ナイトホスピタル 病気は眠らない

P:堀口良則 霜田一寿 池田禎子

主題歌:布袋寅泰 「DESTINY ROSE」

第1回
脚本:江頭美智留
演出:唐木希浩

病理医の麻紀(仲間由紀恵)が、院内感染の原因が外科部長であることを突き止め、外科部長が退任にさせられる。
それが原因で、麻紀は夜間診療専門の「ナイトホスピタル」へ異動。
今まで細胞だけを見つめて来た麻紀が、突然内科医として患者と向き合う事に・・・。

初日にいきなりやけどで運び込まれた赤ちゃん。
やけどは軽かったが、その赤ちゃんが肺出血。
赤ちゃんの体には、叩かれたようなあざ。
打撲も肺出血の原因に考えられる事から、麻紀は虐待の可能性を思いつく。
しかし大久保先生(高島礼子)カッコイイよなぁ。
「原因が虐待だったらどうなの?それで処置が変わるの?」って、言われてみればその通りなんだけどさ・・・。
一刻をあらそう時に、悠長に原因を考えてる暇はないものね。

「臨床は情報が多すぎる」って麻紀の言葉もなるほど〜って感じ。
細胞だけを見つめてれば、そこにはその細胞の持ち主の性格や人生や背景なんて、まったく見なくて済むけど、実際に患者さんと向き合うともっといろんな情報が入ってしまう。
それで肝心のものが見えなかったりするのかも・・・。
いやぁ、普段何気にお医者さんに診てもらってるけど、患者としては少しでも自分の状態を知って欲しくていっぱい情報提供してるのが、もしかすると迷わせてるだけなのかしら?(^。^;)

赤ちゃんは一旦退院したものの、再び吐血して救急車でナイトホスピタルに搬送されて来ちゃった。
本当に原因は虐待なの?
それじゃあまりに赤ちゃんが救われないから、もっと違う原因でありますように。(願)

第2回
脚本:江頭美智留
演出:唐木希浩

麻紀(仲間由紀恵)は、やっぱ臨床には向いてないよ。(^。^;)
ってゆーか、あれだけ病理だと結果出せるんだもん、ナイトホスピタル的にも優秀な病理医としておいとくべきでしょう。

それにしても、先週から大泣きしてた赤ちゃんが、病気が治った途端におとなしくなったのにはおでれーた!(驚いた)
泣き声は当ててたのか?
とりあえず加奈子(坂井真紀)の虐待が原因ではなくて良かった!
警察に逮捕状まで出されて連行されたのに、原因が虐待ではないとわかったら、刑事は謝ってくれたんだろうか?
本当に思い込みの怖さを実感したエピ。
いかに、人間がいくつかの条件を組み合わせて単純に見ているかという、いい例だよなぁ。

「スタキボトリス」というカビの一種が原因だと、血液の培養をして行き着いた麻紀。
このカビが床下にはえてて、それが壁の隙間をつたって部屋の空気孔から侵入し、ちょうど真下にある赤ちゃんのベビーベッドに降り注ぐ。
いやぁ、考えただけでも、肺のあたりがギシギシするような話だったね。\(>o<)/
麻紀が赤ちゃんの肺出血の原因を見つけようと、加奈子の家に入るのはまだ家族の許可もあって許せるけど、突然部屋の中の壁紙をベリベリベリ・・・とはがすのは、ちょっと行き過ぎ?(^。^;)
麻紀の病理医としての探究心は認めるけど、あまりに一途になり過ぎる一面は臨床医には向かない。
それが徐々にも成長しくんだろうか?
とりあえず、今の時点では麻紀の診察は受けたくないなぁ。(^。^;)

それより、何より、次回のゲストは桃井かおりさん!
これは見なくっちゃ!でしょ?(^。^)v

第3回
脚本:江頭美智留
演出:市川龍一

もう桃井かおりさんったら、なんてインパクトのある女優さんなんでしょ?
好きだわ〜♪
素の桃井さんも好きなんだけど、演じてる桃井さんは本当にステキよね〜♪
んで、桃井さんと言えばカッコイイ女の代表みたいな存在なんだけど、その桃井さんと高島礼子のカッコイイ系がビシバシやってるのが、これまたいい感じで・・・。

いやぁ、今回の「酩酊症」ってーのにはびっくらこいた!
カンジダ・アルビカンスとかいう酵母菌が体内にあって、それと潰瘍の手術跡付近にできたくぼみ、そして口から入ってきた食物が関係して、体内でアルコールができてしまう。
元々、アルコールに弱い体質の内藤さん(桃井かおり)は、自分の体内でできちゃったアルコールで酩酊する。
怖っ!怖すぎる!呑んでもいないのに、酩酊!
しっかり血液からも尿からもアルコールが検出されるなんて、呑んでもいないのに飲酒運転になっちゃったりするわけだよね〜。
んな、アホな!な病気だけど、稀ながらちゃんとこういう病気が存在するんだよなぁ。

それにしても麻紀は、何かをじっくり観察させたらピカイチだね!(笑)
顕微鏡覗くだけじゃなくて、内藤さんの監視も話しかける人の声が聞こえないほど没頭できるなんて、素晴らしい集中力!
うーん、やっぱ病理医としておいておきたい。

お恥ずかしい話ですが、私はてっきり内藤さんの娘が怪しいとか睨んでました。(^。^;)
だってさぁ、妙に礼儀正しくて子供らしくないというか・・・きっとこの子には何かウラがあると思い込んじゃったのよ。(^^;ゞ
そしたら、普通に「よく出来た子供」だったんで拍子抜け!
あんな出来た娘、かえって気持ち悪いってば!

そして大久保先生(高島礼子)の息子・礼(須賀健太)は、今まで一度も言葉を発してないなぁと思ってたんだけど、やっぱ話せないみたいね。
手話でお母さんに話してたし・・・。
大久保先生が時間通りにきっちり帰ってしまうのは、礼のことがあったからなんだろうなぁ。

来週のゲストは竹内都子さん。
絶食してるのに痩せないとか、妙にリアリティあるお話のようで・・・。(^。^;)

第4回
脚本:久松真一
演出:白川士

栄養失調で入院した漫画家の佐和(竹内都子)。
治療のための栄養剤すら拒み、ベッドの上でサウナスーツを着る。
2週間後の同窓会までに、何としても15キロのダイエットに成功したい佐和は、4日も絶食してナイトホスピタルに運ばれた。

ダイエットのために佐和が常用してた錠剤は、フェンフルラミンという食欲抑制剤が含まれてたのね〜。
何だか、ちょっと前に世間を騒がせた中国のダイエット茶を思い出したわよ。
でもね、女性だったら大半の人が「痩せたい」って願望を持った事があると思うわけ。
だから今回の佐和みたいに、「そこまでやらなくても」ってくらいダイエットに必死になる気持ちはわかるんだよね〜。(^。^;)
しかもその同窓会に自分のお目当ての彼が来るとわかったら、やっぱ昔のままの姿で会いたいと思うよなぁ。
そんなに頑張ったって、相手の男もハゲでデブになってる可能性もあるのに・・・。
それでもかすかな望みにかけるのが、佐和の漫画のタイトルでもあるように「純情」ってわけ?(笑)
関係ないけど、本屋で「純情」ってタイトルの漫画が並んでても、あんま買う気しないよなぁ。(^^;ゞ

食欲抑制剤も麻紀(仲間由紀恵)に取り上げられて、自然に食欲が出てきて、つい側に置いてあった食事に手が伸びる。
涙を流しながら、久々の食事を摂る佐和にちょっと(ToT)ウルウルしちゃったよ。
そして、その後の「おえ〜っ!」と指を突っ込んで吐く佐和で、もういっちょ泣いてしもーたがな。
せっかく食事を摂ったのに、今度はそれに罪悪感を感じて吐いてしまう。
すでに心のバランスさえも危ないよね。(涙)
3ヶ月で1キロしか痩せなかった経緯を聞き、麻紀は佐和が絶食していたにも関わらず血糖値が高いことに目をつける。
「クッシング症候群」・・・副腎に出来た腫瘍が原因で、体内に脂肪を蓄積する病気。
そんな病気があったのか?
なるほど・・・じゃあ、たぶん私もその病気だな!(爆)

自分が病気で太っていたと知り、俄然オペに積極的になる佐和だったけど、オペの日が同窓会当日とは・・・。( ̄□ ̄;)!!
と、ここまではかなり良かったんだけど、オペ直前に佐和を励ましにやって来た、憧れの斉藤君はどうよ?
麻紀が同窓会の招待状を見て、勝手に斉藤君に連絡取っちゃったって言うじゃない?
そこまで医者がやるのはどうかと思う。
当たり前だけどオペから三ヶ月でしっかり痩せた佐和を、都子ちゃんが演じることは出来ず・・・。(苦笑)
痩せて参加した同窓会では、斉藤君がデブの彼女を連れてるし・・・。
担当の金子君と結婚した佐和は、元通りのふくよかな姿。
いいんだけど〜、ちょっとラストは時間をぶっ飛ばし過ぎてない?
最後のオチつけるまでやったのはいいんだけど、詰め込んじゃって安っぽいラストになっちゃったような気がする。

最後に大久保先生(高島礼子)、旦那は弁護士みたいだね。
しかも礼(須賀健太)の取り合いをしてるらしい。
今後、大久保先生メインの回もあるんだろうなぁ。

第5回
脚本:江頭美智留
演出:唐木希浩

あぁ、今でも石黒さん(綿引勝彦)の息づかいが耳に残ってるぅ。(涙)
糖尿病で入院した石黒さん、その石黒さん宛にナイトホスピタルにひっそり届けられたりんどうの花。
届けたのは別れた奥さん。
その奥さんとのあいだにできた娘の血液型がO型だったから、AB型の自分からは生まれるはずがないと奥さんの裏切りを疑ってしまった石黒さん。
でも彼の血液型は「cis AB型」という珍しい血液型で、実はO型の遺伝子も持っているため当然O型の子供も生まれる可能性がある。
その事を23年も経ってから知ったとして、本当にそこまでの亀裂を埋めるのは並大抵の事ではないよなぁ。

今回、麻紀(仲間由紀恵)は臨床医になって初めて患者が亡くなることを経験してしまったわけよね。
亡くなる寸前の石黒さんに、「死なないで!」と叫びながら心臓マッサージする麻紀の姿には、ちょいと目頭が熱くなってしまったわよ。
麻紀はまだわかるんだけど、杉浦(野村宏伸)は何?
彼はキャリアもありそうだし、患者の死に直面したのが初めてってわけでもないでしょ?
確かにりんどうの花を病室に飾らせたのは杉浦かもしれないし、そのりんどうに付着してたムーコルというカビが原因で石黒さんが急変したかもしれない。
でも、それであんなに怯えてしまっては、医者は続けられないでしょう。
「辞表」まで出してるあたりが・・・?
もしや、過去に患者を自分の責任で死に追いやったトラウマでもあるんだろうか?
まさかこのままいなくなったりしないよね?
野村宏伸(特別出演)ってーのが気になってはいたんだけど・・・。

しかしさぁ、石黒さんが息を引き取ったのが、石黒夫婦の結婚記念日だったんでしょ?
そんな不幸な結婚記念日嫌だよ〜。
娘の冴子(新山千春)にしてみりゃ、ほんの数日間のあいだに両親を相次いで亡くしてるんだよ!
母は父の見舞いに自分が育てたりんどうを届けようとして脳出血で亡くなり、父はその母が育てたりんどうに付着したムーコルが原因で亡くなる。
これはあまりに辛い現実だ。
父が入院さえしてなければ母は死ななかったかも・・・。
母がりんどうなど届けなければ、父は生きていたかも・・・。
冴子はそうは思わないのだろうか?

第6回
脚本:江頭美智留
演出:前西和成

ううむ・・・今回はちょっとインパクトに欠けたかな?
インフルエンザの患者が押しかける中で、たった二人だけインフルエンザの抗体が検出されない。
その二人が坂本(今田耕治)と別れた奥さんとの子供・龍太(今野雅人)と、大久保(高島礼子)の息子・礼(須賀健太)。
友達同士の二人だけインフルエンザの症状はあるものの、検査では陰性。
一旦、回復したかに見えた龍太が再度倒れて高熱が続く。
一方、礼は次第に回復。
感染源を見つけるために、麻紀(仲間由紀恵)は礼の後をつけて行くと、そこには犬!
(゚ー゚)(。_。)ウンウン、公園で礼と出会った龍太は確かに犬を連れてたもんなぁ。
理由はわからんけど、感染源は犬だろうとは思ったさ。
結局「Q熱」ってやつだったのね。
動物の排泄物などから感染するらしいわ。
これって一時期オウムから感染したとかいって話題になったあの病気かしら?

とりあえず原因が特定できて、龍太も回復したんだけど・・・。
坂本と奥さんってあの状態なら復縁すればいいんじゃないの?
別れたにしては、特に仲悪そうでもなかったし・・・。
そして気になるのは東(田辺誠一)の右手。
力が入らないのか、持ってたコップを落としてたけど、これは何かの病気の前兆?
杉浦(野村宏伸)は本当に先週で辞めちゃったの?
凄くあっさりし過ぎてない?(^。^;)

第7回
脚本:江頭美智留
演出:市野龍一

1時間凄く眠たかったぞ〜。
かなり長く感じたぞ〜。
冒頭でアン(ユンソナ)が「お父さんはママを殺したんです」と喋ったあたりで、私の頭の中には「ありがち」ってな感想が広がっちゃって、そこから意識散漫。
病気で亡くなったお母さんの事を、父親が仕事ばっかで家庭を顧みないから死んでしまったと思う展開でしょ?
んで父親を恨んでたりするんでしょ?
ちょーっと好きになれない話だなぁ。

激しい腰痛で入院したアンの父親(石橋蓮司)。
調べると腰にあざのようなものがあり、帯状疱疹が疑われる。
「硬膜外ブロック」ぐらいは聞いた事はあったけど、「帯状疱疹後神経痛」とか「硬膜外脊髄通電法」とか、何だか難しいんだもん。(^^;ゞ
だんだん睡魔が襲ってきて、あんまりちゃんと見れなかったわ。

アン先生と父親の話より、大久保(高島礼子)と別れた旦那の間で、礼(須賀健太)の親権をめぐって調停沙汰になってる方が興味深かった。
耳の聞こえない礼に人工内耳を埋め込もうとしている元旦那、それに対して反対している大久保。
大久保先生の主張は人工内耳を埋めるかどうかは、礼の意思で判断させたいってものだったけど、わからなくもないんだよなぁ。
たとえそれで耳が聞こえるようになるとしても、親の気持ちだけでやってしまっていいのか?って、たぶん私も考えうと思う。
うーん、今後大久保先生がどうなるのか、気になるところだわ。
それに東先生(田辺誠一)の右手の震え・・・かなり酷くなってる様子だけどこれまたとんでもない病気なんだろうか?

そして来週は「乳がん」。
女ならやっぱ気になる病気だし、来週はちゃんと見ておこう。(苦笑)

第8回
脚本:江頭美智留
演出:白川士

1時間、ボロボロボロボロ泣いちゃったよ。
結局、自分も女なんだなぁと思い知らされた。(野獣だけどさ(^^;ゞ)
やっぱ怖い・・・。
胸取るのなんて、考えただけで震えが来る。
胸が大きいとか小さいとか関係ない!
女にとって、やっぱ「おっぱい」って大きな意味があるんだよなぁ。
今回、全部頷けちゃった。
あかね(三船美佳)の胸にしこりが見つかって、知り合いだけに言い出せずにためらう真紀(仲間由紀恵)の気持ち。
告知されて強がっていても、どうしても怖いあかねの気持ち。
そして何より共感したのは、あかねと同室になってた子持ちのお母さんの気持ちだったなぁ。(・・,)グスン
3人の子供に「明日、おっぱいなくなっちゃうから触っていいよ」とにこやかに触らせてあげて、夜中に一人堪えきれずに泣いてるお母さん。
あのシーンが一番辛かったよ。
子供の前で泣き顔見せられないからね、昼間は必死に明るく振舞ってるんだけど、明日が手術って時にやっぱ泣かずにはいられないと思うわ。
とにかく全部痛いほど気持ちがわかって辛かった。
あかねの「好きな男に触ってもらえないまま、胸に傷がついちゃうなんて・・・」って気持ちも、もう本当に苦しいぐらいわかるのよ。
胸だけでなく子宮ガンなんかもそうなんだけど、女性特有の部位を切り取らなくてはならないってーのは精神的にキツイ。
実際、うちの母親は子宮ガンで子宮を取っちゃったんだけど、もはや妊娠するわけでもない年になってからでも、ある意味「女の象徴」である子宮を全部取ってしまうのは辛かったみたい。
命が大事だから、おっぱい取らなきゃ・・・って簡単には思えないんだよね。
マスター(吹越満)の事が好きで、自分が乳がんだと知ってやたら優しくしてくれるマスターに感謝はすれど、「同情」にしか感じなかったり・・・。
あかねの素直になれない気持ちもよくわかる。
とりあえず、「乳房温存」を希望して、その希望通りになったのはまだ救われたけど、そうならない患者さんだってたくさんいるって事だよね。
何でそんなとこにガンができちゃうかな・・・と、病気を恨みたくなっちゃうわよ。

それにしても東先生(田辺誠一)、ついに薬で右手の震えを止められないところまで来ちゃったね。
どんな病気なんだろう?

そして礼(須賀健太)。
みんなと一緒に「椅子取りゲーム」がやってみたかったり、耳が聞こえないために自転車のベルに気付かず接触したり・・・。
こうなると、やっぱ「人工内耳」が必要な気がするよね。

とりあえず1時間泣き疲れたわよ。
でも今回の涙は「感動」とか、そういう種類じゃなくて、「女としての一抹の不安」みたいなもので泣いてしまったような気がする。

第9回
脚本:江頭美智留
演出:唐木希浩

たぶん私って、ものの考え方がかなり大久保先生(高島礼子)に似てるんだと思うわ。
すべて彼女が喋ってる事を理解できるし、自分もそうする、そう思うという印象を受けちゃうんだよね。
人工内耳は早い方がいいとわかっていても、それが本当に子供が望む事なのか・・・そこを考えちゃうんだよなぁ。
「聞こえないより、聞こえた方がいい」という単純な考えだけじゃないと思うし、いくら親だからって勝手にオペに踏み切っていいものかと悩む気持ちもよくわかる。
大久保先生は礼(須賀健太)の事を、ひとつの確立した人格として捉えてるんだろうな。
それに対して礼の父親は、やっぱ自分の子供として見てる部分の方が多いんだろう。
人工内耳で完全に聞こえるようになるというならまだしも、聞こえない事もあったり、リハビリが大変だったり、2〜3歳でオペするのが理想なのに、礼はすでにその年齢を越えてしまってる事とか考えると、なかなか踏み切れないよ。
「礼は音のない世界に生きている」という大久保先生の考え方は、客観的に考えれば「逃げ」であるのかもしれないけど、もし自分の子供が礼だったらと思うと、私もそうやって礼の事を自分に言い聞かせるかもしれない。
「礼は必要以上に人を傷付ける事はない。傷付ける言葉を知らないから。」っていう大久保先生の言葉は重かったなぁ。(・・,)グスン

そんな礼がどうしてもやりたかったのが「椅子取りゲーム」。
これはね〜、本当に音が聞こえないと出来ないよなぁ。
勝つまで何度も何度も挑戦する礼を見てたら何だか辛くなったけど、その光景を見つめてる大久保先生の姿でまたまた泣いちゃったよ。(ToT)ウルウル
そして7年も悩んだ挙句、礼本人が音を欲しがってるのを反対する理由はないと、人工内耳のオペに踏み切った大久保先生。
彼女もオペに踏み切るために納得できる何かを7年間探していたのかもしれないね。

それにしても東先生(田辺誠一)、難病?
麻紀(仲間由紀恵)が椅子で寝ている東先生の毛布を剥がした時の姿、おしっこ垂れ流しで硬直したあの姿は驚いちゃったよ〜。
何の病気なんだか知らないけど、これもまた難しそう・・・。
あと1話しか残ってないけど、終われるのか?(^。^;)

最終回
脚本:江頭美智留
演出:唐木希浩

個人的には東先生(田辺誠一)の多発性硬化症よりも、礼(須賀健太)の人工内耳の方が興味深かった最終回。

東先生は半年も前から、自分の体の異変に気付きMRIを撮り、できるだけの治療を試みていたのね。
でも、原因不明で治療法も見つかっていない多発性硬化症に、有効な治療はないまま、ついに自分では動けなくなってしまった。
そんな時、東先生が麻紀(仲間由紀恵)に調べてくれと頼んだのが「蜂の毒」。
生きた蜂の針を体に刺す事で、微量の蜂毒が神経や免疫を活性化させるのではないか?という民間療法。
医者が民間療法に頼ろうとする気持ちを察すると、かなりせつないよなぁ。
しかも蜂の針を刺すという民間療法は医療行為ではないし、傷害罪に問われ医師法に違反するなんてね〜。
治療法がなくて、それでも「これは効くかも」という情報があれば、藁にもすがる思いで試してみたくなると思うんだけど、医者がやっちゃいけない行為なのね。
結局、自分の家に東を連れて行って、蜂毒療法を実行した麻紀。

話は礼と大久保先生(高島礼子)に飛びますが、人工内耳ってつけたからすぐ聞こえるってもんでもないのね。
ってゆーか、音を体験する事自体初めての礼に、何が人の声で何が機械の音で何が雑音が判別するのは難しいよなぁ。
礼の耳にはどんな風に聞こえてるんだろう?
今まで静かな音のない世界に生きていた礼が、突然音だらけの世界で生活するんだから驚くよね。
「今更、焦らない」と言いつつ、礼の後ろから声をかけてみて反応を見てる大久保先生が泣かせるんだよ〜。(・・,)グスン
麻紀と一緒にいる時に、礼の後ろから名前を呼んで、ふと本人が足を止めた時「もしかして?」と思うよね。
もう一度、「礼!」って呼んだ時に再び足を止め振り返り、「レ・イ?」ともちろんちゃんとした発音じゃないけど、自分の名前を耳で聞えた通りに口に出してみる息子を目の当たりにしたら・・・やっぱ抱きしめますよ、泣きますよ。
そんな大久保親子の姿に、麻紀は医者が出来る事以外に起こり得る奇跡にも似た希望を感じたんだろうね。

(゚ー゚)(。_。)ウンウン、そこら辺までは良かった。
ただ、最終的に東先生に蜂毒療法が効いた兆候が見られたシーン、ちょっといきなり過ぎなかった?(^。^;)
これ以上迷惑をかけまいと出て行こうとする東に、「私は何も出来ない」と泣き崩れる麻紀。
絶対ここで東先生が立つだろうなぁとは思ったけど、何となくドラマ的に残り時間なくなったんで立たせちゃいました!みたいな、ちょっと急いだ感じがどうもいただけない。
まぁ、これで治療が終わりじゃないし、麻紀は院長(竹中直人)から「今度は外科だ」とか言われてるし、希望の光は見えたぞ!ってな終わり方だったけど・・・。
やっぱ最終回をビシッと決めるのって難しいんだなぁ・・・ってーのが実感。

エンディングで椅子取りゲームに参加してる礼の姿が、個人的には一番泣けちゃいました。(ToT)ウルウル

 

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