トリック

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主題歌:鬼束ちひろ ♪私とワルツを

第1回
脚本:蒔田光治
演出:堤幸彦

さぁ始まりました、トリック!
今回でシリーズ三作目、しかも深夜枠から木曜9時へ昇格(?)って事で、気合は十分なんでしょうね。
ただ・・・ただ・・・石原(前原一輝)がいないのは寂しいーーーーー!
代わりに東大出身の菊池(姜暢雄)が入ってくれたけど、予想通りキャラ弱い。(^^;
殴られて「ありがとうございます!」とか言ってたけど、まだまだ殴られ方自体面白くない!
頑張れ!姜暢雄!

さてさてストーリーはリゾート開発が予定されていた長野の蛾眉村で、玄奘(森本レオ)という口にした事が現実になる男が雷を呼んだり、山を消したりしていて、そのリゾート開発の工事中にも玄奘の言った通り、事故が起きていた。
開発会社の相沢即史(甲本雅裕)が上田(阿部寛)に依頼し、上田は奈緒子(仲間由紀恵)を誘って蛾眉村へ。

いやぁ・・・ウケたよ、ガッツ石まっ虫(ガッツ石松)!
甘いものに寄って来る虫って、ガッツさんの顔の虫が飛んでるんだもん。(笑)
あと、柴咲香(しばさきこう)ってお香の名前・・・。
こういうところがトリックの面白さなんだけど、どうなんだろう?
もっと初回は小ネタ満載で来るのかと思ったら、そうでもなかったような・・・。
得意の習字ネタだって、大したことなかったし・・・。

「お前は自ら死を選ぶ」と玄奘に言われた相沢が自殺。
遺書らしきものには・・・
「私は死を選ぶ
おそれなどない
これが私の意志だ」と三行で書かれた言葉。
これを「私は死を選ぶ。おそれなどない。」と取るか、「私は、死を選ぶおそれなどない。」と取るかで遺書かどうか違ってくると思うんだけど、どうやら相沢さんは後者の「私は死なない。」って意味で書いたみたいね。
毒殺されたらしい相沢さん・・・そして次の玄奘の言葉は井上兄弟に。
兄の真一(嶋大輔)が弟の真二(荒川良々)を殺すという言葉。
そして上田の命をかけての奈緒子と玄奘の勝負。
黄色のカードを引くという玄奘の言葉通り、黄色を引いてしまった奈緒子。
まさか奈緒子側から見ている色と玄奘側の色が違ったなんていう、子供でもわかるようなトリックじゃないだろうし、どうして奈緒子は黄色を引いてしまったんだろう?
うーん、1週間謎解きじゃーーー!(笑)

それにしても矢島健一さん演じる「鬼頭理三」って、確か過去のトリックで演出やってた方の名前そのまんまだよね?(^。^;)

第2回
脚本:蒔田光治
演出:堤幸彦

いやぁ、相変わらず小ネタは豊富。
中でも、上田(阿部寛)の巨根を象徴するかのような、あの高々と噴水のようにあがる立ちションは素晴らしい♪(爆)
里見(野際陽子)のお札の文字、「儲」と書いて「信じるものは・・もうける」っていうので、「なるほど!」と思ったのは私だけ?(^^;

さぁて今回は先週の謎解き。
まず、奈緒子(仲間由紀恵)が、なぜ玄奘(森本レオ)が出したカードから黄色を引いてしまったかという事についてだけど、黄色のウラが3万円の金券だったなんて、なんて現実的。(笑)
しかも、上田の命がかかってるっちゅーのに、そこで3万円を選ぶのが奈緒子らしい。

真一(嶋大輔)が真二(荒川良々)を殺すという玄奘の言葉が、その通りになった経緯もなかなか納得できるトリックで面白かった。
真一は玄奘に寝返るのが早かったけど、真二はなかなか寝返らなかった。
それで、鬼頭(矢島健一)のアドバイスで真二をトンネルに閉じ込めた真一。
その前に鬼頭たちに睡眠薬を飲まされていた真二は、トンネルの中で寝ちゃったわけよね。
それを見た真一は自分が殺したと思い込み、上田たちが駆けつけた時はすでに玄奘に寝返っていた江藤(佐戸井けん太)が、先に真二に駆け寄り「ものすごく死んでます!」と妙な表現で死んでいると信じさせ、その後殴って殺したって事でしょ?
真一が白と黒の鳥居で黒を選び、崖から落ちて死ぬという言葉も、結局は江藤が絡んでのトリック。
白と灰色の鳥居があるところで、白の方に甘い樹液を塗ってガッツ石まっ虫をたくさん呼び寄せると、黒い鳥居に大変身。
黒と灰色だったら、灰色の方を白い鳥居だと思うもんね〜。
上田たちが来る前に、江藤が「ハネアリイヤ〜ン」で鳥居に集まったガッツ石まっ虫を追い払えば、再び白い鳥居がそこにはあるわけで・・・。
なるほど・・・って感じだった。

鬼頭たちに捕らえられて、奈緒子が上田に「何故ベストをつくさないのか?」と言っただけで、超人ハルクのようにパワーアップしてばったばったと鬼頭たちを倒していくのはビックリ!
今後もこの「ハルク」みたいな上田が、最終的にピンチを救ってくれるのかしら?(^^;

そして初回で菊池(姜暢雄)に関して、イマイチだと言ってしまいましたが、今回見てみて、それなりに菊池というキャラがわかってきたように思います。
やたら矢部(生瀬勝久)と台詞がシンクロするのとか、死体をみつけて「死んでま〜す!頭殴られてま〜す!」と嬉しそうな表情とか、山の中に入るのに「靴が汚れるからイヤ!」と言っちゃうのとか、なかなか面白かったわん。

神の象の像を奪うために奈緒子が殴り倒した相手が里見だったとか、像の中にICレコーダーが隠されていて、奈緒子の「私の胸を大きく美しくして下さい」という願いが録音されていたのとか、細部まで面白かったと思います。

第3回
脚本:蒔田光治
演出:木村ひさし

神ヶ内村だったっけ?
それで村民がみんな育毛ブラシみたいなので、頭をポンポン叩いてるんですか?(苦笑)
いやいや、最初にまたガッツ石まっ虫(ガッツ石松)が出てくるとは思ってなかったので、笑ってしまったよ。
今回は瞬間移動の女「スリット美香子(高橋ひとみ)」の話。
昔、瞬間移動の能力で支配していたミカリの生まれ変わりだと言われるスリット美香子。
どんなところにでもスリットを入れて、瞬間移動できるらしい。
しかし「裂けてーーー!」って叫び声とか、「すりすりすりすりスリットーーー!」ってーのはどうよ?
こういうバカバカしい雄叫びがトリックならではなんだけど、「裂けてーーー!」には笑ってしまったわ。
それにあの怪しい「難玉弐高式土偶(なんぎょくにこうしきどぐう)」だっけ?(字はあってるのかしら?)
何とも言えないネーミングと、その土偶のスタイルに含み笑い。(決して大笑いではないところが、さすが「なんぎょくにこうしきどぐう」じゃの〜)
その土偶をスリット美香子が自分に渡せと要求して、博物館の学芸員・芥川(黒田アーサー)が上田(阿部寛)と奈緒子(仲間由紀恵)に依頼し、土偶を守ろうとするんだけど・・・。

高橋ひとみさんのスリット美香子も良かったけど、大の「紅葉好き」なあたくしとしてはホテルの主として出て来たトメ(山村紅葉)に大ウケしてました。
いやぁ、なんでトメが出ると画面が揺れるんでしょうか?(笑)
やけに南国チックな髪型に飛び出てしまいそうにギョロっとした目!
もう紅葉姉さん、最高です!(感無量)

それにしても、今回のスリットのトリックはどうなってるんだろうね。
闇夜の中なら、黒い布にスリット入れて瞬間移動って事も言えるんだろうけど、矢部(生瀬勝久)と菊池(姜暢雄)が見た真昼間の林の中での瞬間移動は、まさか林の絵を書いた布があったわけでもないだろうし・・・。
何となく芥川も怪しいような気がするんだけど、それは深読みしすぎだろうか?
なんせ、奈緒子が「全部すべてスリットお見通しだ!」と言うのを聞くだけでも、来週見る価値があるんじゃないかしら?

第4回
脚本:蒔田光治
演出:木村ひさし

今回はスリット美香子(高橋ひとみ)の謎解きだったわけだけど、矢部(生瀬勝久)と菊池(姜暢雄)が見た三沢(中西良太)を連れ去るスリット美香子のトリックが、銀紙を鏡にして映した風景だったとは・・・。
うーん、どうかな?
薄い銀紙を張って鏡にして・・・って言ってたけど、薄い銀紙であんなにキレイに風景を映し出せるとは思えないし、ちょっと納得いきませんでしたわ。(^^;ゞ
確かに薄い銀紙なら「スリスリスリ・・・スリット!」って切り裂く事は簡単だと思うけどね。

岩の間に挟まれた状態で見つかった三沢の死体のトリックが、れんたろうの滝から死体を流して口上の月岩へ流れ着くというのは、まぁなるほどって感じだったけど。

結局、スリット美香子が元陸上の選手で足が速かったってーのが、一番ウケたわ。
そんな単純な事でええんかい!ってね。(笑)
ドレスに入ったスリットも、大股開きで走りやすくするためだって。
何じゃそりゃ?(笑)

スリット美香子の本名が「西村美香子」で、この村に遺跡を発掘に来た西村博士の娘だったとか、博士がミイラを見つけて村の誰かに殺されたとか、芥川(黒田アーサー)がスリット美香子に協力していたとか、まぁいろんなエピはあったものの、何だかごちゃごちゃでわかりにくかった。
っつーことで、スリット美香子のキャラには満足だったけど、話としてはどんなもんだろう?でした。m(_ _)m
一番最後に、自慢の脚力をいかして走り去るスリット美香子の後姿が一番笑えました。

凄く楽しみにしていた旅館のトメさん(山村紅葉)の出番が、今回は少なくて残念。
この村の話も終わったって事で、もうトメさんには会えないのかしら?

第5回
脚本:林誠人
演出:丸毛典子

今回は「絶対に死なない老人ホーム」の話。
いやいや、冒頭から死にかけのじいちゃんに「ハッキリせんかい!われ!」と怒鳴る孫で軽く笑ってしまいました。
こういう台詞で笑いをもっていけるのが、このドラマの力だったりするのでしょうか。
「絶対に死なない老人ホーム」は本当は「死んだ人を生き返らせる老人ホーム」だったそうな。
んな、アホな・・・と思うけど、実際にそのホームで先生と呼ばれる赤地(高嶋政伸)が父親・茂蔵(下川辰平)を最初に生き返らせた事で、不思議な力が認められたらしい。
今回みたいに割れた招き猫を「戻れ!」で元に戻すとか、切れたロープを元通りにするという所謂マジックが入ると、よりトリックらしいよね。

このホームに入居してる老人たちも、一度死んで生き返った人とかいるし、その謎解きが納得できるものになっているのかは、難しそうだけど・・・。
人を生き返らせることが出来るという証明をするために、上田(阿部寛)や奈緒子(仲間由紀恵)の前で実際に猟銃で心臓を撃ち抜き、その人を生き返らせることにチャレンジした赤地。
最初の一人である古川さん(横山あきお)はすぐに生き返ったけど、副理事長の鶴二郎(浅野和之)を生き返らせようとした時、奈緒子が救急車を呼ぶように指示し病院へ運んだら死んじゃって・・・。
私も奈緒子が言ってたように、撃たれたと見せかけて本当は死んでなかった・・・それをいかにも生き返らせたように見せかけたんだと予想してたんだけど、病院へ運ばれた鶴二郎はそのまま亡くなっちゃったわけで・・・。
うーん、そう簡単なトリックではなかったみたい。
老人ホームで「人殺し」とののしられる奈緒子たち。
何気に「スリスリスリット」って言葉を奈緒子が使ったり、矢部(生瀬勝久)の携帯の着信音がいまだにシリーズ2で出て来た手まり歌だし・・・。(笑)
そういうどこかでちゃんと繋がってるところが、このドラマのファンにはたまりませんわね。

京國屋の社長夫人・京明日香(杉本彩)の喋り方、「セーラームーン」のクイン・ベリル様みたいでちょっとどうなんでしょ?(ーー;)
気になってしまいました。

第6回
脚本:林誠人
演出:丸毛典子

かなりブラックで物悲しい結末ではあったけど、「トリック」らしいかなぁと思ったわ。
千田(浅野和之)が死んでしまったのは、猟銃の2発目が空砲ではなく実弾だったから。
まぁ、これはそうだろうなぁ・・・って感じだけど、おてもやんの像のトリックは厳しいよね。(^^;
おてもやんの像がお菓子で出来てて、パネルの裏に隠れたジジババが、必死に壊れた像を食べつくし、隠し持って来たパーツで新しいおてもやんの像を完成させ、またパネルに隠れて去っていくというトリック。
「老人だって訓練すればこれぐらいの事出来るんですよ。」って赤地(高嶋政伸)は言ってたけど、それはさすがに苦しいぞーーー!(笑)
でも、許せる!なぜなら、このドラマが「トリック」だから。(爆)

魯人老人ホームで面会時間が厳しく限られているのは、実はその中にいる老人たちがバイトで雇われた偽者の老人だったから。
この老人ホームは相続税対策に使われていたのね。
巨額の財産を持ってるジジババが死んじゃうと、相続税で苦しむのは遺族。
それを避ける為には、ジジババに永遠に生きていてもらわなくてはならない。
それで本当は死んじゃったお年寄りに代わって、偽者のジジババがその人として老人ホームに存在する事で、相続税対策か・・・。
このあたりもブラックですなぁ。

結末はあまりにも悲惨でしたが、トリックとしてはこれでいいんだと思った。
高嶋政伸の心のない表情も、結果として意味があったわけで・・・。
茂蔵(下川辰平)も、他のお年寄りのように赤地の本物の父親ではないかと思ったら、これだけは本物だったのね。
船の事故で死んだとされていた茂蔵、本当はその船に乗ってなかったのに、死亡者として新聞に名前が載ってて・・・。
それを見た赤地は、このまま茂蔵が本当に死ねば、自分には保険金が入ると考え、茂蔵を殺した・・・。
殺したつもりが、茂蔵は生きていて家に戻って来てしまった。
記憶をなくした茂蔵を見て、それを好都合とばかりに今回の老人ホームの事を思いつくわけね。
そんな息子の悪巧みがあったのに、最後まで息子の力を信じて、それを証明しようとした茂蔵が悲しかった。
足が治ったのは、きっと偶然なんだろうけど、それも息子の力のせいだと信じ、猟銃で自分の胸を撃ち抜き、「お前の力見せてやれ」と息も絶え絶えに赤地に言う茂蔵。
そこでまだ赤地が「ごめん、父さん・・・」と涙でも流してくれたら良かったんだけど、「無理ですよ。僕にはそんな力はない。インチキです。」って言い切っちゃう冷たさがね。
息子を信じてほしくて、自分の命を差し出した茂蔵が哀れだったけど、逆に小奇麗にまとめなくて良かったんじゃないかと個人的には思いました。

第7回
脚本:蒔田光治
演出:堤幸彦

今回は「単なるダジャレ」な和歌「亀山歌」を受け継ぐ亀山家の話だったから、いつもより余計にダジャレが出てくるようで、笑えた、笑えた。
「Kalita」と「かるた」で軽く笑って、「優れた和歌」と「優れたバカ」で声を出して笑ったよ。
亀山家の言い伝え「イチマツ模様の扉は開けてはならない」だって、普通「市松模様」だと思うよね。
なのに「壱松模様」って松の木が1本描かれた扉なんだもん。(爆)
あはは・・・こういうバカバカしさがこのドラマの大切な部分なので、手抜きがされてなくてとっても嬉しい♪
亀山家の千鶴(羽田美智子)が現れた時の、「お姫様登場!」ってな感じのカットにも、明らかにメロってる上田(阿部寛)にも笑った。

だけど、今回の歌で人を呪い殺すという事の謎解きは難しそう。
やたら千鶴が化粧を人にしてあげてるのが気になるんだよなぁ。
それに最初に映った亀山家の寝たきりみたいなお婆さん。
あの人も生きてるんだか?って感じじゃなかった?

亀山家のどこかに闇十郎が住み着いているという噂、亀山家の人々がどんどん殺されていくところに必ず置かれている和歌。
「話に水差し みずから毒のみ 哀れ泡吹く」と書かれていれば、麗香(岡まゆみ)が泡吹いて死んじゃうし、「しのぶ恋 くら暗くなり くらくらと」では千里(宝積有香)が感電死させられちゃうし、うーん、誰か説明してくれーーー!(^^;
こういう難しい謎解きより、何でもない小ネタにばかり反応してしまったわ。(^^;ゞ
千里を探している時に奈緒子(仲間由紀恵)が「森高ーーー!」って叫んでるのとか、「渡辺ーーーー!あれは美里か。」とか。(爆)
あと闇十郎だと言われている神出鬼没の黒衣装に白いお面の人が、「千と千尋の神隠し」に出て来た「カオナシ」かと思ったよ。(苦笑)

第8回
脚本:蒔田光治
演出:堤幸彦

小ネタ満載で、そっちばかり気になって、どうしても本筋をざーっとしか追えないのが難点のような気がする。(^^;
「恋文・・・渡部篤郎の」とか「てつや、なんばしよっと!」とか、じぇんじぇん本筋に関係ねーだろ?ってなところで、笑っちゃうんだよね。(^^ゞ
千鶴(羽田美智子)を抱きしめ、上田(阿部寛)の何かが反応しちゃってるのに、千鶴が「おズボンの中にこん棒を隠してらっしゃる」と言ってるのとかも、「んなわけ、ねーだろ!」と大笑い。

ま、犯人は想像通り千鶴だったし、トリックも化粧に関係してたりと、あんまり「え?」ってな事はなかったなぁ。

それより何より小ネタだもん。
「いらっしゃい三枝桂の木」
「桂の下」→「カツラの下」→「薄い毛」→「臼池」
監禁されてる奈緒子(仲間由紀恵)を助け出すのに、「山田奈緒子は貧乳だ!」と叫ぶ上田。それを間違って「頻尿」と言い続ける千鶴。
手首を縛られた縄を「裂けてーーーー!」でほどいてしまう奈緒子。
「布施明神」の側にシクラメン。
お婆様が亡くなった時に千鶴が弾いた琴の音が、何故か「秋桜」。
もーーー、やりたい放題ですわね。

千鶴が哲也(IZAM)の事を好きで、亀山家を彼に継いで欲しかったという理由で起こした殺人事件。
お婆様の遺言に後継者が書かれていると思ったら、「亀山の名を捨てよ」という一言だけ。
自分がやったことは無意味だったと知って、最後は唇にイマラオを塗って自殺した千鶴。
最後に詠んだ和歌が「月も見捨てしこの夜は 鐘つき餅つき嘘をつき 夜明けは見えず 命尽き」で、何となく考えさせられたけど・・・。

3年前に亀山家の次男と別れて自殺した女性が、弁護士(松澤一之)の妹(ダンプ松本)だったとか、妹を死に追いやられた憎しみから、亀山家が自分たちの手で崩壊していくのを見たかったとか、そういう部分は余計だったような気がする。
千鶴が自殺した後に、あれやこれやとエピがあったのは、ちょっと詰め込んじゃった感じがして・・・。
最後に本当の「市松模様の扉」に奈緒子が気付いて、その中に隠されたお宝を探しにいったところは面白かったけどね。
しかし、そこに隠されてたのが「春画」なんて・・・ご先祖様もエロじじぃだったのね。(笑)

第9回
脚本:蒔田光治
演出:堤幸彦

成宮君が成宮君だとわかるまでに時間がかかったよ。(^^;

今回は何もないところに物を実体化させるという霊能力者・千賀子(大谷直子)の話・・・と思ったら、すでに前編でご臨終。
北見(デビッド伊東)の心臓に針を実体化させて殺したり、金井源三(ガッツ石松)の飲み水を毒物の入った水として実体化させたり、金井省吾(久保田篤)を呪いの封筒の中の紙に名前を書いただけで殺したり・・・。
そして千賀子の息子が実は岸本(成宮寛貴)だという事らしい。
何だか盛りだくさんで、さっぱりわからん。(^。^;)

千賀子の恋人が不治の病で、ただの砂糖水を薬だと言って暗示をかけて飲ませる事で回復した・・・だけど学者が来てインチキ呼ばわりした事で、彼は希望を失って亡くなったという話は、そんなこともあるかもな・・・ってしみじみ考えさせられたけど。

さて、死んだ北見も黒門島の出身、そして千賀子に霊能力を授けたという討伐隊の
皆さんも黒門島から来たと言う。
奈緒子(仲間由紀恵)がハンカチを押し当てられて、最後意識を失ったみたいだったけど、あのハンカチを押し当ててる手は誰の手なんだろう?
そして岸本君は一体誰?

「パート4」とか「続くわね」とか、まだやるんかい!みたいな事を冒頭から匂わせつつ、内容は結構重い。
ガッツ石松さんが今回はガッツ石まっ虫じゃなく、人間として出てるのにウケてしまったよ。(笑)
それに対する奈緒子の「ガッ虫?ガッ虫?」って突っ込みも・・・。(爆)
あと上田(阿部寛)が奈緒子の台詞を全部喋っちゃうのとか、結構楽しめました。

最終回の予告はえらい静かで真面目でしたね。(^^;
黒門島がまたまた最後の舞台で、最終回に鬼束ちひろが出るのかどうかも気になるところですね。

最終回
脚本:蒔田光治
演出:堤幸彦

最終回はトリックがどうのこうのというよりも、上田(阿部寛)と奈緒子(仲間由紀恵)のラブラブモードがプッシュされてたように感じたなぁ。(*^。^*)

先週わからなかった北見(デビッド伊東)の心臓に針のトリックは、外科医にあらかじめ心臓近くの筋肉に針を埋め込んでもらっていて、自分で体をひねった時に針が心臓に達したというあんまり笑えないものだったね。
さてさて、奈緒子が黒門島に連れて行かれて、そこで本物の霊能力者って事にされてしまうわけだけど、あの赤い玉と青い玉を分けるのも何てことないトリック。
そこらへんは何のひねりもなかったような・・・。(^。^;)

そして黒門島に封印されている何かを取り出すために、5文字の言葉を唱えるわけだけど、「あああああ」から順番に「んんんんん」まで試そうとすることのどこがシステマティックやねん!>上田
結局その5文字は奈緒子の父親が里見(野際陽子)にプロポーズした言葉で、あの読んではいけない漢字(「門」に「火」と書く字)を発音したものだったんだけど、それが「je vous aime」(フランス語で愛してる)ってどうなんでしょ?(^^;
「ジュヴゼイム」って上田が発音する前の、妙に唇を嘗め回すような仕草が面白かったし、せっかく開いた扉が奈緒子が「マジなのか?」って違う5文字の言葉を発音する事で閉じてしまうあたりも良かった。
封印されてたわりに、特別に何かが隠されているわけではなく、結局最初に箱を開けたものが命を落とすと言われても、その箱を開けることが出来た勇気が一族を救うというような、妙に美しい納まり方だった。

上田と奈緒子が最後に自分の言いたい事を紙に書いて交換したところ。
奈緒子は「何故ベストを尽くさないのか」と書いたけど、上田は例の「門」に「火」の漢字を一文字だけ・・・。
w(゚o゚)w オオー!これは「je vous aime」って意味じゃないですか!
めちゃめちゃ愛の告白しちゃってるし、その後海岸で黄昏る奈緒子の背後で砂に埋もれて顔だけ出してる上田に笑ったよ。
期待してたけど、最終回に鬼束ちひろは出なかったなぁ。

まだまだ続くような雰囲気がそこかしこに匂わされていたけど、さすがにここら辺でオシマイでいいんじゃないか?と思いました。

 

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