名古屋テレビ開局40周年記念特別番組
SABU〜さぶ〜

原作:山本周五郎
脚本:竹山洋
監督:三池崇史
制作:名古屋テレビ・電通

一応時代劇だし、2時間のドラマだし、正直見てられるか心配だったけど、いやいやどうして2時間しっかり見てしまいました。

タイトルが「SABU」だけに、役名「さぶ」の妻夫木君が主役かな?と思ったら、どうも栄二役の藤原君がメインな話だったようで・・・。
大きく言うならば栄二(藤原竜也)とさぶ(妻夫木聡)の友情と、それに絡む女性陣の複雑な愛情を描いたドラマ・・・。
時代劇なんだけど、主要な俳優陣を見てもわかるように若者にも受けるような創りで、違和感なく溶け込める作品ではありました。
もしや時代劇ファンの方には、少々物足りなさとか感じるのかな?とも思いますが・・・。

ある日、表具職人の栄二は高価な金蘭の布を盗んだという濡れ衣を着せられ、石川島の人足寄場に送られる。
絶対に栄二が盗んだりしていないと信じて疑わないさぶは、何度も寄場に足を運ぶが、すっかり心を閉ざした栄二は会おうともしない。
2時間も話が進むのに、突然結論を言ってしまうけど(笑)結局金蘭の布を栄二の道具袋に入れて栄二を陥れたのは、おすえ(吹石一恵)という栄二の許婚だったのよ。
栄二の心はおすえ以外にはなかったのに、綿文というお得意先のお嬢さんが栄二に言い寄っているのを耳にしたおすえが、言ってみれば嫉妬から栄二が綿文に出入りできないようにするためにやった事。
そんなつまらない嫉妬が招いた無実の罪で栄二の人生は変わったわけよね。
その事にいち早く気付いたのが、さぶが恋焦がれるおのぶ(田畑智子)。
おのぶはさぶに好かれてるけど、実は栄二を好きだという女性で、同じ男を好きになった女同士って事で、おすえがやった事に気付いてしまうのよ。
最終的には放免されて、おすえと所帯を持つために現れた栄二にさぶが「金蘭の布を盗んだのは自分だった」と嘘をつくんだけど、そうしてまでも栄二におすえと結ばれて欲しかったさぶの気持ちが嘘をつかせたんだよね。
栄二はもう本当の事を知ってたのに・・・。

ここで注目しなきゃならないのが、女衒の六を演じた堀部圭亮!
最初に「女衒の六」が登場したシーンでの抜群の存在感!
「え?堀部君だよね?え?マジ?堀部君?えーーー、何かカッコいいぞーーー!」って、自分の中で「え?堀部?」って何度も自問自答してしまうぐらい、光ってた!
女衒の六は途中で死んでしまうんだけど、またこの死に様がカッコいい!
ってゆーか、マジ表情とかめちゃめちゃ良かった!
まずは存在感の大きさ!そして際立つ表情の良さ!
女衒という役だけに、火の中で苦しむ女を助けに行ってその後火に飛び込んで死ぬんだけど、最期の台詞が「女の事なら任せとけ!」って言うのよ。(泣)
あたくしは完璧にこのドラマで堀部君にヤラれました!
どうぞ、ドラマのキャスティングにお悩みのスタッフの皆さま、今後「堀部圭亮」に注目してやって下さい!
絶対、彼はいいです!
とりあえず女衒の六だけでも「儲けもん」のドラマでした。
あたしゃ、女衒の六が火に飛び込む直前の表情が焼きついて離れません!
堀部君、ばんざ〜い \(^o^)/

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