共犯者

チーフプロデューサー:梅原幹
P:伊藤響・北島和久・大塚泰之

オープニングテーマ:川口大輔 ♪HIGH CRIME
エンディングテーマ:Skoop On Somebody ♪琥珀の月

第1回
脚本:秦建日子
演出:大谷太郎

w(゚o゚)w オオー!、私の好きなタイプのドラマだわ。
三上博史の額に浮き上がる「Y」の形の血管が好き♪(これ昔から)
とりあえず出だしの水に浮かぶ三上博史を見たときは、「あなたの隣に誰かいる」かと思ったわよ。(^。^;)

過去に同僚の塔山紗江(中山忍)を殺した美咲(浅野温子)が、時効を約2ヵ月後に控えた時点で、事件の一部始終を知っているらしい男(三上博史)に会い、奇妙な同居が始まる話。
たぶん、美咲にしたら人を殺して14年と10ヶ月、ただただ時効の日が訪れる事を祈って過ごしてきたはず。
今までたとえ怪しまれたとしても、逮捕される事はなく、何とか逃げ延びてきたのに、ここで登場する男の存在は恐怖でしかないよね。
いきなり会社の内線電話で「君は知っている。人間の首というのは直径5センチ程度まで簡単にしまる。君は知っている。体脂肪の多い女性の体には、包丁が簡単に突き刺さる。君は知っている。殺人者はみな良心の呵責を感じ、毎晩悪夢にうなされるわけではない事を。」って言われた時点で、背筋ぞーーーーー!だよね。

とにかく浅野温子と三上博史ってだけでも引き付けられるのに、他のキャストもクセがあって怪しい人ばっか。(嬉)
久々に美咲を訪ねてきた刑事が石橋蓮司、美咲の上司に佐野史郎、美咲の隣人に吹越満、今回はまだ登場してないけど、松重豊に宇梶剛士も出るんだよ。(笑)
みーーーんな、どこか怪しいじゃん!(爆)
美咲の部屋をいつも双眼鏡で覗いてる女の子(加賀美早紀)も奇妙だしね〜。

かつて美咲が紗江を殺したのと同じ時刻に現れ、美咲の部屋に侵入した男。
「僕は知っている。紗江の部屋から君が何を盗み出したか。そしてそれをどこに隠したか。」
こわ〜い!額の「Y」な血管も浮き上がってこわ〜い!(笑)
15年前に世田谷区駒沢本町で建設中だった建売住宅の基礎のセメントに、美咲が紗江を殺した凶器と紗江から盗んだものを埋めた事まで知っているこの男・・・一体何者?
そこまで知っているのに、どうして今まで現れなかったのか?
そして美咲をゆすってるけど、彼はお金目当てじゃなく、美咲と一緒に暮らしたい、美咲の心が欲しい、味方になりたい・・・と理解できない事を言い出す。
何?一緒に暮らしたいって?

美咲の部下、高杉(池内博之)の昇進祝いのパーティーで、広海(乙葉)に「何のために生きてるんですか?」とバカにされ、さすがに我慢できず文句を言おうとして男に止められる。
ところが、二次会へと場所を移す時に忽然と姿を消した広海ちゃん。
てっきり高杉とどこかへ消える手はずで、先に姿をくらましたんだと思ってたら、何と美咲の部屋に転がってる広海の死体。( ̄□ ̄;)!!
いやぁ、乙葉ちゃんってこういう役も出来るんだな・・と、結構感心して見てたのにあっさりご臨終でなおビックリ!
美咲が心の中で「殺したい」と思ったから、俺が殺してやったと男。
こわいよ〜、また「Y」な血管浮き上がってるし、トマトとか食べてる姿がそれだけで恐ろしい。
死体をそのままに出来ず、隣人の漫画家・小林(吹越満)に車を借りて山中へ・・・。
そこで死体を捨てようとして、たまたま彼氏に山の中で置き去りにされた由梨(さとう珠緒)に目撃される。
さぁ、どうなる?見られたら、また殺しちゃうのか?

気になるのは、男の姿が美咲以外に見えているのかどうか?って事。
エレベーターの前で美咲と一緒になった小林に「そいつお前に惚れてるぞ!」とか大騒ぎしてた男に、小林さんはあんまりリアクションしてなかったよね。
高杉の昇進祝いの店で男を見つけた美咲が近寄って行って話している時も、他の部下たちが気付く様子もなかったし・・・。
死体を運ぶ時の検問も、警官は美咲にしか話しかけてないし・・・。
この男・・・ちゃんと生きてる人間なんだろうか?

額に「Y」な血管の三上博史、恐ろしく目の落ち窪んだ浅野温子の両者の演技もかなりいいんだけど、映像も何気に面白いよね。
アングルをちょっと変えるだけで、人間が普通目にする状況と違って見えてくる。
そこにちょっとした違和感を感じ、それが恐怖心をあおるのかもしれない。
妙に下から撮った画、上に妙な余白をあけたような画、ちょっとだけ斜めに撮った画。
なるほど・・・って感じ。
初回の印象は上々・・・だけど、こういうドラマは最後に納得できるかどうかが難しいんだよね。
最終回で、「なんじゃ、そりゃ?」とならない事を、今から願うのみだわ。

第2回
脚本:秦建日子
演出:大谷太郎

いつも大声で笑ってる男(三上博史)の奇妙な怖さ。
美咲(浅野温子)にしてみれば、この男さえ登場しなかったら自分はあと2ヶ月逃げ延びる自信もあっただろうに、とんでもない誤算だよね。
って、美咲はつかまってないけど殺人犯なわけで、そういう彼女に肩入れしちゃいけないんだけど、何だか不思議と「あとちょっとだったのに」「何で今になって」と美咲寄りの見方をしている自分に気付いてみたり・・・。(^^ゞ

小林(吹越満)に車を借りて、広海(乙葉)の遺体を山の中に埋めに行った美咲と男。
でも、そこで由梨(さとう珠緒)という女に遺体を見られるとは、これまた誤算。
男は喜んで由梨を殺そうとするしね〜。
この狂気の演技が本当に怖いのよ。>三上さん
「人は簡単に殺せる。僕はその事を君から学んだ。」って、美咲に男が言うんだけど、本当に簡単に由梨を殺そうとしている男が怖い、怖い。
結局、由梨は崖から転落・・・。
どうなんだろう?美咲の気持ち。
「死んだだろう」って思って安心したのかな?
そういう事を想像しながら見ると、本当に怖いんだよね。(ーー;)

でも、由梨は生きてたんだよ。
しかも手には広海の社員証を握りしめて・・・。
由梨と広海に接点がなくても、消息を絶った広海の社員証を持った女性が運び込まれたら、当然そこから調べは始まるわけで・・・。
刑事が会社までやって来るだけでも、美咲にしてみれば耐え難い苦痛だと思うのに、やって来た木場刑事(石橋蓮司)は、由梨のうわごとまで告げるのよ。
「15年・・・無駄・・・殺さないで」
それは、まさにあの現場で美咲と男の会話の断片。
木場刑事も「15年というと我々警察には特別な数字なんです。殺人事件の時効が15年。」なんて意味ありげに言うしね〜。

美咲も由梨が生きていた事に不安を隠しきれない。
たぶん、いや間違いなく「死んでてくれればよかったのに」と思ったはず。
そして男が消えた。
由梨が入院している病院の中を白衣を着て歩く男。
由梨の命を再び狙おうとしてるのね。
男ってどんな存在?美咲の心を実行にうつすのが男の仕事?
その存在自体がよくわからなくて、そこがまたミステリー。

あと中尾(佐野史郎)と計算課の誰かが繋がってるみたいだけど、その誰かって誰なんだろう?
携帯で話してる相手と、メールを送信している相手は同一人物なのかしら?
それとも、計算課の人間すべてと中尾が繋がってるってこともありえそうだな。
もちろん、美咲を除いてね。

広海と怪しい雰囲気だった高杉(池内博之)が彼女から昇進祝いの席で受取ったメール。
きっと「二次会は一緒に消えましょう」ってな内容だろうと思ってたんだけど、ちらっと映ったメール画面では・・面白い人に誘われた、お土産話云々・・と、その日は高杉と一緒にいられない事を伝えるメールだったみたい。

うーん、あっちもこっちも怪しくて、何が何だかわからんわい!(爆)
美咲が勤める会社の社長(黒部進)が、殺された塔山紗江(中山忍)を可愛がっていたというのも、ちょっと気になるのよね。
そして一番気になってるのは、美咲の部屋を覗いている希(加賀美早紀)。
いじめにでもあったのかな?引きこもってるみたいだけど、美咲の事を双眼鏡で覗きながら「友達見つけた」って言ってるのが、どういう意味なのか。
いやぁ、これほどまでに全員が怪しいドラマも珍しい。(^^;
ずぶずぶとハマっていくのを実感しております。

第3回
脚本:秦建日子
演出:大谷太郎

由梨(さとう珠緒)も見張りの刑事も、あっさり男(三上博史)に殺されましたわね。(^^;
しかし、いろいろ気になることがいっぱですわ。
美咲(浅野温子)が男に「あなたは誰?」と尋ねると、「君の共犯者」と答える。
うーん、これって単に広海(乙葉)殺しの共犯者とだけとらえての言葉ではないような気がするんだけど・・・。
それに、美咲には特別な公園とか言ってた、あのブランコのシーン。
美咲が涙を流すと、それに連動したかのように男も涙を流す。
美咲も男も、自分が窮地に立たされると爪をかむくせがある。
男の姿は見える人と見えない人がいるらしい。
これに関しては、まず由梨を殺しに行く時の白衣の男とすれ違った木場刑事(石橋蓮司)たちは姿が見えなかったらしいが、刑事の後を歩いてきた看護婦二人は会釈をしたことから見えたらしいことが推測できる。
美咲の会社に男が「ウエヤ」と名乗って訪ねてきた時も、受付の人は応対したんだから見えたに違いない。
ところが、その後美咲が男を連れて行った喫茶店のウエイトレスは、「コーヒー2つとチョコバフェひとつ。」という美咲の注文に「コーヒー二つですか?」と聞き返したことから、男の姿が見えてなかったと思われるわけで・・・。
最初は、男性には男の姿は見えなくて、女性には見えるのかしら?と思ったんだけど、この喫茶店のウエイトレスの登場で、そんな推理は成り立たない。
うーん、男は生きてるのか?
男が美咲に言った「幸せを求めるのが生きてる人間の義務だ」って台詞も引っかかる。
まるで一度死んでしまった男が、生きてる美咲に「もっと人生を楽しめよ」と言っているようでもあり・・・。

大体、警察の調べで広海の遺留品が山から出なかったってーのはどうなんだ?
遺留品どころか、広海の死体が出なきゃいけないはずなのに・・・。
死体を埋めたあたりに男が立っているカットがあったけど、あれは何を意味するんだろうか?
もしや、広海の死体を男がどこかへ運び出したのか?
うーん、わからん!

そして舞(奥菜恵)が広海のクレジット利用履歴から、広海が姿を消した後に20万カードでキャッシングしている事実に気付く。
ここから高杉(池内博之)が使われたキャッシュコーナーの防犯ビデオを中尾(佐野史郎)に持っていくんだけど、20万を引き出したのは男なわけよね?
だから、普通ならあのビデオに男の姿が映ってるはずなんだろうけど、たぶん実際にはそうじゃないんだろうなぁ。
そうじゃないから面白いんだろうなぁ。(笑)

向かいのマンションの希(加賀美早紀)も、美咲のすべてを知ってるって告白してたし、これまたあっさり男にやられるんじゃないだろうかと心配。
刑事にいろいろ聞かれた小林(吹越満)は、結局どう答えたんだろうか?
「俺は何も知らない」って呟いてたけど、そのまんま刑事に答えたのかな?
男が料理してた高級なお肉も「僕が買ったんじゃない」って言ってたし、ってーことはあのお肉をじっくり見てた美咲が買ったのか?
でも棚に戻したはずなんだよなぁ・・・。
そもそも男は何なんだ?美咲の分身なんだろうか?
「共犯者」って言葉の意味は?
気になって、塔山紗江が殺された時の部分を見てしまいました。(^^;
あの「宅配便で〜す」って声、まるでボイスチェンジャーで変えたような声に聞こえるんだよね。
その声の主が男なんだろうか?でも、そうなると男の存在を美咲が今まで知らなかったのは何故?
あぁ、わからんことだらけ。
そしてこのドラマでも効果的に使われているあの花・・・ガーベラだよね?
「あなたの隣に誰かいる」でもガーベラの絵が出てきたり、秋のサスペンスはガーベラが鍵を握ってるんだろうか?(深読みしすぎ)
疑問だらけであらすじにも感想にもなってなくてごめんなさい。m(_ _)m

第4回
脚本:秦建日子
演出:大谷太郎

広海(乙葉)のカード利用履歴が消されてる?
それを消したのは誰なんだ?高杉(池内博之)?中尾(佐野史郎)?
防犯ビデオに映っていたのは、美咲(浅野温子)の時計らしきものをした、美咲似の女だったね。
っつーか、あれは美咲なんだろうか?
本人は自覚無しって感じだけど、もしも二重人格みたいなもんが絡んでる話だとしたら、自分の知らないところでもう一人の自分が行動していたってーのはありえる話だし。
しっかし、このドラマが始まる前に浅野温子さんが「今回のセクシー路線は三上に任せた」と言っただけあって、三上博史のセクシーっつーかいやらしい雰囲気が全開だよなぁ。(*^。^*)
OP前の美咲と男(三上博史)のキス見た?(*^^*)ポッ
美咲の唇を食らってたよ。「はぐっ」って音までしたよ。(^。^;)
「僕は世界でたった一人の君の共犯者だよ」・・・いい台詞じゃねーか。

んで、少しずつ少しずつ絡まった糸が解けるように、ちらほらと「ここがポイントよ〜」って感じでいろんな事が見え隠れしてきたね。
まず中尾の家・・・そこへ向うタクシーの運転手と美咲の会話から、中尾の家がかつて塔山紗江(中山忍)を殺して盗んだものを埋めた造成地ではないかと推測されますね。(違う?(^。^;))
そうなると、中尾はその場所がそういう場所だと知って、買ったのかどうか?って事が鍵になってくるわけで・・・。

そして男の名前ですが、前回「ウエヤ」と名乗って美咲の会社に現れた男。
今回は美咲への置手紙に「マサト」と書き記していた事から、男の名前は「ウエヤマサト」であると推測される。
が、しかし、「ウエヤマサト」をいうカタカナをまずは逆から読んでみた私。
「トサマヤエウ」・・・どうやらこういう単純なもんじゃなかったらしい・・・。
それでいろいろ並び替えをしてみたら・・・w(゚o゚)w オオー!「ウエヤマサト」を適当に並び替えると「トウヤマサエ」になるじゃないのさ!
「トウヤマサエ」・・・「塔山紗江」だよ。( ゚o゚)ハッ
しかも、塔山家の墓の前で男と池澤社長(黒部進)が話してるよ。
この二人、繋がっていたのね。
紗江は池澤の姪だったんだとか・・・。
そうなると男と紗江の関係が気になるんだけど・・・。(・_・?)ハテ?

木場(石橋蓮司)はついに広海の死体を発見したようだし、ここからまた美咲への追求が厳しくなるのかも・・・。
なんせ防犯ビデオに映ってるのが美咲そっくりな女だしなぁ・・・でも、あのビデオってまだ警察には渡ってないし、そういう事実にも警察は行き着いてないのよね。(^。^;)

その木場から美咲の事でいろいろ聞かれた小林(吹越満)、ついに卑怯な手に出たわね。
いかにも美咲があの日車を借りて、どこへ行ったかわかるんだぞ〜ってな事を匂わせて、その事を木場に黙っていてやってるんだとアピールし、美咲をモノにしようとしている。
でもでもでもーーーー、小林が美咲に「結婚を前提として付き合ってほしい」みたいな事を言ったら、何故か男の声で「わかりました、お付き合いします」だって。
それにしても、この「男」は本当に人間なんだろうか?
だって男の声で「わかりました」って言われたら、小林だって普通おかしいと思うでしょ?
なのに、ごくごく普通に喜んでるし・・・。
いまだに男がどういう物体(?)なのか、よくわからん!
そして今週のクライマックスが、最後の男同士のキス!(爆)
いや、あれはキスとは呼ばないのか?
小林の唇を引きちぎりそうな勢いで食らいつく男!
怖いーーーーーーー!怯える小林の目も怖いし、男の顔も怖い。
でも見てる方はずぶずぶハマっていって、楽しいーーーーーー!

そしてあまり関係ないことを最後に一言。
小林さんの漫画「恐怖の家電製品、二槽式なのに全自動」ってーのが、妙に気になります。
んで、公式サイトへ行ってみたら、小林さんの描いてる漫画が見れるじゃないの。(笑)
興味のある方、公式もチェックしてみてね。

第5回
脚本:秦建日子
演出:大谷太郎

うおーーーー!今回も内容が盛りだくさん!何から語ればよいのか、難しいですわね。(^^;ゞ
ってことで、まず冒頭部分から・・・。
肉の塊に包丁を突き立てる中尾(佐野史郎)が、まず怖いよね。
「なるほど、脂肪が多い方がするりと刃が通る。」と、冷静に分析してるあたりが怖い。
しかも、その言葉で自分の腹まわりを触ってしまったという、自分がこれまた怖い。(^^;

舞(奥菜恵)は高杉(池内博之)の携帯を自分の落し物であるかのように警備員から受け取り、中のメールを見ちゃったね。
当然、気になってた広海(乙葉)のあの日のメールを・・。
「面白い人からお誘いがありました。」って、誰の事でしょう?
これが美咲(浅野温子)からの誘いだったとしたら、何となく繋がっていくような気がするんだけど・・・。
そうやって高杉の携帯を見ている時に、深雪(有坂来瞳)からの着信。
何だかさぁ、美咲に限らずこのドラマの登場人物って感情移入しやすいんだよね。だから、このシーンでも深雪の着信で「何であんたがこの携帯にかけてくるのさ!」と舞目線でイラついてしまいました。m(_ _)m
残されたメッセージも腹が立つよね。「もう高杉さんの部屋にいま〜す!」だと!(怒)
そのくせ、仕事中に「足ツボマッサージ最高!」とかメールしてくる深雪には、やっぱキレるだろ?普通・・・。
なのに、終いにゃ〜「恋愛感情はありません。ただの遊びです。ごめんなさい。これでいい?」だろ?殺意抱かれてもおかしくないっつーの!(危)

恭子(松尾れい子)が中尾常務に密告してたことや、彼女と中尾がデキてるっぽいのも今回わかったことだけど、絶対に自宅に恭子を入れない事を問い詰める彼女に「あと1ヶ月したら僕は君を招待しよう」って台詞が何とも引っかかるよね。
恭子にキスしながら、唇を合わせたままで何故1ヵ月後なのか理由を言ってたけど、その言葉までは聞き取れず・・・。
ただ、音の雰囲気で推測すると「あと1ヶ月たてば、時効が成立する」というような感じではないかと思ったのですが・・・皆様、いかが?(笑)
しっかし、こういうあたりの佐野史郎さんの演技は怪しくていいよね。(苦笑)
まさに彼の得意技!って感じで、北村一輝とは違う不気味さを感じます。はい。
男(三上博史)が現れて、「1ヶ月じゃないでしょ?正確には1ヶ月と21日でしょ?」と言ってたけど、それは塔山紗江(中山忍)殺害事件の時効までの時間。
ってことは、あの殺人事件における美咲の共犯は中尾常務ってことか。
だから、美咲が紗江の部屋から盗んだ何かを埋めたという土地の上に家建てて、じっと時効を待ってるってわけ?
うわ〜、想像したらさぶ〜っ!
男が言ってた「殺人者クラブの会員」って言葉も引っかかるしなぁ。
15年前には中尾と美咲が恋人だったという噂もあるって事で、そりゃ十分に共犯の可能性はあるんだけど、紗江を殺さなきゃならなかった理由がわからん!
おまけに社長(黒部進)がいつも見ている紗江と美咲の間に社長が写った写真も、何やら意味があるみたいだし・・・。
美咲の肩に回した社長の手が、毎回クローズアップされるから社長と美咲の関係も怪しそうなんだけど・・・。


希(加賀美早紀)が美咲の部屋を覗いてる事に高杉が気付いたり、家族が居ない事をいい事に、希の部屋にあがり込んだり・・・。
こっちも何か起きそうで目が離せないわ。
中尾と美咲が過去に付き合っていたとして、もしもそこに紗江も絡んでたとしたら、まるで今の高杉が計算課のOLたちにあっちこっち手をつけてる構図と似てるよね。
それも関係あり?ってゆーか、疑いだしたらみんなおかしいんだよ!(^^;

肝心な美咲と男について・・・。
「僕は君と一緒に生きたい。そして君と一緒に死にたい。」という男。
それは美咲の肉体なくして、男が存在できない事を言い表してるのかな?と思ったりしたわ。
「お別れを言いに来た」というのは、美咲の前に現れない、つまり男としての人格として存在することがなくなるってこと?(ややこしい)
でも、小林(吹越満)の車で現れ、美咲に「一緒に死んであげてもいいよ」と言ってるし・・・。
うーん、よくわからん!
男の台詞に重大なヒントがあるんだろうと思って、注意深く聞いてるつもりなんだけど、やっぱまだつかめないんだよな。(^^;ゞ
「生きるに値しない人生なんて、はたしてあるだろうか?」
「君が死ぬのを塔山紗江は喜ぶだろうか?」
これは美咲が死にたいと思うのを思い留まらせるための言葉?
「死にたいっていうのは、世の中で一番卑劣な脅迫だよ!」
これは美咲の死=男の死を意味するから?
美咲の肉体が死ねば、自分が存在することができなくなるから?と、勝手に推測して一人難しい顔してる自分に気付いた時・・・・妙に笑える。(爆)

海に車で突っ込みながら、「死にたいのか、死にたくないのか、どっちだ!」と叫ぶ男に「死にたくない!!」と言う美咲。
だけど、車は海へ向ってダーーーーーーイブ!
「ひゅーーーー、返事遅いんだもーーーん!」って、三上博史の人をあざ笑うような演技にしびれた今回のラストでございました。m(_ _)m

男に唇をちぎられるほど噛み付かれた事で、すっかり恐怖心を抱いてしまってる小林さんや、一番事件の真相に近付いてそうなアシスタントのいずみ(はしのえみ)も、今後の動向が気になる人物ですわね。
あと、途中でチラッとだけ挿入された紗江が赤いワンピースの美咲に向って「返しなさいよ」と訴えてる映像・・・あれも重要なんだろうなぁ。
男=美咲だとすると、初回から今までに男が一人で現れたシーンが、最終回あたりでは美咲の姿で同じシーンが見られるとか、そういうお楽しみもあるかもしれませんね。
なんせ、今クール一番ハマってるドラマだと断言致しましょう!
やればできるじゃん!>日テレ(笑)

第6回
脚本:秦建日子
演出:大谷太郎

海に車ごとダイブした男(三上博史)と美咲(浅野温子)。
波打ち際で横たわる美咲の体、そして救急車で搬送される男の体。
うーん、どっちがどっちって感じだよね?
確かに男が病院で処置されてたのに、目を覚ましたら病院関係者が名前を聞いてるのは美咲だし・・・。
横のベッドで男が寝てるけど、医者たちは美咲しか眼中にない様子だし、やっぱ美咲しか見えてないんだろうか?
名前を聞かれた美咲に、横で寝そべってる男が「ウエヤミサキ」と呟き、そのまま「ウエヤミサキ」と名乗ってしまう美咲。

そして今回は中尾常務(佐野史郎)でしょう!
何だ?あの防犯ビデオの美咲似の女性は中尾常務なのか?
中尾の家に赤い紙袋に入った美咲の物と思われる黒いスーツ、帽子が入ってたよね。
そして口紅まで・・・。
しかし、あの防犯ビデオの映像はどう見ても中尾常務の女装とは思えないんだけどなぁ。(^^;
証拠の品の防犯ビデオを細かく切り刻んでは燃やしてるし・・・。
んで、口紅塗っちゃってるし・・・。(気持ち悪い)
そこへピンポーンと現れたのが小林(吹越満)でしょ?
どうなってるの?この二人も繋がってたわけ?
うーん、ややこしい。
警察に広海(乙葉)のカード履歴を消した深雪(有坂来瞳)が「どこからどこまでが殺人事件の共犯になるんですか?」と聞いたところから、高杉(池内博之)にも捜査の手がのびたわけだけど、証拠となるはずだった防犯ビデオのテープは舞(奥菜恵)の手元にあるから、出て来ないのよね。
中尾が持ってる分も処分されちゃったわけで、あとは舞がそのビデオをどうするかにかかってくるかも・・・。
木場(石橋蓮司)に取り調べを受けてる美咲も、「頭を打ったので覚えてません」の連発で何も答えないし、警察としても一進一退って感じかな?

紗江(中山忍)が殺された時の、ドアの外の映像が流れたけど、「宅配便です」とチャイムを押したのは中尾常務だったのね。
ってことは、中尾と美咲が共犯!
しかし、この二人が紗江を殺さなきゃならなかった理由がわからん!
社長(黒部進)がいつも見ている写真に、何か意味があるのかな?と思うんだけど、あれも紗江の左肩に誰かの手だけが抱き寄せるように写ってて・・・その手が中尾なのかな?とか思うんだけど・・・。
先週見た、紗江が美咲に「返しなさいよ」と言ってるシーンが「中尾さんを返しなさい」だったと推測すると、中尾・紗江・美咲の三角関係もありえるのかなぁ?

そして、これから何かやってくれそうだった中尾常務が、あっさり殺されてしまいましたね。
美咲に「あと27日、どうして我慢できなかった?」と言って首を絞める中尾。
「助けて・・・マサト・・・」という美咲の言葉で、男が現れ中尾が持っていたナイフで胸を一突き!
人を一人殺した後で、お互いの唇を求め合う美咲と男が、何故か悲しいほど美しく見えて、不思議なシーンだなぁと思ってしまったよ。

さてさて、今一番注目すべきは舞の手元にある防犯ビデオのコピーテープ。
このビデオが動けば、事件も警察も動くわけで、舞がどこへもって行こうとするか、もしくは隠そうとするかが気になるところだね。

ところで、OP曲として使われている川口大輔さんの「HIGH CRIME」の歌い出しがたまらなく好き!
最初の「エピローグ」という言葉の「エ」にたどり着くまでに、喉の奥からしぼり出すような声というか音というか・・・。
たまらなくセクシーで、それがまたドラマを盛り上げるんですわ。
因みにこの最初の歌い出しに惚れ込んで、「着うた」でこの曲をダウンロードしたんだけど、何とサビの部分しかなくて残念。(・・,)グスン
ED曲のSkoop On Somebody「琥珀の月」もいいっすね〜♪
このドラマにぴったりハマってると思います。

第7回
脚本:秦建日子
演出:大谷太郎

中尾(佐野史郎)をあっさり殺した男(三上博史)は、美咲(浅野温子)に「中尾の血を小林(吹越満)につけろ。凶器を小林に握らせろ。」と指示し、その通りに美咲はしたのね。
当然、中尾殺害の容疑は小林にかけられるわけだけど、木場(石橋蓮司)はちゃんと小林の仕業じゃないと見抜いてるあたりがいいんだよなぁ。

んで、中尾の部屋に忍び込んだ男、赤い紙袋の中の美咲のスーツが消えてるのを見て、まるで何かがそこに埋まっているのを知っているかのように、床下を覗こうとしてたけど、そこで現れたのが高杉(池内博之)。
「そこに何が埋まってるんですか?( ̄ー ̄)ニヤリッ」
うーん、高杉もいい感じに嫌な役だわ。(苦笑)
それにしても舞(奥菜恵)を殴り倒したのは誰かしら?
やっぱ高杉なの?
防犯ビデオのテープを警察に届けると舞が高杉にメールした後、まさに警察へ行こうとしたところを狙われてるのよね。
しかも、殴られて倒れた舞がかすかに見たのが、去って行く男二人の足。
普通に考えると、高杉が舞からのメールを見て警察にビデオを届けられてはマズイと駆けつけて頭を殴った、そこに男もいたって事になるのかしら?
少なくとも舞は片方の足が高杉だったと気付いてるみたいだし、彼女が退院してからの行動に注目だわね。

小林は絶対に自分が中尾を殺していないという自信があってか、いずみ(はしのえみ)に「ヒント」と言って希(加賀美早紀)の存在を教えたみたいだけど、それも男が阻止しちゃっていずみは行方不明。
男って本当に何者なんだろう?
男=美咲という仮説を立ててきたけど、だんだんそれも自信がなくなってきちゃったわ。
ただ、これまでのいろんな事例から、普通にそこらを歩いてる人間とも思えないんだよね。(^^;

紗江(中山忍)が作ったという写真立てが壊れて、「SAE TOUYAMA」のサインのある部分が割れてしまう。(いや、しかし都合よくうまい具合に割れてたよね〜)
それを見て、「U E YA」という文字の配列に気付く美咲。
やっとここまで来たか・・・。
それはわかってたんだけどさ〜、だから男は誰なの?って事が知りたいのよ!
今まで予想した通り、男が美咲の中の別人格だとするならば、「いい美咲」「悪い美咲」みたいな感じで真逆の別人格が介在したという事になるのかな?
「いい子の美咲」が紗江と仲良くしていたんだけど、実はいろいろ腹の立つこともあってそれを自分の中で押し殺してきた。
でも、ある日突然我慢できなくなって出てきたのが「悪い美咲」。
んで、「悪い美咲」=男って感じだと話はまとまるんだけどね。
美咲の中で男が「殺しちゃえよ」と呟いて、犯行に・・・なんて〜のはあまりに短絡的だろうか。(^^;ゞ

とりあえず時効まであと13日らしい。
この13日ってーのが美咲にとっては長いんだろうなぁ。

第8回
脚本:秦建日子
演出:大谷太郎

うーん、うーん、うーん・・・考えれば考えるほどわからなくなる男(三上博史)の正体。
美咲(浅野温子)は紗江(中山忍)の恋人だったんじゃないかと探りを入れるんだけど、男は「紗江に会ったこともなければ、声を聞いた事もない」と言ってるし・・・。
しかし、社長(黒部進)の話では紗江には結婚を約束した恋人がいたらしいし、その事を木場(石橋蓮司)に尋ねると、確かにそういう人物がいたけど会社に入る前に亡くなっているとのこと。
しかも、その男性が亡くなったのが、美咲が男と車でダイヴしたあの海。
紗江の恋人の遺体は見つかっていない。
うーん、これだけをつなぎ合わせれば、紗江を殺された事を知った恋人の復讐と考えるのが普通だろうけど、そう普通にはいかないはずだし・・・。
今まで男=美咲という推測でストーリーを追いつつも、どこかでその推測に自信が持てなくなる瞬間があるんだよね。
んで、今回もよ〜く検証してみましょう。(笑)
まず、男が病院で「お酒と一緒に服用する事はしないで下さい」と注意を受けて薬をもらって来てたシーン、あの薬袋に書かれた名前は「冬川美咲様」になってた。
つまり、病院の受付の人には男は美咲の姿で見えてたんじゃなかろうか?

舞(奥菜恵)が襲われた時にかすかな意識の中で見たのは、男と女の二人組みだったと言ってたのも、襲われるシーンの前に高杉(池内博之)と男が一緒にいた事から高杉と男の人格の美咲の姿(ややこしい)だと推測できるわけで・・・。

そして美咲の部屋を覗いている希(加賀美早紀)に美咲が男の事をしつこく聞いてきた後、部屋に戻った希が男に電話して「ウエヤ・・・さん?」と聞いたシーンも、希が見ていたビジュアル的なものは美咲の姿だったんだと思う。
だけど、元気に手を振る仕草や表情で、美咲ではなく男の人格が出ていることに気付いて「ウエヤさん?」と聞いた。
「本当の事を言った方がいいの?それとも何も知らずにいるのが美咲さんの幸せなの?」は、美咲本人が自分の中にもう一人の男という人格がいる事に気付いてないのを希は知っていたから。
必ず男が一人でいる場面の後に、美咲が一人で行動してるシーンがあるから、同じ時刻に二人が別行動しているかのように錯覚するけど、あれは何も同時刻とは限らないわけで、見ている側がそう感じるように作ってあるだけじゃないかと思うんだけど・・・。
どう?(笑)

木場が昔の資料を探して、紗江が付き合ってた男性の写真を見つけたみたいだったけど、顔が見えてないからね〜。
あの顔が誰の顔なのか気になるわ。
薬の中身もね・・・毒っぽいものなのか、実は単なる睡眠薬とか・・・。
お酒と一緒に服用するなと言われたのに、ワインを用意していたからなぁ。
もしも、美咲の中に第二の人格の男が存在するとすれば、酒と睡眠薬でしっかり眠らせたところで、男が第一人格の座を奪い取ろうとしているという可能性もあったりして。
と、なると、最後の「君は僕を殺せない。僕は君を殺せるけど、君は僕を殺せないんだ。」という男の台詞も納得できるんだけどなぁ。

うーーーーー・・・考えすぎて眉間にシワが出来そうだ。(笑)
小林(吹越満)が売れない漫画家時代に、GSカードの側の喫茶店でバイトしてて、そこで中尾(佐野史郎)と知り合いになったとか、中尾に頼まれて15年間美咲を見張ってたというのはかなり強引にこじつけたような気がしたけど、これで小林の存在理由はわかったよね。

舞といずみ(はしのえみ)の上司の編集長(宇梶剛士)が、中尾の家に侵入し床下で何かを発見してたよね?
あれは15年前の紗江を殺した凶器かな?
しかも、その現場を高杉が盗み見ているというのが何とも恐ろしい。

社長が大切に持っている紗江・社長・美咲が写ったあの写真で、紗江の肩に回した手が誰のものか・・・。
そして紗江の恋人だった男性の写真。
ここらへんが明らかになれば、すきっとしそうなんだけど、まだまだあと2話あるからそう簡単にはバラしてくれませんね。(^^;ゞ

第9回
脚本:秦建日子
演出:大谷太郎

あーーーー、もう絶対に男(三上博史)=美咲(浅野温子)でしょう!
厳密に言えば、男が美咲の中の一部って感じなんでしょうが、美咲の中に住む別人格だろうなぁ。
希(加賀美早紀)が船田(宇梶剛士)にしつこく美咲の事を聞かれて、「美咲さんの恋人をよく知ってる。2年ほど前、私にもそういう人がいましたから・・・。」っていうのは、希に恋人がいたという意味じゃなく自分の中にも別の人格が住んでいたという意味なんでしょう。
希は美咲の部屋を覗く事で、自分を見つめていたのかな?
そして客観的に自分を見ることで、引きこもった生活から脱出できたのかもしれない。
美咲が男を殺そうとして、それを止めに入った希の側に包丁をつきたてた時、「殺してくれてありがとう」って希が言ってたけど、あれは別の人格が出るのを恐れて引きこもっていた自分が、美咲を助けたいと部屋を飛び出す事で本来の自分の人格に自信が持てたってことなのかしら?
はっきりとはわからないけど、こういう深く考えなきゃいけない作品・・・正直言って大好きです。(^^;ゞ

舞(奥菜恵)を殴って奪い取った防犯カメラのビデオテープは、やはり高杉(池内博之)が持ってたのね。
でも、それをデジタル化してあんなカードに収めちゃうなんて・・・。
しかもダミーのカードを何枚も用意して、簡単にはその一枚にたどり着かないようにしているあたり用意周到。
それでも見破る恭子(松尾れい子)や舞も、さすがカード会社の社員だわ。(^^;
そのカードを舞が持ち出し、今夜中に自首しなければ警察に提出すると高杉に言うんだけど、往生際の悪い高杉は「どうしましょう?」って感じで美咲を訪ねて来るわけよ。
まったく話の見えない美咲に、「知ってて当然」って感じで話をする高杉、そして、奥から出てきて「今夜中に舞を見つけて・・・殺す」と指図する男。
高杉が組んでたのは美咲の姿をした男という別人格なわけね。
そのことに一番気付いてないのが、美咲本人ってわけか。
でも、自分の中に「ウエヤマサト」が住んでいたと知ったら、美咲自身の人格が崩壊してしまわないのか・・・それが心配だわ。

爆発して燃えてしまった、中尾(佐野史郎)の家の床下から見つかったアタッシュケースの中身は本当に空だったのか?
高杉の自首を待つ舞が「一晩泊めて」と訪れたのは誰の家?
そして木場(石橋蓮司)が追っていたクール宅急便の中身は、やはりいずみ(はしのえみ)って事でいいのだろうか?
あの宅配便をコンビニで頼んだのも男の仕業だとすると、どういう意味合いで小林の家に届けようとしたんだろうか?
しかも小林の家に挟まれた不在通知を捨ててるし・・・。

例の紗江(中山忍)の肩に回された手は、やっぱ中尾の手だったね。
なぜ美咲は15年前に紗江を殺さなくてはならなかったのか・・・。
男は一体何者なのか・・・。
いよいよ来週、すべての謎が解けるのね〜。
さぁて、納得させて下さいよ〜。(笑)

最終回
脚本:秦建日子
演出:大谷太郎

やはり読みは正しかったようで、男@ウエヤマサト(三上博史)=冬川美咲(浅野温子)でしたね。
それだけ読めていたわりには、最終回まできっちり引きつけられました。
何といっても、三上博史の演技力に脱帽です。

最初に刑事を辞めた木場(石橋蓮司)がいたり、希(加賀美早紀)がお骨を持って現れ、海で散骨してるシーンとか、ドラマ的には一番最後の部分を見せちゃうのよ。
んでさ、その後、謎解きのごとく、その散骨に繋がるまでのシーンが始まるんだけど、普通はそうやって一旦時間を巻き戻したら、再びラストに最終回のトップでやった散骨シーンなりを入れて、きれいに繋いで終わろうとするじゃない?
それがなかったのが意外で、新鮮だった。

ちょっと振り返っておくと、やはり小林(吹越満)宛に発送された冷凍の宅配便の中身は、フリージングされたいずみ(はしのえみ)だった。
しかも、防犯カメラに映った美咲の恰好をさせられて・・・。
美咲を訪ねてきた高杉(池内博之)をマサトがあっさり刺しちゃって・・・でも、マサトは背後から近付いたのに、刺された上杉の傷は腹部にあって、ここら辺から「あぁ、やっぱり」って感じは強まったなぁ。
美咲が意識を失ってる間に、小林も刺されてるし・・・。
舞(奥菜恵)が訪ねたのは深雪(有坂来瞳)の部屋だったね。
でも、舞が部屋を出た後にマサトが来て・・・このあたりの三上博史の演技、凄かったわぁ。
「坂下舞さんはどこかなぁ?」って、もう夢に出そうですわ。(^^;ゞ
最終回なんで、もう出会った人すべて殺し放題みたいな勢いでどんどん進んでいく展開にも、何故か嫌悪感は抱かず・・・。
そして深雪の携帯で舞に電話し、GSカードに呼び出したんだけど、そこに一足先に現れたのが美咲で、遅れて現れた舞を殺そうとするマサトを止めるため、美咲は持っていた包丁を自分に突き立てたってわけ。
美咲がマサト=自分だと気付いたのは、高杉が死ぬ直前に呟いた「自分で刺しといて、何わめいてんだよ!」という一言。
マサトという存在が自分の中にいるという事、美咲自身が一番認めたくなかっただろうに・・・と思うと、やはり悲しい結末ではあったけど。

そしてそもそも何故、美咲は塔山紗江(中山忍)を殺したかというと、3000万横領した事を知られ、「友達だから告発する」と言われ殺したってことか。
途中であった「返しなさいよ!」という紗江の台詞は、横領したお金を返しなさいだったのね。
あの美咲が着てた赤い服が妙に印象的だったから、その服にかかってる台詞かと思ってた。(^^;ゞ
しかし、中尾(佐野史郎)の家の床下にずっと隠されていた紗江の部屋から持ち去った何かというのが、紗江の手紙だったというのはちょっと弱かったかな?
紗江を殺した後に美咲が発見して、紗江の血で美咲の指紋が手紙に残ってしまったというのも、ちょっとどうかな?って感じだったし、やっぱ普通燃やすでしょ?(^。^;)
一番、隠滅しやすい物だし・・・。
死ぬ間際の美咲が、木場に手紙を燃やす事はできなかったと言ってたけど、納得はできなかったかも。(^^;ゞ

結局、紗江の恋人の写真というのも顔が出ないまま終わってしまったのが残念。
すご〜く思わせぶりだっただけに、「んで、どうだったわけ?」と思っちゃいました。
そして、最後の「ウエヤマサトは誰の中にもいる」的な終わり方は、正直「う〜ん(-"-;)」って感じだったかな?
あの部分をカットして、その分、今までにウエヤマサトとして美咲がやって来た事を、ビジュアル美咲でもっと見せてほしかった。

多少「どうよ?」ってところはあったけど、やっぱこのドラマは次が気になる存在でした。
私としては、ほぼ満足でございます。m(_ _)m

 

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