HVサスペンス 量刑

原作:夏樹静子
脚本:佐伯俊道
演出:榎戸崇泰
もちろん夏樹静子さんのちゃんとした原作があるわけで、話自体はしっかりしてるんだろうけど、何となく浅い感じ。

量刑に厳しいことで有名な神谷(中村雅俊)は、東京地裁の裁判官。
岬(羽田美智子)という女性が、妊婦とその娘を車ではね、その死体を遺棄したという事件の裁判を担当した神谷。
その事件の裏に隠された政治に絡む金の流れを隠そうとする守藤(宍戸開)が、神谷の娘を誘拐し、岬に対する死刑の求刑を軽くするように脅迫する。
自分の娘が誘拐された事で、量刑に関する自分の信念を曲げてはならないと思いつつ、一方では親として娘を助けたいと思う神谷の心の揺れ。
題材としては難しいけど、面白い話だったんだけどね〜。
私が一番納得いかないのは、中村雅俊さんのキャスティングなのよ。
まず、どう見たって厳しい判決出すような裁判官に見えないし、どっちかというと温情判決ばっか出してそうなイメージじゃん!(笑)
イメージはイメージとしても、なんちゅーか全編通してあまりに抑揚のない中村雅俊の演技がいただけない。
他のキャスティングはイケてただけに、主役がイマイチなのは残念。
神谷の部下にあたる裁判官の星(西村雅彦)、新人裁判官の松本(桜井幸子)、検事の小此木(石原良純)、弁護士の中(綿引勝彦)・・・ぜーーんぶハマってたのになぁ。
細かいところでは、誘拐されてた娘が解放されて帰宅した後のシーンとか、妙に違和感あったし・・・。
あれって2週間か3週間誘拐されてたわけでしょ?
それで家に戻ってきてすぐに、あれだけ冷静に自分がどうやって誘拐され、どんなところに監禁されてたかとか話せるか?
なーんか、疑問!

しかも・・・このドラマも予約録画してたら、最初の5分相撲だったし・・・。(^。^;)
ってなわけで、突然の時間変更、しかもたった5分おしたからラスト5分切れてたし、最終的な結末はわからなかったのよん(・・,)グスン
神谷は娘が解放された後に、退官してまでこの裁判の差し戻しをさせたわけで、どこまでも真実を追求したかったんだろうけど、岬は何度裁判しても自分が一人でやった事だと宣言してたし・・・。
人が人を裁く事の難しさは感じましたが、いかんせん、主役には納得いかず・・・ってな感じでございました。

 

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