メッセージ 言葉が、裏切っていく

P:岡本浩一・次屋尚・千葉行利

主題歌:Fayray ♪好きだなんて言えない

第1回
脚本:森下直
演出:岡本雅広

いやいや、結構見応えあった!
全くの読み違い、失礼!m(_ _)m
どうにもこうにも見続けられないようなドラマかと思ってたのよ。(^。^;)
真中瞳は苦手だし、演技もうまいとは思わないけど、ドラマとしてはちゃんと中身があって、来週も見てみたいと思ったわ。
出版社の児童書部門から暴露雑誌「ラング」へ突然の異動を命じられた杏子(真中瞳)。
児童書から暴露雑誌って、まず結びつかないし、また「ラング」の編集部の雰囲気が凄いんだよね〜。
雰囲気はフジの過去ドラマ「タブロイド」を思い出すんだけど、思ったより良い出来で嬉しい誤算!
基本的には毎回何かネタがあって、それを記事にするまでの経緯なんだろうけど、初回で江里(りょう)が取材していた風俗嬢が自殺して、それが次回へ繋がったり、田畑弁護士(倍賞美津子)が村上(宇崎竜童)に言ってた「10年前の事件」ってーのは、きっと全編通して追っていくことになるんでしょう。
こういうストーリー構成は個人的に好き!
ただ、やっぱ真中瞳の演技は粗いね〜。(^。^;)
主役がもうちょっとマシだったらなぁ・・・とは思うけど、田畑弁護士とか村上編集長とか、国土交通省の父親に歯向かえない歩(山口もえ)、カメラマン足立(伊武雅刀)、運転の荒い藤枝(玉山鉄二)など、主役以外の出演者にはあんまり違和感がない。
初回は旦那を保険金目当てに殺害したかもしれない主婦として大塚寧々が登場!
個人的に大塚さんはあんまり好きじゃないんだけど、彼女の抜群の存在感は認めるよ。
良い!(爆)
憂いを秘めた表情が良い!
結局は旦那から子供も含めて虐待を受けていた主婦が、夫を殺し自分と子供を守ったという結末。
逮捕される瞬間に詰め掛けた報道陣の中に杏子の姿を見つけると、頭にかけられた洋服を取り手錠をかけられた両腕を高々と挙げ、「やっと自由になれたわ」と叫んだのは子供たちへの最後のメッセージ。
私にはあのメッセージは「こんな母親、忘れろ」というよりは、「こんな形になったけど、私は子供を守った」という誇りのようにも感じた。
もちろん、方法は間違っているだろうけど・・・。
杏子が書き上げた原稿は良い内容だと思ったけど、編集長が簡単にゴミ箱に捨てるってーのが「暴露雑誌」なんだろうね。
滑り出しはなかなか良かった。

関係ないけど、「いつもふたりで」を見た後にこのドラマで玉山鉄二君を見たら、カッシーかと思っちゃったよ。(^^;ゞ
ちょっと似てない?
んで、風俗嬢のお兄ちゃんだったらしい金髪のガラの悪い男が岡田義徳君だと気付いたのは、兄ちゃんが警察に逮捕されるシーンでした。
そこまで岡田君だってわかんなかった。(^^;ゞ

第2回
脚本:森下直
演出:国本雅広

風俗嬢のナオミ(橘実里)が入水自殺する前に、江里(りょう)の携帯に電話をしていたという事実がわかる。
気になるね〜、死ぬ前の電話だもん。
自分が聞いた「小さい頃の夢は?」という質問がナオミの心を傷つけたかもしれない、そう思った江里はナオミについて調べる。
ナオミという源氏名以外何もわからない風俗嬢。
調べるうちに「美和子」というのが本名だった、施設で育ったなどの事実が浮き彫りに。
そこで出てくるのが杉田かおる!(爆)
何だかこの人、最近じゃ大酒呑みのガラの悪い女ってキャラだよね。(笑)
だけどやっぱ元女優(『元』は余計)!
美和子の施設時代の仲間を演じさせれば、ちゃんとそういう風に見えるのが凄いわ。
呑んでばっかじゃなくて、もちっと痩せて女優に本腰入れれば?>杉田さん

しかし「施設の所長」=「虐待オヤジ」の構図がドラマでは常識となってしまってますなぁ。(^^;
岡田義徳(ごめん、役名がわからん)が、施設の所長と養子縁組されそうになっている美和子を救うために施設に火をつけ、それからは二人で生きて来た。
生きるために組に入り、そこで借金を作らされ、それを返すために風俗で働き出した美和子。
そんな美和子に「小さい頃の夢は」と質問したのが、今になっても悔やまれるだろうなぁ。>江里
風俗嬢になっても、スレたりせず、ずっと自分にべったりの美和子に、自分が警察に捕まったりしても生きていて欲しいから「7年間ずっと重荷だった。別れよう。」と言ったらしいが、それで美和子は自殺したのか?
んーーー、ちょっとわかり辛い・・・んで、公式サイトでもう一度流れを追ってみようと思って足を運んだんだけど、これがまたわかりにくい公式でやんの!
あの公式でフォローしようってーのが間違いだった!

わかり辛かった事は放っておいて(笑)、もうひとつのエピは医療ミスらしい。
こっちは杏子(真中瞳)が追ってるけど、赤ちゃんが病院側の医療ミスで死亡したんじゃないかという話。
来週まで持ち越しのエピだけど、こうやって1話に1エピじゃないところが動きを感じていいわね。
んで、歩(山口もえ)がアウトレットモール建設予定地で、穴に落ちて「助けてーーー」って叫んでるシーンで、「そういえば落ちてたっけ」と思い出した人多かったんじゃないの?(爆)
この子もずっと父親の監視下から逃れられないのが可哀想だよね。

第3回
脚本:森下直
演出:国本雅広

今回はあかんわ。
最後に見えない我が子を抱く和美(岩崎ひろみ)とか、あっさり自分のミスを認める医者・林(上杉祥三)とかでげんなり。
米倉(尾美としのり)は医療ミスで赤ちゃんを亡くしたと訴えようとしてたのに、実は妻である和美が自分で赤ちゃんの人工呼吸器をはずしたという結末。
経緯としては、陣痛促進剤を和美が嫌がった→錠剤を渡され、飲んだ→吸引で赤ちゃんを取り出された→小児ICUへ入れられ→医者に「もっても今日いっぱいだろう」と説明を受ける→人工呼吸器をはずす・・・といった感じ。
林が最後に告白したのは「吸引が頚椎を損傷させました。それで呼吸が止まって・・。」というもの。
この医者も元々自分の恩師か何かのパーティーへ出席したくて、促進剤使って生ませてしまいたかったって事でしょ?
そこをもっと強調した方が良かったんでないの?
母親が自ら人工呼吸器をはずした事もさることながら、あたしは医者が自分の都合のために薬を使って命の誕生を操作する事に大きな疑問を感じたんだけど・・・。

杏子(真中瞳)に「この事を書いて!尊幸(生まれて来た赤ちゃんにつけるはずだった名前)の生まれた意味にして!」ってーのも説得力なし!

それより歩(山口もえ)をラングにおいてる意味が、単に国土交通省のお偉いさんを父親に持っているから・・・ってだけなのが可哀想。
何日も建設予定地の穴に落ちたままだったりしてるのに、「アキレス腱」として会社におかれているなんて・・・。
今はどうしてもひとり立ちできない歩だけど、いつか父親を追い詰める役割を担ってほしいよね。

・・・と、タラタラ書いてみたけど、正直今回はいまひとつ。

第4回
脚本:武田百合子
演出:塚本連平

杏子(真中瞳)が取材する事になったゴミ屋敷に住む弥生(吉行和子)という女性。
近所では実は弥生の家には死体が隠されていて、その臭いを隠すためにゴミを集めているのではないかという噂まで流れている。
父親に勝手に退職届を出された歩(山口もえ)は、弥生が「この町のお荷物だ」と言われているのを聞き、会社のお荷物な自分と重ねてしまう。

うーん、たぶん歩には何かのお荷物になってる方の人の気持ちが、理解できたんだろうね。
だから弥生も歩には少しずつだけど心を開いたんじゃないかな?
弥生は夫に捨てられ、それ以来ゴミを集める生活を送っている。
「自分が捨てられた事で捨てられたものの気持がわかる」っていうのは、捨てられたゴミに自分を映しているんだろう。
何もする事がない事を、ゴミを集め片付ける事で忘れ、空っぽの人生をゴミで埋めている弥生。
今、あちらこちらでゴミ屋敷がクローズアップされてるけど、やっぱそうやってゴミを自分の敷地に集めてくる人って、何かしら心に穴があってそれをゴミで埋めたがっているのかな〜と考えてみたり。

ここで藤枝(玉山鉄二)たちが追っていた連続放火犯が弥生の家に火をつけ、火事を起こしちゃうんだけど、炎を前にして「燃えちゃう、燃えちゃう」と叫ぶ弥生。
弥生がいつも気にしていた床下に大事なものがあると直感した歩が火の中へ飛び込み、ずっと視聴者が気になってた床下を覗き、何やら大切に抱きかかえて出てくるんだけど・・・。
あたしゃ、弥生の旦那様が床下に「姥捨て山」のごとく隠れていらっしゃるとか、もしくは本当に旦那の死体があるとか、そういうのを想像してたんだけど、なんとビックリ、大切にしまっていたのは幸せだった頃の弥生と旦那の写真でっせ!(^。^;)
そんなもんを床下に隠していた意味は何でしょう?
確かに足の踏み場もないほどのゴミだったから、そこらに置いてたらゴミにまぎれてしまうかもしれないけど、ちょっとあの写真には拍子抜け!
結局、旦那様は弥生さんに借金の取立てが及ばぬように離婚届を出して家を捨て、新宿でホームレス生活してるうちに栄養失調で亡くなったそうな・・・。
あんな頼りない歩だけど、ゴミに囲まれて暮らす女性の心を開く事が出来たという今回の話でしたね。
いや、いいんですけど・・・正直ちょっとあくびちゃんでした♪

それにしても編集長(宇崎竜童)気になりますね〜。
来週はちょっと楽しみです。

第5回
脚本:森下直
演出:塚本連平

1話の中にエピソード盛り込み過ぎなんだよな。
本筋があって、伏線が張られてるぐらいならいいんだけど、あっちもこっちも話が転がってて、しかもその話が結びつくかというとそうじゃない!(爆)
実際の生活ではそうやっていくつものエピが、単体で転がってるもんだろうけど、これはドラマなんだし、どこかつなげてほしいよなぁ。

今回は杏子(真中瞳)は水島(鷲尾真知子)の娘・千歳(前田亜季)の思春期対策。
歩(山口もえ)は偶然知り合って意気投合した、美鈴(芳本美代子)が結婚詐欺にあってると知って・・という話。
江里(りょう)は村上(宇崎竜童)の行き過ぎた取材を批判する話。
・・・と、まぁこんな風で本当にバラバラ!

このドラマ、真中瞳が主役のわりには一番弱いエピなんだよなぁ。
難点だらけかと思われた山口もえちゃんが、いつもなかなかおいしいところを持って行くし、りょうはさすがの存在感で一番ハードなエピに挑んではいるんだけど・・・。
うーん、どうでしょう?
さすがに散漫になっちゃいますね。
もっと脚本から贅肉を落として、シンプルにしたらどうでしょうか?
村上が極悪非道な方法で取材をしていたかと思いきや、実は緒方(剛洲)の息子に引き合わせ腎臓移植をさせたかったらしいけど、ちょっと荒っぽ過ぎるんだよね。
緒方の息子が自分になついて、緒方の方へ行かないからって、突き飛ばして倒れそうになった息子を緒方が抱きとめた瞬間を、カメラで収めるというのは非難されても仕方ないかと思われ・・・。

そして水島が千歳に贈った本も、娘のためにたった1冊、しかも挿絵は夏先生(利重剛)に描かせて、そんな職権乱用が許されてよろしいのでしょうか?
田畑(倍賞美津子)の旦那・明夫(田中健)に面会に現れたのが、夏先生?
夏先生は一定期間の記憶をなくしているらしいし、この二人の因果関係には興味あるんだけどね。

第6回
脚本:森下直
演出:国本雅広

今回は「暴露とは何か?」というのがキーワードだった気がする。
東馬信用金庫の破綻宣告日に合わせて、ラング編集部の藤枝(玉山鉄二)宛で送りつけられた毒入りチョコレート。
それを食べた藤枝以外の男性社員が、毒にあたって苦しみだす。
犯人は東馬信用金庫の関係者という推測のもと、藤枝が取材した関係者のリストから犯人を探す。
いやぁ、途中でリストラが原因で自殺した社員の妻として沖直未さんが出て来たじゃない!
絶対に怪しいと読んでたのよ。(^^;
だって、沖さんって何となくキーパーソンな雰囲気だよね。
なのに、なーんにもなしでやんの!すんげ〜、ガッカリ!
そして、いかにも怪しげな中条(佐野史郎)登場。
ところが中条が犯人ではなく、なんと中条の息子とその友達という小学生二人が犯人。
小学校で手に入る水酸化ナトリウムを使っての犯行だったとか・・・。
うーん、そのあたりはどうでもよかったわ。(^^;ゞ
藤枝が中条に「謝れ!」と言われても、「詫びません。暴露は俺の商売です」と言い切ったところや、一件落着して屋上で東馬の社員から「暴露してくれてありがとう」という手紙を受取っていたとかいうあたりは良かったけどね。
何となく毒入りチョコレート事件というのが、掴みにくい事件だったような・・・。

それにしても、次週はマイケルジャクソンで飛ばされちゃうの?(苦笑)
ほんとに放送時間も適当に変わるし、あっさりマイケルに枠取られちゃうし、この枠って寛容だわね。(^^;
んで、次回のゲストは河村隆一さまさま♪
「九龍で会いましょう」が懐かしいですわ。
また、遠い目でどこかを見つめてしまわれるのでしょうか?
次週はマイケルに期待、そしてそのまた翌週は河村隆一に期待大ですわよ!

第7回
脚本:武田百合子
演出:国本雅広

っつーか、今回まさかのラス前?(^。^;)
いいのか?これで・・・。

最初の爆破予告の「港北第2公園」って看板が、すでに金かかってないし・・・。(^^;
今回は3年前のレイプ事件の犯人たちを狙った爆発予告。
当時28歳の妊婦がレイプされ、暴行後放置され出血多量で死亡した。
犯人たちは未成年だったから、少年Aとして扱われ少年法で守られたため、あまり重い罪にもならなかったって言うんでしょ?
うーん、それにしてもレイプして放置、結果被害者死亡ってーのは酷くない?
これでその犯人が少年だったからって、ここまでのさばらしておけるもの?
その事件で亡くなった妊婦の彼氏・来島(河村隆一)が爆弾を仕掛けた犯人だったんだけど、彼が最後の犯行に選んだ日に何の意味があるのか?ってあたりはいい感じだったよね。ドラマとして・・・。
最初は3年前に事件があった日を待ってたんだって思わせて、日付が変わってしまうと今度は事件当夜のように雪が降るのをまってたんだと思い、最終的には明確な日時よりもレイプ犯が20歳になるのを待ってたというところへ持っていく展開。
あたしゃ、そこの部分は評価したいんだけどね〜。
自分の彼女がレイプされて死亡したのに、死んだ彼女が実名で犯人の方は少年A。
復讐するなら相手が未成年の間じゃダメだったんだよね。
いかにもポケットの中に爆弾のスイッチを隠し持ってるかのように見せかけて、実際は爆弾など仕掛けてなかった。
ただ、そうやってレイプ犯だった少年が自分に襲い掛かるのを待ってたんだよね、来島は・・・。
ナイフで刺してきた少年に「これで君はもう立派な犯罪者だ」って台詞は活きてたけど、そこへ行くまでの間がテンポ悪いっちゅーか・・・。(^^;
河村隆一様お得意の「遠い目」もあまり見せてはもらえず、ちょっとご不満な管理人。

んで、最終回へ向けて村上(宇崎竜童)の秘密の部分がどんどんクローズアップされてきましたね。
絵本作家の夏(利重剛)を見てかなり驚いてたけど、田畑弁護士(倍賞美津子)の旦那(田中健)の事件と何か関係があるのかしら?

今回わざとらしいほどに杏子(真中瞳)とか歩(山口もえ)に「タブーなき暴露雑誌、週刊ラング!」ってな台詞を喋らせてたけど、あれはどうなんでしょ?(^。^;)
個人的には頂けませんでしたわ。(^^;ゞ
このドラマ、そう悪くはないんですが主要キャストを総とっかえして別の局で作ったら、もうちょっとマシだったでしょうね。(笑)

最終回
脚本:森下直
演出:岡本浩一

やっぱ最後までダメダメだったわ。
大体、最後のあたりで突然出てくる出演者が原千晶ってーのが、相当ポイント低いわよね。(苦笑)
普通、ここらで大物出してw(゚o゚)w オオー!と思わせるんだろうけど、何で原千晶やねん!

結局、田畑弁護士(倍賞美津子)の旦那・明弘(田中健)って殺人を犯したんじゃなかったわけね。
自分の娘を未成年の少年に誘拐され、殺害された二人の父親が犯人を許せず、どちらともが「殺してやりたい」と思ってた。
それでたまたま少年を先に追い詰めたのが夏ミチオ(利重剛)で断崖絶壁から少年を突き落とし、そこへ遅れて現れた明弘が夏を逃がし、自分が罪をかぶったって事でいいの?(結構、流し見してたヤツ・・σ(^_^;ワタシ?)
んで、明弘は娘のいない家で暮らすのが怖かったから、牢獄で一人で生きる事を選んだってさ〜、こんな事聞かされたら奥さん可哀想だよね。

ま、流し見なんでちゃんとした事書けないんだけど、夏ミチオの絵本のタイトルを並べて横に読むと「ころしちゃいけなかった」ってメッセージはいかがなもんか?
児童書にそんな仕掛けがあったなんて・・・。(^。^;)
まぁ、真中瞳に主役はキツイって事で、ひとつよろしくて?

 

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