陰陽師☆安倍清明
〜王都妖奇譚〜

原作:岩崎陽子
プロデュース:保原賢一郎

主題歌:BOOM BOOM SATELLITES ♪BLINK

第1回
脚本:冨岡淳広
演出:林徹

なかなかの娯楽作品。
時代劇なのにカラーコンタクトやCGは多用してるし、音楽は妙にノリがいいし♪
少なくとも以前NHKがやった「陰陽師(主演:稲垣吾郎)」よりは、見応えがあるのではなかろうか?
これもストーリーを追うレビューは書き辛いし、オンエアが午後7時59分からという、まだバタバタしてる時間でリアルタイムで見るのはキツイけど、できる限り食らいついてみようと思わせる。

ナンダカンダ言って、私は結構時代劇が好きだったりする。
そしてアニメでは「犬夜叉」が好きだったりする。
それがどうした?と思います?
いえいいえ、どうぞ「あ、私も・・・」と心当たりのある方は、ご覧になってみて下さい。
たぶん、楽しめます。

主演の三上博史さんはもちろんだが、脇でいい感じなのが段田安則さん!
そして若手ながら頑張ってるのが、山田孝之君だ!
山田君は実にいい!何がいいって、台詞がきちんとしている!
若手の俳優は言葉がはっきりしない事が多いが、そういう場合特に時代劇では相当なマイナス要因になる!
だが、山田君は違う!ある意味、立派だ!
そして陣内孝則さんは、実に奇妙だ!(爆)
筒井康隆さんは何故出演されてるのか?という疑問もあるが、とりあえず次も見てみたいと思った。

少なくとも私の中では「ナース4」を見るぐらいだったら、「陰陽師」だ!
だけどこのドラマのタイトル・・・漢字ばっかで長ったらしいのが難点なんだよなぁ。

第2回
「王都への怨み」
脚本:長田敏靖
演出:林徹

四の宮(山口馬木也)さま〜♪
ついに今クール惚れてしまう男に出会ったというのに、たった1話だけのゲスト出演とは、いささか寂しゅうございます。ヨヨヨ・・・。

帝のいとこ、四の宮はかつて皇位を継承できなかった恨みで、清明(三上博史)に帝を呪い殺すよう依頼したが、清明がそのような依頼を受けるはずもなく、四の宮は宮廷を出て行った。
その後、出家し法力を身に付けた四の宮が宮廷に戻ってくるという。
清明に会った四の宮は、確かに術を学んだ最初の頃は、(術で帝を呪いたいという)邪心があったと告白したが、今となっては帝へ忠義を尽くしたい一心だと話す。

出家して心を入れ替えたのね〜、四の宮さま。
清明も安心した様子だったけど、過去に帝を呪い殺したいという感情を持った四の宮に、目を付けたのが影連(陣内孝則)。
影連にそそのかされ、心を操られ、再び邪心を抱いてしまった四の宮。
そんな四の宮を清明は救おうとしたのに、影連に心を縛られてしまいそうになる自分と、ぎりぎりのところで闘った四の宮が選んだ答えは・・・。
自らの命を絶つことだった。
哀れ、四の宮さま・・・。お慕い申し上げたかったのに、何ゆえそのような答えをお導きになったのじゃーーーーー!
しかし、その生き様、しかとこの目に焼き付けましたぞ!
今クールの「いい男大賞」選抜時期には(いつさ?)、必ずや四の宮さまをエントリー致しまするぅ。

ねえ、みんなこのドラマ見てないの?
見ようよ〜。なかなか面白いのに〜。(^。^)v

第3回
「もののけの子」
脚本:三浦浩児
演出:田島大輔

若い女性ばかりが神隠しに・・・。
女性たちが姿を消した場所で、清明(三上博史)が見たのは童の亡霊。
「遊んでくりゃれ〜」って出てきた童の亡霊君が、妙に田舎くさい顔しててm(_ _)m、何だか笑っちゃうのよね〜。
清明の母親がキツネで、清明の力も「もののけの子」だからではないかという噂が流れる中、神隠し騒動の件にも触れさせてもらえない。
保憲(段田安則)がここでもうまい具合にはずしてくれて、妙に和ませてくれるのがいいのよね〜。(笑)

オープニングで流れるキャストのテロップの中に、木村多江さんの名前を発見してたのに、なかなか出てこないからどうしたのかと思ったら、童の亡霊君の母親の役だったのね〜。
しかも、こっちも亡霊だし・・・( ;^^)ヘ..
そういや、木村多江さんってちょいと昔は、遺影の写真としての出演だけだったり、やけに死んだ人の役が多かったのを思い出しちゃったわよ。(苦笑)

死んだ亡霊君を生んですぐに母親は他界して、その後成長した子供が母を恨み、その憎しみがつのり、神隠しをやったらしい。
若い子ばっか集めて、「遊んでくりゃれ〜」のハーレム状態にいる亡霊君。
魂は相当スケベのようですな。(笑)

清明が呼び出した母親の魂に、すがって泣く亡霊君。
その姿に自分を重ね合わせて涙する清明。
しかしこの親子が清明によって浄化させられ、天に昇っていくあたりは物凄くSFチックだったわね。
天に昇っていく親子を見上げるおじゃる系の中丸新将さんに、笑ったのは私だけ?(^^;ゞ
今回は影連(陣内孝則)さんが悪さしたわけじゃなく、ちょっと今までとは雰囲気の違ったストーリーだったけど、このドラマ全5回だからもう来週はラス前なのよ。
やっぱ5回はちょっと短いんでないの?( ;^^)ヘ..

第4回
「親友の死」
脚本:佐藤和治
演出:酒井信行

サブタイトル「親友の死」っていうのはどうよ?
もうそれだけで展開バレバレだし・・・。( ;^^)ヘ..

宮中で将之(保坂尚輝)が鬼を切った。
その時、飛び散った血が彩子(羽田美智子)の手の甲に付着し、そのまま吸い込まれるように浸透していった。
鬼が彩子の体に入ったわけね。

清明(三上博史)が化野(あだしの)へ向かっている間に、将之は宮中を守る事になり、鬼が現れると鳴るという鈴を将之に渡す。
もうすでにバレバレ・・・「どのような姿かたちで現れようと、鈴が鳴れば鬼じゃ!」って、説明し過ぎだよ。
でも、時代劇だし年配の方が見る事を考えれば、このぐらいわかりやすくないと受け入れられないのかも・・・。
鬼の気配を感じ、身構える将之に近づいてくる彩子。
ところがここで鈴がなるわけよ〜。
将之にすれば、姉の姿だから一番気を許す存在なんだけど、清明にもらった鈴がチリンチリンと鳴るのを知って、太刀を抜くわけだ。
そして鬼を退治するための雷切丸で彩子を切るんだけど、鬼も簡単には死んでくれなくて(・・;)、彩子の姿で将之に苦しそうに助けを求めるんだよなぁ。
当然、弟として姉を心配し駆け寄ってしまい、そこで彩子の中の鬼が「チャンス!」とばかりに将之の体を手で貫いちゃうんだけど、ここのCGがリアルでエグかったわ〜。
鬼なんかももっとCGで旨く作れなかったのか?と思うけど、鬼だけは妙に被り物っぽくて「特撮ヒーローもの」の悪役みたいなのよね〜。
そこらへん、ちょっと惜しい!

案の定、姉の姿に騙されてやられてしまった将之。
愛する千早(野波麻帆)と駆けつけた清明に抱かれて息絶えた。
最後に清明が「影連(陣内孝則)!」と一言つぶやいたアップから、徐々に引きの画になるラストカットはなかなか好みでした。
早くも来週が最終回。うーーーん、もうちょっと見たかった。

最終回
「最後の賭け」
脚本:冨岡淳広
演出:林徹

将之(保坂尚輝)を蘇生させるよう、忠行(筒井康隆)に勧められる清明(三上博史)。
氷月(加藤貴子)にも、影連(陣内孝則)を将之とともに葬って欲しいと頼まれ、雷切丸で作った矢を渡される。
氷月は「冥府の番人」とか言ってたけど、それってば何?
「将之さまは、まだ冥府に来られるようなお方ではありません」って、死者拒んでどうすんの?(笑)

清明が行った反魂(はんごん)という蘇生術により、将之は生き返ったが、その体内には鬼が宿っていた。
蘇った将之は、ばっさばっさと宮中の人々を切って行く。
将之の中の鬼を倒そうと、雷切丸から作った矢じりをつけた矢を将之に向かって射る清明。
こうやって、将之の中の鬼は退治できたんだけど、最後は大ボス戦よね(^。^)v
影連と清明の戦い・・・派手に爆薬も使い、盛り上げようとしてたけど、どうも安っぽく感じてしまってダメだったなぁ。

最終回、もうちょっと盛り上がるかと思ったら、そうでもなかったし(肩透かし)。
将之は死なずに現世に残る事ができたけど、早良の親王とやらの封印がまた解かれようとしてなかった?
しかし「episode1 end」ってどうよ?
次回作もアリなんでしょか?
なら、最初っから12話連続でやっとけよーーー!と思ったのは私だけ?( ;^^)ヘ..

 

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