高校教師

P:伊藤一尋

主題歌:森田童子 ♪ぼくたちの失敗

Vol.1
禁断の愛、再び
脚本:野島伸司
演出:鴨下信一

森田童子の主題歌、そのイントロを聞いただけで真田広之と桜井幸子が思い出されるわよね〜。
・・と、人が感傷に浸ってるのに、ぶち壊すのが湖賀(藤木直人)のモノローグ。
やっぱ下手よね〜。(^。^;)
真田さんなんて、声だけで切なくさせてくれたのに、ただのぼそぼそ喋りじゃん!
んで、あたくしが毎回見るたびに「前髪を切れ!」と言ったから(ではないだろうが)、髪の毛は切ったのね。>フジッキー
うん、妙です!(爆)ってゆーか、おっさん系?
ゲーセンで偶然出会った湖賀と雛(上戸彩)。
その日のうちに湖賀の部屋について行ってしまった雛は、湖賀の傍らで一晩過ごす。
安心したように眠る湖賀の寝顔と自分をツーショットで記念撮影する雛。
あはは・・・嫌だなぁ、結構ひげの剃り跡が濃い〜んだもん!
泣く・よろけるなど、どれをとっても不自然で下手くそなフジッキー。
そもそも真田広之みたいにちゃんと演じられる人がやったドラマを、藤木直人ごときで再びやってみようってとこに無理があんのさ!
病気の役らしいけど、何だかもうぜんぜん全くなんだもん。ぶつぶつ・・・。

それにしても初回は初代・高校教師をどんどん思い出せ!って感じの創りでしたわね。
購買でパンを買うシーンも懐かしいし、バスケ部の練習とか、赤い電話ボックスとか、視聴覚教室とか(担当が京本政樹だし)・・・。
その視聴覚教室ですが、藤村(京本政樹)が湖賀を案内して「準備室はいいよな」って見せなかったのが気になるわ。
藤村のことだから、きっとあのクセ治ってないでしょ?(そこに期待してる私)

ソニンは思ったよりいいじゃないのさ!
この子の売り出され方には納得いかない管理人ですが、高校教師の中でのソニンの役割はやはり「ポロリ」系かと思われ、心のどこかで期待をしているいけない大人です。(^。^;)

最後の台詞は気になりますわ。
「恋とも愛とも呼べない、あの許されない哀しい実験と観察の日々。」って何?
雛を監禁でもするんでしょうか?(^。^;)
初回じゃまだ何とも言えず、今後のストーリー展開に期待しつつ、藤木直人にはこれっぽっちも期待できない私です。
さぁ、来い!

Vol.2
「先生の秘密」
脚本:野島伸司
演出:吉田健

正直最後のシーンが来るまでが妙に長く感じてしまって、「やっぱ藤木直人じゃ役不足じゃの〜ぉ」とか「続編とかパート2とかってーのは所詮こんなもん」とか思ったり、あくびの連発だったりしたわけで・・・。(^^;
ただ、先週のラストで言ってた「許されない哀しい実験と観察の日々」ってーのが気になって、それが何かを知るまでは・・・と思ってたわけ。

体育の授業中に転倒した雛(上戸彩)が、その後湖賀(藤木直人)の授業で再び倒れ救急車で搬送される。
幸い雛は大したことなかったんだけど、付き添ってきてくれていたはずの湖賀を探して診察室へ行くと、そこでは橘(真野あずさ)が湖賀に病状の説明をしているところ。
「脳の悪性腫瘍で半年ももたないだろう」という橘の説明を立ち聞きしてしまった雛。
もちろん橘は湖賀の病状を説明してたんだけど、雛は自分があと半年の命だと勘違いしちゃったのよね。
「私、まだ17だよ。」
その言葉で雛の勘違いを知った湖賀だけど、「それは君の事じゃない」と否定しない。
いや、否定しないというよりも、むしろ雛が勘違いしたならそう思わせてしまおうって感じじゃなかった?
退屈だった今日の45分が帳消しになるような、最後の展開。
そうか、これが「許されない哀しい実験」の始まりで、これから「観察」していくんだ。
そしてこれが今回の高校教師のテーマである「共依存」なのね。
雛はあと半年の命だという事を、湖賀と二人の秘密として彼を頼り、本当は自分が病気の湖賀は半年の命で苦しむ人間の姿を客観的に見る事で、自分の苦しみを軽減できるという構図だろうか?
すんげ〜ぇ話になって来た!
やはり野島脚本は侮れない。

紅子(ソニン)は金持ちの娘だったのね。
家は葬儀屋らしいけど裕福な家庭。だけど不良。
クラスにも雛以外には心を許せる友達はいなくて、こういう突っ張ってるけど寂しい心の持ち主だから、悠次(成宮寛貴)みたいなホストが餌食にするのには調度いいんだろうなぁ。
死ぬほどお金を巻き上げられて、簡単に捨てられてしまうんだろうか?
いや、野島さんの事だから簡単には捨てさせないかも・・・。(深読み)

橘先生と湖賀の奇妙な関わり方も気になるよね〜。
橘先生は湖賀のことが好きなのか?そんな単純なものじゃないような・・・。
う〜ん、あっちもこっちも気になる事がいっぱいだ!
藤村先生(京本政樹)も「自分は仮面をかぶっている」とか言ってたけど、それってば例の癖をとりあえずは隠しているって事?(^。^;)
ぬおーーーーー、点と線を繋ぎたいんだけど、まだまだこの段階では繋がらん!

Vol.3
「眠れない二人」
脚本:野島伸司
演出:吉田健

自分の命に限りがあると思い込んでしまった雛(上戸彩)は、百合子(真野あずさ)に自分の病気のことを聞きに行く。
最初は湖賀(藤木直人)の病気を雛が知ってしまったと思って話していた百合子だけど、途中で雛が自分のことと勘違いしているのに気付くわけよ。
でも、決して否定しない。
医者である百合子の口から、きちんと自分がもう長くは生きられないと聞いた雛。
だけど「実感がない」と言う雛は、いたって明るい。
そんな雛の明るさに苛立つ湖賀。

今回は藤村(京本政樹)が大活躍だったね。
実は今回の「高校教師」の主役って藤村だったりするんじゃなかろうか?(笑)
紅子(ソニン)を呼び出した視聴覚室、あの薄暗い雰囲気、意味もなく流れている映像、ヘッドフォンから流れる音声、まるで前作の危ない視聴覚室そのものじゃん!
そこにピンクのカーディガンの藤村がいて、豊満なボディの紅子だよ!
あーーーーー、何か起こってほしーーーーーぃ♪
とりあえず今回は何も視聴覚室で起こらなかったけど、最後に紅子が「先生は何で独身なんですか?」と質問したのが藤村の心の奥底に潜む何かに火をつけたらしく、手島(真鍋かをり)を放課後「一杯やらないか?」と誘っては、ビルの陰で猛烈チュー攻撃!
「なりませぬ、なりませぬ」「よいではないか、よいではないか」ってな感じで手島の体をまさぐって・・・。
これってば何?本当は禁断の視聴覚室で紅子を犯してしまいたかったのをぐっと堪えて、自分に気のある手島で代用したって事?
藤村の悪い癖はやはり治ってないようね。(思うツボ)

ホストの悠次(成宮寛貴)は藤村に注意されたからと、ホストクラブへは行かないと言う紅子をゲームの対象として見ているらしい。
しかも紅子は単なるゲームの駒、悠次が相手として見ているのは、どうも藤村のようだよね。
この二人、何か過去からの因縁で繋がっているように思えて仕方ないんだけど・・・。

それにしても湖賀が夜になると雛に優しくするのは何故?
自分が毎夜不安でたまらないから?その不安な時間を共有できる相手には優しくなれるのかしら?
雛が「眠れない」と言うのを聞いて、妙に嬉しそうだし・・・。
自分の命がもうすぐ終わると知っても明るく振舞っていた雛が、夜になって不安に押し潰されそうになっているのを知り、自分の不安を雛も実感している事が嬉しかったのかな?
「いいかい?君は一人じゃない、僕がついてるから・・・。」
これは湖賀が雛に言っているようで、自分自身に投げかけた言葉のようでもありますな。
なんせ、まったりと時間が過ぎていくのに、ラスト5分ぐらいで「そういう事か!」と思わせる展開。
演技力のないフジッキーが主役じゃ、1話の中で何度も盛り上がりを作るのは難しいだろうけどね。(^^;

Vol.4
「哀しいデート」
脚本:野島伸司
演出:今井夏木

自分の命に限りがあると知って、不安な夜を過ごす雛(上戸彩)。
眠れない夜に、自分に電話してくる雛に優しく接する湖賀(藤木直人)。
こうやって雛という人物に自分を映してみてる状況を「鏡面化」って言うのね。
橘(真野あずさ)は雛に早く本当の事を告げるように言うが、湖賀はなかなか言えない。
ってゆーか、湖賀は雛が自分と同じ苦しみを感じてるのを見て癒されてるわけだし、本当の事は言えないよね・・・。自分のために・・・。

しかし、まぁビックリしたよ!
何?橘と湖賀がHしとったばい!(*^。^*)
映像としてあれはアリなのか?
こっちが妙な汗かいてしまったばい!
しかもフジッキーの裸体って妙にプニってる。(^^;
洋服着てたら細そうなイメージなんだけど、意外と脱いだら凄いんです系?(笑)
体がしまってて「凄い」んじゃなくて、贅肉が思ったより「凄い」って感じじゃないすか?
そんなプニプニしたフジッキーと、真野あずさがベッドの上でエロエロ状態ですわ。
そしてこの上なく段取り悪い手つきで真野あずさの服を脱がせるフジッキー。
あたしゃ涙すら流してしまいそうでした。
まだまだこの男にこんな役は無理ざんす。

そしてもひとつビックリは藤村(京本政樹)の顔面に痰を吐きかける悠次(成宮寛貴)だよ。
「唾」じゃないっすよ!「痰」でっせ!(汚くてごめんなさい)
だって、「かーーーーっ!ぺっ!」ってやってたもんね〜。
見てるだけで顔を洗いたくなりましたわ。

んで、今回は雛と湖賀の遊園地デートとかあったわけですが、はっきり言ってそこらへんは睡魔が襲ってきました。(^。^;)
なんちゅーか、やっぱ引き込まれないんですよね。
24時間、雛を守らなければならないという事でしか、もう湖賀は生きていく活力がわいてこないのでしょう。
そんな湖賀の腕にはリストカットの痕が・・・。しかも1本だけじゃなく、数本・・・。
やはり自分で命を絶ってしまおうと何度もやっちゃったんでしょうね。
だからこそ雛が自殺するかも・・・って時に必死で止めたわけだ。
それは自分に「生きろ!」と言ってたって事になるんでしょうか。

あまりハマれない今回の「高校教師」、しかしいよいよやって来ましたね。
ソニンが何故このドラマに起用されたのか、来週の予告でバレバレです!
やはり、そういうことになってしまうんですか。
そこだけ見たいと思った私は、やはり野獣の血が流れているようですわ。(^^;ゞ

第5回
「真夜中の対決」
脚本:野島伸司
演出:今井夏木

う・・・今回はかなり後味悪い展開で、ここらでリタイアする人とそうでない人の別れ道じゃないかと思ったわ。

「恋愛がしてみたい」と雛(上戸彩)が言ったからって、自分の甥・正太(斉藤祥太)をあてがうなんて、ちょっと湖賀(藤木直人)のやる事も酷いんじゃないの?
雛が恋愛したい相手は当然湖賀だったはずなのに、それをわかってての行動なんだもん。
大人として酷いわ。

んで、気になったのが橘(真野あずさ)の言葉。
「同情はしても愛情にはならない」って、雛と湖賀の事を言ってるようで、実は自分と湖賀の関係でもあるのよね。
「かわいそうに・・・」という台詞もそうだけど、やっぱこれっぽっちの愛情もなく橘は湖賀をみているんだろうか?単なる同情で?

藤村(京本政樹)が言ってた学校にいるスパイってーのが、実は真美(蒼井優)だったとは・・・。
皆さん、お気づきでした?(^。^;)
この女が悠次(成宮寛貴)たちとつるんでいたとは、あたしゃ予想もしてませんでしたわ。
紅子(ソニン)は悠次の仲間だとは知らず、部屋に乱入してきた男たちに殴られレイプされ、それでも悠次が助かったなら・・と安堵しているんすよ。(・・,)グスン
だんだん悠次ってやつが心底許せなくなってきちゃったよ。
コイツさ〜、頭いいんだよね。(^。^;)
頭いいから、絶対に自分の尻尾をつかませないで、極悪非道な事やってんの。
そこが許せん!
ついでに真美も許せん!
勝手に湖賀の部屋の鍵を盗んだり、それを探しに学校へやってくる事も読んでて、悠次たちと監禁まがいの事しちゃってさぁ、それが単なる暇つぶしっぽい感覚なのが許せないのよ〜。
昔の不良はさ〜、ある意味堂々と「俺たちゃ悪いことやってんだ!」って感じで世間に反発とかしちゃってたわけよ。
すんげ〜、わかりやすい行動だったわけよ!
それがどうよ?
この腐れ野郎たちは・・・。(`ヘ´) プンプン。

なんせ湖賀がもう長くない事を、悠次に知られたのが一番のネックよね。
次はどんな作戦に出てくるつもりなんだろう?
それにしても、本当に後味の悪い5話だったわ。

第6回
「片想いのチョコ」
脚本:野島伸司
演出:吉田健

湖賀(藤木直人)と橘(真野あずさ)のHシーンは、もう見たくないっす!(^^;
何かぜんぜんキレイじゃないし、目をそむけてしまうんですよね。
そんな二人が抱き合うところを、クローゼットの中に隠れていた雛(上戸彩)が見てしまった。
その光景に思わず目を閉じ、耳を両手で塞いでしまう。
(゚ー゚)(。_。)ウンウン、すっげー気持ちわかるよ。
だって気持ち悪いもんね〜。(そうじゃない!)

そして私、今回ではっきりわかってしまいました。
このドラマの主役は藤村先生(京本政樹)です。(爆)
だって藤村絡みのシーンこそ、このドラマの真髄が見えるじゃないですか。
真美(蒼井優)から悠次(成宮寛貴)の仲間に紅子(ソニン)がまわされたと聞き、悠次に会いに行き殴りつけるんだけど、殴りながら悠次に10年前の自分を見てるんだよね。

ヘルスで働き出した紅子、それを知って紅子の店に行って彼女の勤務時間すべてを金払って買い占める藤村。
「明日もまた来るよ。おしゃべりが嫌だったら、教科書を持ってくるといい。」って、やってる事は無茶苦茶だけど、先生として紅子に接しているのがよくわかるわ。
藤村がここまで紅子を助けたい気持ちって何なんだろう?
過去に女子生徒に酷い事ばかりしてきた事への罪滅ぼし?
予告じゃヘルスの店で楽しそうに談笑する藤村と紅子の姿があったけど、妙に微笑ましかったんだよね。

んで、こっちはあんまり盛り上がらない湖賀と雛の方。
真美が湖賀のマンションから出てくる雛を激写して、その写真のネガをめぐって真美と雛が寒い中プールにつかって我慢大会。
つまんね〜。
ただじーーーっと水の中で耐えてる勝負って、あんまり映像としては面白くないよね。(そういう問題か?)
結局、真美が諦めてプールから出てしまい、素直にネガを渡してたんだけど、そこらへんだけ素直なのが腑に落ちないし・・・。(^^;
最後に湖賀の部屋のボードに書かれた暗号に、雛が隠したホワイトチョコの「I LOVE YOU」が隠れているというのだって、ちょっと仕込み過ぎって感じでイマイチ!
そのボードのチョコを指でぬぐって口に入れた時には、さすがに「食うんかい!」と突っ込んでしもーた。
あの状況、あまりに不衛生だと思ったもんで・・・。(意外と潔癖)

結論・・・あんまおもろない!(爆)

第7回
「ふたりが
結ばれた夜」
脚本:野島伸司
演出:吉田健

今回は雛(上戸彩)と湖賀(藤木直人)が結ばれるという、とても重要な回だったのに私はずーーーっと藤村(京本政樹)と紅子(ソニン)に意識集中!
勤務時間中はずーーーっとお金を払って紅子を買占め(って表現おかしいかな?)、マジで英語の授業やってるし・・・。(爆)
んで、何だかこの二人いい雰囲気なのよね。
凄く自然で先生と生徒というよりは、お互いが何の気兼ねもなくごくごく普通に人間として向き合ってる感じで・・・。
そんな藤村の存在が紅子を少しずつ変えているのか・・・その微妙な変化を悠次(成宮寛貴)が気付かないわけないもんね。
しっかり藤村にちょっかい出しに行って、ご丁寧に湖賀の病気のことまでバラしてくれちゃったし・・・。
しかし藤村が湖賀の病気を知ったとして、何がどう変わるんだろうか?

一方、雛と湖賀。
雛は精一杯のメイクと、色っぽい下着姿で湖賀を誘惑しようとするが、あっさり拒否されてしまう。
何となく思ったんだけど、いくら高校生でも好きな人に抱いてもらえないのって、辛いかもしれないね。
特に雛は自分が長くないと信じているわけだし、残された時間の中で少しの後悔もしたくないはずなのに・・・。
同情でもいいから抱いて欲しいと思ってたんじゃないのかな?
だから正太(斉藤祥太)といきなり付き合いだしたり、お泊りデート計画したりしたんだろうね。
もちろん湖賀にヤキモチやいて欲しいってーのが一番だったんだろうけど。
だからこそ、「湘南のハートリンクで結ばれると・・・」なんて、わざと行き先がわかるように話したんだろうし、湖賀の来るのを待ってたわけよね。
夕日が沈むのを見ながら・・・。
それにしても可哀想な正太。
これからって時に湖賀に踏み込まれて、いきなり追い返されて・・・。(^。^;)
すっかり利用されちゃったんじゃないの?
こんな事があったからか、急速に近付いていく湖賀と雛。
ついに関係を結んでしまった。
うん!(^-^)、橘(真野あずさ)とのベッドシーンみたいに生々しくなくてよかった!
依存と恋愛の違いがわからなくなった湖賀。
個人的には恋愛の中に少なからず「依存」というものが存在するのではないかと思ったりしております。m(_ _)m

んで、予告で制服を剥ぎ取られてレイプされてたのは誰?
黒髪のロングヘアだったから真美(蒼井優)なの?
藤村先生も紅子の首を絞めてたし・・・。
あと4回でどう結末を迎えるのか・・・ある意味、不安だったりするんですけど。(^^;ゞ

第8回
「許せない嘘」
脚本:野島伸司
演出:今井夏木

自分が死んだ後、どのぐらいで再び湖賀と再会できるか・・・その確率を計算して欲しいと湖賀(藤木直人)に頼む雛(上戸彩)。
っつーか、どう考えても確率かなり低いっしょ?
そんな数字知りたいか?

一方、雛に「自分はもうすぐ死ぬ」と打ち明けられた真美(蒼井優)は、悠次(成宮寛貴)の仲間に暴行されそうになり、助かるために雛が脳腫瘍でもうすぐ死ぬという事を暴露する。
それを聞いて「まだ勝てるかもしれない」とあくまでもゲーム感覚の悠次。
結局、真美は悠次の仲間に無茶苦茶されてたし・・・。この子も可哀想な女の子だね。
あんなメンバーに紅一点でいたら、何かあった時に一番先にヤバイよね。
裸にされて写真撮られて、きっとまわされて・・・大変な目にあうんだろうな。
そして隣で真美が暴行されてても、顔色ひとつ変えずにゲームに熱中する悠次の冷酷さ。
どう考えても人間じゃない。
真美から聞いた雛の病気をストレートに雛本人にぶつける悠次。
薬がビタミン剤だとか、最初に嘘をついた人が本当に病気の人だとか、雛だって突然聞かされたら理解できないよね。
まったく・・・これだけかき回して悠次に天罰が下る時は来るのだろうか?

自分の病気が嘘だったら・・・疑い出した雛は病院へ行き、自分のカルテを探す。
「ごめんね、ごめんね」と呟きながら・・・。
少しでも湖賀の事を疑ってる事に罪悪感を感じながらも、どうしても自分の目で真実を突き止めたい雛の気持ち、よ〜くわかるわ。
そこで雛を見つけて、「お探し物はこれね」と自分の机の引き出しからカルテを差し出し、「説明するわ」と橘先生(真野あずさ)。
どうなんだろう?本当の事を言うのは医者の義務だとしても、この場合の橘先生には嫉妬の部分も多少あったのかな?
雛と一線を越えた事で幸せそうにしている湖賀を見て、その幸せの芽を摘み取ってやりたくなった橘の女の部分があるような気がしてならん!

プールへ雛を呼び出した湖賀は、完徹して例の確率を計算する。
プールの壁に紙を張り出して、がむしゃらに数式を書きなぐる湖賀。
何もそんなところにでっかく書かなくても、ノートに書けばいいんじゃないの?(笑)
あんなワケわからん数式、アホほど書かれてもチンプンカンプンだし、仮に説明されても理解できません!
答えだけ出してくれ!と思った私はいけない大人でしょうか?(^^;ゞ
そして雛が現れる。
「どうしてそんな嘘ついたの?何をしてもいいの?自分が病気だったら・・・。」
すべてを橘先生に聞いてきたのね。
「先生は人間じゃない。悪魔だよ・・・。」と言って、去っていく雛。
湖賀がポケットからタバコを取り出すと、一緒に出て来たのが足りなかったパズルの1ピース。
このパズルの1ピースが、なぜかあひるさんみたいな形なのよね。
雛とこのパズルがかけてあるわけ?
雛がいなきゃパズルは完成できないって事か・・・。

真美が暴行されるシーンを見て、あらためて紅子(ソニン)は頑張ってたなぁと思った次第であります。m(_ _)m
それにしてもこれだけショッキングな内容なのに、ちっとも面白くないのは何故でしょう?(^。^;)
心のどこかで「ありえねーーー!」と思う気持ちがあるからでしょうかね。(苦笑)

第9回
「壊れかけた先生」
脚本:野島伸司
演出:今井夏木

何でこんな残酷な話にしちゃったんでしょう?
いや、野島作品にはもちろんつき物ではあるんだけど、ちょっと救いようがなくなってきてるようで悲しくなりますわ。

真実を知って、とことん湖賀(藤木直人)を避ける雛(上戸彩)。
学校のPCに真美(蒼井優)のヌード画像を転送する悠次(成宮寛貴)。
「諦めにも似た安らぎ」を感じて手島(真鍋かをり)との結婚を決めた藤村(京本政樹)。
見ててとことん辛いんだわ。
公園で待ち合わせしてるのに、いくら待っても来ない雛に土管の中から何度も何度も電話する湖賀の惨めったらしい姿。
家に帰っても落ち着かない。そしてボードにわけわからん計算をし始める。(^^;
校門で雛を待ち伏せ、腕を掴む・・・とにかく見境がない。
「壊れかけた先生」ってサブタイトルだけど、壊れるという雰囲気とは何かが違う。
依存し合う相手をなくして、自分を支える術をなくしてしまったって感じ。
別に病気じゃなくても、この男は所詮こんなやつなんだろう。

紅子(ソニン)に「君をレイプさせたのは、全部悠次の差し金だ」と告げる藤村。
認めたくない紅子。
店の外で藤村を待っていた悠次は、紅子のレイプシーンをビデオに収めていたのね。
それを知った藤村の高笑い・・・あれはまるで過去の自分を見ているようで、しかもそんな過去の自分と今の自分が闘っているという図式にあらためて気付いての高笑いだったのかしら?

雛は湖賀を見捨てられないのよね。
橘先生(真野あずさ)にホスピスの事とか聞きに行くんだけど、そんな雛を橘はバイク事故で死んだ若い男の子の遺体と対面させるわけ。
これも残酷でしょ?
「あなたは湖賀君のこの姿を見れる?」って、あーた、そもそも違うでしょ?
湖賀は脳腫瘍、その男の子はバイク事故・・・普通に考えて遺体の損傷加減で目を背けたくなるのはバイク事故に決まってんじゃん!
比較する対象があまりに突飛なんだよ!
ちゃんちゃらおかしくて、あくびが出ちゃったわ。(笑)
野島さーーーん、どっか遠い世界へ行っちゃったのかしらーーー?(「戻って来い!」by司馬先生)
そしてやっと湖賀から雛への電話が繋がる。
「先生のこと本当に好きだったのかさえわからない。可哀想って思うけど、もう私のことは忘れて。」
「僕は君がいないと生きていけない。」
共依存の天秤がつりあわなくなると、こうやって一人置き去りをくらうわけね。

そもそも、この話に共感できない原因は湖賀のあまりにも人間としてついてはいけなかった「嘘」にあるんだよなぁ。
「依存」というテーマは悪くないけど、それが「嘘」から始まるんじゃなくてお互い何か大きなものを背負って生きていかなきゃならない環境で、いつの日にか依存し合う存在になってたって話なら良かったのに・・・。
それにしてもフジッキーはもうちょっと何とかならんのか?
上戸彩やソニンに演技面で大きく水をあけられてるような気がするのは私だけ?(^。^;)

第10回
「よみがえる純愛」
脚本:野島伸司
演出:吉田健

ちゃんちゃらおかしくて、真面目に見てられなくなってきた・・・って、来週最終回なんだけどさ。(^^;ゞ
真美(蒼井優)のヌード写真のネガもない(つまりヌード写真なんて存在しない)、紅子(ソニン)のレイプも嘘(薬で眠らされただけ)、全部悠次(成宮寛貴)が脅しただけで、そこに事実はなかったって事じゃん!
いかにも怒ったら何をしでかすかわからないような狂気の男を演じてた悠次が、「狼が来たぞ〜」と藤村(京本政樹)に逆に脅されて、「俺は最強キャラだーーー!」とのたまい、ナイフで藤村を刺してしまうんだけど、もう京さまの刺されてからの演技が「必殺」かと見紛うばかり・・・。(爆)
初めて自分の手を悪事に染めた悠次は、急にオドオドし始めるし、腹部を刺された藤村は「ぬ、ぬ、ぬわぁぁぁぁぁぁ!!!」と、派手な演技でナイフを抜いてるし・・・。(^。^;)
藤村は紅子がレイプされてないと悠次の口から言わせたかったのね。
それをテープに録音して、何も知らない紅子に「バレンタインのチョコのお返し」と渡すのはちょっとカッコいいんだけど、それにしても腹刺されたままってーのはどうよ?
っつーか、マジ出血多量で死んじゃうでしょう。(^。^;)

出血と言えば、紅子が悠次に殴られて鼻血を出すというシーンもありましたわね。
ええ、ええ、野島ドラマお約束の鼻血でございます。m(_ _)m
野島さん、鼻血フェチ(?)なんでしょうか?( ;^^)ヘ..

そうそう、主役を忘れてましたわ。(^^;ゞ
湖賀(藤木直人)は学校を辞め、橘(真野あずさ)と一緒に彼女の別荘で最期の時を待つ事に・・・。
うーむ、橘先生ったら仕事はいいんでしょうか?(^。^;)
このドラマに出てくる大人たちって、まず社会人としていかがなもんか?と思いますわ。
その別荘へ雛(上戸彩)が訪ねて来るんだけど、湖賀は残りの短い人生を雛と生きる道を選ぶのね。
雛と一緒に出て行く湖賀を追いかける橘先生。
彼女は湖賀に亡くなったご主人を重ねて見ているようだけど、それもまた依存だったりするんだよね。
ただね〜、ここまでみんなが依存し合う状況ってーのが、どーにもこーにも受け容れられない。
人は一人では生きていけないものとは思っているけど、べったり依存するのはどうだろう?

あと藤村が湖賀に渡した過去のレイプシーンを録画したテープが気になるところ。
他のテープは全部焼却してたのに、あの1本を何故取っておいて湖賀に渡したのか?
あのテープは前作の持田真樹ちゃんのテープなのかしら?
んで、藤村先生はあのままご臨終なの?
聖母的存在の紅子に見守られて、過去には無数の女子高生に酷い事をして来た男が、ひとついい事をして死んで行くという図式なのか・・・。

い、いかん!
湖賀先生が主役なのに、気付くと考えるのは藤村先生絡みのことばかり・・・。(^。^;)

最終回の予告で、ヘリが飛んでたのは何故だ?ヽ(。_゚)ノ ヘッ?

最終回
「永遠の愛と死」
脚本:野島伸司
演出:吉田健

前半はやっぱこのドラマの主人公って藤村先生(京本政樹)だったの?って思わせるほどの展開でしたわね。(笑)
悠次(成宮寛貴)に刺されて瀕死の藤村が、湖賀(藤木直人)に電話し「あのビデオを手島君(真鍋かをり)と紅子(ソニン)に見せて欲しい。僕を思い出にしないように。」と頼む。
死んだ恋人の生まれ変わりを探すために、生徒を汚し続けた日々。
自分の人生を振り返りつつ、藤村先生の象徴とも言える視聴覚室で息を引き取る。
いやぁ、京本三昧!(爆)
んで、藤村先生のお葬式なんて、遺影のポーズが斜に構えちゃってるし・・・。(笑)
棺おけには藤村先生ご愛用のピンクのカーディガンが納められてるし・・・。
すいません、お葬式なのに笑いのツボが満載なんですもの。(^。^;)
そして「僕の生きる道」の最終回サブタイトルが「愛と死」だったのに対し、こちらのサブタイは「永遠の愛と死」。
向こうが「仰げば尊し」を歌えば、こちらも負けじと同じ歌を歌うという妙な対決。(別に対決はしてないと思うけど・・・)
しかし驚いたのは真美(蒼井優)じゃない?
悠次が持ってたおもちゃのナイフを本物にすり替えてたみたいね。
怖いわ〜。
悠次はまさか本物だと思ってなかったわけでしょ?
「可哀想に・・・」って笑顔で言う真美が、心底怖かったわよ。

藤村の死で、次は自分の番だと怯えだした湖賀。
そんな湖賀を「白鳥を見に行こう」と誘った雛(上戸彩)。
前作でも羽村先生(真田広之)と繭(桜井幸子)が訪れたのは新潟。
そして、今回も新潟の湖が行き先なのね。
確か野島さんの故郷でしょ?<新潟
ところが、その白鳥を見た後に湖賀が突然消えるわけよ。
東京に戻った雛は橘(真野あずさ)から、何故湖賀に執着していたかを聞かされるんだけど・・・。
湖賀と似たような病状だった橘先生のご主人はオペを拒否した・・・その理由が口では橘先生に迷惑をかけるからという理由だったけど、実は廃人のようになる自分が我慢できなかったからというもの。
橘先生はご主人がどんな状況になっても生きていて欲しかったのに、それをご主人本人が拒絶したのが悲しかったんだろうね。
だから同じような病気の湖賀に出会って、彼の最期を看取りたいと思ったんでしょう。
橘先生はそれを「復讐」って言葉で表してたけど、たぶん「愛」なんだよね。
そして湖賀が自分の最期を雛に見せないように、姿を消したのも「愛」。
私、このドラマは最初から全くノレずにいたんだけど、最終回で一気に切なくなってしまいました。
「泣く」まではいきませんが、結構しみじみ考えるところもあり・・・。
雛が消えた湖賀を探しながら「自分が死んじゃうって思ってた時より、ずっとずっと怖いんだ」って紅子に言ってるとこなんか、きゅ〜んとしてしもーた。(^^;ゞ
案外、ピュア?(爆)

公園の土管の中にいる湖賀を見つけた雛が、すぐさまメールを打ってたのは橘先生に助けを求めていたのね。
先週、予告で見たヘリにまさか橘先生が乗っていたとは・・・。
「緊急オペをするわ。あの子(雛)が望んだオペだから・・・。」
橘先生は自分と雛を重ねて見たんでしょう。
あの時、ご主人にどんな姿になってもいいから生きていて欲しいと思ったのに、それを叶えられなかった自分を、今の雛の中に見て、彼女の願いを叶えてあげたかったのね。
ヘリで搬送され、オペ室へ・・・。
も、もしや、今回は緊急オペが成功するという奇跡のエンディングか?
はたまた、「この世の果て」のような記憶を失くした湖賀の横で、微笑む雛というツーショットでのエンディングか?
いろいろ想像したものの・・・あれは湖賀ご臨終と解釈すればよろしいのかしら?(^。^;)
手術中の表示が「終了」に変わり、場面は白鳥の湖に変わり、お手製のてるてる坊主をふたつ握り締めた雛が、一人で湖畔に立っているという画・・・。
前作のエンディングで「(死んだのか、死んでないのか)どっちやねーーーーーん!」と叫んだ事を思い出してしまったわ。(^^;ゞ

演技力の乏しい藤木直人を、若手の上戸彩やソニンが盛り上げ、京本政樹が独自の路線をひた走り、成宮君が妙なくっさい芝居を覚えてしまったという何ともまとまりのないドラマでございましたが、最終回はそれなりに見どころがありました。
ま、DVDを買おうとは思わないけどね。(^^;

 

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