トトの世界・最後の野生児

原作：さそうあきら/脚本：大森寿美男演出：笠浦友愛（第1･2･5回）・磯智明（第3･4回）
第1回	不思議な世界だね～。なかなか興味深かったんだけど、NHKドラマの辛いとこ、そう、レビューが書き辛い。f(^^;) 真琴（市川実和子）は、医学部を中退したフリーター。その原因を本人は教授のセクハラだったと言うが、それが真実ではないらしい。普段から作り話を連発する真琴は、カウンセラーの笹目（小林聡美）の元でカウンセリングを受けている。誰とも話したがらないし、人間関係もうまく築けない真琴が、ある日山で怪我をした少年に出会う。少年が自分の空想の中のトトだと感じた真琴は彼を家につれて帰り、怪我の手当てをする。トト（喜瀬健）は言葉をしゃべらないが、食事の時に正座するなど、人間にしつけられた形跡があると笹目は判断。山の洞穴で亡くなっていたホームレスが、どうやらこのトトを育てたらしいのだが・・・。トトは毎日バイト帰りに野良犬にサンドイッチを持ってくる真琴の姿を見ていたらしく、真琴には心を開いているがいかんせん言葉が話せないためコミュニケーションは取れない。こんな二人の結びつきを描くドラマだという解釈でいいのかな？うむ、さすがNHK！最近侮れない存在なんだけど、このドラマの独特の世界観も・・・。ただ「傷だらけのラブソング」から引き続きで見ちゃうと、2時間「♪AMAZING GRACE」の曲に翻弄されちゃうってーのがね。(^｡^;) フジもNHKも、まさかこんな事になるとは思ってなかったんだろうけど、見る側から言えばヾ(･･;)ｫｨｫｨなんだよなぁ。市川実和子ちゃんは空想癖のある危うい感じの女の子って感じが出てていいし、野生児トトを演じる喜瀬君も難しい役だろうけどなかなかいい感じ。ただ雨の中、天を仰いでトトが恵みの雨を受け止めるシーン。いいシーンなんだろうけど、あのトトの嬉しそうな横顔が、どうも「ダンサーインザダーク」のビョークさんに見えちゃったのはこれまた私だけ？（不安）そして最近の大谷直子さんって、いつもあんな役だなぁと、ちょっと寂しくなった管理人。
第2回	今回のタイトル「アッタカイ」とありますが、まさにアッタカイ回でした。トト（喜瀬健）に必死に言葉を教える真琴（市川実和子）。トトを育てたホームレスは、額にあった古い傷から推測するに、脳の言語に関係する部分が損傷してて、それで失語症だったのではないかという見解が出た。失語症だったとしたら、言葉を理解できても発する事ができない。つまりトトに言葉を教えたくても教えられない。いろんな物の名前を「木」「森」「水」と教えていくが、トトは憶えているような気配すら見せない。だんだん苛立つ真琴。その上毎晩死んだ父親を思って夜泣きするトト。真琴の疲労はピークに・・・。もうまるっきり子育て状態だよね。「あー」「うー」という言葉を出せるようになった赤ちゃんに、「これは水」「これはパン」「これはご飯」と教えてる頃を思い出すわ。教えても教えても子供の口から、その言葉が出てこない時、本当にわかってるのかな？と妙に虚しくなったりもするんだけど、まったくその雰囲気。鏡の前で自分とトトの姿を映し、交互に指差しながら「これがトト」「これが真琴」と名前を教えながら、だんだんイライラして声を荒げる所とか「あぁ、わかる、わかる」って感じだった。夜泣きもしかり・・・。「毎晩、毎晩なんで泣くのさ～」とか思っちゃうんだよね。うちの子は幸いそんなに夜泣きする方じゃなかったけど、たまの夜泣きでさえゲンナリしてたもんね～。森の洞窟でトトを置き去りにして帰ろうとした真琴。でもその時「マ・コ・チョーーーー！」と紛れもなく自分を呼ぶトトの声に気付き、慌ててトトを探しに戻った。このあたりはちょっとウルウルしたなぁ。心が洗われるって、こんな気持ち？って感じ。（この時だけは「獣」返上！）それ以来、急速に言葉をおぼえていくトト。家の中の物を引っ張り出しては、真琴に物の名前を教えて欲しそうにせがむ。そのせいで真琴ママ（大谷直子）の大切なかびんを壊したり・・・。悲惨な家の中と、大事な花瓶を壊された失意でショックを受け、花瓶の破片で指を切ってしまう真琴ママ。その血が流れる指を自分の口に含み「ともだち」と言いながら、手当てするトト。どうやら真琴ママもこのトトのピュアなお手当てにヤラれてしまったらしい。（笑）言葉もおぼえて、ママの気持ちも掴んで、いい方向へ向かったかと思えば、新聞に「野生児発見！」ってタイトルとともにトトの写真が掲載されてるよ～。（泣）これでトトとトトを家に住まわせてる真琴一家が、世間から好奇の目で見られてしまうんだろうなぁ・・・。「マコチョ」と「アッタカイ」って言葉が、やけにかわいかった♪ しかしトト役の喜瀬君、違和感感じさせない演技力だよね～。
第3回	トト（喜瀬健）の写真が新聞に掲載され、マスコミも周囲の人々も騒ぎ始める。これ以上トトを隠しておくのは無理だと笹目（小林聡美）は、真琴（市川実和子）に告げる。真琴はトトを連れて家出、スナックのママ・泰子（SILVA）の紹介で部屋を借りて、そこにトトと二人身を隠す。ところが泰子の娘・円（小野寺華那）と接触するうち、トトは自分が誰か？自分の本当のママは誰か？という事を考え始めるのだった。トトが言葉をどんどん憶えて、今度は自分というものを持ち始めて、そして思考回路がどんどん働き始める。そしてまず最初の疑問が「自分は誰？」って事なんだよね。円みたいなこまっしゃくれた子供に会ってなければ、こんな疑問もわいて来なかったのかもしれないけど、避けては通れない道なのかも・・・。トトがいろんな事に興味を持ち始めて、どんどん理解する力がつくにつれて、真琴との距離が生じてきた。真琴にとっては寂しい事なのかも・・・。そしてどうやらトトの本当の親を知る糸口が見つかったらしいし・・・。それにしてもトト役の喜瀬君、本当に素晴らしい♪ そして愛らしい野生児を演じてると思うなぁ。
第4回	トト（喜瀬健）は自分が本当は誰なのか知りたがる。真琴（市川実和子）はそんなトトを見ていて不安になる。山形（村上淳）はトトの過去について調べて行くうち、森野（中島ひろ子）という比方高校の教師と接触する。森野が学生だった頃に教師をしていたイズミ先生というのが、トトの母親らしい。たまたま生物調査をしていた時、大量の魚が死んでいるのを発見し、その原因が上流にある観光施設の汚水か何かで、それを学校の文化祭で発表した事が発端となり、新聞に取り上げられ、ことが大きくなり村に居辛くなったイズミ一家は行方不明になった。その時まだ赤ん坊のトトも一緒に・・・。って、そんな話だったよね？(¨;) いやだんだんややこしくなってきて、頭が混乱してるんですけど・・・。（苦笑）だからあのトトと一緒にいて死んでしまったホームレスは、本物のトトの父親。ってことになると、お母さんは？真琴の母親（大谷直子）が、真琴が小さい時に父親（大杉蓮）に向かって自分には見せた事のない笑顔を見せているのを見て、次の日真琴の髪をザクザク切ったって話をしてたよね。その頃、まさに真琴はトトがどこかへ離れていってしまうような不安から、トトの長く伸び放題の髪の毛を切っちゃってたし・・・。本当はかわいくて仕方ないのに、その可愛さが自分だけに向けられないと愛情の対象が一番悲しむような事を平気でしてしまうという、悲しいDNAを真琴も受け継いでしまっているのでしょうか？ラストに「マコト、トト、さよなら」と言ったトト。言ったトトの顔もせつなかったけど、言われた真琴の打ちひしがれた表情がなんとも言えなかったです。真琴にとっては今ではトトの存在は欠かせないものになってしまっているのに対して、トトは自我が芽生えてどんどん自分の道を歩みだそうとしている。まるで親離れ、子離れみたいだね。
第5回	なんてこったい！予約録画が裏目に出た！なんや、ニュース入ってるやん！ってなわけで、最終回見逃しです。悔しいーーーー！こんなん一番悔やまれる事やんか！はぁぁぁぁ・・・悔しい。

原作：さそうあきら/脚本：大森寿美男演出：笠浦友愛（第1･2･5回）・磯智明（第3･4回）
第1回	不思議な世界だね～。なかなか興味深かったんだけど、NHKドラマの辛いとこ、そう、レビューが書き辛い。f(^^;) 真琴（市川実和子）は、医学部を中退したフリーター。その原因を本人は教授のセクハラだったと言うが、それが真実ではないらしい。普段から作り話を連発する真琴は、カウンセラーの笹目（小林聡美）の元でカウンセリングを受けている。誰とも話したがらないし、人間関係もうまく築けない真琴が、ある日山で怪我をした少年に出会う。少年が自分の空想の中のトトだと感じた真琴は彼を家につれて帰り、怪我の手当てをする。トト（喜瀬健）は言葉をしゃべらないが、食事の時に正座するなど、人間にしつけられた形跡があると笹目は判断。山の洞穴で亡くなっていたホームレスが、どうやらこのトトを育てたらしいのだが・・・。トトは毎日バイト帰りに野良犬にサンドイッチを持ってくる真琴の姿を見ていたらしく、真琴には心を開いているがいかんせん言葉が話せないためコミュニケーションは取れない。こんな二人の結びつきを描くドラマだという解釈でいいのかな？うむ、さすがNHK！最近侮れない存在なんだけど、このドラマの独特の世界観も・・・。ただ「傷だらけのラブソング」から引き続きで見ちゃうと、2時間「♪AMAZING GRACE」の曲に翻弄されちゃうってーのがね。(^｡^;) フジもNHKも、まさかこんな事になるとは思ってなかったんだろうけど、見る側から言えばヾ(･･;)ｫｨｫｨなんだよなぁ。市川実和子ちゃんは空想癖のある危うい感じの女の子って感じが出てていいし、野生児トトを演じる喜瀬君も難しい役だろうけどなかなかいい感じ。ただ雨の中、天を仰いでトトが恵みの雨を受け止めるシーン。いいシーンなんだろうけど、あのトトの嬉しそうな横顔が、どうも「ダンサーインザダーク」のビョークさんに見えちゃったのはこれまた私だけ？（不安）そして最近の大谷直子さんって、いつもあんな役だなぁと、ちょっと寂しくなった管理人。
第2回	今回のタイトル「アッタカイ」とありますが、まさにアッタカイ回でした。トト（喜瀬健）に必死に言葉を教える真琴（市川実和子）。トトを育てたホームレスは、額にあった古い傷から推測するに、脳の言語に関係する部分が損傷してて、それで失語症だったのではないかという見解が出た。失語症だったとしたら、言葉を理解できても発する事ができない。つまりトトに言葉を教えたくても教えられない。いろんな物の名前を「木」「森」「水」と教えていくが、トトは憶えているような気配すら見せない。だんだん苛立つ真琴。その上毎晩死んだ父親を思って夜泣きするトト。真琴の疲労はピークに・・・。もうまるっきり子育て状態だよね。「あー」「うー」という言葉を出せるようになった赤ちゃんに、「これは水」「これはパン」「これはご飯」と教えてる頃を思い出すわ。教えても教えても子供の口から、その言葉が出てこない時、本当にわかってるのかな？と妙に虚しくなったりもするんだけど、まったくその雰囲気。鏡の前で自分とトトの姿を映し、交互に指差しながら「これがトト」「これが真琴」と名前を教えながら、だんだんイライラして声を荒げる所とか「あぁ、わかる、わかる」って感じだった。夜泣きもしかり・・・。「毎晩、毎晩なんで泣くのさ～」とか思っちゃうんだよね。うちの子は幸いそんなに夜泣きする方じゃなかったけど、たまの夜泣きでさえゲンナリしてたもんね～。森の洞窟でトトを置き去りにして帰ろうとした真琴。でもその時「マ・コ・チョーーーー！」と紛れもなく自分を呼ぶトトの声に気付き、慌ててトトを探しに戻った。このあたりはちょっとウルウルしたなぁ。心が洗われるって、こんな気持ち？って感じ。（この時だけは「獣」返上！）それ以来、急速に言葉をおぼえていくトト。家の中の物を引っ張り出しては、真琴に物の名前を教えて欲しそうにせがむ。そのせいで真琴ママ（大谷直子）の大切なかびんを壊したり・・・。悲惨な家の中と、大事な花瓶を壊された失意でショックを受け、花瓶の破片で指を切ってしまう真琴ママ。その血が流れる指を自分の口に含み「ともだち」と言いながら、手当てするトト。どうやら真琴ママもこのトトのピュアなお手当てにヤラれてしまったらしい。（笑）言葉もおぼえて、ママの気持ちも掴んで、いい方向へ向かったかと思えば、新聞に「野生児発見！」ってタイトルとともにトトの写真が掲載されてるよ～。（泣）これでトトとトトを家に住まわせてる真琴一家が、世間から好奇の目で見られてしまうんだろうなぁ・・・。「マコチョ」と「アッタカイ」って言葉が、やけにかわいかった♪ しかしトト役の喜瀬君、違和感感じさせない演技力だよね～。
第3回	トト（喜瀬健）の写真が新聞に掲載され、マスコミも周囲の人々も騒ぎ始める。これ以上トトを隠しておくのは無理だと笹目（小林聡美）は、真琴（市川実和子）に告げる。真琴はトトを連れて家出、スナックのママ・泰子（SILVA）の紹介で部屋を借りて、そこにトトと二人身を隠す。ところが泰子の娘・円（小野寺華那）と接触するうち、トトは自分が誰か？自分の本当のママは誰か？という事を考え始めるのだった。トトが言葉をどんどん憶えて、今度は自分というものを持ち始めて、そして思考回路がどんどん働き始める。そしてまず最初の疑問が「自分は誰？」って事なんだよね。円みたいなこまっしゃくれた子供に会ってなければ、こんな疑問もわいて来なかったのかもしれないけど、避けては通れない道なのかも・・・。トトがいろんな事に興味を持ち始めて、どんどん理解する力がつくにつれて、真琴との距離が生じてきた。真琴にとっては寂しい事なのかも・・・。そしてどうやらトトの本当の親を知る糸口が見つかったらしいし・・・。それにしてもトト役の喜瀬君、本当に素晴らしい♪ そして愛らしい野生児を演じてると思うなぁ。
第4回	トト（喜瀬健）は自分が本当は誰なのか知りたがる。真琴（市川実和子）はそんなトトを見ていて不安になる。山形（村上淳）はトトの過去について調べて行くうち、森野（中島ひろ子）という比方高校の教師と接触する。森野が学生だった頃に教師をしていたイズミ先生というのが、トトの母親らしい。たまたま生物調査をしていた時、大量の魚が死んでいるのを発見し、その原因が上流にある観光施設の汚水か何かで、それを学校の文化祭で発表した事が発端となり、新聞に取り上げられ、ことが大きくなり村に居辛くなったイズミ一家は行方不明になった。その時まだ赤ん坊のトトも一緒に・・・。って、そんな話だったよね？(¨;) いやだんだんややこしくなってきて、頭が混乱してるんですけど・・・。（苦笑）だからあのトトと一緒にいて死んでしまったホームレスは、本物のトトの父親。ってことになると、お母さんは？真琴の母親（大谷直子）が、真琴が小さい時に父親（大杉蓮）に向かって自分には見せた事のない笑顔を見せているのを見て、次の日真琴の髪をザクザク切ったって話をしてたよね。その頃、まさに真琴はトトがどこかへ離れていってしまうような不安から、トトの長く伸び放題の髪の毛を切っちゃってたし・・・。本当はかわいくて仕方ないのに、その可愛さが自分だけに向けられないと愛情の対象が一番悲しむような事を平気でしてしまうという、悲しいDNAを真琴も受け継いでしまっているのでしょうか？ラストに「マコト、トト、さよなら」と言ったトト。言ったトトの顔もせつなかったけど、言われた真琴の打ちひしがれた表情がなんとも言えなかったです。真琴にとっては今ではトトの存在は欠かせないものになってしまっているのに対して、トトは自我が芽生えてどんどん自分の道を歩みだそうとしている。まるで親離れ、子離れみたいだね。
第5回	なんてこったい！予約録画が裏目に出た！なんや、ニュース入ってるやん！ってなわけで、最終回見逃しです。悔しいーーーー！こんなん一番悔やまれる事やんか！はぁぁぁぁ・・・悔しい。

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