったのよね?
なのに病魔が〜〜〜、側にいるのは瀧山だし〜〜〜。

炎の中の篤子の前に東郷(原田龍二)が現れて、二人抱き合ってたけど、あれは本物?
それとも篤子が見た幻影?

第1部
第4回
「将軍死す!
牢獄の女たち決断の時」
脚本:浅野妙子
演出:林徹

あの火の中の東郷(原田龍二)は、篤子(菅野美穂)の幻想ではなかったのね。
篤子を救おうと、東郷たちが城に火を放ったなんて・・・。
しかし、火を放った事で犠牲になるものが出るとは考えなかったのか?と、篤子は東郷に反発し、一緒に逃げる事を拒否。
一方、家定(北村一輝)は治る見込みのない病気で生死を彷徨う。
瀧山(浅野ゆう子)とともに、家定の側についている篤子。
ここでも、一瞬篤子が席をはずしたのを見て、家定の側にいる医者たちを退かせ、そっと家定の耳元で東郷が城に火をつけたとチクる瀧山。
なんちゅーか、家定が今にも死んでしまいそうな時に、まだチクるか・・・って感じだよね。(^。^;)

しかし、家定が最後に篤子に言い残した言葉はせつなかった。
「瀧山のことは許せ。あれはワシを怖がらなんだただ一人の女子じゃ。そなたを除けばな。ワシは死ぬ。そなたは好きなように生き直せ。」だよ。
上様ーーーーー!(号泣)
たった4話の登場だったけど、最初はそのお姿だけでなく性格も怪しげだったのに、最後には目も表情も柔和になって、篤子にかける言葉のひとつひとつに愛が感じられて・・・。
何でご臨終なんだよーーーーー!(泣)

家定の最後の言葉は、「行け、行け・・・」だったね。(涙)
篤子に手水鉢から出て、自分の思った道を行けって事だったんだろう。
それってば、東郷ともう一度やり直せって意味でもあったんだよね?
でも、篤子は東郷が再び忍び込んで、連れ出そうとしても「行かない」と言った。
それは家定が言うように、「闇のように暗い運命でも、腹が据われば楽になる。」って事がわかったからなのかしら?

そして最後に瀧山が持ってきた、家定の形見。
東郷に渡されてお守りのように大事にしていた島津の紋所が入った小太刀。
瀧山は捨ててしまおうと言ったのに、上様が「いつかここで生きていく覚悟が出来たら、返してやればよい。」と取っておいたなんて・・・。(ToT)ウルウル
本当はいい人だったのに、あまり本当の姿を知られることなく亡くなった家定。
せつない話よの〜ぉ。

最後の瀧山の台詞、「大奥は女の牢獄、囚われ人の数は多い方が楽しゅうございます。」はバッチリきまったね。
これは瀧山と篤子が家定の死をきっかけに、お互い分かり合えるようになったと解釈してよいのかしら?

そして次回からは第二部の始まり。
不安材料は安達祐実ちゃん。(^。^;)
だってオープニングの映像で、安達祐実ちゃんだけ何だか笑っちゃうんもん。_・)ぷっ

第二部
第5回
「京から来た姫君」
脚本:浅野妙子
演出:佐藤祐市

思わぬ野球の中止で、いきなり始まってしまった第二部。

まる(池脇千鶴)はちょっと偉くなったのかしら?(笑)
お女中を束ねる立場になったみたいね。
家定(北村一輝)亡き後、14代将軍・家茂(葛山信吾)と皇女・和宮(安達祐実)の結婚話が進む。
半年もこの話を渋り続けた和宮が、結婚を承知したのが初島(木村多江)が持参した家茂の絵巻物。(笑)
写真がないからって、絵巻物に描かれた家持を見て結婚を決めるなんて・・・。

それにしても家茂の母親・実成院(野際陽子)って、本当にあんな女性だったんでしょうか?(^。^;)
昼間から宴・・・っつーか、酒浸り?(;^_^A アセアセ・・・
目隠し鬼に吹き矢を使う?(危)
大奥とはまことに恐ろしい牢獄でございます。m(_ _)m

この和宮の輿入れで、今回は姑・実成院と嫁・和宮の女の戦いが見られるようです。

和宮は皇女だから、今まで誰にも謙った事がなく、実成院にも「ありがとう♪」なんて言っちゃうんだよね。
実成院にしてみれば、「ございますって、つけやがれ!ボケ!」ってなもんでしょう。(笑)
結婚する時に嫁側から5か条の条件をつきつけるというのも、将軍家からすると「ふざけんな!」だろうし、その中でも「実成院さまは母ゆえ同居を許すが・・・」って下りは、「偉そうに・・・何様やねん!」ぐらいな感じでしょうな。(^^;
その5か条にも反発せず、ただただ和宮がお城にやって来るのを待っていた実成院だけど、これってばてぐすね引いて待ってたといった方がいいんでしょうね。
今から嫁をもらうという息子・家茂に、御内証の方を用意するって・・・。
御内証の方ってば、ほらほら・・・将軍に夜の「おねま」の手ほどきをするという女性のことっすよ。(^^;ゞ
それをまた吹き矢で決めるっつーんだから、実成院さまも恐ろしい。
そして吹き矢が当たってしまったのが、もうすぐ大奥での年季があけ、祝言を挙げる準備のあるおその(水川あさみ)というお女中。
許婚がいるというのに、将軍のお相手とは・・・。(涙)

しかし、和宮も家茂から小鳥をプレゼントされて、徐々に御所のしきたりにとらわれず、関東風の生活に馴染もうとしているのに、実成院は一歩も譲る気なし!って感じね。
子供の産める体かどうか調べるって、布団が敷かれた部屋に5〜6人も男性の医者がスタンバイしてる部屋に連れて行かれて・・・。
和宮じゃなくても、絶対に嫌だよ!
そして家茂からもらった小鳥は誰かが殺しちゃってるし・・・。
っつーか、和宮の前に恐ろしい顔して現れたおそのの口に、小鳥の羽が・・・。(^^;
く、食った?
おそのは何故に和宮を襲ったんでしょうか?
許婚がいながら将軍のお相手をさせられた事を恨んだとすれば、襲うのは実成院だと思うんだけど・・・。
もしや、将軍の事が好きになってしまったの?

第二部
第6回
「嵐の予感
〜あの女が帰ってくる」
脚本:浅野妙子
演出:佐藤祐市

おその(水川あさみ)が自分を襲った理由がわからぬ和宮(安達祐実)。
実成院(野際陽子)に尋ねても、おそのの名前すら教えてもらえない。

年に一度、大奥のお女中が外へ芝居を見に行けるという日、ほとんどのお女中が出払った大奥では、和宮が松江(栗田よう子)に命じて座敷牢に囚われているおそのを調べさせたり、実成院が医者を従えてまたもや子供が産める体か診察を・・・と和宮に迫ってくるし・・・。(^^;
自分に何かしたら御上に言うという和宮に、渋々診察を諦めた実成院。
しかし捨て台詞のように、おそのの事を「何のために大奥にコレだけの女がひしめいているとお思いですか?」と、おそのが家茂(葛山信吾)のお手つきである事を匂わせて去って行く。(怖)

しかし和宮さんって、ちゃんとおそのの事も気を配って偉いじゃないのさ。
座敷牢に囚われたままのおそのが、実は許婚がいる身だったと知り、「好きな人のところへ帰してあげる」と言うとこなんて、(ToT)ウルウルしちゃったよ。
家茂におそのを里へ帰して欲しいと掛け合うところでも、「殿方にはたった一度のことでも、あの者(おその)にとっては一生の事」と、一生懸命話してたし・・・。
単なるお嬢様かと思ったら、きっちり芯の通った女性だったのね。
家茂も和宮に動かされて、実成院におそのを帰してやるように話したのに、その時を待てずおそのは座敷牢の中で首をつって自殺。(涙)
まる(池脇千鶴)が「せめて死んだおそのを里へ帰して」と頭を下げるも、それすら聞き入れない実成院!
大奥が女の牢獄だとして、その大奥の中で座敷牢に囚われたまま、恋しい人を想って死んでいったなんて・・・。
しかも死んでも大奥を出られないなんて・・・。辛すぎるわよ。

そして、まるが向ったのは瀧山(浅野ゆう子)のもと。
大奥へ戻って欲しいと頼むまるに、「戻る気はない」とにこやかに告げる瀧山。
なーんだ、瀧山が再登場するってこれだけ?と、ちょっと残念に思っていたら・・・。
奥様・・・違ったわよ!(笑)
実成院がまたまた昼間っから宴を開いている中、そして和宮が自分宛の手紙を隠されたと怒りをぶつけている中、「ばばーーーーーん!」って感じで登場した瀧山様!
もーーー、最高のインパクト!
浅野ゆう子は苦手だけど、瀧山様はお気に入り!(笑)
まるに頼まれていたし、実成院とも確執がありそうだから、滝山は和宮の味方につくのかと思ったら、和宮の手紙を取り上げ「御所への未練はお捨て下さい!」と来たもんだ!
そして実成院の指示通り、子供が産める体か診察を受けろだと・・・。
うーん、瀧山様の本当のお考えは謎だわ。
きっと実成院に従うつもりなんてないだろうし・・・。

そうそう、初島(木村多江)と芝居役者の庄五郎(山口馬木也)の恋も気になるわよね。
大奥の中に庄五郎が忍び込んでの情事・・・これでこそ大奥でございます。m(_ _)m

第二部
第7回
「禁断の恋
〜満たされない女たち・・・」
脚本:十川誠志
演出:山下智彦

初島(木村多江)って人が好きだった私は、今回胸が締め付けられるようだったわ。
役者の庄五郎(山口馬木也)との逢瀬を、もう止めよう、もう止めようと思いつつ、恋心に嘘はつけず、また忍び込んできた庄五郎を受け入れてしまうという初島の女の性。
瀧山(浅野ゆう子)の下で、大奥総取締代理として働くプレッシャーもあったでしょう。
実成院(野際陽子)にも気を使わなくてはならなかったでしょう。
庄五郎と会っている間だけ、そういう日々の重圧から逃れて、何もかも忘れられる時間を過ごす事ができたんだろうね。
そうやって、自分が恋する事を知ったからこそ、和宮(安達祐実)が子供の出来ない体だとわかり側室選びが急がれる中でも、「今すぐ側室選びは惨い」って反論したんだろうなぁ。

実成院が瀧山の身辺を探るように葛岡(鷲尾真知子)たちに命じ、その命令通り探りを入れていた葛岡たちは、初島に不審な動きがある事に着目。
そして、ついに庄五郎と初島の密会がばれる時が来た。
大奥に忍び込んだというだけで、庄五郎は死罪なんですって。(^。^;)
そして、初島もまた「覚悟はできている」と言うんだけど、死んで添い遂げたいとでも思ったのかな?
庄五郎と会っている時だけ、女として生きることが出来た・・・と初島。
そんな初島に「私は今でも思っています。そなたは総取締の器であったと・・・。」と涙ぐむ瀧山。

そんな瀧山も、亡くなった家定(北村一輝)そっくりの僧侶・柳丈(北村一輝二役)と出会い、再び恋の予感ってとこかしら?
ただ単に、家定にそっくりな柳丈に驚いているだけなのかしら?

和宮が家茂(葛山信吾)に初島の罪を軽くして・・・と頼んだおかげで、初島は死罪ではなく島流しに・・・。(それでも島流しなんだなぁ・・・)
まる(池脇千鶴)が初島を見送るシーンは、(ToT)ウルウルしちゃったよ。
島流しにあうとわかっていても、大奥という牢獄から出られた事を初島は喜んでいたのかな?
好きだった庄五郎とも、もう会えないのに、妙に柔らかな表情の初島が印象的だった。
庄五郎にもらった鈴を大事に握って、彼女は何を考えて歩いていたのだろうか?

そして瀧山はどうも具合が悪い様子。
病気でなければいいんだけど・・・って、浅野ゆう子の心配をするのはこれが初めてかもしれないわ。(^^ゞ

第8回
「束の間の夫婦
忍び寄る別離のとき」
脚本:浅野妙子
演出:長岡鉦司

北村一輝ったら凄い!
亡くなった家定にそっくりの柳丈という僧侶の役なんだけど、顔はそっくり(当たり前)だけど、表情が違うのよ!
瀧山(浅野ゆう子)の話を穏やかな表情で聞いている柳丈に、あたくしまたしてもメロってしまいそうです。(^^ゞ
その柳丈が育てているのは、すべて罪人の子供たち。
お坊さんだしね〜、なんて思ってたら、どうやら罪人の子を育てるのには理由があったらしい。
お坊さんになる前は人形師だった柳丈、その当時不倫をしていて相手の旦那に踏み込まれ、もみ合ううちに何と不倫相手の女性を刺してしまったんだと。
それだけでなく、何とその女性のお腹の中には柳丈の子供がいたって言うじゃない?
その罪滅ぼしで、僧侶となった今、罪人の子を育てているのね。
っつーか、んなこと目の前でかつて愛した人と同じ顔した柳丈から聞かされたら、瀧山もKOでしょうよ。(^^;
柳丈がそっと瀧山の唇に自分の唇を重ねるシーンは、妙にゾクゾクしちゃったわ。
でもさ、ここまで抜群に良かった瀧山の演技、ここでちょっと恋愛モード入った瞬間にクサくなっちゃって残念!
柳丈にキスされてふと我に返り、相手を突き放し走り去っていくところが、ちょっとわざとらしく感じてしまった。
うーん、やっぱ瀧山はツンと上を向いて厳しい目で見据えてないと・・・。(苦笑)

瀧山が柳丈にうっとりしてる間に、京から戻る途中の家茂(葛山信吾)が倒れてしまう。
結果としては家茂は何とか持ち直したんだけど、京へ和宮(安達祐実)の写真を持って行ってた事がわかって、何となく距離のあった和宮と家茂も夫婦らしくなってよかった。
・・・と思ったら、何?今度は戦?(・・,)グスン
家茂がやっと和宮を本気で抱きしめる事が出来て、和宮もたとえ子供が出来なくても心穏やかに家茂とやって行けそうだったのに、何で戦なんか・・・。(涙)

戦と言えば、まる(池脇千鶴)のお相手、真之介(岡田義徳)も戦へ・・・。
しかも、久々の宿下がりで実家に戻ったまるに、自分の口からは戦に行く事を一言も言わなかった真之介。
愛した人と戦で別れなければならないという辛さ、経験のない私たちには想像できない感情だよね。
和宮もまるも、立場は違っても気持ちは同じなんだろうなぁ。

何気に柳丈と瀧山の今後も気になるし、来週は特別篇で怪談らしいし(^^;、岸田今日子さんもご出演で凄い事になりそう。(^。^;)
しかし、来週ここで特別篇を挟むというのは、やはりこのドラマが好調だから話数増えたって事なのかしら?
打ち切りとか多い中、この時間帯で時代劇なのに万々歳ですわね。

第9回
「特別篇・怪談凶事を呼ぶ
黒紋付の女
〜あかずの間に染み付いた
女たちの悲しき涙〜」
脚本:十川誠志
演出:林徹

本当に特別篇って感じでした。(^^ゞ
お盆の間、多くの女中たちが宿下がりする中、大奥に残った者たちで余興として行われた「大奥怪談百物語」。(笑)
BGMはもちろん、以前この枠で放送されていた「怪談百物語」の音楽で・・・。

岸田今日子さんがご出演と聞いて、それも楽しみにしてたんだけど、本当にゲスト出演って感じで、いまひとつ盛り上がらなかったなぁ。
これならナレーションで出演って方が良かったかも・・・。
例の「大奥では・・・」ってナレーションだけで、どんなにか盛り上がったでしょうに。

大奥に語り継がれる「黒紋付の亡霊の現れるは、凶事(まがごと)の前ぶれ」という言い伝え。
メインストーリーの涼波(佐藤友紀)がもののけに殺されるという話は、結局、嫁入りす涼波を失いたくなかった、お針子璃玖(松尾れい子)が黒紋付の言い伝えを利用して涼波を手にかけたというものだった。
璃玖も最後には飛び降り自殺をするんだけど、まぁその話は本当に特別篇って感じで、言って見れば今回は「気分転換」みたいなもんだったかな?(^。^;)
しかし、こんなところで気分転換しなくても、これまで通り実成院(野際陽子)や瀧山(浅野ゆう子)出して、女の戦い見せて欲しかったなぁ。
ちょっと残念。

最後の家茂(葛山信吾)に黒紋付の女が見えてしまうというのは、これからの上様の不運を暗示しているかのようで、ちょっと胸騒ぎだったけど・・・。
それにしても予告で戦地へ出向く時の家茂さん、カッコよかったなぁ。
柳丈(北村一輝)と瀧山の仲もバレてしまうみたいだし、来週は見どころ満載の予感ですわね。

第10回
「上様ご出陣!
〜二度と鳴らない鈴」
脚本:浅野妙子
演出:林徹

切ない回だった・・・。
家茂(葛山信吾)が出陣する事になり、急に側室選びを自分でしたいと言い出す和宮(安達祐実)。
もしも家茂に何かあった時、上様の忘れ形見が欲しくなったなんて・・・。(・・,)グスン
「私に授かるのが無理なら、どなたかのお力を借りても・・・。」なんて、泣かせるよなぁ。
出陣のその日まで、上様と和宮が可能な限り寄り添って暮らしたという光景も、見ていて目頭熱くなったし・・・。
そういう日々があったからこそ、「いざ、出陣」のその日が辛かった・・・。
最後に瀧山(浅野ゆう子)に大奥の事を頼んでいるのも、母親である実成院(野際陽子)を気にかけているのも、何も言わずとも和宮を想っているのも、すべてわかるからこそ、あの出陣のシーンは泣けちゃったよ。
馬に跨った家茂が凛々しくて、それを見送る和宮や実成院が痛々しくて・・・。
でも、和宮が大奥の中に戻った時に、上様が自分の写真を置いていってくれたのは感動だった。
上様は和宮の写真を身に付け、その代わりに自分の写真をそっと置いていくなんて、家茂カッコイイ!
上様の忘れ形見が欲しいと言ってた和宮だけど、その写真に込められた上様の愛情は嬉しかっただろうね。

でも、そんな上様が戦地で病死。
家茂が亡くなってから、やっと心を通じ合わせる事が出来た実成院と和宮。
実成院が和宮の事を、「ちかこどの」と呼んだのも泣けちゃったなぁ。

真之介(岡田義徳)は最初の戦で無事帰還したんで安心してたら、その後また戦地へ行って撃たれたらしい。
戦争で愛する人を失うという経験は、本当に辛いんだろうな。
今回、そういう事を考えさせられた大奥でした。

柳丈(北村一輝)の出番だけど、それだけが納得できなかったわ。
瀧山と密通してたと拷問にかけられたらしいけど、捕まるところまでで拷問シーンはナシ!
拷問シーン自体はなくても、痛めつけられた後苦渋にゆがむ柳丈の表情ぐらい見せてくれるかと思ったら、それもナシ!
んで、あっという間に「釈放した」の一言で解決!
うーん、これはどうなんでしょう?
ちょっと中途半端な気がしましたけど・・・。(^。^;)

最終回
「将軍の女たち
〜旅立ちのとき」
脚本:浅野妙子
演出:林徹

幕府の崩壊で、あれほど多くの女性がいた大奥も、がら〜んとしちゃって・・・。
そんな大奥に最後に残ったのが、天璋院(菅野美穂)と瀧山(浅野ゆう子)というのが、何だか印象的!
瀧山が打ち首になった罪人の娘だったという事や、その後大奥お年寄に拾われお女中になり、上様のご内証の方、大奥総取締になったという、彼女の人生。
大奥以外に生きる場所がないと、命を絶とうとした瀧山を止めたのは天璋院だったけど、最初はこの二人がこういう仲になるとは思いもしなかったわ。
ただ、うーん、何だろう?
今までの大奥に慣れてしまったからか、妙にさっぱりした感じで泣けず・・・。

真之介(岡田義徳)も戦死かと思ってたんだけど、生きていたとはね〜。
まる(池脇千鶴)と真之介の再会も、何となく泣けず・・・。

江戸城の明け渡しの日、天璋院の前に現れた東郷(原田龍二)が、「この先は故郷の山河を見て過ごされよ」と言った台詞には、ちょっとじーんとした。
本当なら薩摩で幸せな日々を送っていた二人なのに、運命に翻弄されたとしか言い様がないものね。
ずっと大事に持っていた東郷からもらった刀を返し、「私にはもう支えはいりもはん。」と歩き出した天璋院の凛々しいこと。
女は昔から強かったのね〜。(笑)

最終回、個人的には第一部の天璋院・瀧山と第二部の和宮(安達祐実)・実成院(野際陽子)が、何らかの形で集結するシーンが見たかったのよね。
史実はどうだか知らないけど、ドラマ的には最後ぐらい公式サイトのトップページにあるようなメインキャスト勢ぞろいなところを見たかった!
ここまでの盛り上がりが凄かっただけに、ちょっと最後はあっさりし過ぎていたような印象も受けちゃったなぁ。(^^ゞ

しかし、9月2日に総集編SP決定?
女たちのその後も盛り込まれてのスペシャルらしいし、やっぱそこまで見なきゃだわね!(笑)

明治篇
脚本:浅野妙子
演出:林徹

まぁ、なんつーか、ずっとこのドラマを見逃すことなく見ていた者にとっては、思いっきり「ダイジェスト」って感じで、途中から流してしまいました。(^^ゞ
明治篇と言っても、まる(池脇千鶴)と真之介(岡田義徳)が結婚し、小さな診療所を開き、まるのお腹には新しい命が宿っているっちゅーぐらいのもんで、初島(木村多江)がまるを訪ねて来たあたりは「w(゚o゚)w オオー!初島じゃん!」と思ったものの、あとは特に・・・。( ;^^)ヘ..

葛岡(鷲尾真知子)、浦尾(久保田磨希)、吉野(山口香緒里)が三人で牛鍋屋を開いたというのは、あの三人らしくて面白いエピソードだったわ。
浦尾お得意の「お毒見」も、「美味でございます〜ぅ!」も聞けたし・・・。

最後は人力車に乗った洋装の篤子(菅野美穂)とまるが街中ですれ違うという終わり方。

全く見ていなかった人や、何度か見逃したという人のためのダイジェスト版としてはよろしかったのではないでしょうか?

 

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