ライオン先生

原作:重松清 「ライオン先生」
P:堀口良則

テーマ曲:SOUL'd OUT ♪Love,Peace,&Soul
タイトル曲:Lyrico ♪Lost Wing

第1回
脚本:武田百合子
演出:小田切正明

あら?(^。^;)
ある意味、予想通りあんまり面白くなかったんですけど。( ;^^)ヘ..
もうちょっと竹中直人さんが、あの濃い〜キャラで引っかきまわしてくれるかと思ったら、案外普通ーーーぅ。
しかも学園モノと位置付けていいのかもわからないほど、微妙な感じ。
初回で笑えたのは、ハゲさんが二人揃ったシーン(西村雅彦さんと竹中直人さん)、そして高村(竹中直人)のヅラがトイレの便器の中にポッチャンしちゃったとこぐらい。
いや、別に笑いを求めていたわけじゃないんだけど、あとは本当に・・・普通におもろない。m(_ _)m
うーん、どうしたものか?

ヅラを取って、ハゲ頭をさらした時に、生徒と打ち解けたりするんだろうか?(んな、アホな)
不登校の安藤(北村悠)の問題とか、今時の冷めた生徒たちが抱える問題を通して、もうちょっと学園モノっぽい雰囲気が出てくればいいんだけど・・・。
今のままだと、「だからヅラがどうしたの?」ってな感じで、意識が高村のハゲ&ヅラに集中しちゃうような気がする。
とりあえず次回まで様子を見ましょう。(^^ゞ

第2回
脚本:武田百合子
演出:小田切正明

うーん、やっぱ何か足りないというか、何か違うといか、はっきり言えば引き付ける要素が見当たらないドラマなんだよね。
思いっきり学園ドラマでもないし、竹中直人がそのキャラでぐいぐい引っ張っていくようなドラマでもないし・・・。
原作があるという事は、その原作に魅力があったからドラマ化されたんだろうに、あんまりその魅力が伝わって来ない。
かなり微妙だなぁ。(^^;

不登校の安藤(北村悠)が他校の生徒とケンカして、警察のご厄介に・・・。
こういう時、父親(段田安則)にガツンと言って欲しいのに、リストラされて落ち込み、酒浸りの日々を過ごす父親は、相変わらずの飲んだくれ。
息子に「存在自体、意味がねーんだよ」と言われても反論すらしない父親。
こういうのって、一番傷つくよね。
自分の親のこういうやる気のない姿って、子供には辛いもんだよ。

んで、最後の方の高村(竹中直人)と安藤の父親が語るシーンでは、「存在自体意味がない」という息子の言葉を受けて、何やら深い会話をしていたような雰囲気だったけど・・・。
段田さんの演技もいい感じだったような気がするけど・・・。
何故だろう?ぜんぜん台詞が印象に残らないのよ。(^^;
二人の会話を聞いていた安藤がいて、父親が「帰ろうか」というと何もなかったかのように親子が並んで去っていくというシーンでは、「親子って語らずとも伝わる何かがあるのね」と勝手に思って納得しちゃったけど・・・。
うーん、もっと説得力のある台詞が聞きたいなぁ。

安藤と父親、そして早川(要潤)は、高村がヅラだった事を今回知ってしまったけど、このドラマって高村のヅラネタがなかったら、本当に何にも印象に残らないんじゃなかろうか?
それってかなり厳しいかも・・・。(^^;

第3回
脚本:武田百合子
   小田切正明
演出:小田切正明

うーむ、うーむ、うーむ・・・何ともコメントし辛いドラマだなぁ。
何だかね〜、シーンとシーンが繋がってないというか、話自体繋がってないというか、どうも話が見えないんだわ。(^^ゞ
今回はヒップホップでデビューを目指す大輔(山根和馬)と、彼をめぐっての愛子(広澤草)と美樹(山本彩乃)のバトルが中心かと思ったら、話が何だかよくわからん方向に・・・。
学校では生徒の芸能活動が認められていないだとか、だからオーディションの最終審査を受けるのをやめるだとか・・・かと思えば、他のメンバーに一緒にやろうって言ってるし・・・よくわからん!
愛子も保健室から睡眠薬を持ち出して、あわや自殺か?って感じだったけど、大体学校の保健室に睡眠薬なんて置いてあるもんなのか?
仮にあるとしても、それを簡単に持ち出せるってーのはマズイっしょ?(^^;
んで、結局どうオチがついたのかもわからん!(ーー;)
とりあえず、予告でも見たけど高村(竹中直人)のヅラが、釣り人に釣られてしまって・・・ってそこがオチか?(激しく違う)
これはかなり困った事になってるぞ!
話がわからんし、生徒たちもうまく絡んでない!
こうなったら竹中直人のキャラで強引にねじ伏せるぐらいの話にした方が、まだ楽しめると思うんだけど、原作があるばかりにそれも出来ないか・・・。

第4回
脚本:武田百合子
   小田切正明
演出:白川士

うむ・・・今週も何だかまとまりのない内容だったなぁ。
痴漢の容疑で父親(羽場雄一)が逮捕されたさやか(富田麻帆)は、自分が学校を休めば父が痴漢をしたと認めることになると、絶対に休もうとはしない。
父親を信じるさやかの姿も、そんなさやかに自分の妻がかつて苦しい思いをしていた事を重ねる高村(竹中直人)も悪くないとは思うけど、問題はさやかの父親だよなぁ。
娘に会いたい、娘を一人にしておけないと10万円払って釈放されたらしいけど、それじゃ娘の気持ちはどうなってしまうんだろうか?
そうしないと釈放してもらえないからって、プライドを捨てるとかそういう問題か?
そこはプライド捨てちゃいかんだろ?
本当にやってないのなら・・・。
「無実を証明するまで戦うから」ってさやかに言ってたけど、何だかその言葉さえ信じられないような気がしてしまった。(^。^;)

それにしても生徒が光らないドラマだなぁ。
高村メインだからそれでいいのかもしれないけど、何だか学校が舞台なのにそれではしっくりこないんだよね。(^^;
うーん、これではかなり厳しいと思われます。

第5回
脚本:江頭美智留
    小田切正明
演出:小田切正明

今回は、普通に見られたような気がする。
面白かったかと言われれば、そこらへんは微妙なんだけど・・・。( ;^^)ヘ..

あおい(和希沙也)が実力テストを全教科白紙で提出したとして問題になるんだけど、そんなことよりこの子が援助交際しようとしてるのが問題だよなぁ。
その事実を知った高村(竹中直人)が、まさに今援助交際の待ち合わせに行こうとしているあおいを尾行するんだけど、ホテルの部屋に連れ込まれるギリギリまであおいの名前を呼ばないのは、やはり本人を信じたかったからなのかなぁ。
見てる側としては、どうしてもっと早く止めないの?と思って、ヒヤヒヤしちゃったよ。
結局、母親(美保純)の夢を押し付けられたり、自分の夢を受け入れてもらえなかった事に対しての反発だったみたいだけど、あおいと母親の両方の言い分を聞いてたら、さすが親子だけあってどっちもどっちだなぁ・・・と思ってしまったわ。(^^;ゞ

大して上手でもないのにボードを買ってプロサーファーになりたいというあおいの夢。
娘に服飾の仕事を身に付けさせて、親子二人でオリジナルブランドを立ち上げたいという母の夢。
どっちもとてつもなく大きな夢なんだけど、その夢に対して何を実行してるの?って感じだし、漠然とし過ぎててちょっとついていけなかったな。
あおいが両親の離婚や、母親に引取られて一日中働く母に文句ひとつ言わず寂しさを我慢してきて、そこで自分の夢に反対された辛さみたいなのはわからなくもないけどね。
最後もサーフィンして楽しそうな娘の笑顔を見て、母が微笑むというあっさりした納まり方だったし、今までの回よりはよかったような気がするけど、もうひとひねり欲しい感じは否めない。

第6回
脚本:武田百合子
   小田切正明
演出:白川士

うぅ、このドラマはホンマにキツイ!(^^;
やはりバラバラな印象しか残らない。
今回の本筋は県会議員でPTAのボス的存在の織原(大杉蓮)と、その息子の話。
そこに高村(竹中直人)が絡むという話なんだけど、それならそれでそこに絞り込めばいいのに、守屋先生(小池栄子)に付きまとう学生の話とか何か意味あった?って感じでどうも好きになれん!
県会議員の父親が談合疑惑に関わっているとかで、そういう父親への小さな抵抗が織原健治(平岡祐太)の万引きだったわけだけど、その万引きを父親の圧力でもみ消された事が健治は気に入らなかったわけよね。
まぁ、ここまで理解するのに2回見たわよ。(^。^;)
それは私の理解力がないからなんだけど、それ以前に集中して見られないのが原因とも言えるわね。
本当に面白いドラマは、他にやりたい事があっても手が出せないぐらい集中しちゃうんだけど、そうじゃないドラマだとどうしてもね。(^^;ゞ

この事件をきっかけに高村への生徒たちの信頼が揺らぐのも、高村が「もう少し頑張らせてくれ」と頭を下げるのも、いまいちピンと来なかった。
カツラを小ネタに使うのも、さすがに笑えなくなって来たし・・・。
ラストは容疑を否認したまま織原が逮捕されたというストーリーだったけど、その折原が「久しぶりに気骨のあるヤツに出会った」と言ってたっちゅーのも、「はぁ?」って感じなのよね。
笑う事も感動することも、そして突っ込むことすら出来ない気がする。(毒舌失礼)

第7回
脚本:田中江里夏
   小田切正明
演出:小田切正明

あらら・・・もう・・・言葉にする事ができませんわ。(ーー;)
石井先生(渡辺いっけい)が授業中に早弁してた淳平(川村陽介)に、突然キレちゃって「出て行け!」と言ったら、クラスのほとんどが授業をボイコット!
石井が自分の息子・勇治(金井史更)にサッカーの特訓をしてる姿が虐待に近いとか、その勇治が不登校で石井も悩んでいたとか、いろんな背景があったものの、相変わらずまとまりのない印象しかない。
高村(竹中直人)と石井が公園で思い切り言い合うシーンだって、お互いが気持ちをぶつけ合う大切なシーンだと思うんだけど、あっちふらふら、こっちふらふらなカメラワーク。
何だかこのカメラワークがこのドラマのすべてを物語っているような気がしたわ。
何を伝えたいのか、どこにポイントがあるのか、どうしたいのか・・・まったく伝わらない。
何でも高村がはげ頭見せりゃ解決するみたいなところも、説得力のかけらもないし・・・。
うーん、どうしたものか・・・。

勇治が不登校になった原因を知ったのが、早弁注意した淳平のおかげってーのも何だかね。(^^;
それより何よりビックリしたのは、淳平にキレた理由ですよ。
その朝、出がけに女房とケンカしてムシの居所が悪かった・・・って何?┐('〜`;)┌
早弁はいい事じゃないだろうけど、そんな理由で注意されたとわかったら、私ならもう一度ボイコットしてやるわよ。(苦笑)

第8回
脚本:宮崎涼
      小田切正明
演出:白川士

グラビアアイドルに憧れる彩(相武紗季)、恵理(岡本綾)の恋人と高村(竹中直人)の対面・・・。
この両方の話をうまく取り混ぜる事ができれば、何も問題はないんだけど、実際問題バラバラでまとまってない。
複数のエピを盛り込んでも、それをうまく関連付けてまとめることが出来ないのなら、最初からひとつのエピに絞り込んで、もっと掘り下げて作ったらいいのに・・・とさえ思ってしまう。

彩が怪しい男に騙されて、AV撮られそうになって、そこに彩のことが好きな新平(石井智也)が助けに来て、ボコボコにされるというのも、とってもありきたり。(^^;
別にありきたりなエピでも構わないけど、なんせ彩の泣きの芝居が出来てない。
それにもっと彩が無事でよかったね・・・って方向でまとめるのかと思ったら、恵理の恋人がやって来る方が重要視されてるし・・・。
それならそれで、もっと魅力的にまとめてくれればいいんだけど、恵理の婚約者が高村の家にやって来て、そこに京介(西村雅彦)や安藤(段田安則)、石井(渡辺いっけい)が何故かいて盛り上がってるという酔っ払いばかりのシーンが、うるさい、うるさい。
「面白くない」という先入観をなるべく拭い去って見ているつもりなんだけど、最終的には「やっぱ面白くない」という感想しか残らない。
ただ、予告で清志郎さんを見た時はビックリしたよ!
このあいだ「マンハッタン」に出てたのに、今度はこのドラマですか?(^^;
どんな役での登場なんだろう?そこだけが気になりますわ。(^^ゞ

第8回
脚本:宮崎涼
      小田切正明
演出:小田切正明

奈々(萩原明子)が自殺未遂、そしてお腹の中に赤ちゃんがいる事が判明。
そんな奈々が運ばれたのが、匠(ウエンツ瑛士)の父親(冨家規政)の病院。
ここで駆けつけた高村(竹中直人)と匠が話すシーンがあるんだけどさぁ、高校生の匠の台詞が妙にキザなのよね。(^。^;)
「確かめたかったんだろうなぁ・・・愛ってやつをさ・・・。」(クサッ)
こういう台詞を書くから、何だか遠いどこかの話にしか思えないのよ。
もっと普通に話し言葉が書けないかしら?

んで、奈々を妊娠させたのが高村だなんて疑いがかけられて、とんでもない方向に話が進んでるし・・・。
クラスのみんなに「奈々が手首を切った」と高村が言った時の生徒たちの反応も、妙にドライで気持ち悪い。
驚くものあり、茶化すものあり、責めるものあり・・・でいいとは思うけど、もっと騒然とするとかさせないと、あの冷めた空気は怖すぎる。

途中、石橋蓮司が出てきたり、はげ頭の忌野清志郎が高村の同級生・博人として出てきたりしたのは楽しめたけど、それってドラマ本体を楽しんでるのとはぜんぜん違うし・・・。
うーん、本当にこれでいいのか?と思ってしまうんだよなぁ。(^。^;)

博人がバンドをやってて、第9をロックでやりたいと言い出し、高村の高校の合唱部と一緒にやりたいみたいな事を言ってたし、高村のその話にノッてたけど・・・。
まさか最後は第9の大合唱で感動・・・とか言いたいわけじゃないよね?(^^;

最終回
脚本:小田切正明
演出:小田切正明

終わりました。(^。^;)ホッ!
いやいや、最後までバラバラで滅茶苦茶でした。
結局、このドラマが伝えたかった事は何なんでしょう?
さっぱりわかりませんでした。

最終回の第九も、一番の盛り上がりのシーンだと思うんだけど、こんな肝心なシーンまでバラバラでビックリ!
すべてにおいて、「だから何がしたいのよ!」って感じで・・・。
第九の最後で博人(忌野清志郎)のシャウトが、とーーーっても虚しく響いてました。

大したこともないような事がいろいろあって、高村(竹中直人)が学校を去ることになり、教室での生徒たちとの別れのシーン。
一応、学校が舞台のドラマだったはずですが、こんなにもクラスの生徒の顔を覚えていないドラマも珍しいです。(^^;ゞ
最後は生徒たちにハゲ頭を見せて、「これが本当の自分です。これからは裸になって向き合っていこうと思います。」って高村が言うんだけど、視聴者的には「やっとハゲ頭、見せたんかい!」って感じ。
しかも、「見せたからどうだっちゅーねん!」とも思ったりして・・・。
とにかく面白くはなかったです。(苦笑)

 

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