おらが春
原作:田辺聖子 脚本:市川森一/演出:尾崎充信 |
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全1回 |
NHKでお正月に放送されたドラマです。 帰省中でしたので録画予約していたのですが、戻ってからいきなり連ドラ始まっちゃって、見る時間が取れませんでした。 ってなわけで、こんなに遅くなりましたが・・・。ごめんなさい。>関係者様 簡単に言えば、小林一茶の話です。 小林一茶の幼少期から亡くなるまでのストーリー。 いきなりハエを見つめる弥太郎(小林一茶の本名)に、亡くなった実母くに(市原悦子)の声で「弥太郎、弥太郎、面白いか?」という語りかけから始まるんだけど、まるで「日本昔話」なんだよね。(笑) 市原さんは声だけの出演なんだけど、それが余計に「日本昔話」モードにさせるのよ。 弥太郎の父(財津一郎)は、くにが亡くなった後にさつ(三林京子)という女性と結婚し、弥太郎はこの継母さつに邪険にされるわけ。 奉公にまで出されちゃって、いきなり24年ほど時がぶっ飛びます。(笑) ここで弥太郎は一茶(西田敏之)と名乗り、俳諧で活躍するようになってるわけなんだけど、実家の父親が危篤という知らせを受けて、急いで帰るのね。 急ぐといっても昔の話だから、自分の足で歩いて帰るでしょ? その道中、おにぎり食べてる一茶ってーのがね、どうも「裸の大将」にしか見えないのよ。(^。^;) そんなところで( ̄m ̄)ぷっと笑いつつ・・・。 私は俳句に取り立てて興味もなければ、小林一茶って人の一生を知りもしないので、何にも予備知識がないままドラマを見たんだけど、一茶ってついてないのよね。 やっと俳諧で名が通ってきたら、実父が危篤でしばらくして亡くなっちゃうし、その後には自分の弟子でいつの間にか相思相愛だった美人の花嬌(かたせ梨乃)も亡くなっちゃうし、50代になってから若い嫁さん・きく(石田ゆり子)をもらうんだけど、そのきくとの間に出来た子供は次々死んじゃうし・・・。 挙句の果てにきくも死んじゃって、今の言葉で言うなら「未婚の母」のやお(寺島しのぶ)と結婚するも、家は火事で焼けてしまうし・・・。 そんなやおのお腹に、自分の子供が宿ってこれからもうひと頑張りってとこで、自分の命が尽きてしまった一茶。 うーん、レビュー向きではないので、うまく書けないのですが後半なかなか面白かったです。 52歳で27歳のきくと結婚するんだけど、これだけ年齢差がありながらマジで口喧嘩するシーンとか、西田敏之さんらしくところどころコミカルな雰囲気が出てて、一茶の愛する人が次々に亡くなるストーリーにしては、全く悲壮感がなくあっさりした仕上がり。 最後、一茶本人が亡くなったシーンも、本当にさっぱりした終わり方で涙するって感じじゃなかったけど、それがよかったような気がしますね〜。 お正月早々、ガンガン泣かされるドラマもキツイですから・・・。(^。^;) 触れるのが難しいキャラなので、あえて触れませんでしたが草杖役の田辺誠一さん。(笑) 若かりし頃は彼らしく色っぽい役で、ちょっとズルイところもあり、年老いては山姥のようなスタイルで現れてみたりと、なかなか興味深かったです。 個人的には晩年のさつ@三林京子さんが、「千と千尋の神隠し」に出ていた湯婆婆にそっくりで大笑いしてしもーた!(爆) あと財津一郎さんの老け方が素晴らしい!ウマイ・・・って感じでした。 石田ゆり子ちゃんに関しては、もしやこの人は時代劇向きなのかしら?と思ったぐらいよかった。 個人的に石田ゆり子は苦手な部類に入るのだが、このきくさんの役はよかったなぁ。 最後をしめた寺島しのぶも文句なくよかった。 ・・・って、「よかった」ばっかりじゃん!(笑) じゃあ、難点も見つけておこうか。 前半はノレなかったなぁ。(-。-) ボソッ 弥太郎が子供だったと思ったら、いきなり奉公に出された後に、めっちゃオヤジな一茶(笑)になっちゃってるし・・・。 時間の関係もあるだろうが、ちょっと割り振り考えられなかったかな?って感じ。 とりあえず苦手な分野のドラマとしては、結構楽しめたかも。 願わくば「Dモード」あたりのドラマだと、レビュー書きやすいんですけどね。>関係者様(私信) |
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