サトラレ

原作:佐藤マコト「サトラレ」
プロデュース:黒田徹也・横地郁英・遠田孝一

主題歌:GLAY ♪逢いたい気持ち

第1回
脚本:尾崎将也
演出:高丸雅隆

あたしはこういうオダジョーを待ってたのさ!
ちょっと頼りないけど、何だか憎めない、そしてメチャメチャ母性本能をくすぐる表情!
映画「サトラレ」を見た後、もしも私がキャスティングするなら絶対に里見はオダジョーか妻夫木だと考えてたんだけど、その自分のキャスティングも捨てたもんじゃないわね〜って感じ♪

とりあえず初回ご覧になって、皆様はどう感じられたかしら?
私はこの初回に映画「サトラレ」1本分が、すでに凝縮されて詰まっているような印象だったのよ。
見る前の不安材料は神田うのちゃんだったんだけど、この役は今までの彼女の女優人生の中では、かなりマシなんじゃないの?(えらそー)
サトラレである里見(オダギリジョー)を警護する千春(神田うの)が、いくらバレないようにするためとはいえ、ガンガン着替えまくって、まるで「神田うのコスプレ大会」のようになってるのはどうよ?と思いつつ、「整形美人。」の米倉涼子のように着替え過ぎて叩かれない事を祈らずにはいられないが。
しかし、個人的に???だったのは、小池栄子なのよね〜。
これは見る前の不安材料的中って感じ。どうして彼女なのかしら?

心で思っている事が、思念波として周囲の人々に伝わってしまうサトラレ。
そのサトラレが医者を志しても、心の中の声が患者にまで伝わってしまうから、オペはさせてもらえない。
でも外来でサトラレに診てもらうのも嫌だなぁ。
「うわ!こりゃ酷い」とか「だから太り過ぎなんだよ!」とか聞こえてきたら、やっぱ顔色変えずにはいられないもんなぁ(^^;

簡単な虫垂炎のオペだってやらせてもらえず、吉川(佐々木蔵之介)が執刀してるのを見学してるだけ。
でもうまくいかないオペに、里見の思念波が出まくり!
我慢できずに法子(鶴田真由)がオペ室に入って、自分が責任を持つと言い、サトラレの思念波通りのオペが行われ、結局患者は助かったが・・・。
助けてもらった家族も、里見に直接お礼が言えないあたりが、何とも切なかったのねん。

とりあえず初回なかなかだったのではないでしょうか?
フジ「天体観測」と比べれば、オダギリジョーの扱いについては申し分ないし、大きくハズれることはないだろう。
ただ、猫背椿さんはあれじゃもったいない!もっといじって頂かなくては・・・。(笑)

第2回
脚本:横田玲子
演出:高丸雅隆

はふ〜ん(脱力)
やっぱオダジョーは正しく取り扱えばこうなるのよ。
なんちゅーの?「子犬系」?
しかも「雨に濡れた子犬系」?
そんな目で見つめられたら、お家につれて帰らないわけにいかないじゃないのさ!って感じ?(壊)
か、かわいすぎるーーーーー!(ひしっ)
オダジョーの周りには「♪」とか「はぁと」とか飛びまくってるんじゃなかろうか?
オダジョーが歩くと「きゅんきゅん」ってかわいい足音がするんじゃなかろうか?
そしてオダジョーって近くに行くと、ピーチ系の香りがしてるんじゃなかろうか?
もーーーーー!男版松浦亜弥に違いない!(爆)
それぐらいメロメロじゃーーーー!

そんなかわいい里見(オダギリジョー)に失恋させるとは、巷の人々も罪なことを・・・。
「失恋大作戦」に行くとわかっていながら、息子にお弁当まで持たせて「しっかりね!」と声をかける母親(風吹ジュン)に泣いたよ。
めぐみ(小池栄子)のことを諦めさせるために、吉川(佐々木蔵之介)という恋人がいることにして、里見に諦めさせる。傷ついた里見を慰めるのが、法子(鶴田真由)の役目。
嘘なのに、吉川とめぐみが付き合ってると知った時の里見の表情。
動揺しつつも、二人の写真を撮ってやろうとしてファインダーを覗き、「何だよ、お似合いだな」って思念波が聞こえてきた時には、もうあたくしは画面の里見を抱きしめずにはいられなかったわ。(ぎゅっ)
「ここにいたくない、あの二人を見たくない、辛い、諦めなきゃ、忘れなきゃ・・・」という、あまりに切ない思念波。
くっそーーーー、今すぐ押し倒したい!(爆)

そこで法子の元カレ(津田寛治)に会った里見は、とっさに法子の彼氏のふりをするんだけど、なんせサトラレだから全部思ってる事が筒抜け!
それでプッとふき出してる元カレって嫌な奴だったよね〜。(津田寛治は好きだけど)
法子を見て「好きな人に好きな人がいるって切ないよなぁ・・・」と里見は思ってたけど、そう思ってる里見を見てる私たちはもっと切ないんだぞーーーーー!(涙)

最後に母親の店「さとみ」で酔いつぶれてる里見の寝顔・・・襲いたくなった。(がるるるる)
もし、あの時あの場所にいたのが法子ではなく、この私だったら・・・間違いなく母親の目の前で襲ってるな。(たぶん犯罪です)

すまん!レビューになってない!それもこれもオダギリジョーが悪い!
あのかわいい奴を何とかしろ!(笑)

第3回
脚本:尾崎将也
演出:塚本連平

ねえ、オダジョーって愛玩動物系?
ノッケから失礼しました。m(_ _)m
だって、あまりにぎゃばいいんだもん♪(「かわいい」と言いたいらしい)

すっかり法子(鶴田真由)の事を好きになってしまった健一(オダギリジョー)が考えた、「小さくてかわいいプレゼント」ってーのがハムスターだよ!
あーた、この男だけでもかわいいってーのに、両手でハムスターを包み込むように抱いて、つぶらな瞳をきらきらさせてごらんなさいよ!
ぶっ倒れるっちゅーねん!
あたくしはそんなオダジョーですでに(_ _,)/~~ マイッタ
ついにあたくしの野獣の牙が抜け落ちる時が来たのだろうか?
ふっ!オダギリジョー恐るべし!

ごめん、またオダジョーレビューで終わるとこだったわね。

結局、千春(神田うの)って健一を好きだったのかしら?
健一と話している法子を見て。「私は彼と一度も話した事がない」って呟いてたけど、それは恋愛モードなのか、それともこれだけいつもぴったり張り付いているのに会話も出来ない間柄でしかないことへの苛立ちなのか・・・。
そこらへんが私にはつかみにくかったけど、「せつない」というキーワードで言わせてもらえばやっぱこのドラマは秀逸よね。
健一の子供の頃の回想シーンなんて泣けちゃったわよ。
子供って正直だから、年中心の声を響かせてるサトラレの健一なんかとは、面倒で友達になりたくないのよね。
でも自分の思念波が届いているなんて思いもしない健一は、「ねえ、遊ぼう」ってみんなに声をかけて回って、でも誰も相手にしてくれない。
こういう時、やっぱ弘子(風吹ジュン)の立場で、ものを見てしまうのは私も母親だったりするからよね〜。
あと、プールで子供の頃を法子に語る健一も、口から出るのは「友達もいっぱいいた」「学校は楽しかった」って言葉なのに対して、思念波では全部逆のことが伝わってきて、その両方を聞かされると本当にせつないわ。

ただ、今回のエピでひとつ解せないのが最後のルビーのネックレスのことなのよ。
あれって、見つかったあとの千春の話だと、本当に子供の頃に失くしたものが見つかったわけでしょ?
ちょっとそれは強引過ぎない?
過去に失くした事があるけど見つけ出して大切にしているネックレスを、もう一度千春があの草むらに隠した。そのネックレスを健一が見つけ出してくれるかどうかが、千春個人の中でのひとつの賭け・・・ぐらいの方がよかったなぁ。

そうそう!オダジョーの話す英語って、その響きまでやわらかくて好きだったわ。
比較の対象にしちゃってなんだけど、押○君の英語って「どう?俺ってどうよ?俺の英語ってどうよ?」って攻めてくる感じがして好きになれないの。
その点、オダジョーの英語は包み込むようでしゅき♪(「好き」と言いたいらしい)
あぁ、お金で買えるなら「一家に一人、オダギリジョー」だわ!

第4回
脚本:吉田玲子
演出:塚本連平

ううむ、このドラマ始まって以来、一番つまらない回だった。
なんちゅーか、盛り上がるのを待ってたら、盛り上がれずに終わったみたいな感じ。

唯一笑ったのは、みんながストライキをする中、一人で外来を切り盛りし、ついに倒れてしまって処置を受ける間の思念波。
「腹減った〜」だもんね。( ;^^)ヘ..
ヾ(・・;)ォィォィ、空腹で倒れてるわけ?と突っ込みたくなったが、まぁそのシーンぐらいかな?

ホロリとさせたのは、弘子(風吹ジュン)が、自分の息子に病院を辞めさせようとストしてるってーのに、「ご迷惑をかけてすいません」の置手紙とともに、おにぎりをたくさん置いてたことぐらいだな。

今回はとりたてて書くことが見つからない。
それにしても予告は面白そうだったね。
サトラレの里見(オダギリジョー)が、サトラレの東ミッキーと対面するらしい。
早くも次週への期待で胸膨らむ私。

しかし「嫉妬の香り」の頃を彷彿とさせるエンディングのテロップ。
「涙のティッシュペーパー」って何ざんしょ?(笑)
これはまた横Pの策略なんでしょうか?

第5回
脚本:尾崎将也
演出:高丸雅隆

今回はサトラレとサトラレが急接近というお話。
矢沢(東幹久)というNASDAで働くサトラレを見学しに行った法子(鶴田真由)たち。
てきぱき仕事をこなし、伝わってくる思念波も仕事のことばっかりの矢沢を見て、「同じサトラレでもどこかの誰かとは大違い!」って大笑い!
矢沢にも好感持たれちゃってる法子に、「サトラレキラー」という呼び名がつくのも可笑しかった!
矢沢はサトラレでありながら、珠子(筒井真理子)という奥さんもいるんだけど、この奥さんができた人でね〜。
里見(オダギリジョー)の母親・弘子(風吹ジュン)もそうなんだけど、やっぱサトラレと一緒に暮らすって並大抵じゃないのに、ほんと大きな心で接してて素敵な女性だわ。

今回のサトラレ同士急接近は、法子が矢沢の勤め先に手帳を忘れて、それに気付いた矢沢が病院まで届けに来るところから始まるんだけど、サトラレ同士で出会ってお互いの思念波で「あ!コイツサトラレだ!」って伝わると、「え?俺がサトラレ?」ってことになっちゃってヤバイじゃない?
それを回避したくて、里見を病院の外へ連れ出したり周りが大慌てする様が見てて笑えちゃう。
病院に来る途中の矢沢が、母親の手を離れて勝手に動き出した乳母車を止めようとして電信柱に激突し、里見の病院に運ばれたり・・・。(このシーンは「アンタッチャブル」を思い出しましたなぁ)そんな矢沢の処置に当たったのが里見で、矢沢が意識を取り戻す前に何とか里見を矢沢から引き離したい佐伯(佐戸井けん太)が、ただの脳震盪と打撲なのに「君には無理だ」と里見を追い出すとこなんて、またまた切ないモードになっちゃって・・・挙句の果てに治療はさせてもらえず「福引して来い」なんて、より一層落ち込むっちゅーねん!
里見先生、かわいそう〜〜〜。
でも、落ち込んでる里見先生、ぎゃばいいいいいいいいいい!(かわいい)
なんで、しょんぼりした顔がこんなに魅力的なんだ?オダジョーって男は・・・。
くーーー、これが通販番組だったら、速攻電話してるぞ!
「すいません、商品番号3番のヘコんだオダジョーひとつ下さい。」(売り物ではありませんm(_ _)m)

矢沢はすぐに意識を取り戻して、大丈夫だったんだけど、今度は珠子さんが心臓発作で倒れちゃって、ここでの矢沢の思念波も泣かせるよね〜。
珠子をどれだけ大事に思ってるか、どれだけ愛してるかが、思念波でビンビン伝わるなんて・・・ある意味、これ以上幸せなことはないかも。
助かった珠子が矢沢に向かって「あなたがずっと励ましてくれたから」って台詞に、また泣いちゃったんだけど・・・。(ToT)ウルルン
結局、矢沢と里見の思念波が伝わりあうことはなかったけど、サトラレ同士が電話で会話したシーン(矢沢が里見に「あなたは妻の命の恩人です」と言ったとこ)は、じーーーんとしちゃったよ。
そして地味ながら、婦人警官に扮した千春(神田うの)が里見の乗ったタクシーを停車させ、「身分証明お願いします。」と足止めした後、過ぎ去るタクシーを見送りながら「初めて話した」とつぶやくとこ・・・好きだったなぁ♪

先週の予告でのテロップ「涙のティッシュペーパー」の意味もわかったけど、思ったほど「あぁ!なるほど!」ってな展開じゃなかったんちゃう?>横P様
あと、吉川先生(佐々木蔵之介)、髪の毛カットした?(笑)
そして最後に演出の高丸様・・・NASDAよかったですね♪

第6回
脚本:吉田玲子
演出:田村直己

あーーーー、ダメ!
個人的に今回はダメ!
なんちゅーか、サトラレと赤ちゃんという組み合わせは悪くなかったけど、赤ちゃんに関して言わせて頂けば、あまりに適当じゃなかった?

なぜに食事用のスタイを意味なくずっとつけられているのか?
弘子(風吹ジュン)が健一(オダギリジョー)の赤ちゃんの頃の服を出してたけど、その服と同じ箱に収められたぬいぐるみ・・・。(ダニが気になる)
眠ってる赤ちゃんの帽子を取ろうともしない。
などなど、細かい事が気になって仕方がなかったよ。( ;^^)ヘ..

赤ちゃんは加奈(畑野浩子)の子供で、付き合ってる眼科の先生の手前、離婚した前の旦那との間の子供だなんて、名乗り出る事ができなかったって事だけど・・・。
極めつけにガッカリしたのが、階段の上からはいはいをして、危なく落ちてしまいそうになる赤ちゃんに、そーっとそーっと近づくところ。
ヾ(・・;)ォィォィ、相手は自殺しようとしてる大人じゃなくて、ワケのわかってない赤ん坊だろうがよ!
ここは「刺激しないようにそっと近づく」んじゃなくて、「危険を察知して、一目散に駆け寄る」という行動を取るんじゃなくて?
まぁ、最後には我慢できずに母親である加奈が、走って赤ちゃんに駆け寄ってたけど・・・遅いんじゃい!って感じ。
医者やら看護婦やら、揃いも揃って階段の上から落ちそうになってる赤ちゃんをぼーっと見てるのが何とも許せん!
ってゆーか、そんな病院行きたくねーーーーっての。

ラスト、突然法子(鶴田真由)から腕を組まれた健一が、「あれ?あれれ?」って感じで戸惑ってる心の声に、思いっきりテーマソングの歌詞がかぶるのも何とかして欲しかった。
はい!今回は「中だるみ」って事で片付けさせて頂きます。m(_ _)m

第7回
脚本:尾崎将也
演出:塚本連平

実にさらりとした展開だった。
あまりにさらりとし過ぎていて、こちらも流してしまったよ。( ;^^)ヘ..
法子(鶴田真由)のお見合い話を聞いた健一(オダギリジョー)が、心配するあまりお見合い会場にまで姿を現すというエピソード。
オダジョーの変装以上に、杉本哲太さんの変装が笑えたんだけど、何だか面白かったのはそれだけ。
大して盛り上がらないまま、あらら・・・?終わり?みたいな感じ。

予告で弘子(風吹ジュン)が倒れたとか言ってたけど、やはり映画版サトラレの八千草婆ちゃんのような役割なのかしら?
次週が気になるところですなぁ。

第8回
脚本:吉田玲子
演出:高丸雅隆

うぅ・・・弘子さん(風吹ジュン)頑張ってーーーーー!
弘子さんが倒れて、健一(オダギリジョー)が背負って病院まで行くあたりから、(ToT)ウルウルしっ放しだったさ。(・・,)グスン
っちゅーか、どうしてもここで映画版「サトラレ」の八千草婆ちゃんを思い出しちゃうんだよなぁ。(^^;ゞ
八千草婆ちゃんに負けず劣らず、風吹母ちゃんも泣かせてくれるよ。
健一が千春(神田うの)に勧められて、医薬品研究所へ行く事を相談した時なんて、いつもの優しい弘子さんじゃなくて、急に厳しい表情で「お医者さんになるのが、アンタの夢じゃなかったの?」って言い放つし・・・。
やっぱ母親としての厳しさも持ち合わせてるのね〜と、妙に実感したよ。
しかし神田うのちゃん、ココへ来て粗が目立ってたなぁ。
彼女はあんまり長い台詞とか言わせちゃダメだね〜。( ;^^)ヘ..
結構台詞かんでるし、妙なとこで息継ぎしちゃったり・・・頼むからもう喋るな!って感じだったわ。
この作品でうのちゃんがマシになったと思ってたのは、単に見せ方。
台詞は一言二言、なるべく無表情、そういう役柄だったから良かったんであって、こんなに台詞があると、粗が目立つ、目立つ。(ーー;)

全10回だから、あと2回で終わっちゃう「サトラレ」。
終盤へ向けて盛り上がりの予感を漂わせて今回は終わっていったって感じだったわ。
母親が倒れたというのに、またしても処置をさせてもらえない健一。
これはショックだよなぁ。
健一が側にいれば、母親の病状を思念波で伝えてしまうからなんだろうけど、処置室の外へ出されちゃうなんて屈辱だよね。自分の母親なのに・・・。
予告では健一がオペ?って雰囲気じゃなかった?
まさに映画版のように、弘子さんに「ガンバレ、ガンバレ」と思念波出しまくりながら、手術する健一が見られるのかな〜?
一番の見せ場といえばそうなんだけど、あまりに映画版と同じじゃ「なーんだ、全く一緒じゃん!」と言われそうだし、ここらが難しいところではありますなぁ。
とりあえず、せつなさ爆発のオダジョーがラス前で見られる事は間違いなし!
早く次回が見たいわ〜♪

関係ないけど(ないこともないか?)、テレビ誌で横Pのお顔を拝見しました。
何の根拠もありませんが、もっと「おっさん」な方を想像してたので、「なんや〜、めっちゃ若いやん!」と一人テレビ誌の横Pに手を振ったのは言うまでもありません。(笑)
またお出ましになってね♪>横Pさま

第9回
脚本:尾崎将也
演出:塚本連平

今回は完璧に健一(オダギリジョー)の思念波でヤラれた回だった。
弘子(風吹ジュン)がガンだとわかり、健一に告知をすれば弘子が知ることになると、告知を拒む佐伯部長(佐戸井けん太)。
しかし、自分がガンだと察しがついていた弘子は、オペを健一にやらせてくれと頼み込む。
「母親として・・・せめて最後に私の手術だけでも・・・」
これには母の大きな愛情を感じたよね。
サトラレの母にしかできない決断だし、息子のためにしてあげられる事ってこれが最後かもしれないし・・・。

「俺がおふくろを助けてやりたい。俺にできるかな?」
「絶対助ける!」
「もう手遅れだ、腫瘍を切り取ってもすぐ再発する。」
「ダメだったのに何も知らないでおふくろ笑ってる。」など、数々の健一の思念波で感涙だったけど、何よりも泣けたのは弘子が手遅れだとわかって、そのまま縫合するシーンで、突然出なくなる思念波。
いつもうるさいほどに出まくってたのに、健一の頭の中は今真っ白なのかと思うと、凄くせつなかったね〜。

今回は冒頭からラストまでじわじわ泣き通しだったけど、イマイチ号泣とまでいかなかったのは、やはり頭の中にチラつく「映画版サトラレ」とのかぶり!
こればっかりは仕方ないんだろうけど、やはり一番の見せ場だったりする今回のエピはどうしても比べてしまうんだよなぁ。
んで、ずーっと褒め称えているオダジョーですが、やはり屋上で泣き崩れるシーンは、映画の安藤政信君があまりに印象的だったため、どうしてもかすんでしまった。
今クールにおける「泣き大賞」は伊藤英明@「天体観測」で決定だし、まだまだオダジョーには泣きの演技を習得してもらいたい。

最後にやたら健一にオペを依頼する患者が殺到し、山岡(北村総一朗)が健一が行くはずだった研究所へ電話して「この話、なかった事にしてもらいましょう!ガチャン!」と電話を勝手に切ってたけど、あれは「踊る大走査線」9話の袴田課長のパクリでしょうか?
最終回どういうシメなんだろう?
例えば弘子さんが亡くなって、そのショックで健一からサトラレの能力や思念波が消えてしまうとか・・・。
存分に泣かせて頂きたいもんですわ。

最終回
脚本:吉田玲子
演出:高丸雅隆

弘子(風吹ジュン)の手術をして以来、手術も患者の処置もさせてもらえるようになり、やっと医者らしくなった健一(オダギリジョー)。
しかし、ある日子供の患者が「サトラレ先生」と呼びかけた事がきっかけで、自分がサトラレではないかと疑いだし、最終的にはそれを確かに自覚してしまう。
「自分の頭の中、覗かれたくない。」という健一は、サトラレ対策委員が用意した部屋にこもってしまう。
やっぱね〜、自分がサトラレだと知ったら、ちょっと頭の中に思い浮かんだ言葉が、全部筒抜けになってる実情に耐えられないかもしれないわ。

なんちゅーか、ここまで「サトラレ」だという事がある意味「笑い」として描かれてる部分が多かったんだけど、最終回で急に深刻で重い現実として押し出されるわけで・・・。
そのいささか重い雰囲気を、母親の弘子さんがまたまたあの笑顔で救ってくれるのよ。
「あんたがサトラレでよかった。あんたは自慢の息子だよ。声の大きな正直者だもの。」
うーーん、これはやはり健一が生まれて以来、ここまで側で優しく見守って来た弘子さんならではの台詞。

無人島で暮らすサトラレ2号(升毅)と話し、自分も無人島行きを決意する健一。
そんな健一に法子(鶴田真由)が「まだ秘密にしてた事があるの。あたしも里見君が好き!」と告白し、「一緒に無人島に連れてって!」と言ったとこは(ToT)ウルウルしたわ。
法子に好きだと言われたのは嬉しいけど、巻き込むわけにはいかないと一人無人島へ行こうとする健一。健一の出発を法子に伝える千春(神田うの)。追いかける法子。
走って車を追いかけて来る法子に気付き、ブレーキを踏んだ藤堂(杉本哲太)。
そして思念波ではなく、声に出して「好きだ」と言ってと法子。
うーーーん、じんわり。(涙)

そして無人島へ出発しようとする二人のもとに、タクシーで乗りつける病院の皆様。
ここで一番泣きましたわ。(・・,)グスン
今までのように思念波を無視するのではなく、それもひとつの「声」として普通に対応する周囲の人々。
いやぁ、あったかいエンディングだった。

個人的にはサトラレ2号の升さん登場で、「また升さんかい!」と突っ込み、健一の乗った車を追いかける法子で、「OVの桜田門真恵」を思い出したりしておりましたm(_ _)m
そして私は初回から「DVD化される」と宣言しておりましたが、推測通りビデオ・DVD化決定だそうで、おめでとうございますm(_ _)m
おまけにロケット☆おっさん、最後にゃ映りまくりで大変ウケました。(笑)

もちろん、オダジョーも鶴田真由さんも良かったんですが、何といってもこのドラマの功労者は風吹ジュンさんでしょう。
この母親役がダメだったなら、このドラマの評価、ここまで上がってないかもしれません。
不作のクールの中、健闘したドラマでございました。

 

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