私立探偵 濱マイク

原作:林海象
プロデュース:堀口良則

主題歌:EGO-WRAPPIN' ♪くちばしにチェリー

第1回
「31→1の寓話」

脚本:青木研二
演出:緒方明

とにかくカッコいいんだわ!
スタイリッシュな映像、そしてちょっぴり不可解なストーリー、個性派揃いのキャスト、ドラマを盛り上げるビートの効いた音楽。
面白いとかつまらないとか、わかるとかわからないとか、そういうのはちょいと置いといて・・・カッコいいドラマってーのもいいじゃん!って感じ。
何で道路に牛が登場するんだろう?とか、松田美由紀さんの胸はデカパイやのぉとか、キョンキョンは顔出さないのか?とか、いろんなところに目を奪われつつ、この世界に酔ってみようじゃないのさ!

このドラマをストーリーを拾いながら、真剣に考えて見ちゃうとたぶん失敗する!
正しい見方としては・・・「流せ!」(笑)
「止まると死ぬんじゃ!」ぐらいの勢いで、どんどん流して見ちゃおうぜ!
そして見終わった後に、「んで、結局何だったん?」ぐらいで丁度いい!
深く考えるな!とりあえず波に乗れ!
それでも最終回で何となくわかった気にはなれるだろう。(ホンマか?)

ってなわけで、あたくしはこのドラマに関してたぶんストーリーは追わない。
ってゆーか、追えないし、そんなことしてたら書けない!(爆)
絶対に「面白いけど書けないドラマ」だろうと思っていたが、まったくその通り!
予感的中!案の定!

「よくわかんないんだけど、面白いんだよなぁ」って雰囲気は、デビッド・リンチの映画を見終わった後にも似ているような・・・。

とりあえず、今後「牛」と「オッパイ」に注目してみようと思います。
正しいドラマレビューはどうぞよそのドラマサイトで読んで下さい。
うちは視点を変えていきますので・・・。(ってゆーか、書けないだけじゃん!)

第2回
「歌姫」

脚本:前田良輔
演出:前田良輔

やっぱストーリーは追えない・・・(爆)

無理矢理ストーリーを追うと、以前は名の通った歌姫だったナオミ(UA)が、キャバクラで清掃員をしていて客に絡まれ、そこにマイク(永瀬正敏)が登場しナオミを助ける。
後日、ナオミがマイクを尋ねて来るのだが、何だ?マイクの事務所に行くには、映画館の入場料払わなきゃ入れないのか?(笑)
そこを通らなきゃならないからって、そりゃないだろう?
そしてナオミったら、マイクに向かって「濱ちゃん(イントネーション大阪弁)」だよ。
ヾ(@゚▽゚@)ノあはは・・・笑ったね〜。
マイクに「自分が歌を歌えなくなった理由を探してくれ」と依頼するナオミ。
名前もわからない男の写真を手がかりに置いていくんだけど、その写真から探偵らしく(?)マイクが謎を辿っていくわけだ。
その写真の男ってーのが、ナオミの元マネージャーで、何とかそこへたどり着いたら、ナオミが恋人を殺したって話を聞くわけね。
何でも、失ったものの哀しみを歌うためには、当時恋人がいたナオミが感情を出すために恋人を失ってみろと言われて・・・何?トンカチで殴り殺したの?
その事件後、マネージャーとナオミは失踪してたらしいけど・・・。

その事件を追ってたのが、財津一郎さん扮する北村刑事。
途中で出てくる情報提供者の中村橋のおっちゃんに憂歌団の木村さん(だったかしら?お名前)。
とにかく濃い〜人が出てくるのよ。(笑)

中村橋のおっちゃんがマイクにマネージャーの居場所を教える時だって、細長い紙テープみたいなのに「右右右左左上がる右左・・・」みたいな地図(地図とは言えない)渡したり、鍵をもらって怪しげなドアを開けたとこから入ったのに、出てきたのは霧だらけの一面建物もない荒野だったり・・・とか、何だかワケわからんけどおもろい!
荒野に立ってるナオミはビーチク関係丸見えのノーブラ姿だし・・・。
松田美由紀と酒井若菜の新旧デカパイも見応え(これって見応え?)あるし・・・。
なんちゅーか、そういうドラマだ。(どんな?)

ラストがまた斬新!
ナオミの歌を聴きたいファンが集まって、倉庫みたいな場所でライブ。
そこへ追ってきた警察がやってきて、マイクたちはナオミに歌わせてやろうと必死に止めるが警察はお構いなしに突入。
「はい、演奏会中止!」という北村刑事の台詞で「終」の文字が出て、ホンマにお終い!
「え?」と目を疑ったのは私だけではあるまい。

よぉ、こんなドラマ作ってこんな時間にやろうって思ったよなぁ・・・って感じ。
これって一種の博打だったかも・・・。(苦笑)
やってみようと思った日テレは、ある意味エライ!

第3回
「どこまでも遠くへ」

脚本:川崎慎三
        井上紀州
演出:萩正田宏治

個人的には今回はダメだったわ。
はぁん、1・2話とハマってただけに残念!
今回って今までと違って、わりとストーリー重視されてたような気がするんだけど、そのわりにイマイチよくわかんない話で・・・。
ならばいっそのこと、今までのように映像でガンガンぶっ飛ばしてくれれば良かったのになぁって感じ。
まぁ、毎回監督も違うんだし、こういう個人的な当たり外れが出る事は、予想できたんだけどね。( ;^^)ヘ..

結局、明美(岡あゆみ)が隆志(武田真治)と仕組んで、マイク(永瀬正敏)をハメたわけでしょ?
それで弛緩剤うたれて、海に沈められそうになったマイクが、結局どうやって生還したん?
明美が隆志を刺したみたいだったけど、いつの間に刺したん?
岸田今日子さんは何やってん?
とか、疑問だらけ。

今回、初めてキョンキョンの顔がはっきり映ったけど、なーんかあの交換所の姉ちゃんがキョンキョンだとわかってても、見せられると面白くないのよね〜なんて贅沢な感想?

ってなわけで、今回はごめんなさい。
個人的に好きな作風ではなかったので、大して書けませんわ。( ;^^)ヘ..

最後の「endless」もあまりにわざとらしくて、好きになれませんでした。
斬新とも思えなかったしね〜。
市川実和子がまた脱いだなぁ・・・ぐらいの感想しかございません。

第4回
「サクラサクヒ」

脚本:行定勲
     益子昌一
演出:行定勲

終盤に差し掛かるまで、かなり眠気と闘ってたんだけどね、ラストはなかなか魅せてくれたんじゃないかしら?

メイホア(ジェニー・チャン)という女性から、マイク(永瀬正敏)への依頼。
「曽根崎義男(岸部一徳)」という男を探して手紙を渡して欲しいと、その男が写っている写真を渡される。
すぐに曽根崎を探し出したマイクは、手紙を渡すが受け取ってもらえない。
その手紙の中身はどうやら遺言状で、「愛は弱く、死に飲み込まれた」というような事が書いてあったらしい。
メイホアの父親が曽根崎で、20年前に中国人女性と恋に落ち、相手の女性に子供が出来た・・・それがメイホア。
ところが曽根崎は日本人の妻を持ち、小さな男の子までいるわけよ。
そこでメイホアが言う「中国の愛には心がない」って言葉は切なかった。
中国で書く「愛」という漢字は、「心」の部分がないっていうのが、こんなにも人生に置き換えられてしまうと・・・。
曽根崎の家を訪ねると、そこでは荒れる曽根崎の妻(南果歩)。
いやぁ、荒れさせたら旨いね〜、果歩さん!(笑)
その光景を窓の外から見つめる男の子・・・自分の後をついてくる男の子といつの間にか手をつなぎ、一緒に歩き出すメイホア。
母親違いの姉弟なんだもんね、この二人って・・・。
なのに誘拐だと騒がれたり、丈治(村上淳)と一緒に逮捕されそうになったり。

母が亡くなった後に、日本に来て見つけたのが「孤独」だと手紙を残して、手首を切ったメイホア。
うう・・・こんなラストじゃ後味悪いぞ・・・と思ったら、マイクが駆けつけ、メイホアの傷も流れた血のわりには大した事ない様子。
メイホアの自殺でできた血だまりに、ヒラヒラと舞い落ちるサクラの花びら。
そして戸を開けると、そこには満開のサクラ。
うわ〜!美しかったよ、この光景は・・・。
真っ暗な部屋の戸を開けると、そこにはまぶしい光と満開のサクラがあって、こういう時に「人生捨てたもんじゃない」と、人は思ったりするんじゃなかろうかと考えたね〜。
血にサクラというミスマッチや、暗い部屋と扉一枚の仕切りだけで美しい光景が広がる裏表とか、たったそれだけの映像で人生を感じさせられた。
ただ、あの満開のサクラのシーンで、選曲がユーミンの「春よ、来い」だったのはどうだろう?
いや、いい曲なんだけど、あまりにベタではなかっただろうか?
その満開のサクラの横で、丈治が大きく手を振り塀に「愛」という一文字を書いたのも良かった。
中国の「愛」という漢字には「心」がなくても、日本の「愛」という漢字には、そして自分には「心」があると、丈治はメイホアに伝えたかったんだろうな。
曽根崎がそのまんまで終わるかと思ったら、「私にできる精一杯の事です」と辞書を持ってきて、その中にサクラの押し花が挟まっていた事で、またちょっとホロリとしたり・・・。
「劇終」という中国っぽい終わり方も、なかなか満足だった。

ただ前半のもたつきは気になったかなぁ。ひたすら眠たかったし・・・( ;^^)ヘ..
「終わりよければ、何とやら」で、うまくまとまってはいました。

さてさて、今週のOPでのペイントは「紫」でした。
あたくしは「緑」予想でしたので、ハズレ!

第5回
「花」

脚本:宮城善彦
演出:須永秀明

あーーー、このドラマ始まって以来、初めてドラマ中に寝たよ!(苦笑)
めちゃめちゃかったるくって、そのうちまぶたが重くなってきて、気がついたら船漕いでましたわ。( ;^^)ヘ..
そして気付いたら窪塚君が出てたんですけど、なんちゅーか全体的によくわかんなかったのは私だけ?
いやいや、わかんないけど何だか面白いのが「濱マイク」なんですが、今回は面白かったわけ?

hitomiとかナンチャンとか、ちょこっと出てくる人はツボなんだけど、あたくし的には浜村淳が良かったですわ。(笑)

んで、偽マイク(窪塚洋介)に茜(中島美嘉)がさらわれて、マイク(永瀬正敏)が助けに行くんだけど、妙な仕掛けがしてあって茜を助けようと近づくと、偽マイクが持ってるリモコンでマイクに向けてナイフが飛んでくる仕掛けなのよね〜。
あっちこっち刺されながら、茜に少しずつ近づくマイク。
狂気の表情で、ゲームを楽しむかのようにリモコンのスイッチを押す偽マイク。
いやいや、中島美嘉ちゃんは演技うまくなったような気がするんだけど、窪塚君ってちょっと調子に乗ってる?
何だか狙いすぎてるようで、ちょっと鼻につく演技だわよ!
まぁ、「果たして窪塚の意味は何だったのか?」ってな疑問も残るが、わけわからんという点では、これもアリなん?(さっぱわからんけど・・・)

美貴ちゃん(佐藤葉月)がマイクに買ってもらった人形を抱きしめ、喜んで家に帰ったら家ではリストラにあったお父さんが首をつって死んでいたという、なんちゅーか小さな幸せの裏で起こる大きな悲しみみたいな対比は、ずしーーーんと来たんだけどね。
そういう意味ではラストの茜のバースデイプレゼントが、冒頭で現物支給でわんさか事務所に置いていかれた花火というのも、美貴ちゃんのエピとは真逆でいいラストだったのかも・・・。
狂った偽マイクに拉致されたりした(大きな悲しみ)後の、花火のプレゼント(小さな幸せ)。
ただ全体的にはやっぱワケわからんかったなぁ。

一番面白かったのは「くだらないものプレゼント」(笑)
花火の燃えかすをプレゼントってアリなわけ?
しかも応募はがきには「花火?」とクハテナマーク付で書かなきゃならないらしい。(笑)
燃えかすなんて当たったら、どうしたらいいんでしょうか?( ;^^)ヘ..

第6回
「名前のない森」

脚本:青山真治
演出:青山真治

ワケわからん異空間に紛れ込んで、ストーリーが進み、そしてラストで「え?」ってちょっとショッキングな仕掛けがしてあって、突然ばっさり終わる・・・という点では「濱マイク」のセオリー通りなんでしょうか?
何とも不思議な今回の話。
先週の窪塚洋介の回で眠った私も、パッチリ目を開けて1時間見てました。
・・・が、全体通して不思議でしたね〜。
まず、あの森の中のセミナー会場が怪しい。(笑)
したいことを探すために、自由にしたいことだけをする。
って言っても、あるのは卓球台ぐらいだし(笑)、あれで何が自由なんでしょうか?
名前も隠し、番号で呼び合い、セミナーを卒業するのも自由。
ただ一度卒業すると、絶対に戻っては来れない。
それが一番の脅しじゃん!
この外の世界は怖いのよ〜って暗示かけてるようなものだもんね。

しかし「男に求められると死にたくなる」なんて台詞が、ここまで似合ってしまうのはさすが大塚寧々!
そしてマイク(永瀬正敏)に心を許し、やっと自分のしたいことを(死なずにマイクと森の外へ出て行くこと)見つけたのに、他のセミナー参加者が包丁を持って「死にたいんでしょ?」と詰め寄ってくるのは怖かったなぁ。
結局、追い込まれて自殺を図ったみたいだったよね。

森の奥に生えているマイクそっくりな木を見に行こうとセミナーの先生(鈴木京香)に誘われ、置き去りにされてたマイクだけど・・・ラストに映ったあの人間が木になったような映像は何?
めちゃめちゃ気持ち悪いんだけど、どことなく幻想的でもあり、わかったようなわからんようなまま、話は終わってしまった。( ;^^)ヘ..
キツネにつままれたようなストーリー・・・。
でも、今回の雰囲気、決して嫌いじゃなかったわ。
しかし、このドラマって面白かったと思うほど、感想はかけないものなのよね〜。( ..)ヾ ポリポリ

第7回
「私生活」

脚本:岩松了
演出:岩松了

ついにキョンキョンがドドーンと登場!!!
・・・にしては、さっぱわからんかったのは私だけ?(不安)

サキ(小泉今日子)は須藤(田中哲司)に頼まれて、としこ(鈴木砂羽)と一緒に須藤の息子を狂言誘拐したんだよね?
でも須藤の奥さん(石橋けい)が警察に通報しちゃったから、としこは捕まっちゃったわけでしょ?
んで、須藤はそもそも奥さんの息子に対する愛情を確かめたくて、サキたちに誘拐を依頼したらしいんだけど、ほんとのとこは何のため?
サキはどうやらとしこの夫・浩継(小林薫)を好きみたいだけど、その当たりから考えると、サキはこの狂言誘拐でとしこが捕まるのを待ってたってこと?
いいチャンスだって思ったのかしら?
それにしても、あのラスト、じぇんじぇんわかりましぇんでしたm(_ _)m

一体、何だったんでしょう?
どなたか解説して下され〜〜〜。(^^;ゞ

今回の脚本・演出を担当された岩松了さんが、ホテルのフロントの人役で出てらっしゃったのはわかったんですが、肝心の話しがさっぱわかりませんでした。
ごめんちゃいm(_ _)m

第8回
「時よとまれ 君は美しい」

脚本:薩川昭夫
演出:石井聰亙

今回、結構好きだった。
冒頭の「こりゃ、何?」ってなシーン(マイクが倒れてて、その上空を銃弾が飛び交ってるとこ)の意味が、ちゃんとラストで理解できたし、「プレアー」とかいう制服のカルト集団の登場で、何時代だかどこの国なんだかわかんない空間が出来上がってたのも不思議でよかった。
何より最高に良かったのは、あまりにかっこいいノブさん(中村達也)。
何よ、あれ!
7人揃って「ブラッディ7」だったっけ?
これまた異次元な感じの集団で、いい人なんだか悪い人なんだかさえもよくわかんないところが魅力!
ノブさんはある意味完璧!もう出来上がってるもんね。
マイク(永瀬正敏)のマイクらしからぬ新婚生活風景とか、今までの濱マイクとは明らかに作風が違ってはいたけど、見終わった後の消化不良が起こらない回だったわ。
だからと言って、「じゃあ一部始終を説明してくれ」と言われたら、「えーーーっと?」ってな感じではあるんだけど(^^;ゞ、冒頭で疑問に思ってたことがラストできちんと辻褄が合ったって感じがしたのよね〜。

あのファンキーな集団が公安だったってーのも、ここは現世かよ!って不思議な気持ちにさせるんだけど、内容が「Y・E・S」というゲームから発生したカルト集団を扱ってただけに、どことなくすべてがゲーム感覚というかバーチャルとリアリズムの狭間な感覚がして・・・。
好き嫌いが分かれるんだろうなぁと思うけど、私は好きな展開でした♪

第9回
「MISTER NIPPON
〜21世紀の男」

脚本:中島哲也
演出:中島哲也

(^Q^)/゛ギャハハ
笑った、笑った、今日はかなり笑ったし、相当面白かったよ。
あたしゃ今回みたいな雰囲気は好みですわ♪

適度に笑えて、適度に面白く、かなりおバカっぽくて、ちょっとエロい。
う〜ん、完璧!(うっとり)

中身がどうのこうのはすでに問題じゃない!
これだけ楽しませてくれたらいいんじゃないの?
スギサキ(勝村政信)なんて、いつもメガネ曇ってて目なんかわかんないんだよ。(笑)
林家ぺーさんとパー子さんが殺し屋なんだよ!(爆)
超高級なSMの女王様役が光浦靖子でいいのか?と思ったら、光浦の顔はマスクでそれを剥ぎ取ったら出て来た素顔が杉本彩だよ!(ビックリ)
そうやったらそんな発想、そしてキャスティングが出てくるのさ?
まったくもって予測もつかない面白さだわ。

松方弘樹さんの殺し屋役はさすがハマっててカッコよかったけど、その腕にはめてた銃弾を跳ね返す楯みたいな特撮ヒーローっぽい武装は何だ?(笑)
最高だったのがパー子さん!
ペーさんが松方さんに殺された後に、夫の敵を討とうと銃を構えるんだけど、バリバリの殺し屋松方さんが迷いもなくパー子さんに銃を向けるわけよ。
そしたら死んでるぺーさんを楯にして自分の身を隠し、その後ろから松方さんを狙うわけだ。(爆)
「きゃーーーーーー!」という奇声とともに、松方さんに突っ込んでいったとこを狙い撃ちされて、吹っ飛んでいくパー子さんとか、「吹っ飛び系」な演出はさすが黒ラベルのCMで有名な監督らしかったかも・・・。
とにかく銃撃戦で大笑いさせて頂きました。

でもカオル(派谷恵美)が最後に「17になっちゃった。」と自分の誕生日である事を伝えると、マイク(永瀬正敏)がライターに火を点し「ハッピーバースデイ」と言ってカオルに吹き消させるとこなんかは、ちょっとニクイ演出だったりもして・・・。

なんせワケわからんけど、すっげー楽しかった今回のマイク!
もしバラでDVD買うなら、今回の作品が収録されてる回を買っちゃうなぁ♪

第10回
「1分間700円」

脚本:やまだ ないと
演出:竹内スグル

最初このタイトル「1分間700円」を聞いた時、何のことだかわからなかったんだけど、なるほどあの街角にある証明写真のボックスのことだったのね。
ところがその証明写真がどうしたのさ?と思ったら、あのボックスはユキオ(浅野忠信)にとっては懺悔室だったわけだ。
子供の頃に放火をしたと懺悔しに来たユキオを救えなかったと後悔する神父(柄本明)。
そのユキオを探して欲しいとマイク(永瀬正敏)に依頼。
ユキオの素性を調べていくうちに、今度はユキオに狙われることになるマイク。

何の躊躇も見せず、ロシアンルーレットで自分に向かって引き金を引くユキオは怖かったわ。
やたら「赤」がポイントって感じで出てくるし、赤いハンドル、血の赤、赤いネオン。
そしてサブリミナル効果とか狙ってるわけ?ってぐらい、こま切れに挿入される赤いだけの画像。
この「赤」の意味は何だったんだろう?

最後は神父さんとユキオのどっちが撃たれたのかわからなかったんだけど、その後証明写真を撮ってるユキオで、神父さんが撃たれた事がわかったよね。
ただ最後の証明写真は、ボックスの中で発砲し、それを避けたような写真。
今までは自分に銃を向けてもひるむ事もなかったのに・・・。
「神様が生きてていいと言うから生きてるんじゃなく、生きたいから生きてるんだ!」という神父さんの言葉が届いたのか?
それとも懺悔室で「私の耳は神様に言葉を伝えるためのものだ」とか何とか言ってた神父さんを撃ってしまい、自分の中の神様を失ったんだろうか?

個人的には浅野忠信って俳優さんのどこがいいのか、さっぱわからんのよね。
何?この方も「雰囲気美人系」なわけ?(苦笑)
いつもむさくるしい髪型して、ひげは伸ばし放題で、生理的に受け付けない。
ってなわけで今回は「やっぱ浅野忠信より永瀬正敏だわ♪」と、実感した回でした。

そして忘れちゃならない北村有起哉君。
あれは何?オカマ?「ステージの後は燃えるのよね〜」とか言って、マイクを背後から好き放題してた化粧の男。
何ちゅーか、めっちゃ男らしいオカマちゃんだったような・・・( ;^^)ヘ..
北村君は声が野太いからね〜。もっと声を作っても良かったんじゃないかしら?
印象に残ったか?と言われれば、まだまだ弱い感じ。
松村邦洋の黒ブラのデブの方が、印象は強かったぞ!(笑)

第11回
「女と男、男と女」

脚本:Alex Cox
演出:Alex Cox

全体的に西部劇みたいなノリだったね〜。
BGMといい、ウェスタン調のガンマンが集団で現れたり・・・。
結局、あのカラス(田口トモロヲ)って何だったの?
昔は殺し屋で、今では酒も殺しもやめたとか言ってたけど、ずっとマイク(永瀬正敏)を助けているようにみえたのに、最後の最後でノブさん(中村達也)が持ってた金庫の鍵を奪ってとんずらしてたみたいだし・・・。
しかし、今回もノブさんはカッコよかった!
何もしないで、そこにいるだけで物凄いオーラを放つ人だよね〜。

そしてみるく(市川実和子)の過去。
幼い頃のみるくは、父親(杉本哲太)から虐待を受けていたみたい。
みるくの両親はすでに亡くなっているのに、誰もいない部屋で母親の幻覚でも見てるのか、「お母さん、今日はね・・・。」と語りかけてるし、眠りについたらついたで、父親が部屋に入ってくる幻覚に怯えてるし・・・。
みるくのトラウマなんだね。
それをマイクや、周囲の人たちが優しく包んでくれてるのが、まさに「みるくの家族」って感じでよかったじゃないのさ!

しかしだね〜、カラスのエピとみるくのエピは何か関連があったのでしょうか?
あえて、関連性など見つけなくてもいいのでしょうか?
なんせ、私の気持ちはもう最終回に飛んでます!( ;^^)ヘ..
だって利重剛さん、結構好きなんだもん♪

最終回
「ビターズ・エンド」

脚本:利重剛
       萩正田宏治
演出:利重剛

かなり書き綴ったところで、PCフリーズ。(きーーーーー)
んで、もう一回。(;´д`)トホホ

個人的に利重剛監督が好きなのよ。
そういう個人的趣向もあり、そして単に今回の出来に満足なのもありで、泣いちゃった最終回でございました。

B(SION)の存在感って凄かったね。
「Blood」のBだとか、文鳥のブンちゃん殺したからBだとか、いろいろ言われてたけど、結局は「少年B」のBなんでしょ?
ちなみにその時の「少年A」がマイク(永瀬正敏)なわけで、新聞に目隠しで載っちゃった少年時代からの知り合いなんだよね、二人は・・・。
簡単に人を殺してしまうようなB。
それって約束を守らなかった者に対する「けじめ」なんだよね。(もちろん方法は間違ってるけど)
Bの中では「約束」は絶対!
人を信じなくても「約束」は信じてる。
その約束を破られた時、Bは「けじめ」を求める。

それに対して、マイクは無条件に人を信じる。
信じて、そこから始めようとする。

卓球場のオヤジ(尾藤イサオ)やゆう子(濱田マリ)を半殺しにしたB。
それも「けじめ」。
そして卓球場のオヤジの金を持ち逃げしたヨシオ(桐谷健太)を追い詰めた時、マイクが「俺が話をするから。手を出すな。」とBにこれ以上人殺しをさせないように説得するんだよね。
Bが「俺がこの世の中で約束するのはマイクと妹(川越美和)だけ」と言ってたけど、それはBが世の中でたった二人だけ信じている存在って事。
そしてBはきっとマイクからの信頼も欲しかった。
だから、ヨシオに拳銃を向けたのは、マイクが自分を信じているか知りたかったのかもしれないなぁ。
ヨシオに「マイクに謝れ!」って拳銃を向けてたけど、その姿を見て飛んできたマイクに「俺がどうすると思ってたんだ?」と殴りかかったB。
そして二人が殴り合ってるうちに、ヨシオ発砲!
それがBに命中!マイクがBの持ってた拳銃を拾って、ヨシオに撃とうとすると・・・弾が入ってないわけ。(泣)
わかる?Bはマイクに「手を出すな。殺すな」と言われて、約束を守るために弾の入ってない拳銃を持ってたわけよ。
なんかせつな〜くなっちゃって、その上、やってきた刑事たちがBの死体を無造作に扱おうとした時に、「俺の友達に触るなーーー!」って叫んだマイクで涙。
極めつけは、兄であるBの遺骨を受取らない妹に、同じ妹という立場の茜(中島美嘉)が「家族ってのは、他にいないんだーーー!」と鳴き崩れるあたりでボロ泣き。
Bは妹をあんなに大切に思ってたのに・・・。(・・,)グスン

遺骨のひとかけらを自分の車に残し、海に向かって散骨するマイクのバックショットに、SIONの歌が流れるあたりもカッコよかった!
最終回、大満足でした!

 

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