脚本：ジャック・オーマン（第１・2･8･12･15･19・最終回）/R・スコット・ゲミル（第3･10･20回）/
　　　　ディー・ジョンソン（第4･11･21回）/ジョー・サックス（第5･16･17回）/
　　　　ワーロン・グリーン（第5回）/ジョン・ウエルズ（第6･14回）/トム・ギャリガス（第10･18回）/
　　　　ニール・ベア（第7･16回）/エリザベス・ハンター（第9回）/
       メレディス・スティーム（第13･19･21回）
演出：ジョナサン・カプラン（第１･6･9･15・最終回）/クリストファー・ミシアーノ（第2･8･16･18回）/
　　　　パリス・バークレー（第3回）/リチャード・ソープ（第4･13･21回）/
　　　　レスリー・リンカ・グラッター（第5回）/クリストファー・チュラック（第7回）/
　　　　デービッド・ナッター（第10回）/ケビン・ケイシー（第11回）/
　　　　フェリックス・エンリケス・アルカラ（第12回）/ジョン・ウエルズ（第14回）/
　　　　マリタ・グラビアク（第17回）/ローラ・イネス（第19回）/アンソニー・エドワーズ（第20回）

第１回
「学園祭」
（Homecoming）

毎回新しいシーズンが始まるごとに、前シーズンの流れを思い出し「あぁ、そうだった」と感慨深く見てしまう第1話。
今回もカーター（ノア・ワイリー）がリハビリセンターへ入所するところからでした。（涙）
ベントン（エリク・ラ・サル）に付き添われて、入所にあたっての書類にサインさえできないカーターを見るのは辛いです。(ToT)ｳﾙｳﾙ
でも第1話でリハビリセンターに入所したカーター、同じ第1話で退所するというめちゃめちゃ早い展開にはビックリ！
カウンティーもダグ（ジョージ・クルーニー）やキャロル（ジュリアナ・マルグリース）がいないと寂しいし、カーターは是が非でも戻って来させる必要性があったわけね。('-'*)ﾌﾌ

病院内では管理清掃部のストライキで、あちらこちら散らかって酷い状態に・・・。
そこへ学園祭のフットボールゲームで負傷した男子生徒マイクが運び込まれる。
休暇から戻ったばかりのマーク（アンソニー・エドワーズ）が治療に当たるが、大したことはないと思われていたマイクの心臓にたまった血液を抜く施術が、オペ室の準備が間に合わずどんどん後回しに・・・。
そして仕方なくERでやることになったが、いざ始めてみるとうまくいかず、マイクはどんどん状態が悪くなる。
そこへフットボールゲームで大乱闘になり、続々と負傷した学生達が運ばれて来る。
マークはマイクの母親に「もしかしたら最悪の事態になるかもしれない」と告げ、「簡単な施術だと言ってたじゃないの！」と母親になじられてしまう。
マイクが助からないかもしれないと思ったチームメイトが、相手校の生徒とER内でまた乱闘！
マイクを治療中の処置室のガラスも壊され混乱する中、なぜかマイクの脈がふれ出す。
あぁ、助かってよかったね〜。
だけど乱闘騒ぎで脈が戻るなんて、マイクったら根っからのフットボールプレイヤーなのかしら？（苦笑）

ERが大混乱してる間に、奥さんを亡くした老人男性が処置室を追い出されて廊下で待機中に、奥さんの服用していた薬を多量に飲み、その場で亡くなっていたという事件もありました。
あまりに哀しい亡くなり方・・・。

妊娠している事がわかったチェン（ミン・ナ）とか、離婚した夫が約束の学費を払っていなかったため学費滞納で実習生のリストからはずされてしまったりとか、初めから問題だらけのER。
そして何より不安なのはリハビリセンターを退所して戻ってきたものの、全く笑顔を見せないカーター！
戻って来る飛行機の中でも、トイレの中で喫煙してスチュワーデスに注意を受けたり、隣りの客に話し掛けられても「自分は高校の国語教師」だと嘘をついたり、カウンティーの前まで戻って来ても中に入ってみんなの前に顔を出そうとはしないし・・・。
カーターは本当にもう大丈夫なんだろうか？とてもそうは見えないんだよなぁ。（不安）

ちょこっと笑わせてくれたのは、一緒に休暇を楽しんだマークとエリザベス（アレックス・キングストン）が、ツタウルシという植物にかぶれてしまったというエピ。
手が痒くてたまらないエリザベスがロマノ（ポール・マクレーン）にツタウルシにかぶれたんだと聞き、「これってうつるの？」と聞くと「手を洗う前に触ったらね」と言われ真っ先にマークの元に走って行く。
そしてマークは股間がむずむず痒い。（爆）
エリザベスったらツタウルシにかぶれたとも知らず、マークのどこを触っちゃったのかしら？（笑）

とりあえず毎度の事ながらドタバタと幕開けしたER�Z。
あっちこっちで台詞が飛び交う緊迫感！
これがERの持ち味ですなぁ・・・。やっぱ迫力あって面白いです！

第2回
「奇跡の命」
（Sand And Water)

シーズン7が始まって、まだ2回目だというのにもう(ToT)ｳﾙｳﾙしてしまった。
まずは22週で早産の女性のエピ。
旅行中、陣痛が始まり何とかお腹の中の赤ちゃんに留まってもらおうとするも、陣痛はおさまらず出産するのを余儀なくされる。
22週で生まれてきた赤ちゃんを取り上げていたチェン（ミン・ナ）が、突然目をそむけて部屋を出て行ってしまう。
チェンが妊娠してたのは前回でわかってたけど、ちょうど彼女も妊娠22週だったのね。
自分のお腹の中にも同じぐらいの大きさの赤ちゃんが育っているかと思うと、とてもその小さな赤ちゃんを直視できなかったんだろう・・・。
しかしこの早産で生まれた赤ちゃんが凄い。
あれは何？もちろん作り物なんだけど、口も動くし胸の動きなんかも表現できるんだよ！
アメリカって凄い。
前クール、「漂流教室」の第二人類（クモお化け）に引いてしまった私だが、この未熟児の赤ちゃんにはマイッタ！
ってゆーか、「めちゃイケ」の「小さい山本さん」ぐらいリアルで逆に怖かった。
（わかる人にしかわからない表現で申し訳ない！）
最新の医学をもってしても、22週で生まれた未熟児が育つのは難しく、この赤ちゃんもほんの数時間の命だったわけだけど、両親が名前をつけたり洗礼を受けさせたり、外に連れて行ってあげようと話をするあたりで泣いてしまった。
この先、すぐに「死」が待っていようとも、今生きてる命なんだよね。
親心、凄くよくわかるなぁ・・・。

あとは年配の女性患者。
脳卒中で運ばれてきた女性に付き添っていたのは、患者のパートナーだという女性。
所謂、同性愛ってやつだよね。
患者に延命装置をつけるか否かで、患者自身はもう意思を伝える事が出来ない状態で、パートナーの女性は延命装置は患者が希望しないって伝えるんだけど、彼女が親族じゃないって事で法的に彼女の意見に効力がない。
あぁ、いつも思うけど難しい問題だよね。
27年も連れ添ってきたパートナー、でももちろん配偶者ではなく、委任状も持ち合わせていないような人。
そんなパートナーより遠くに何年も離れて住んでいるような、血の繋がった親族の意見が優先されるなんて・・・。
法律って時として矛盾を感じるんですが・・・。
ケリー（ローラ・イネス）だって、コバッチュ（ゴラン・ヴィシュニック）のように自分の感情の動くままに行動したいんだろうけど、管理する立場の人間としてやはり法的に動かなくてはならないジレンマみたいなものを感じてて、それが実際に遠くに住んでる患者の弟さんと連絡が取れた後、挿管する時に一瞬パートナーの女性に謝ったシーンに現れてたような気がする。

そしてアビー（モーラ・ティアニー）とカーター（ノア・ワイリー）。
依存症のミーティングに出席したカーターは、そこにアビーがいるのに気付く。
アビーはアルコールの依存症だったのね。もう5年・・・とか言ってたから、ほぼ依存症は治ったんだろうけど。
カーターはERに復帰できそうだけど、やはり制約は多いようで、尿検査だとか麻薬をブロックする薬の服用だとか、定期的なミーティングだとかうんざりするほどの事を約束させられていた。
本当にカーターはもう大丈夫なの？
アビーに「君は命の恩人だ。あの時、（麻薬を）やめなかったら僕は死んでた！」ってカーターが言うんだけど、カーターのリハビリはまだまだこれからなんだよね。
アビーにリハビリの指導員になって欲しいと頼んでいたけど、この二人の仲って怪しくなりそうじゃない？('-'*)ﾌﾌ
予告じゃアビーはコバッチュに気があるような雰囲気でもあるんだけど・・・。
なんせ、カーターには元のような感じに早く戻って欲しいものです。

そして最後に書くけど、マーク（アンソニー・エドワーズ）とエリザベス（アレックス・キングストン）。
マークが二人で住むための新居を見つけていて、そこへエリザベスを連れて行くと彼女は自分の理想の家で大はしゃぎ！
そんなエリザベスにマークは「冷蔵庫も見て！製氷機も凄いんだ！」と、やたらと冷蔵庫の中を見て欲しそう・・・。
そしてエリザベスが冷蔵庫のドアを開けた途端、中を見てバタンと閉めてしまった。
「どうしましょう！」と驚くエリザベス。
そう！冷蔵庫の中にはマークが用意した指輪が入っていたのね〜。
いや〜ん、マークったら意外とロマンチストなんだから・・・。（笑）
そのひんやりした指輪をはめてキスする二人。
あーーー、ついにそうなっちゃうのね♪おめでとう！マーク＆エリザベス！
(*^^)//｡･:*:･ﾟ'★，｡･:*:♪･ﾟ'☆ ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

第3回
「宇宙人襲来」
（Mars Attacks)

久々にERに復帰したカーター（ノア・ワイリー）。
しばらくいない間に、エリザベス（アレックス・キングストン）とマーク（アンソニーエドワーズ）は婚約、マルッチ（エリク・パラディーノ）は金髪、チェン（ミン・ナ）はご懐妊、受付は様変わり。
時間の経過に戸惑うカーター。

ベントン（エリク・ラ・サル）はロマノ（ポール・マクレーン）にフレッチャーさんの一件を根に持たれて、クビ同然の扱いに・・・。
外科学会でカウンティの外科医が手薄な時に、大勢運び込まれてくる外傷患者。
歩道橋の落下事故が起きて、重症患者が複数運ばれてERは大混乱。
そんな状況に置かれても手出しできないカーターが不憫で・・・(･･，)ｸﾞｽﾝ
みんなが「手が足りない！」と叫んでいるのに、カーターが出来るのは尿路感染症らしき少年の処置だけ。
でもね、この少年とカーターのやり取り見てると、ちょっとだけ昔の子供に優しいカーター先生が垣間見えて、嬉しくもあり・・・でございました。
事故で下半身不随になった少年は、ずっとお婆さんと老人ホームで生活していたんだけど、そのお婆さんも亡くなって、身寄りのない少年は今でもその老人ホームに一人で暮らしてるのよ。
いろいろ勉強してるらしく、自分の症状も尿路感染症じゃないかと、まぁ素人判断ではあるけどある程度調べてきてるし・・・。
この少年の尿検査だって、きっと導尿の処置をカーターがやっちゃいけないから手が出せずにいたんだよね？
でも看護婦も事故で運ばれてきた大勢の急患にてんやわんやで、待たされてる間にお漏らししてしまう少年。
そんな少年に一番小さい手術着を、着替えとして用意してあげるカーター。（涙）
そして何より泣けたのは、この少年の作った紙飛行機を飛ばしに、屋上へ上がってのシーンね。
下半身不随の少年を抱っこして、屋上で紙飛行機を飛ばし、その行方を見つめているカーター。
何だかじーーーんとくるシーンでございました。(ToT)ｳﾙｳﾙ

アビー（モーラ・ティアニー）も手が足りないからと、看護婦がやってはいけないチェストチューブを入れる処置をコバッチュ（ゴラン・ヴィシュニック）に言われてやってしまったり、それをケリー（ローラ・イネス）に咎められたり・・・。
しゃ〜ないやん！ケリー！って言いたいところだけど、ケリーの立場からすると規則を守らなくちゃいけない気持ちもわかるし・・・。
はぁ、でもカーターは見てて辛い。
ラストでも一日の締めくくりに、マーク監視のもとで尿検査用のサンプルを取らなくてはならないし・・・。
見られてたら出ないよね、普通。(ﾟｰﾟ)(｡_｡)(ﾟ-ﾟ)(｡_｡)ｳﾝｳﾝ
今回のラストはカーターがしぼり出した尿の放出音「じょろじょろじょろ・・・」で終わりました。（苦笑）
こういう演出も含めて「ER」なんですなぁ・・・。

ベントンはこのまま降板への道を進んでしまうんですかね〜。
こうやって一人ずつ去って行くのは寂しいわ〜。

第4回
「ベントン窮地に立つ」
（Benton Backwards）

サブタイトルは「ベントン窮地に立つ」なんだけど、どうしてもコバッチュ（ゴラン・ヴィシュニック）から喋らせてーーー！
アビー（モーラ・ティアニー）とデートの帰りに暴漢に襲われて、アビーの危険を察知したコバッチュが、暴漢を捕まえて道路に頭をガンガン打ち付けて・・・ってとこで、尋常じゃないコバッチュを止めに入ったアビー。
暴漢はすでに意識もなく、カウンティのERに運ばれる。
エリザベス（アレックス・キングストン）やカーター（ノア・ワイリー）が必死に処置するも、結局暴漢は助からず・・・。

えーーー！ってことは、正当防衛にしろ何にしろ、コバッチュが人を殺した事になっちゃうんだよね？（￣□￣；
それって、それって・・・ショーーーーーック！
だってお医者さんが理由はどうあれ人殺し・・・せっかくアビーとうまくいきかけてたっちゅーのに・・・。
どうなっちゃうの？＞コバッチュ

ベントン（エリク・ラ・サル）は次の就職先を必死に探すけど、ロマノ（ポール・マクレーン）が手を回しているのかなかなか見つからず、ついに人脈の広いエリザベスに就職先をあたってくれるように頼み、フィラデルフィアの病院で外科のスタッフドクターとして採用してもらえる事になった。
やっと決まった就職先を喜ぶベントンだったけど、クレオ（マイケル・ミシェル）は自分の知らないうちにエリザベスに頼んでいた事や、行き先がフィラデルフィアだという事で怒ってるみたいだったね〜。

カーターも簡単な手技しかやらせてもらえないなりに頑張って、みんなが少しずつ「カーターよくやったね！」って認めてくれるようになってたのに、銃弾を受けて運ばれてきた女の子をやっとオペに回せるまで処置できたところで、処置室に入ってきた少女が患者に向けて発砲し、せっかく繋がりかけた命がぷっつりと切れてしまうのよね。
カーターは自分の出来る限りの力を出して、やっと周りにも認められた事に少しは気をよくしていただろうに、これじゃまた薬に手を出しやしないかと、こちらが心配になってしまうわ。
家に戻ってひたすらサンドバッグを殴っているカーターに、カーターのお婆様が「ERはあなたから仕事も友達も奪った。」みたいな事を言って、孫を心配して声をかけてるのが何とも印象的！
カーターは「僕は大丈夫」って言ってたけど、お婆様ならずともカーターが心配でなりませぬ。

第5回
「希望への飛行」
（Flight of Fancy）

はぁ・・・今回も盛りだくさんなER。

マーク（アンソニー・エドワーズ）は心臓病の患者を移送するために、ヘリコプターへ患者とともに同乗。
しかしそのヘリに異常が起こり、緊急の不時着。
不時着した場所が、何かの廃棄場でこれまたいろいろ引火したり爆発したりしないのかしら？ってぐらい、凄い場所！
とりあえずヘリから患者を降ろし、爆発しても危険が少なそうな場所へ避難し、救急車を呼ぶ。
見応えありますなぁ・・・。
異常が起こる直前に電話で話していたエリザベス（アレックス・キングストン）は、突然大きな音とともに電話が切れて心配。
結婚コーディネーターとの待ち合わせどころじゃなくなってしまったね。

到着した救急車の隊員は近場の病院へ搬送しようとしたが、マークがカウンティへ運べと強く指示したから、仕方なく搬送しているうちに患者はどんどん衰弱して行く。
カウンティのERはケリー（ローラ・イネス）が休んでいて、ロマノ（ポール・マクレーン）に指示されたベントン（エリク・ラ・サル）がERを切り盛り。
まぁ、なんぼベントンが優秀な外科医でも、あのERを切り盛りするのは無理だって！（苦笑）
案の定、ERは大混乱！あとで呼び出されたケリーがやって来て「たった一日いないと、こうなってしまうの？」と声を荒げるのもわかるなぁ・・・って感じ。
まさにケリーさまさま。

カーター（ノア・ワイリー）が担当したHIVポジティブの少年もかわいそうだったわ。
お婆さんが孫のためを思って、HIVポジティブだって事を隠していたのよね。
それで手を怪我してERに来たんだけど、お婆さんからその事を聞いたカーターは「告知すべきだ」と言い、必死で「言わないで」と頼み込むお婆さんの言葉に耳も貸さず、少年にHIVポジティブである事を告知した。
何だかね〜、昔のカーターだったら「医者だったら告知すべき」と思っても、やはり「人間として・・・」な部分が勝ってしまって、なかなか言い出せなかったと思うのよ。
それがまるで身内であるお婆さんのいう事は無視して、「医者として・・・」で突っ走ってる姿が、まだ本来のカーター先生じゃないなぁ・・・って思えてしまった。

自分がそうだと知らずにお年頃の少年は彼女と体の関係を持ってしまって、運悪く彼女も感染。
二人で話し合う時間をあげようと、部屋に二人だけを残し去ったカーター。
・・・が、悲しい結末が。
残された二人は言い合いになって、少年が駆け出していったところ、車にはねられ亡くなってしまった。
カーターは少年の彼女から「あなたのせいよ」と冷たく言い放たれる。
うーーーん、これってどうなんでしょ？カーターには相当のストレスだよね。
頼みの綱のアビー（モーラ・ティアニー）も例の暴漢を殺してしまったコバッチュ（ゴラン・ヴィシュニック）の事が心配で、カーターにかまってられないし・・・。
その問題のコバッチュだって、何だか相当事件を引きずってるし・・・。
当然といえば当然だよね。理由はどうであれ、人を一人殺したんだから・・・。
医者が頑張っても救えなかった患者の命とはわけが違う。

結婚コーディネーターとの約束を、ERのドタバタですっぽかしてしまったエリザベス。
でもマークが搬送してきた心臓病の患者とそのフィアンセが、ERで牧師さんの立会いで結婚するところに触れて、デコラティブな結婚式は必要ないと言い出したのよね。
こういうところがエリザベスのかわいいとこかも・・・。

そして小さなエピだったけど、同じ黒人の女性の治療に当たろうとして、患者に「白人の先生の方がいいの。」と拒絶されたベントン。
黒人と白人の問題ならよく出てくるけど、同じ肌の色をした人に「黒人はダメ」って言われる気持ちって・・・。
白人の患者に「あんたじゃダメ」って言われるよりも、相当ショックだったんじゃないかな？

第6回
「突然の訪問」
（The Visit）

ベントン（エリク・ラ・サル）の甥っ子の死・・・。
これは見てて辛かったなぁ。
胸に銃弾を受けた少年が運ばれてきて、マーク（アンソニー・エドワーズ）、エリザベス（アレックス・キングストン）、マルッチ（エリク・パラディーノ）が処置に当たるが、かなり酷い状態で手の施しようがない。
実はその少年がベントンの甥で、クレオ（マイケル・ミシェル）から聞いたベントンも駆けつけ、何とか救おうとするが心臓の周りのあちこちから出血が止まらず、甥っ子の命を救えなかったベントン。
手術着から腕にかけて、甥っ子の血で真っ赤になったベントンが待合室で待つお姉さんのところへ行っただけで、お姉さんが泣き喚くのが何とも・・・。(･･，)ｸﾞｽﾝ
最後まで甥っ子を救おうとしているベントンに、誰も「無理だ」って言えないのもわかるわ。
しかしマルッチはダメだよなぁ。
ベントンの甥っ子だとは知らずに、マルッチは失礼な事を言ったかも（ってゆーか、マルッチが何て言ったのかが確認できなかったんだけど）と、甥っ子の死後にベントンに謝りに行ってたけど、結局は「すいません、街のチンピラだと思って・・・」って、そんな言い方ないよね？
それじゃベントンが殴りかかるのも仕方ないって！
マルッチ、ちょっと最近いい気になってない？まだ一人で何もやらせてもらえないくせに・・・。

あとはコバッチュ（ゴラン・ヴィシュニック）かな〜。
担当した少女に虐待の後を見つけて、てっきり少女にべったり張り付いてる父親だと思って、警察まで呼ぶんだけど、結局少女を虐待していたのはボーイフレンドだったって話ね。
こういうのってどうなんだろ？あの父親がコバッチュを訴えたりしないのかな？
コバッチュ先生も最近ぜんぜんいいとこないし・・・。

アビー（モーラ・ティアニー）の母親ってーのも現れたけど、躁鬱病で薬も飲まない困った親なんだよね。
自分は面倒を見てあげられないと、帰りのバス代を渡して追い返そうとするアビーに、母親はキレちゃって・・・なんだけど、最後に駅に行ったらコートも着ないでワンピースのままベンチに座ってる惨めな母親を見ちゃうのよ。
あんな親でも自分の親なんだもん、放っておけるわけないんだよなぁ。
自分のコートをかけてあげるアビー。
でもマジであんな躁鬱の激しい親、自分が働きながら面倒は見れないよ。

そしてエリザベス。
椎間板ヘルニアの患者に内視鏡を使った1時間程度の手術をして、マークと約束のバカンスへ・・・。
ところがその患者がその後急変。
ロマノ（ポール・マクレーン）がオペ室に運べって指示を出してたけど、元々この患者の内視鏡手術に反対してたロマノに見つかっちゃって、エリザベスったらまた苛められるんじゃないかしら？
でも、オペ中に「何か液が漏れてる」って言われても「洗浄液でしょう」と軽く流したエリザベスには、ちょっと首を傾げたくなるかも・・・。
やっぱりマークとの約束で、ちょっとは疎かになったんじゃなかろうか？ってね。
予告ではマークの頭に異常が見つかるようだし、このカップルも幸せにはなれないんだろうかね〜。（泣）

そうそう！ジン・メイ・チェン（ミン・ナ）のお腹の子供の父親が出てきたけど、「あんた誰？」って人じゃなかった？（笑）
しかも子供は養子に出そうとしてるし・・・そんなことでいいのか？

何気に気になったのはカーター（ノア・ワイリー）。
講習会に出てもクロスワードパズルやってみたり、真面目なカーターとは思えない。
アビーもさりげなく注意はしてたけど、彼もどうなるんだか・・・。

第7回
「だれか助けて」
（Rescue Me)

うう・・・マーク（アンソニー・エドワーズ）の頭に腫瘍が見つかってしまった。(･･，)ｸﾞｽﾝ
患者の処置をしている時に、急に出た言語障害。
検査を受けてみると、3.5センチの腫瘍が見つかり、脳神経外科の受診を勧められるマーク。
同時にエリザベス（アレックス・キングストン）の妊娠も発覚！
普通なら飛び上がって喜ぶところなんだろうけど、自分の脳腫瘍のことでマークはエリザベスに怪しまれない程度に喜ぶのが精一杯。
これがマーク降板の布石なんですね・・・。（泣）

そしてERでも何度も扱われてきた人種問題。
ジン・メイ（ミン・ナ）のお腹の子供の父親が黒人だという事で、一旦は娘の妊娠に寛容な態度を示した母親が再び頑なになってしまうのとか、ベントン（エリク・ラ・サル）がクレオ（マイケル・ミシェル）と言い合いになったのも人種問題だし・・・。
クレオって母親が白人だったのね。だから少し肌の色が薄いんだ？
こういう言い方は語弊があるかもしれないけど、私たち東洋人から見ればベントンもクレオも同じ「黒人」に見えるけど、彼らの中では両親とも黒人というのと、どちらかでも白人の親から生まれるというのは違っちゃうんだろうなぁ。
どれだけ年月が流れようとも、この問題だけは解決できないんだろうか？

あとはやっぱアビー（モーラ・ティアニー）とその母親（サリー・フィールド）でしょ？
アビーがいくら躁鬱病の母親に手を焼いてるからといっても、あれだけ母親を邪険にしてるのは見ていて心が痛むかも・・・。
でもアビーの中では母親との関係の積み重ねがあって、ひとつひとつの細かい思い出がトラウマにしかなってないんだよね？
どれだけ突き放してもアビーの側に戻って来る母親。
そんな母親を最後には一緒に連れて帰るアビー。
雨が降る中、一本の傘に肩を寄せ合って帰って行く親子の光景は、何だかじーんとしちゃって胸が熱くなっちゃったよ。

そして今回注目だったのはケリー（ローラ・イネス）のシャワーシーン。（爆）
珍しいよね、彼女のこういうシーンは・・・。(^｡^;)
そしてご機嫌で歌を歌いながらシャワーを浴びて、彼女が向かったのはレズビアンの精神科医キムとのディナー。
ここでキムは自分がレズである事を打ち明け、「2度目のデートって事は、そういう事だと思っていいの？」とつまりはケリーがレズの自分と付き合ってくれるの？というような意味の事をいうんだけど、ケリーは「ごめんなさい。私はそうじゃないの・・・。」とやんわり断ってたね。
でも、あのケリーの様子はまんざらでもない感じで、もしかすると今後そういう方面に？

そうそう！もう過去のニュースで忘れてしまわれてるでしょうが、ハロウィーンパーティーで射殺されてしまったアンソニ・リーさんが出演されていたのが今回でした。
カーター（ノア・ワイリー）が担当していた黒人の患者さん。
最後に「In Memory of Anthony Lee」というテロップが出て、ニュースを思い出しましたが・・・。

コバッチュ（ゴラン・ヴィシュニック）とカーターが、どちらもアビーを気にしているようで、今後三角関係にでもなるのかな？と、そちらも気になるところ。
しかし、何といっても気になるのはマークの今後ですわ。(･･，)ｸﾞｽﾝ

第8回
「私たちが踊るダンス」
（The Dance We Do）

アビー（モーラ・ティアニー）の母親・マギー（サリー・フィールド）、大変だわ。(^｡^;)
いくら躁鬱病だと言っても、あの状態の母親を相手しなきゃならないアビーを思うと、「もう、いいよ」って言いたくなる。
見てる側が疲れるんだよね。
それにしてもサリー・フィールドの演技力、迫力あるわ。
ブティックで万引き騒ぎを起こして、怪我をしてアビーを呼び出した迷惑な母親。
怪我を縫合するコバッチュ（ゴラン・ヴィシュニック）にも色目使ったりして、あまりの酷さに薬を使おうとすると、「薬はいやーーーー！」と暴れる、暴れる。
カーター（ノア・ワイリー）も駆けつけて、抑制して点滴を立てられる姿が何とも嘆かわしい。
病気のためにあんな風になって可哀相と思うべきかもしれないが、私も身内にアルコール中毒がいるから何となくアビーの気持ちがわかるのよ。
「あぁ、またか」「どこかへ行ってくれ」「穏やかな生活を返して欲しい」・・・そんな事しか考えられなくなるんだよね。
結局、マギーを入院させようとしたら、いつの間にか病院から出て行っちゃって、それを「いつもこうなの。この繰り返し。これが私たちが踊るダンス。」ってカーターに話してるところ、ちょっとせつなかったなぁ。
しかもカーターがアビーを誘おうとしてるのに、コバッチュが「帰れる？」なんて現れて、またカーターもせつなくて・・・。(･･，)ｸﾞｽﾝ
コバッチュと一夜を共にしても、頭の片隅に母親の事があって、夜更け一人シャワールームで水を流して、その水の音で自分の泣く声を消しながら嗚咽をもらすアビー。
辛いよなぁ・・・。

辛いと言えばマーク（アンソニー・エドワーズ）。
精密検査を受けて、その結果が「何もしなければ生存率8週間」って何？
8週間ってたったの2ヶ月じゃん！
「放射線治療をして、6〜9ヶ月」って、それでも1年も生きられないってわけ？
エリザベス（アレックス・キングストン）が妊娠したというのに、このままじゃ子供の顔も見れないじゃないのさ。（泣）
オペも出来ない状態で、もし手術をして腫瘍を取りきったとしても、言語を発する事が出来ないどころか、理解できなくなる危険性があるなんて・・・。
病院内で痙攣を起こし、カーターに処置してもらったマークが、こっそり自分の脳腫瘍について打ち明けてたのなんて、泣けちゃったよ〜。
突然マークが脳腫瘍でオペもできないと聞かされたカーターが「どうするんですか？」と問うと、「死ぬしかないんだろうな」みたいな事をさらっと言いのけたマーク。
ふえ〜ん、悲しすぎるよ〜。
エリザベスが医療過誤で訴えられた裁判で、自分を守るために嘘の証言をしたと落ち込んで帰ってきたところに、まるで追い討ちをかけるかのように脳腫瘍の事を話すマーク。
せっかく結婚してこれからだって時に、どうしてこうなっちゃうんだろう・・・。

予告ではケリー（ローラ・イネス）が例のレズの精神科の女医さんと、キスしちゃってましたわ。
やっぱ、そういう方向へ行っちゃうんでしょうか？f(￣ー￣；）

何となく重々しい雰囲気だった今回のER。
この雰囲気はマーク降板まで仕方ないのでしょうか・・・(･･，)ｸﾞｽﾝ

第9回
「最高の贈り物」
(The Gratest of Gifts)

オープニングの前までで、軽くひと泣きさせてもらいましたm(_ _)m
ジン・メイ（ミン・ナ）に陣痛がきて出産準備に・・・。
急に不安になり、夜勤に入るまでの貴重な仮眠を取ろうとしてたカーター（ノア・ワイリー）を呼び出したジン・メイ。
「ごめんね、一人で出来ると思ったのに・・・。」と、初めての出産に動揺を隠せないジン・メイを見てると、そしてこの人はこれから養父母へ渡すための子供を産むのかと思うと、凄く悲しかった。(ToT)ｳﾙｳﾙ

慌てて平常心を失いつつある、ジン・メイの手をしっかり握って、優しく話し掛けるカーターは、薬に手を出してしまう前の優しいカーターを思い出させるようで、ちょっと安心。
あぁ、このまま行けば彼もきっと大丈夫・・・と、この時はそう思ったのに・・・。

無事、男の子を出産したジン・メイ。
養父母は本当は出産に立ち会う契約だったのね。
でも、いくら養子に出すと決めてても、出産の現場を養父母になる人たちに見られたくはないわよ！
それを「契約なのに・・・話が違う」と怒り出す養父母を見てて、全てが契約で成り立つアメリカらしいなぁ・・・と思ったけどね。
出産直後に赤ちゃんを「抱きたい？」と聞かれて、「いいえ」と答えたジン・メイ。
抱きたいけど抱いてしまえば養父母に渡したくなくなる・・・だから抱けない。
こういうの、母親になった女性なら特にわかる心情だよなぁ。
ジン・メイが入院してる部屋のブラインドが降りると、そこに映し出される赤ちゃんを抱っこした養父母の姿・・・。
このカットはせつないけど、「上手い！」と思いましたわ〜。

カーターの事に話を戻すけど、患者が持ってた薬が放置されているのを見て、ついつい手を出してしまったのよね。(･･，)ｸﾞｽﾝ
仮眠も取れずにジン・メイの出産、夜勤に入れば目の回るような忙しさ・・・。
その中で、つい・・・って感じではあったけど、自分でもすぐに気が咎めてトイレで指を突っ込んで薬を吐き出すシーンが、本当に見てて辛いの。
カーターは自分でもこういう事をしてはダメ！ってわかってるのに、ちょっとしたきっかけでつい手が出てしまう自分に嫌気がさした様子だったよね。
自分がやってしまった事に関する精神的ショックが大きそうで、今後のカーターが心配だわ。

そして何といっても心配なのは、マーク（アンソニー・エドワーズ）でしょ！
脳腫瘍のことでニューヨークのバークという名医を訪ね、診断を仰ぐとなかなかバーク本人には会えず、そのくせどんどん検査をさせられる。
やっと会えたバークは、「オペできる」と診断してたけど・・・。
予告を見る限り、あのオペが成功するとは思えないんだよね(ノ_・、)ｸﾞｽﾝ

そしてケリー（ローラ・イネス）。
(ﾉﾟοﾟ)ﾉ ｵｵｵｵｫｫｫｫｫｫ-、ついにあの精神科の女医さんとキスしてしまったよん♪
おレズの花道、歩いてしまうんでしょうか？

第10回
「心に安息を」
（Piece of Mind）

いよいよ大晦日、マーク（アンソニー・エドワーズ）の手術当日。
エリザベス（アレックス・キングストン）に付き添われ、病院を訪れたマーク。
今まで何度もオペをしてきたけど、自分がオペされるのは初めてで緊張するマークに、優しく言葉をかけるエリザベス。
頭の手術を受けるため、頭髪をそり落とすんだけど、メスは持ちなれてるはずのエリザベスがマークの剃髪するのにうまくカミソリが使えなかったり・・・。
夫婦それぞれが緊張している様子が、凄く伝わってきたわよね。

オペ室に入る前に「もしものことがあったら、僕の生命保険を使ってくれ。」って言い残したり、マークの不安も拭い去れないって感じで、そう言われたエリザベスだって「大丈夫」って言う以外に言葉が見つからないよなぁ。
しかし、このオペしたバーク先生だっけ？
本当に大丈夫なのかな？
ってゆーか、あの病院自体ちょっと気になるわ。
めちゃめちゃマニュアル重視な看護状況だし、ぜんぜん臨機応変に対応してくれないし・・・。
オペ中、マークが痙攣を起こしたり、ちょっと安心できるようなオペじゃなかったけど、「Ｂで始まるものを言って」と看護婦に言われて、頼み込んでオペ室に入ったエリザベスに向かって「ボビー、ビル、ブライトン・・・」と男の子の名前をどんどん言っていくマークを見てたら、頑張れーーーって思っちゃったよ(･･，)ｸﾞｽﾝ

術後も意識が混濁したり、まだまだ予断を許さない状態だけど、頼むからその病院を出てくれって思っちゃう。
いくら権威のある先生か知らないけど、どうもあの医者信用ならんぞ！

マークのオペと平行して進んだストーリーが、交通事故にあったハリス親子のエピ。
ケンカが耐えなかった親子が、車の中でまた口喧嘩。
その時、父親が信号無視で交差点に侵入してしまい、横から来たトラックと衝突。
あれだけ仲の悪そうな親子だったのに、お互い酷い怪我をして運ばれたＥＲで、お互いを心配してる様子が素晴らしかった。
息子が意識をなくして眠ってる時には、父親が「こいつはいつも寝たフリをするんだ。そういう時はくすぐると起きる。」って息子の手を取ってみたり、父親の心臓のオペが始まる時手術室に入ってきたベントン（エリク・ラ・サル）に「嫌な予感がするんだ。息子に伝えてくれ。お前を愛してる。お前を誇りに思う・・・。」と言い残し、そこで麻酔が効いてきて意識が薄れていくんだけど・・・。
結局、この親子はどちらも助かった。
お互い口が悪くても、やはり親子・・・心は通じていたという綺麗な終わり方でした。

それにしてもマーク・・・痛々しい。
せっかくエリザベスと結婚して、彼女のお腹には赤ちゃんもいるというのに、神様は惨い事をされるのね(･･，)ｸﾞｽﾝ

第11回
「疑い」
（Rock,Paper,Scissors)

う〜ん・・・今回はいろいろ盛りだくさんではあったけど、ちょっとバラついた感じがして盛り上がりには欠けたかな？という印象。

まぁ気になったのはカーター（ノア・ワイリー）。
患者の薬に手を出して、でも吐き出した事実をなかなかケリー（ローラ・イネス）に言えないのよね。
また、アビー（モーラ・ティアニー）がカーターと顔をあわす度に、「ケリーに話した？」って毎回毎回聞いてくるのも、逆にプレッシャーにならないかと心配になるし・・・。
それでもやっとケリーに薬に手を出してしまった事を告白したカーター。
ケリーがどういう態度を取るかが心配だったんだけど、今回のケリーは精神科のキムとの事で落ち着きがなく、どことなくカーターの告白も聞き流した感じがしたんだけど・・・。

それにしてもケリー、もうレズ街道まっしぐらって感じじゃないでしょうか？
キムも駆け引きがうまい！
堂々と自分がレズである事を言って近付いてくるキムにケリーが引いてる時はぐいぐい責めてくるし、今度はケリーが自分の事を気にし出しているとわかれば、冷たい態度で突き放そうとする。
男と女だろうと、女と女だろうと、はたまた男と男だろうと、恋の駆け引きは同じなんだなぁとしみじみ考えさせられました。
そして駆け引き上手なキムに溺れていくケリー。（￣ー￣；

コバッチュ（ゴラン・ヴィシュニック）に関しては、また彼らしいストーリーが用意されてましたね〜。
ひき逃げに遭った親子、父親は現場で亡くなり、母親と娘だけが運ばれて来る。
母親を気にする娘、そして娘を気遣う母。
母親にオペが必要になり、オペ室へ運ばれる間際、コバッチュが引きとめ一瞬だけでもと娘の横にストレッチャーを移動させ母と娘を対面させるんだけど、ここらへんがコバッチュらしかったよね〜。（泣）
母親のオペを担当したエリザベス（アレックス・キングストン）は、オペの前に訴訟を起こされたパターソンさんに会って「君の顔は一生忘れない」と憎しみを込めて言われた動揺からか、オペに集中出来ない様子だったなぁ。
珍しく取り乱し、ロマノ（ポール・マクレーン）に助けを求めたんだけど、ロマノが入ってくるともう自分ではオペを続行できないらしく、逃げるようにオペ室を去ってしまったのが気になる。

結局、娘の方は亡くなり、後でこの家族を引き逃げした犯人が泥酔状態で運び込まれる。
その男が犯人だとわかった瞬間、コバッチュが鼻にチューブを通すのを麻酔なしでやったり、もろに「許せない！」って気持ちが全面に出されてたけど・・・。
どんな医療ドラマでも絶対にあるエピだけど、事件の加害者と被害者、どちらも患者なんだけど、そこには医者も人間だけに様々な感情が混ざってしまうというシーン。
ERでも何度もこういう場面はあったけど、コバッチュは特に正義感が強いだけに、このひき逃げ男を許してはおけないって感じだったね〜。

母親は助かったけど、娘を亡くし・・・同じ母親の立場から見て、もしもある日突然に夫と娘を失ったら・・・と、ちょっと考えてしまった今回のERでした。

第12回
「後悔」
（Surrender）

ケリー（ローラ・イネス）がついにキムと関係をもった。
うーーーん、冒頭からケリーのシャワーシーンで、そのシャワーの水の音だけのカットに「後悔　Surrender」とサブタイトルが出てくるタイミングが・・・悔しいほどに絶妙！

なんちゅーか、今回はそんなケリーがメインだったような。
いやいや決してレズの話だけじゃなく、コバッチュ（ゴラン・ヴィシュニック）が担当してた患者が危険な環境の工場で働いていたのを、ケリーが労働安全保険局に連絡した。
ケリーにしてみれば、危険な労働環境は改善させなければ・・・という気持ちだったんだろうけど、連絡を頼まれたフランクは移民局にまで連絡をする手はずを整えていて、結局はそのガサ入れ（？）みたいなもんがあって、移民ばかり働かされているような工場がパニック！
そして大火災で多くの重症患者がでたわけだよね？（イマイチ、わかってないかも（￣ー￣；）
決してケリーのせいではないんだけど、こうなってみると自分のせいかな？と責任を感じるケリーの気持ちもわからないではないし、移民が国外退去になると保険局への連絡を渋ったコバッチュが何も言わずに多くの患者でごった返すERでケリーを見つめているシーンとか、いろいろ考えさせられるものがあった。
落ち込んだケリーは一旦家に帰ろうとしてドアの前で考え、そして向かった先はキムの家なのよね〜。
雪の降る夜、自分の部屋まで戻って来たにもかかわらず、電車を乗り継いでキムの部屋へ行くなんて・・・こういう精神状態の時に行く先って、本当に頼ってる相手の場所しかないものね。
でもいつも突っ張って生きてるケリーだから、たとえ相手が女性だとしても心を開いて話せる相手が出来たのはいいことなのかもしれない。

マーク（アンソニー・エドワーズ）は職場復帰したけど、患者に対して気性が荒くなったり、時折言語が不明瞭になったり、気になる症状が・・・。(･･，)ｸﾞｽﾝ
ってゆーか、この間オペしたばかりで、もう職場復帰はないよ＞マーク
奥さんのエリザベス（アレックス・キングストン）も、すっかりオペ恐怖症みたいになっちゃってるし・・・。
この夫婦、結婚したばかりなのにいいことないんだよなぁ・・・。(ToT)ｳﾙｳﾙ
しかし、すっかりオペ恐怖症になったエリザベスに荒療治をしたのが、ロマノ（ポール・マクレーン）だよ！
あたしゃ泣けたね〜。
またもやオペ中にパニックに陥るエリザベス。指示を出す声も震えっぱなしで、もちろん適格な指示は出せず、麻酔医や看護婦に怪訝な顔をされる始末。
最後には「ロマノを呼んで！」とヘルプを求める。
看護婦がロマノに連絡が取れないというと、やっと落ち着きを取り戻し、自分を取り戻して執刀するんだけど、この時ロマノは手術着を着てスタンバイしてるのよ〜。
なのにここで自分が出て行っては、エリザベスが本当にオペできない外科医になってしまうと思ったのか、黙って様子を見守ってるのよね。
きっと「お前ならできる！頑張れ！」って見つめてたんだろうなぁ。
そしてすっかり外科医としての自信を取り戻したエリザベスに、「俺を呼んだか？また訴訟騒ぎか？」とすっとぼけて現れるキャラがいい！
憎たらしいけど、シーズン６でルーシー（ケリー・マーティン）を必死で救おうとしたロマノとか、嫌いにはなれないキャラなんだよなぁ・・・。

あとカーター（ノア・ワイリー）もね〜。
従兄弟のチェイスと1年ぶりに会って、この1年面会に来られなかったのは自分も薬中になってたからだと告白したり・・・。
ケリーに例の患者の薬に手を出した事を告げたペナルティとして、再び麻薬系の薬の処方や使用を禁じられてしまったり・・・。
よりによって、こんな時にあの大火災で大勢の患者がERを埋め尽くし、そこでベントン（エリク・ラ・サル）がカーターに指示を出した薬が、やはり禁止されてるものだったから手を出せず、マルッチ（エリク・パラディーノ）と担当を代わろうとしてもたついたり・・・。
その事でベントンはケリーにカーターへの処罰が厳しすぎると抗議するんだけど、何があったのかをケリーに説明されたベントンは、教え子のカーターがまた薬に手を出した事で幻滅した表情。
ベントンの気持ちもわからんではないけど、頼むからカーターを見放さないでね・・・と、こちらも祈るような気持ちになるわ。

予告ではケリーがマークの状況を心配して、誰かにマークを医者として審査して欲しいと電話で頼んでいたけど・・・やはり推測するにマークが医者を続けるのは困難なんだろうな。

第13回
「御心の
行われんことを」
(Thy Will Be Done)

マーク（アンソニー・エドワーズ）どうしちゃったのよ〜〜〜(･･，)ｸﾞｽﾝ
全く別人のように性格が変わってしまって、薬中と思われる女性に新しい注射針を簡単に渡したり、抗生物質を求める患者を固く拒絶したり、患者の処置はすぐに諦めて死亡宣告してしまうし・・・。
それでいて、誰にも突っかかったモノの言い方でしょ？
脳を手術したら、こんな事になっちゃうの？
あまりに哀しいよ〜。

コバッチュ（ゴラン・ヴィシュニック）の患者もせつなかった。
今までにすでに二度の心臓移植を受けた少年。
3度目の移植を受けさせようとする両親と、もう移植は嫌だと言う本人の狭間で板ばさみになって苦しむコバッチュ。
胸に大きな手術痕のある少年に、「2時間おきに大量の薬を飲むのはいや」「その薬の副作用でぶくぶく太るのもいや」「もうこんな人生いや」と言われたら、誰だって考えちゃうよなぁ。
でも親の立場になってみれば、「移植でこの子が生き長らえるなら・・・」と考えるのは普通だし、この選択は難しいところだよね。
移植の順番待ちでICUに運ばれる前の少年が、口には酸素マスクがされてて喋れないんだけど、目で一生懸命コバッチュに「移植は嫌だ」って最後まで訴えてるのが辛かった。

そして、もう一人のコバッチュの患者のスチュワート司教さん。
腎不全とか糖尿病とか、もう体はボロボロだったのね。
でも仕事を続けたいがために、ステロイドの投与をコバッチュに頼むのよ〜(･･，)ｸﾞｽﾝ
ステロイドを投与したら、一瞬働けるようにはなるみたいだけど、結果的にはダメージの方が大きいのに・・・それでも「仕事をしたい」という司教さんの強い意志。
それと反するように、心の中には死に対する恐怖もあり、しかし一方では覚悟もあり・・・。
最後には司教さんにステロイドを与えるコバッチュの姿が・・・。
これは、あの心臓移植の少年の意志をくみ取ってあげられなかったという、どこかで「申し訳ない」って気持ちの表れだったりするのかしら？

アビー（モーラ・ティアニー）、カーター（ノア・ワイリー）、コバッチュの三角関係もどうなるんだろう？
今回はカーターの方がひと足早く、チャリティーのパーティーに誘ってアビーを獲得してたけど、どうしてもコバッチュの方が広い心で見つめてるようで、大人の雰囲気なんだよなぁ。

そしてケリー（ローラ・イネス）がついにどこかへ電話してたね、マークのことで。
「ある医師の評価をお願いしたい」って・・・。
うぅ、ファーストシーズンからメインキャストだったマークが・・・と思うと、凄く悲しくなっちゃうわ。

第14回
「森の中の散歩」
(A Walk In The Woods)

何だか出だしが濃厚だったわ(*^o^*)
クレオ（マイケル・ミシェル）とベントン（エリク・ラ・サル）のベッドシーンに続いては、マーク（アンソニー・エドワーズ）がベッドの上でエリザベス（アレックス・キングストン）のお腹に耳をつけ、赤ちゃんの胎動を感じてるし・・・。
お次はケリー（ローラ・イネス）とキムの終わった後っぽいシーン（笑）、最後にアビー（モーラ・ティアニー）とコバッチュ（ゴラン･ヴィシュニック）まで・・・。
どうなってるんでしょう？
ってゆーか、今カウンティのERには誰が残ってるんだ？とか、余計なことを考えちゃいました(^^;

はしかの子供はかわいそうだった。
母親の頑固なワクチンに対する考え方で、一切の予防接種を受けておらず、その結果はしかに感染。
そして結局助からず・・・。予防接種さえしていれば、きっとこんな事にはならなかっただろうに・・・と悔やまれるよなぁ。
でも、うちの親戚にははしかの予防接種を受けた後に、突然亡くなってしまったお子さんがいるそうで（因果関係はわからないけど）、私が娘のはしかの予防接種に言った事を話すとお姑さんに怒られたという事もありましたわ。
しかしはしかって自分も子供の頃にかかったし、子供はかかる病気だ！ぐらいに思ってたら、なんと500人に一人が死亡する怖い病気だったのね。
500人に一人って、パーセンテージとしては高いよなぁ・・・。

ベントンはウィリアムという黒人の学生が、面接も受けさせてもらえず不合格になった原因を調べていて、自分の書類を見つけてしまうのよ。
それで自分が「差別解消措置」で合格した事を知り、ショックを受けるわけ。
クレオは「あなたは立派な医者よ」って励ましてたけど、事実を知ったベントンは複雑だよね。

あとはコバッチュの言うことを聞かずに仕事に生きたスチュワート司教さん。
立派に仕事をやり遂げた後で、重体に陥るんだけど・・・。
これも司教さんの選んだ生き方なんだろうね。
どれだけ助けたいと医者が思っても、最後の患者本人の選択だけは曲げられないもどかしさみたいなものを感じたけど・・・。

マークは結局、「精密適性検査」を受けなくてはならなくなった。
ケリーがマークに対して取った行動は、管理者としては当たり前だし、仲間としても当然のことだったと思うけど、マークの身内ですべてを傍で見て来たエリザベスには許せなかったのでしょう。
「何て卑劣なことを・・・。」とケリーをののしってしまってました。(・・，)グスン

あとはやっぱ気になる、ケリーとキムの関係。
二人だけの世界ではうまくいくけど、キムの昔からのレズ仲間が絡むと、あれはやきもちもあるのかな？何だか妙な雰囲気になって・・・。
異性でも同性でも、恋愛って難しいなぁ・・・と思ったものです。（笑）

第15回
「告白」
（The Crossing)

さすが脚本：ジャック・オーマンで演出：ジョナサン・カプランの回ですなぁ。
なんちゅースピード感！なんちゅー緊迫感！そして最後に急にテンポを落とし、じわじわと心に染み入る展開。
これず「ER」というものを見せられたような感じでした。
なんすか？ラス前でもないというのに、この盛り上がりようは・・・。

列車の事故が発生。
けが人が多数でたとの事で、カウンティからコバッチュ（ゴラン・ヴィシュニック）とカーター（ノア・ワイリー）が現場へ駆けつける。
事故は凄まじく、いたるところで血を流して倒れている人々を見て、思わず自分が経験したユーゴ内戦の光景を思い出すコバッチュ。
そんな中、外科医が必要になり呼ばれて現れたのは、なんと身重のエリザベス（アレックス･キングストン）(^｡^;)
いやぁ、他の外科医いなかったわけ？
こんな現場に妊娠中のエリザベスなんて、あまりに酷な話でしょう。
いきなり足を滑らせて転んでるし・・・。
んで、それが原因で妊娠25週なのに陣痛始まってるし・・・。
もーーーー、誰よ！エリザベスを行かせたのは・・・。(｀ﾍ´) ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ｡

命を救うために、どうしても列車の下敷きになった両足を切断しなくてはならなくなった男性。
このためにエリザベスは呼ばれたのに、陣痛の痛みで処置どころではなくなり、ヘリでカウンティへ戻ることに・・・。
その時、コバッチュがカーターに「君は外科のレジデントだったな！」と声をかけ、カーターが「インターンを一年」と答えたのが何ともね〜。(ﾉ_･､)ｸﾞｽﾝ
そんな突然、両足切断なんて出来るわけないのに、しかもここはオペ室じゃない事故現場なんだし・・・。
でも、カーターがやらなきゃ誰がやる？って状況なのよ。
（心の中では「がんばれ！カーター！」）

電話でベントンにフォローしてもらいながら、必死で切断に挑むカーター。
上空を飛ぶ取材のヘリの音で、電話の向こうのベントンの声も聞こえないのよね。
もう、本当に迷惑！＞取材ヘリ
「散れーーーー！」って感じよ！
ベントンだってカーターのフォローしながら、目の前の患者の処置をしなきゃならないんだから、落ち着いて付き合ってられないし・・・。
もう、ハラハラどきどきだったわよ！
何とかカーターがやり遂げてくれてホッとしたけど、呑気に柔道着姿で現れたロマノ（ポール・マクレーン）にムッとしたわ！
ってゆーか、何？ロマノって結構ボケキャラ？（笑）

しかしこの事故が、一人の少女の自殺未遂で引き起こされたってーのが、何とも・・・。
その少女は比較的軽症ですんでるのに、列車に乗ってた何の罪もない人たちがどんどん亡くなっていって、少女はこれからこの痛みを背負って生きていかなきゃならないのよね。
それって、相当重いわよ・・・。

ここまでをガンガン飛ばして見せておいて、最後でスチュワート司教絡みでストンと落とす展開の絶妙さ。
酸素マスクをつけるのも拒否し、最後に残された数時間をコバッチュの告白の時間に当てた司教さん。
ちゃんと彼が背負っているものの重さを感じていたんだろうね。
内戦の時、自分が不在の間に住んでたアパートに砲弾が直撃し、壊れかけたアパートの中を探すとお腹にひどい傷を負った妻が子供たちの身を案じていた。
一人はすでに息絶えていて、もう一人もすぐに呼吸が止まった。
そこで妻を病院に運べば、もしかしたら助かったかもしれないのに、今呼吸が止まったばかりの娘に心肺蘇生術をやめることができず、結局そのまま家族全員を失った。
司教さんに告白するコバッチュの言葉が、凄く重くて、じわじわと涙が出てしまったわ。
そして最後まで立派だった司教さん。
コバッチュの告白を聞き、神に祈りを捧げて、きちんと最後まで自分の役割を全うし、旅立たれていったのね。
司教さんの死を見取って、モニターのスイッチを切ったコバッチュで、またまた泣けた今回のER。
はぁ・・・凄く見応えあったけど、凄く疲れましたわ。

第16回
「魔女狩り」
（Witch Hunt）

まさに「魔女狩り」というサブタイトルがふさわしい回でした。
先週の踏み切りに車で進入して列車事故を引き起こした女性患者が、レズビアンだと告白したキムをセクハラで訴えたとのことで、朝っぱらからキムの家に刑事がやって来る。
キムの家で一夜を過ごしたケリー（ローラ・イネス）は、刑事にキムとの関係を聞かれ「同僚です」と答える。
そして事情聴取を受けているキムを横目に、そそくさと仕度を済ませ部屋を出る。
うーーーん、やっぱ今のケリーにとっては、まだ自分がレズビアンと認めるとか、レズビアンであるキムと関係があるように見られる事には抵抗があるんだろうな。
でも、それってキムにとっては「裏切り」にも近い印象かも・・・。

刑事だけではなくロマノ（ポール・マクレーン）にも問い詰められたり、ケリーには辛い状況だったけど、それ以上にせっかく心を許す事が出来る相手だったキムに「あなたはあなたの世界に戻りなさい」なんて言われた事が一番辛かっただろうね。
キムは大事だけど、自分がここまで築き上げたポジションも大事。
その二つを天秤にかける事が出来ないというケリーを思うと、それなりに切ない気持ちにもなるんだけど・・・。
それにしても「レズ」ってだけで、異常に叩きまくるロマノ！
ロマノらしいといえばロマノらしいんだけど、そういう面ではアメリカなんて進んでそうなのに、やっぱ偏見で見られちゃうのね〜なんて思ったり。

カーター（ノア・ワイリー）はいきなりリナと関係もっちゃったのねん♪
早業過ぎない？(ｰｰ;)
しかも、そのリナがまだ学生で19歳だとわかって、カーターは頭を抱えて悩むんだけど、すべては終わったあとだもんねf(^^;)
年を知らずにやっちゃったのはまだ救いようがあるけど、相手の年を聞いた後に急によそよそしくなる方が問題じゃない？
一応、年齢の事を話してはいたけど、何だか「やり逃げ」みたいで嫌だわ。＞カーター

マーク（アンソニー・エドワーズ）の適性検査の結果も出たけど、とりあえず合格だったようで何より・・・。
でも、相変わらず術後のマークって短気なのよね(ﾉ_･､)ｸﾞｽﾝ

第17回
「適者生存」
（Survival Of The Fittest）

個人的にはあんまり魅力を感じなかったなぁ。

食べ物を受け付けないという黒人のお婆さん、なかなか処置してもらえず、廊下でストレッチャーに乗せられたままの状態にキレてしまい、たまたま近くで負傷した警官が処置されていて、そこに放置されていた拳銃を手に取ってしまうのよ。
拳銃をあちらこちらに向けて撃とうとするお婆さんに、居合わせた婦人警官が発砲！
それが威嚇射撃でもなく、しかも1発撃っただけで済まなかったので、お婆さんは重傷。
ベントン（エリク・ラ・サル）やケリー（ローラ･イネス）が懸命に助けようとするけど、そのまま亡くなってしまった。
同じ黒人であるベントンにしてみれば、発砲したのは白人の婦人警官で、撃たれたお婆さんは黒人・・・やはり黒人だったから威嚇もせず致命傷になるような発砲をしたんじゃないかと思うよね。
そういう理由じゃないにしても、簡単に銃を撃つアメリカの警官は怖いなぁと思ったよ。

そして今回は何かと赤ちゃん絡みのエピソード。
経営する金物屋が業績不振で、8万ドルで卵子をご主人に黙って売ろうとした23歳の女性。
卵子を売ったお金で経営を立て直そうとしたか、生活を安定させようとしたか、自分にできることはそれしかないと思ったんだろうね。
排卵誘発剤を使ってまで、卵子を売ろうとした。
その排卵誘発剤がたぶん原因で、血栓ができ、それが原因で呼吸困難、四肢麻痺、意識不明・・・なのに、それでも契約だからと卵子を採取しに現れる産婦人科医。
その卵子を売ったお金を「介護費用に当てられるじゃない？」という、産婦人科医の言葉には唖然としたけど、現実はそうだったりするのよね。(ﾉ_･､)ｸﾞｽﾝ

もう一人は妊娠して赤ちゃんを産んで、ソーシャルワーカーに相談すれば、毎月お金がもらえると思っている女子学生。
何だか短絡的で嫌になっちゃった。

それから妊婦でありながら頑張って手術室に入る事の意味に、疑問を持ち始めたエリザベス（アレックス･キングストン）。
ロマノ（ポール・マクレーン）にオペ中を嫌味ばっか言われて可哀想だけど、ロマノ先生の性格から推測すれば、「もうそんなお腹だし、しばらく休養しろ」と言いたかったのかもしれないわね。
その証拠に、難しいオペをやり遂げたエリザベスにオペ後、ロマノから差し入れのピザとアイスクリームが届いてたもん。
もちろん、マーク（アンソニー・エドワーズ）と二人分。(^｡^)
やっと産休を取る決意をしたエリザベス。

それにしてもマルッチ（エリク・パラディーノ）。
眠ってる間にコバッチュ（ゴラン・ヴィシュニック）が、接着剤で左手を額にくっつけてたけど、起きた時ビックリするんだろうね。( ;^^)ﾍ..
エイプリルフールだからって、アメリカのやる事は半端じゃないっす！( ..)ヾ ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

第18回
「春の嵐」
(April Showers)

ほんとについてないマーク（アンソニー・エドワーズ）とエリザベス（アレックス・キングストン）。
結婚式当日、外はバケツをひっくり返したような土砂降りだし、マークは病院に財布を忘れたと取りに行ったり、レイチェルが飛行機に乗り遅れたり、その代わりに乗ろうとした便が欠航になったり・・・。
財布を取りに戻っただけなのに、病院の前に停めた車は駐禁でレッカー移動されるし、電車に乗ろうとしたら運休だったり、バスに乗ればエンジントラブルで停車しちゃうし・・・。
もう、どこまで続くの？ってぐらい、ついてない事の連続！
エリザベスだって迎えに来るはずのリムジンが来なかったり、そのために自分で車を運転して教会まで乗り付けなきゃならなかったり・・・。

しかし、マークは今回何度病院へ戻ったんだろう？（笑）
これでもか、これでもか・・・って感じで訪れる災いが、ちょっとしつこいんじゃないかしら？って気もしたんだけど。

それにしてもコバッチュ（ゴラン・ヴィシュニック）は、カーター（ノア・ワイリー）にホント厳しすぎるよ。
ヘロインを止めて６ヶ月になるから、治療に痛み止めの麻薬を使わないでと頼んだ患者の件なんて、自分も同じような経験をしていまだに立ち直っている途中のカーターだからこそ、患者の意思を尊重して局部麻酔オンリーで脱臼を治そうとしたのに、コバッチュがまたそれを見つけて、あーだこーだとうるさいこと。
ちょっとガッカリ。
コバッチュ先生、結構好きだったのに・・・。
これもアビー（モーラ・ティアニー）をめぐっての、微妙な三角関係が災いしてるのかしら？
仕事に私情を挟まないでほしいもんだわ！

それはそうと、見逃しそうなぐらいさらっと流されたシーンだったけど、ジン・メイ（ミン・ナ）の子供への想い・・・。（涙）
出産後、子供を養父母になってくれる両親に渡した彼女だけど、その養父母から成長した子供の写真が送られてたのよね。
それも、どうなんだろ？
引きずらないように忘れたいと思ってたとしたら、迷惑な話よね〜。
でも、自分がお腹を痛めて産んだ子供の成長を喜ばない母親はいないわけで、つい養父母に電話をしてしまうジン・メイ。
その電話の向こうから、子供の笑い声が聞こえて「もう、笑うの？」なんて思わず涙を浮かべる彼女に、そっと涙した今回のERでした。

最後に・・・大変な結婚式だったけど、無事に式を挙げることができたマーク＆エリザベス♪おめでとう(*^^)//｡･:*:･ﾟ'★，｡･:*:♪･ﾟ'☆ ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
ここでも普段嫌味しか言わないロマノ（ポール・マクレーン）が、「綺麗だ！アイツ（マーク）は幸せ者だな！」なんて、いいこと言うんだよね〜。
これがロマノを心底嫌いになれない理由なんだよなぁ。( ..)ヾ ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

第19回
「出帆」
（Sailing Away)

演出の雰囲気がいつもと違うなぁ・・・と思ったら、今回はケリー役のローラ・イネスの演出でした。
道理でケリーの出番がないわけだ！（笑）

エリザベス（アレックス・キングストン）がついに女の子を出産したのに、何だかその事に関してはあっさりと済まされちゃって・・・( ;^^)ﾍ..
それもそのはず、今回はアビー（モーラ・ティアニー）の母親・マギー（サリー・フィールド）で、ほぼ１話使っちゃってたもんね。
しかし、ほんとに大変な母親だわ。
オクラホマのモーテルで料金も払わずに閉じこもってたり、アビーがカーター（ノア・ワイリー）と迎えに行っても、着てるものも汚いし、風呂にも入ってないみたいだし、食べ物すら取ってないようで、とても人間らしい生活をしているようには見えない。
何だか悲しくなるよね。
自分の親のこんな姿を見なきゃならないなんて・・・。
アビーが母親を迎えに行こうとする時も、コバッチュ（ゴラン・ヴィシュニック）とカーターが真っ向から対決。
いつでも冷静にマギーの収容先を考えるコバッチュに対して、とりあえずマギーを迎えに行くための飛行機のチケットをおさえ、オクラホマへアビーと一緒に向かおうとするカーター。
ここではアビーは口だけじゃなく、行動で示すカーターを選んじゃうのよね。

これでシカゴまで連れて帰れれば問題なかったんだけど、途中でほんのちょっとした隙に、マギーが睡眠薬を万引きし、それをこっそり、しかも大量に飲んでしまって・・・。
シカゴに着いた時には意識もなく、カウンティに運んだんだけど、かなり危ない状況。
こうなると、コバッチュが言った様に、すぐにどこかの施設に収容するべきだったのかなぁ・・・と思ったりして。
アビーのマギーに対する態度は、ともすれば冷たく映るかもしれないけど、もしも自分の親があんな風になったら・・・と思うと、少しは彼女の気持ちが分かる気がする。
止めてたはずのタバコも、スパスパ吸ってるし、アビーの精神状態もギリギリだよね。
こうならないためにも、親はいつまでも普通に元気じゃなきゃ・・・。(ﾉ_･､)ｸﾞｽﾝ
私の身の回りにも、マギーほどではないけどかなり厄介な身内がいるので、凄くアビーの気持ちになって見てしまった今回のERでした。

第20回
「強制収容を逃れて」
（Fear Of Commitment)

今回マーク（アンソニー・エドワーズ）の出番がないなぁと思ったら、なんと彼が演出してたのね。
でも、その出来映えはどうなんでしょ？個人的には今回イマイチだったんだけど・・・。

主要なエピはなんといってもアビー（モーラ・ティアニー）とマギー（サリー・フィールド）の親子関係。
マギーが強制収容が必要だという病院側の判断に異を唱え、聴聞会が開かれる事に。
その聴聞会の席で、あまりに冷静に質問に答えるマギーに、アビーは驚く。
そこまでして入院を避けたいのね。
アビーが他人の目の前で、母親に厳しい言葉を浴びせかける気持ちもわからなくもなかったわ。
睡眠薬を多量に飲んだけど死ぬつもりはなかったと主張するマギーに対して、アビーは死ぬつもりがないにしては薬の量が尋常ではないこと、その薬を万引きしている事を引き合いに出して、何とか入院させようとするんだけど、結果はマギーの勝利。
見事、退院が許可されちゃうのよね。
コバッチュ（ゴラン・ヴィシュニック）が聴聞会でもアビーに付き添ったり、その後も家で食事の仕度をしたりして、支えになろうとしてるんだけど、ここらへんで個人的には気になる事が・・・。
何だかアビーって調子よくない？
マギーをオクラホマまで迎えに行く時は、自分の意見にすぐ賛同してくれたカーター（ノア・ワイリー）を選び、今度はコバッチュに側にいてもらって・・・。
二人の気持ちを利用してるように見えて、ちょっとアビーが嫌な女に感じちゃったわ。
そんなコバッチュとラブラブモードなアビーの前に、退院したマギーが現れて、この先どうなるのやら・・・。

あとは妊娠した彼女に、流産を誘発する成分のあるハーブを紅茶に混ぜて飲ませていた男。
見事に彼女は流産だよ！（怒）
まったくいらない知識ばっか身につけやがって、とんでもない男だ。
そんなハーブのこと調べる前に、避妊の方法でも調べやがれ！ってーの。
あと2回でシーズン7も終了。寂しいわん。

第21回
「和解」
（Where The Heart Is)

泣けました・・・マギー（サリー・フィールド）とアビー（モーラ・ティアニー）の、まさにサブタイトル通りの「和解」。
何十年とマギーの躁鬱病に悩まされてきたアビーだったけど、一生懸命セラピーに通って病気を治そうとしている母の姿、そして娘である自分のことを心配する母親らしいマギーの姿に、やっと心を開いたアビー。
カーター（ノア・ワイリー）やコバッチュ（ゴラン・ヴィシュニック）が出場するソフトボールの試合に、マギーを連れて現れ、楽しそうにするアビー親子の姿は本当にジーンと来ちゃったよ。
それにしてもコバッチュ・・・ソフトボールのルールを知らないなんて、クロアチアでは野球関係はメジャーではないのかしら？
スポーツ音痴っぽいコバッチュの姿が笑えちゃいました。

ベントン（エリク・ラ・サル）の息子・リースの面倒を見ていたクレオ（マイケル・ミシェル）は、ちょっと目を離した隙にリースがピアノを触ってふたに手を挟まれて骨折。
カーラに散々なじられちゃうのよね〜＞クレオ
クレオは「リース！触っちゃダメ！」って背後から叫んだんだけど、リースは耳が不自由だから聞こえなかったのよ。悲劇だわ。
2ヶ月ほどギプスが必要だと言われちゃ、手話もできないし・・・。
でもベントンもちょっと冷たくない？
カーラに怒鳴られてるクレオに、もうちょっと優しい声でもかけてあげられないかしらね〜？

ケリー（ローラ・イネス）はキムと別れたようね。
最後に手紙を渡してたけど、あの内容は明らかにされるのかしら？
しかしキムもケリーとギクシャクし出したら、すぐに違う女性を部屋に入れてるし、とっかえひっかえ激しいこと。（苦笑）

ついに来週はシーズンファイナル！
早くもシーズン8のBSでの放送はいつからなのか？と気が逸る私。

最終回
「凶悪犯人」
（Rampage)

やっぱシーズンファイナルだけあって、力入ってましたね〜。
タイトル通りの「凶悪犯人」。
実は以前ERに運ばれてきて、父親の虐待の可能性があるということで、マーク（アンソニ・エドワーズ）とソーシャルワーカーのアデールによって、子供と父親を離す事にしたんだけど、その父親が自分の子供を捜して養育施設まで行き、そこで銃を乱射。
結局、この父親は8人もの人を死なせてしまうんだよね。
もちろん怪我を負ったのは、それ以上なわけで・・・。
そのうちソーシャルワーカーのアデールも銃で撃たれて運び込まれた。
家に残してきたエリザベス（アレックス･キングストン）が心配になり、警察に頼んで家を警備してもらうんだけど、何度家に電話してもエリザベスが出ないのよ。
後でわかったことだと、たまたま買い物に出てただけだったんだけど、本当にマークが心配する気持ちもわかるわ。
そしてこの凶悪犯である父親も、公園で居合わせた人に撃たれて運ばれて来るんだけど、5発も撃たれた割に致命傷がなくどうやら助かる見込み。
で、エレベーターでオペ室に運ぶ時、たまたまエレベーターの中にはマークと犯人だけになっちゃうのよ〜。
何だか嫌な予感はしたんだけど、やっぱり・・・。
エレベーターの中で急変した犯人、パドルをチャージして心臓にショックを与えようと準備するマークだけど、ふと手を止め、パドルを空中でバチッ！
またチャージされると、再び空中でバチッ！
つまり患者である犯人に、処置を行う事はしなかったのよね〜。
パドルの記録は残るみたいで、それを知ってるからこそ、数回バチッと動かして、処置を行ったかのような記録だけを残したんだろうけど。
このシーンがシメだったんだけど、かなりショッキングでしたわ。

あとのエピソードとしては、カーター（ノア・ワイリー）がスタッフドクターになれそうもないからと、他の病院へ移る事を考えていたり、アビー（モーラ・ティアニー）が書いていたメディカルスクールの願書をコバッチュ（ゴラン・ヴィシュニック）が勝手に出してしまったり、クレオ（マイケル・ミシェル）がHIVポジティブの患者の血液が入ったビンを運んでいる時に、ビンが割れて手を怪我したり・・・。
慌ててベントン（エリク・ラ・サル）が薬を取りに行くんだけど、これでクレオがHIVに感染しちゃったりすることがあるのかしら？

そして一番ビックリしたのは、キムを解雇したロマノ（ポール・マクレーン）に対して、自分もレズビアンだと宣言したケリー（ローラ･イネス）。
キムに「黙って解雇されたりせずに、戦うべきよ！」と言っても、「私だけで？あなたはいつも私の後ろに隠れているだけじゃない。」みたいな事を言い放たれて、ついにケリーがロマノに自分のことを告白するんだけど、勢いで言った後エレベーターに乗り込み、「言っちゃった」とばかりに口に手を当てるケリーが印象的でした。

母親が亡くなった事を子供に宣告するシーン、これまでにも何度もあったことだけど、何度見ても泣けてしまいます。
たとえ相手が子供でも、じっくりと経過から結果までを話して聞かせるドクターたち。
今回はマークがその役だったんだけど、穏やかに説明してた彼が、最後にはエレベーターの中で、意識的に延命処置を取らなかった姿は・・・少し悲しかったです。
確かに凶悪犯だし、自分の家族にももしかしたら危害を加えられたかもしれないと思えば、気持ちはわからなくもないんだけどね。

あぁ、シーズン8はいつからなんでしょう？
こんなところで終わられたら、モヤモヤするじゃありませんか・・・。