R-17

第1回 ダメだ・・・ハマる・・・この世界。
絶対個人的にハマると思ったんだけど、内山Pの切り込みぶりに今回もヤラれた。

自分が今置かれている立場によっても違って来るのかもしれないけれど、真ん中にズラせないポイントがあって、それを上から見るか下から見上げるか、それとも横から覗くのか・・・ただそれだけの違いって気がする。(言いたい事、伝わるだろうか?)

過敏性腸症候群・・・初めて聞いたなぁ。
過度の緊張状態でトイレに行きたくなる・・・やっかいな症例だ。
スクールカウンセラーの森山芽美(中谷美紀)は、過敏性腸症候群に悩まされる弱さも持っていた。
たまたま赴任した女子高には松崎桜子(桃井かおり)という生物学の教師がいて、この教師が心療内科で治療を受けていることを知ってしまった芽美。

そして何といっても初回目立ったのは、大垣先生(松重豊)。
エロい!エロ過ぎ!
そのまんまAVの導入部分に使えそうなぐらいエロかった。
タイトルは「テニス部員の憂うつ・・・整体コーチの指治療」でどうよ?(笑)
イケてないな〜。(爆)

松重さん、おいしかったね。(笑)よく耐えた、栗山千明。あれは演技とはいえ、嫌だよな〜。
栗山ちゃんが今後ビッグな女優さんになったら、きっとお宝映像になっちゃうだろうよ。
(エロじじぃみたいに、そればっかり引っかかるのやめなさい!<自分)

そうやってさおり(栗山千明)はテニス部のコーチ、大垣から練習の一環に見せかけて、セクハラされてるわけだ。
それをまわりの友達も見て見ぬふりしてて(優秀な選手であるさおりを妬んでいるから)、唯一さおりに優しい言葉をかけるのはカヲル(黒澤優)なんだけど、この子は一癖ありそう。

セクハラとか痴漢ってーのは、なかなか本人が言えないから厄介なんだよね。
ましてや相手が学校の先生でテニス部のコーチ。
自分がまわりから妬まれているのもさおりは認識しているわけで、こうなると逃げ場がない。
お守りにナイフを持ち歩くまでに追い込まれるわけだ。
(辛い)
親もそんなセクハラ先生に絶対の信頼を抱いてるし、台詞にもあったが「自分がおかしいのかな?」ってわかんなくなってくるんだよね。
何が正しくて何が間違ってるのか、何を信じていいのか・・・。
そうした時に「自殺」を考えるんだろうか?
(それも辛い)

ちょっと余談入ってもいいかしら?
3月に娘の学校であった1年生最後の授業参観でのこと。
うちの隣のクラスでは「健康な体」と題して、性教育とまではいかないが男の子の裸の絵と女の子の裸の絵を黒板に掲示して、「健康な体」を保つにはどうしたらいいか?という授業が行われたそうだ。
最初は「手を洗う」「外から帰ったらうがいをする」など、まあ子供らしい意見が出たらしいが話が進むに連れ、「自殺をしない」という意見が出た。
まだ小学校1年生なのに「自殺をしない」なんて意見が出る。
情報化社会ゆえに、小さな子供もテレビなどで連日報道される「自殺」「幼児虐待」などのニュースを、目にしていることだろう。
しかし「自殺をしない」という意見でクラスの空気は重くなっただろうな。
先生も一瞬息を呑んで「大切な事だよ、死んでしまったら何にもならない。」と仰ったそうだが・・・。

私が何を言いたかったかというと、私たちが小学校1年生の頃「自殺」なんてわかっていたかな?って事だ。
遠い記憶だから定かじゃないが、そんなもんを認識したのはもっと大きくなってからじゃなかっただろうか?
別に知っている事が悪いとは思わないが、それだけ近い位置に「自殺」があるのかと思うと、ちょっとぞっとする。

ドラマへ戻ろう。
さおりから話を聞いた芽美は内々に大垣に話を聞こうとするが、大垣は緊急職員会議を要請。
事が大きくなってしまい、教師に囲まれた中でさおりはセクハラ問題を説明させられるハメに・・・。
何も言えないさおりの前には同級生も証人として呼び出され、結局さおりが根も葉もない事を言っているかのように証言されてしまう。
「あんたになんか相談するんじゃなかった。」さおりの芽美への一言。
確かに事をおおげさにしただけだったもんね。
いや、大垣の作戦勝ちなんだけどさ。
これで死にたくなっちゃったさおりに、カヲルが「ねえ、いつ死ぬの?」だと。
ふざけた女だ・・明日体育館の裏へ来い!引きずり回してやる!(にょろぽんさん、育ちがバレますわよ・笑)

芽美の部屋に押しかけた松崎先生の言葉が深かった。
いきなり芽美に抱きついて「今、気持ち悪いと思った?その時点で被害者発生。ってことは加害者もいるわけよ。」
目からウロコ・・・松崎先生、あんたカウンセラーやったらどうよ?(笑)

「つぐみへ・・・」では山崎努さんが毎回深い言葉で迫ってくれたけど、今回は桃井さんがその役どころなのかしら?
とにかくこういうドラマ好きです!(突っ込めないけど)
内山P〜♪頑張って下さい!
第2回 いやぁ、大垣先生(松重豊)やりたい放題だな!
大垣のセクハラを告発したさおり(栗山千明)は、事実無根だとされ反省文を書かされる。
テニス部の部室で一人反省文を書くさおり。
ヾ( ̄ー ̄)ォィォィ、そんなところで書いてたら危ないぞ!
・・と思ったら、案の定大垣登場!
自分に否がなかった事を証明するために、あの日の再現をしようと言い「脱げ!」と命令する大垣。
制服の上着を脱いで反省文を読まされるさおり。
ホンマにアダルトビデオみたいな設定だ!(爆)
しかも大垣ったらさおりの手をむんずと掴み、自分の股間にあてがった。
「何か変化してるか?」
この状況で変化がないとしたら、それはインポテンツだな。(笑)
自分の左手でさおりの手を掴んで押し当ててるけど、右手はポッケに突っ込んでる。
モッコリ隠す、苦肉の策とも見受けられますぞ、大垣先生!(笑)
さおりもナイフなんかを持つより、小型テープレコーダーでも持ってた方が、よっぽど身のためだ。
このやり取り録音できれば、一発じゃん!

しかしカヲル(黒澤優)。
悩んでるさおりに先週は「人が死ぬところを見たい。」とか言ったり、今週はナイフで手首を切ろうとするさおりに「無理しなくていいよ。」と言ったかと思えば「言ってくれたら一緒に死んだのに」。
挙句の果てには「自分を殺せないんだったら、相手をやっちゃうとかさ。」なんて、私はあなたの味方よ的発言だけど単にそれでさおりがどういう反応を見せるかを楽しんでる。
結局、自分では何も出来ない一番の弱虫。
おまえなんか嫌いだ!(怒)
カヲルの家庭も両親が不仲のようで、何気にコイツも暗いものを背負ってるんだろうけど、いい子ぶって何やってんだかわかんない輩はいかんなぁ。
そしてカヲルの母親・・・娘を見る目や触る手が妙にいやらしい。
レズで近親相姦ってーのもアリか?(深読み)

「17歳のブルー」として芽美(中谷美紀)にメールを送っていたのは、さおりではなく百合絵(清水真実)だったんだ。
彼女もまた中学時代はさおりとダブルスを組んでいた仲間だったのに、大垣の怖さ、周りの怖さでさおりを助けられない自分とも戦っていたわけだ。
それで吐きダコまで作ってゲーゲー。
そこまで追い込まれる前に、何か行動できれば自分自身も救われるんだろうけど、それができないのが今の若者なんだろうか?

大垣も懲りない奴で、ターゲットをさおりから他の女子部員に変えただけ。
こうやって誰かが餌食になっていくんだって、誰か気づけよ!って思ったら、そこにはさおりがナイフを持って近付いている。
芽美が自分の手を負傷してまでさおりを止めたが、それを振り解いて大垣へ突進していくさおり。
一歩手前で百合絵がセクハラしてる大垣を突き飛ばした。
勇気を持って大垣に文句を言った百合絵。
それを聞いて、周囲の生徒達も手のひらを返したように態度が変わる。
もう大垣は針のむしろ。
百合絵が勇気を出したのは認める。それによってさおりも救われただろう。
しかし、周囲の生徒達・・・君たちは何も変わってないんだよ。
あっちからこっちへ乗り移っただけ。

それを象徴したのが松崎先生(桃井かおり)の芽美への質問。
「コーヒーカップの取っ手って、どっち側についてると思う?」
答えは「外側」だった。
松崎先生曰く、右でも左でもなく内側でもなく外側。
「真実は外側が決めているって事ですか?」という芽美に「取っ手は外側についていて、指がやけどしなきゃそれでいい。」と答える松崎先生。
ふ、深い!これはドラマ名文句集に入れておかなければ。(笑)
その松崎先生の答えを受けて考えれば、真実は外側が決めていて、その見方により右にも左にも受け取れる。
そしてその真実は、自分がやけどしないためだけにあればいいって事か?
何だか妙に感動、そして納得!

この松崎先生に桃井かおりさんをキャスティングしたのは大成功だよね。
たまにミル姉さんかぶっちゃうのが、これまた一興。(爆)
こんな深い事言うくせに、骨格模型のジョニー(名前つけてるよ)の尾骨を探しているあたりは滑稽だ。
難を言えば、スクールカウンセラーである芽美が活躍してるとは思えない。
ほぼ松崎先生のフォローあっての芽美だな。

因みにエロ先生、大垣は懲戒免職されましたとさ。
松重さんがこれで出てこないのはちと寂しいが・・・。
第3回 やっと松重さんのエロネタが終わったと思ったら、今度は若い兄ちゃんがとんでもない野郎で・・・。
まず、あの程度の男に騙されちゃいけません!
あの夏也(一條俊)って別に顔がいいわけでもないし、そんなに魅力的だとも思わんぞ。
あれに騙されるんだったら、そこら中の男に騙されなきゃいかんわなぁ。
夏也が雑誌に載るような男かよ!
その雑誌の編集疑うっちゅーねん!

しかし、つきあった女の手首に「N」の彫り物させるとは、時代は何時代なんだ?
いや、これって時代の流れに関係ないのだろうか?
因みにドラマでは夏也の持ち物であるナイフで傷をつけてたけど、にょろぽんが中・高生ぐらいの時は、コンパスの針でやるのが主流だった。これぞ、まさに彫り物の世界。何度も点々と刺しては好きな男の名前などを腕などに彫っていくのだから、まあ「TATOO」の世界だね。
それに比べたらナイフでちちっと傷をつけるだけなんて、そこにいくばくかの趣もなければ忍耐もない。
決してこういう事を容認してるのではないが、そこに例え間違った形でも愛が存在するかと言われたら、皆無である。
こんなふざけた形で・・・しかも夏也、お前が自分の体を切り刻むならともかく、女を切って自分のイニシャル残してどうする?
こんな形でしか主張できない、コイツもまた弱虫野郎!
(今回かなり夏也に怒っているらしい)

夏也に振り回されて口が聞けなくなった冴子(中山史奈)。
アルコールランプで自分の指を焼いてたね〜。
あんな自虐的な事ができるなら、その勇気他で使ったらどうよ?
松崎先生(桃井かおり)のジョニーが危うく焼けちゃう所だったじゃないのさ!
恵子(水川あさみ)は合コンで夏也と知り合う。
冴子と恵子は夏也という、たった一人の大バカ野郎にいい様に遊ばれてしまうのだった。
本音を言えば、今時のしたたかな17歳の女の子が、こんな野郎に引っかかって廃人のようになってしまうなんて信じられないんだけど・・・。
それは今時の17歳に対する偏見だろうか?
そしてGETした女の子を利用して、手始めに万引きをさせる。
悪事に抵抗をなくさせるための第一歩ってとこか・・・。
そして学校のクラスメイトの財布から金を盗ませたり、売春と見せかけ客がお金を出す瞬間にスタンガンで襲撃させたり、これをやっちゃう恵子も信じられないんだけど。
「盲目」過ぎるな。

相談室には来るものの、言葉を発しない冴子に松崎先生が「中途半端に壊れてんじゃないよ!」って、あなたじゃなきゃ言えないわ〜。
そういう松崎先生も中途半端に壊れてなくって?(苦笑)

今回はとにかく「あたしゃぁ、夏也みたいな男はでーっきれーだぁ!(大嫌いだ)」という感想のみ。
あとはジョニーの意外な使い道にビックリ!
そう!二人ババ抜きがつまらないときの補助要員としても使えるのね〜、ジョニー。(笑)

夏也が騙した女も相当いるんだろうな・・・。
手首に「N」って刻んだ女がゴロゴロいるのが嬉しいかよ?
しょーもない悪さするんやったら、極道にでもなっておのれの背中にでっかく「N」って彫ってきやがれ!
(○`ε´○)プンプン!!
第4回 夏也(一條俊)を2週にわたって見るのは、何とも嫌な気分だな。
顔もイマイチ、性格はどうしようもない奴なのに、体も締まりがないよ。救いようのない若僧だなぁ。
若いんだから腹ぐらい締めとけ!
こんな男に貢ぐんだから恵子(水川あさみ)も、どうしようもないけど、まさに「惑わされて壊れたい」状況だったのだろうか?
平凡な日常に飽き飽きしていた時に、夏也のような刺激のあるジョーカーをちょっと引いてみたかっただけなんだろうけど、そのジョーカーを手放せば刺激のない平凡な日々へ舞い戻る。
それが怖くてついジョーカーを追い求めて、犯罪をしては金を夏也へ貢いでいたってわけだ。
利用されてるだけなのに・・・。

しかし夏也が電話にでないからと、ひっきりなしに携帯で電話する恵子も怖いものがあった。
うーん、それだけ無視されたら嫌われてるとわかりそうなもんだけど、相手が出るまで電話を鳴らし続けるというのは、既に周りが見えてない証拠。
悪い魔法使いに魔法をかけられたな・・・。
そして散々電話を無視された後に、ふと夏也から電話が入るとこれまた刺激になるんだわさ。
そこで「親を殺して500万持って来い!」って言われたら、「それで夏也と南の島に行けるなら」と思っちゃうのね〜・・・・って、絶対そんな事思わんってーの!
惑わされ過ぎだし、携帯電話なんてもんがあるからいつでも相手と繋がってるような錯覚を起こして、それが繋がらないともの凄く不安になるという落とし穴があるんだと思う。
文明の弊害かもよ。

結局、恵子が芽美(中谷美紀)を手錠で柵に繋いでまで、夏也のために金を奪いに自宅へ行ったのが理解できなかった。
あんな17歳ばかりじゃないと思う。
どちらかと言えば、「恋」にドライな気がするよ、今の若者は・・・。
親の寝てる間に通帳を盗もうとして、起きてきた父親を包丁で切りつけた恵子。
頬に返り血を浴びた自分の顔を、部屋にあった鏡が映す。
そこでやっと我に返るとは、かなり残念な結果だ。
鏡に映さなければ、自分の姿を確認できなかったのか?
お父さんが「親からもらえるものが、金しかないと思ってるのなら持って行け。」と、通帳を投げたけど、その通帳には「恵子、結婚費用積み立て」と書き添えてあり、決して親からもらえるものが金だけでない事を象徴していた。

とにもかくにも、これで夏也の顔を見なくてもいいと思うと、ホッとするよ。(笑)
恋の魔法はキレイになるために使わなくちゃ!
惑わされて自分を壊すために使うんじゃないと思うわ。
「東京ラブストーリー」でカンチもやってたじゃない?
「魔法なら使える」ってリカにキスしてたよね〜♪あれこそ恋の魔法ざんす!(笑)
(ほら、また何でも織田に繋げる悪いくせが・・・爆)

カヲル(黒澤優)が乃木先生(田辺誠一)に突然キスして、「先生とならセックスできるよ」なんてぬかしてたわね。
最後はカヲルが話を持って行くんだろうな。
乃木先生を好きでキスしたのか、何となく芽美に惹かれてそうな乃木を単に壊したかったのか?どっちだ?
第5回 ちょっと究極すぎるような気もする。
こんな17歳は滅多におらんやろ?

しかし、あのいじめは昔からあるね〜。
トイレでシャンプー・・・やった事あります。(白状)
いや、誓って言いますが便器に顔を突っ込ませるまではやってません!
ちょっと髪を染めてるいきがった下級生を呼び出したら、絵の具で髪を塗ってきやがったので、超むかついて水で洗い流した後、雑巾で拭いてやりました。
懺悔します。神様ごめんなさい。(笑えねーや!)
あと、私たちの時代はスカートの中を写真に撮るなんていじめはありませんでしたが、制服のスカートを持ち上げ頭の上で結んでしまう、所謂「茶巾」といういじめはありました。
これはやられました。(爆)
いや、「人はやったり、やられたりするもので・・・」(by鈴木善行「ロケボ」より)

こんないじめにあっていたゆかり(橋爪しのぶ)を、助けたのが彩(上原歩)。
彩は英語のスピーチコンテストで優勝してしまうような、優等生。
ところが、この彩がゆかりに異常に執着してしまうという今回の話。

前出のいじめの話もそうだが、レズに関しても学生時代に思い出のある私。
いや、これも誓って言うが私はその気はない!
でも昔からレズというお方に好かれるらしい。
よく女の子からプレゼントをもらったりはしたが、それだけではレズとは言い切れない。
しかし、2度ほど怖かった経験があり、一度目は手紙攻撃。
「今日、誰々と話していたのを見て嫉妬した。」「今日、私を見てくれなかった。」「今日、話せなかった。」などなど、かなり狂気を感じる手紙を毎日のように送り付けられた。
2度目は部室で女に襲われそうになった。(苦笑)
これが不思議なもので、男に襲われたら反撃できそうなものの、相手が女だと異様な恐ろしさがあって、抵抗できない。
気持ちは抵抗したいのだが、抵抗する事が怖かったりする。
この時は、たまたま友人が部室に入って来てくれて、間一髪助かった。(笑えねー!)

そんな経験を持つ私には、何とも嫌な気分の今日のストーリー。

しかし松崎先生(桃井かおり)は何から何までお見通しじゃないの?
いきなり芽美(中谷美紀)の部屋に乱入しては、テープで境界線を貼り、勝手に同居。
この境界線のテープが、ゆかりと彩の心の境界線を示すようでもあり・・・。
少しぐらいいいかな?と境界線を踏み越えれば、どんどん相手のお構いナシに侵入していくとか、なかなか心理面のややこしい所を、まるで図解したかのように表して見せるのはウマイと思った。
そして境界線を境に、芽美の陣地は相変わらず散らかり放題で、松崎の陣地はきれいに片付いているのが何とも滑稽。(笑)
「この線からこっちには入ってこないで!もし入ってきたら、それは侵略だからね!」って松崎先生。
いや、それは違うだろ!そもそもあんたが芽美の部屋を侵略してるんだよ。(爆)

しかし松崎先生はあっちこっちで借金してるようだけど、どこで何に使ってるんだ?
くだらない発明に金かけてるわけでもないでしょう。(笑)

冒頭で「究極」とか言っておきながら、振り返れば自分の過去にあまりにも似た環境があったのを思い出し、ひたすら自分の過去の思い出を語ってしまいました。m(._.)m ペコッ
ついでにもうひとつ言っておくと・・・英語のスピーチコンテストにも出た経験があります。(爆)
おーい!これって私の話かーーーー?(謎爆)
第6回 うーん、やっぱこのドラマは松崎先生(桃井かおり)が鍵だな。
ちょっと深くてわかり辛いところを説明するのがいつも松崎先生なんだよね。
彩(上原歩)の問題で原因は母親(田島令子)にあると決め付ける芽美(中谷美紀)に、「どうしてそうやって簡単に誰のせいとか決め付けるの?根本見てないんじゃないの?穴は塞げばいいじゃない。」とか人それぞれの考え方があることを説明するのに「どうしてそうやって多数決で私の行き方を否定されなきゃいけないの?」とか、すべて頷けるじゃない。
カウンセラーなのにわりと決まったひとつの方向からしか物事を見れない芽美に、いつも多方面から物事を捉えることを教えてるのが松崎先生のような気がする。
確かにあの彩の母親は「親子でもプライバシーがある」とか、もっともそうな事を言って単に子供に関わってないだけのような気もするけど、それを間違ってると簡単には言えない難しさがあるんだよね。
世に育児書や子育ての本が出回って、これが正しい子育てだ!ってマニュアルが氾濫してるから、そこからはずれた行為は否定されがちだが、マニュアル化してはいけない分野までマニュアル化されたから枠からはみ出す子供たちが目立ってしまうんじゃなかろうか。
どこか一方ではゲイとかニューハーフとかは、わりと寛容に認めちゃってる世代なくせに・・・。

監禁してたゆかり(宮崎あおい)は乃木先生(田辺誠一)とゆかりの母親が訪ねて来て解放されたけど、その時彩がすんなりゆかりを引き渡したのも芽美の「好きな人を傷つけちゃいけないよ。」って一言だったんだね。
彩がゆかりに惹かれた出来事はスカートの裾がほつれてるのをゆかりが見つけ、安全ピンでとめてくれた事だった。
傍から見れば何でもない事だけど、恋愛ってそんなもんだ。
ただ彩の恋愛対象が女だった・・・それだけの事だね。
実は一途な恋愛だったんだぁ。ただ行き過ぎちゃって監禁までしちゃった。ストーカーみたいでそれはいけない事だけど、唯一自分をさらけ出せる相手だと思い込んで愛情を押し付けてしまったんだね。
んで、またどうしようもないのが彩の元カレってやつ!
ゆかりに安全ピンを返しにきた彩を無理矢理連れ去った。
ところが連れ去るコイツの左手、彩の脇に手を入れて連れ去ろうとするんだけど、羽交い絞めにもできず、胸をさわるのを遠慮したかのように微妙に外側へ向けられている。
ああ、こういうのヤダ!
お前は彩を強引に連れ去るイヤな男なんだから、もっと強引に連れ去ろうよ!
君の遠慮した左手、浮いてたよ。

今度は彩がこの男の部屋に監禁されて暴行を受けていた。
ゆかりが芽美に助けを求めて、二人でこの男の部屋へ・・・。
ん?何で部屋わかったん?(笑)
もみ合ってるうちにゆかりが男をナイフで刺してしまった。
男に殴られて意識朦朧とする芽美を置き去りに、逃げる彩とゆかり。
ここで逃げちゃうのが短絡的だけど、17歳ぐらいのあさはかなところが出てるような気もするな。
とても致命傷とは思えない傷だし、ナイフに指紋も残ってる。
逃げなくてもいいのに、逃げてしまう。
そして追いつめられて立てこもり、最終的には死を選ぼうとする。
やはり短絡的。短絡的だけど、この短絡的な時期を乗り切って成長するんだよね。
友達や親、芽美みたいなカウンセラーが手助けになって・・・。
簡単に「死ぬなんて間違ってる」と言うのは簡単だけど、一度も「死にたい」と思った事がない人がいるとしたら、それは幸せなのだろうか?
私はそうは思わないな。

彩は乗り越えた。
別にあの母親を恨んだりもしてないじゃない。
穴が塞がったんだ。
そんな彩をまだ避難する、あの二人。そう、先週ゆかりをいじめて彩にシャンプーされてた二人。
あいつらは穴だらけだ。誰か塞いでやってくれ!(口を塞げという噂もあるな)

松崎先生と芽美もつかず離れず微妙な関係だけど、お互いに相手を必要としてる部分があって、うまく付き合えばいいパートナーになりそう。
「腕枕2号さん」いいネーミングだよ!(爆)
芽美が部屋を片付けられない理由も、そういう状況にして人を部屋に入れられない理由にしていたようだ。
人と関わりを持たない様に自分からしていたらしい。
そして、松崎先生を部屋に呼ぶために、とうとう片付けたのね。奥にガラクタ突っ込んだだけみたいだけど。(笑)

そして来週はついにドラッグの話か・・・。
来ると思ってたよ!
そして連ドラ休業したかと思ったら、内藤剛志さん、ゲスト出演じゃん!(爆)

エンディングでバックに映し出される公式HPに投稿されたメッセージ。
「授業中、机に絵を描いていた。先生は怒らず『いい絵を描くな〜』と言ってくれた。涙が出た。」というメッセージに私も涙が出たよ。
こんな先生がもっといてくれてもいいのに・・・。
第7回 昔はドラッグネタなんて、刑事ドラマにしか出てこなかったのに、現代は17歳をテーマにしたドラマに出ちゃうのね。

痩せるためにドラッグに走るんだ、今の子って・・・。
理砂(松丘小椰)は美加(佐藤仁美)に「いつでも止められる」って言って、ドラッグを勧められたのがきっかけだったのね。
そうやってドラッグ漬けにして、美加は何をしたかったんだろう?
もしも中毒にしてドラッグ購入の資金欲しさに援助交際させて・・・って魂胆なら、「ヤバいからもう止めな!」とか言わないよなぁ。
理砂を追って西本刑事(内藤剛志)が学校へ来たけど、そこで松崎先生(桃井かおり)とすれ違う時のあのお互い訳知り顔の雰囲気は何?
そして美加が松崎先生に言ってた、「あんたホントに先生?」って一言、妙に引っかかるな〜。
松崎先生って、もしかして刑事とか?深読みしすぎてるかな?

西本刑事の娘・京子(三船美佳)は自分のスタイルに悩んでるらしい。
悩むほどのデブじゃないのに・・・。
雑誌には「太めちゃん」として紹介されちゃってるし、それはあの年頃なら気にするか。
しかし痩せたい時に吐いて痩せようとするってーのが、どうよ?
トイレで吐いてる京子にドラッグを「痩せ薬」として勧める理砂もどうよ?
「私はコレで1ヶ月に3キロ痩せました。」だと?
1ヶ月に3キロ程度なら、そう難しくなく落とせるよ。
そんなドラッグみたいなもんに頼らなくても・・・。
何考えてんだ?こいつらは・・・。

何考えてんだ?と言えば、カヲル(黒澤優)!
屋上に乃木先生(田辺誠一)呼び出して、空から悪い天子が降ってきただの何だの、わけわかんない話しやがって、乃木先生の手に噛み付いてやんの!
おめーが悪い天使だっちゅーの!
「乃木先生が好きになりました。どうしたらいいですか?言って下さい。」って屋上の片隅で言うカヲル。
乃木先生、頼む!「逝ってよし!」って一言そいつにいってやって下さい。(爆)

結局、京子は誘惑に負けて理砂にもらったドラッグを飲んでしまう。
眠気は来ないし、勉強ははかどる。
試験の結果も良かった。言う事なし!
この先が地獄なんだよね〜。
松崎先生の言う所の、「習慣化すると止められない。」、コーヒーもタバコもドラッグもそういう意味では一緒なんだ。

西本刑事がまた学校へやって来た。
今度こそ理砂を捕まえに・・・。
そこで理砂と自分の娘・京子が親しげに話しているのを見た西本刑事。
彼の心の中には一抹の不安が・・・。
理砂は刑事から逃げながら、手持ちの薬を相談室のラムネ菓子の中に紛れ込ませた。
それを芽美(中谷美紀)が知らずに食べてしまう。
きゃーーー、知らぬ間に食べたとはいえ、それってそれって・・・きゃーーー!

気になるのは松崎先生が何者かって事と、乃木先生がホントに生徒を食いまくってるのか?って事。
どうもカヲルの魔力にヤラれそうな乃木先生。
彼も破滅の道を歩むのだろうか?

そして、今回のストーリーも私の過去の実話に基づくかのようなものが・・・。
さーて、どのエピソードでしょうか。
因みに答えは言えません。(激爆)
第8回 芽美(中谷美紀)が間違ってドラッグを飲んでしまった事で、視聴者にドラッグというものに手を出した場合の、症状や怖さが伝わったよね。
ドラマ上、別に芽美がドラッグに手を出す必要はなかったと思うけど、知らずに手を出してもあんな事になるんだという状況を見せてくれた気がする。
そして、今週はなんといっても松崎先生(桃井かおり)だ。
芽美の異変にすぐ気付き、ラムネの中にドラッグが混入している事を突き止め、芽美がまた手を出したりしないように見守ってた。
そしてドラッグの出所を追う松崎先生。
この人、何者?刑事(内藤剛志)とはどうも知り合いみたいだし、ドラッグに関する知識は豊富、ドラッグを判別するための試験薬も持っている、何よりドラッグのルートに詳しいようだ。
しかも、ビックリしたのはジョニーの頭部に、フロッピー隠してるってこと。(笑)
そっかー、あのフロッピーは何だかわからないけど、重要な秘密が隠されてるのね。
だから頭の中にそんな重要な秘密を隠したジョニーを、火事の時一番に助けなきゃならなかったんだ。
あーーー、妙に納得!
しかし、あのフロッピーの中身はなんだろう?
麻薬Gメンみたいな人なのだろうか?松崎先生。

ムカつくのはカヲル(黒澤優)。
乃木先生(田辺誠一)に告白しては「人殺し」とか言っちゃってるし、自分の母親には「乃木先生、私の事好きみたい」とか言ってるし(やっぱ、あのママって娘とレズなのか?)、間違って飲んじゃったドラッグから抜けようとしている芽美の前に新にドラッグ置いてくし・・・。
ホントにコイツなんとかしろよーーーと思ったら、松崎先生ありがとう、ビンタ食らわしてくれて・・。
凄くスーッとしたわ。(笑)
カヲルがハメようとしても、松崎先生だって負けてないわ。
相談室にカヲルが置いてったドラッグを、しっかり理事長(西村雅彦)に「おたくの娘さんが所持してました」って渡してるじゃん!
だからって、あの理事長はもみ消すに違いないけど・・・。

美加(佐藤仁美)のことも、松崎先生は付回して調べてるし・・・。
しかも、「あんた3時間に1回は食らってるでしょ?」とか、言い方カッコいいんだよね〜。
やっぱ桃井かおりって女優さんは、その役に入るとかいうよりも、役を桃井さん本人に近づけちゃうぐらいの絶対的存在感なんだよなぁ。
だからいつだって桃井は桃井って感じなんだけど、それがぜんぜん嫌じゃないのよ。

あと京子(三船美佳)がどんどん中毒になっていくのが怖かったわね。
一錠残ってたドラッグをティッシュに包んで捨ててたのに、どうしても眠気がくるのを押さえたくてゴミ袋をあさるところとか、ついに売人の男の子から薬を買うようにまでなって、トイレでドラッグを口にし、大声で叫んだり、奇妙な行動取ったり・・・。
それが作り事に見えないあたり、三船美佳ちゃんの演技力なのかな〜。
しかし、大声でわめいたり走り回ったりする京子の姿見てたら、少し前に合法ドラッグとやらでコンビニに駆け込んだという若手俳優の顔がちらついてしまったわ。

だいたい今まで2話ごとに話が区切られてたから、今週でドラッグネタも終わりかと思ったら、来週まで引っ張るんだ。
松崎先生が何者なのか早く知りたいけど、それって最終回までの秘密なのかしら?

京子が言ってた「ドラッグと共存する」ってーの、それは無理だよ。
自分では共存してるつもりでも、しっかりヤラれちゃってるはずだもの。
「私はそんなに弱くない。」って、そこまで薬に頼ってるのに、弱くないわけないだろ?
私も過去にはいろいろあったけど(笑)、今は親だからこういうのを見ると娘の将来が心配でなりません。
今更ですが、私の親も相当心配したんだろうな?(ごめんなさい)
第9回 今日のR-17は究極にヘビーだった。
なんと言っても西本(内藤剛志)の取った行動。
娘の京子(三船美佳)がドラッグをやっていると知った西本は、何を思ったか町の売人からドラッグを入手。
「ドラッグと共存する」という娘の言葉を自ら試してみせる。
今から家族揃って夕飯という時に、おもむろにコップの水に覚せい剤を溶かし、注射器で吸い上げ、自分の腕に注射する西本。
取り乱す京子の母。泣き出す京子の弟。
崩壊していく家族の姿を見てるだけで、ボロボロ泣けてしまった。
「これは家族の問題」だと、京子の部屋に立てこもり、娘と二人ただひたすらにドラッグと共存しようとするなんて、究極過ぎるよ西本さん。
私が実際にこの目で見た事があるのは、せいぜいシンナー中毒ぐらいだが、あのダラーっとよだれをたれっぱなしの京子の顔、妙にリアリティあって怖かったよ。
西本さんもちょっと頻繁に打ちすぎーーーー!あれじゃ心臓バクバクになって、コロッと逝っちゃいそうだ。
でも、なんだろうなぁ、この親子見ててガーガー泣けちゃったんだよね。
何の涙だったんだろ?自分でもよくわかんないんだけど、怖いような辛いようなそれでいて西本さんの中に、崖っぷちに立たされた親の心情みたいなものも感じたりして・・・。

松崎先生(桃井かおり)と美加(佐藤仁美)の電話の会話も胸を打った。
警察から逃れ、町を彷徨いながら電話をしてきた美加に「ひとつ誉めてあげようか?・・・よく電話してきた。」って、ここも泣いちゃったよ。
たぶん美加は高校の時に友達に疑われたことで、すべての人間に不信感を抱いていたんだね。
誰も信用できなくて、みんな地獄に落ちればいいぐらいに思っていたんだろう。
でも松崎先生には一目置いていた。その松崎先生にひとつだけでも誉めてもらえた事で、きっと美加も救われたんだろう。
「おい、死ぬなよ!」・・・軽く言ったけど、一番重みのある言葉だったよ、松崎先生。
でも美加はあれで死んじゃったのかな?はねられたようだったけど・・・。
せっかく「助けるよ。」と松崎先生が言ってくれたのに、何だかあのままだったとしたらせつない。

松崎先生って結局何者なんだ?
麻薬捜査官の西本刑事と親しくて、芽美(中谷美紀)の上司のカウンセラーとも顔見知りらしい。
今回美加に言った「助けるよ。」という言葉も引っかかる。
芽美には過去に大きな何かがあったようだし。
・・ということは、松崎先生こそがカウンセラーなのかな?
芽美の過去に彼女はカウンセラーとして関わっていたのではないだろうか?
陳腐すぎるか、この発想は・・・。(笑)

乃木先生(田辺誠一)とカヲル(黒澤優)もわかんないなぁ。
カヲルの母はめちゃめちゃ乃木先生に嫌悪感をあらわにしてるけど、カヲルは「助けて」って先生に言ってたし・・・。
ん?待てよ、ここでも「助ける」という言葉が・・・。
やはり「R-17」の「R」は「rescue」の意味なのか?

はぁぁぁぁ、なにやらスッキリしないけど、がぜん気になるドラマになってきたよ。
ただひとつ心配なのは、こういう「謎」が隠されたドラマって、往々にしてラストでコケやすいのよね〜。(^。^;)
それだけが心配!

今回のドラッグ絡みのことで、芽美はカウンセラーとしての自信もなくしてしまったようだ。
そんな芽美に松崎先生は「あんたは人と向かい合わなきゃダメ」って言ってたけど・・・。
実はカウンセラーとして白泉女学院に採用されたと言いながら、あれも芽美自信のカウンセリングの一環だったりして・・・。
もちろん芽美のカウンセラーは松崎先生ってことで・・・。
深読みかしら?(笑)
第10回 まさに黒澤優祭だったな。
母親とカヲル(黒澤優)のレズ説を唱えて来たが、どうやらそういう事ではなかったようだ。
小さな頃から母を殺し、父を殺す妄想を抱いてきたカヲル。
頭も良くて、かわいくて、でも頭の中はえげつない事を考えてる、そんな輩を松崎先生(桃井かおり)は「グループ悪魔」と総称してたけど、うまい例えだと思ったよ。
悪魔なカヲルはすべてを破壊したいらしいが、「今、ママを殺した。」と笑みを浮かべるカヲルには、マジで狂気を感じたぞ。
そして案外容易く壊れてしまった母親の君枝(久野真紀子)。
赤いランドセルを磨きながら、カヲルが子供の頃の話とかしてたけど、もう高校生に成長してるカヲルのランドセルを取っていたとは、ある意味怖いものも感じるよ。

自殺した利奈の手紙が突然出てきて、動揺する乃木先生(田辺誠一)を「助けてあげる」とカヲル。
「やっと気付いてくれた?」なんて手紙が自殺した後に出てきたら、乃木も動揺するっちゅーねん。
毎日公園で8時に待ってる、来てくれるまで毎日待ってるとカヲルは乃木に告げたが、ストーカーに近いものがあるな。
17歳でこんな執念深い女の片鱗見せてるようじゃ、相当怖い女の子にしか映らないっちゅーのにさ。
結局、乃木はカヲルの愛を受け入れた形になった。
芽美(中谷美紀)は「本当にカヲルちゃんの事好きなんですね。」なんて言ってたけど、そうじゃないと思う。
乃木の中では利奈の自殺はトラウマのようになってて、これでまたカヲルが・・・と思うと放っておけないんだろうな。
乃木はこれでカヲルを救ってるつもりでいるけど、カヲルはきっとそんな乃木の気持ちまで計算してるんだろう。
天性のカンってやつで・・・。

芽美はどうやら過去に多恵という友人を殺してしまったようだ。
その記憶を思い出したくないために心の奥底に封印してしまっている。
松崎先生はその閉ざされた過去を暴きたいのかな?
その過去を聞き出したい松崎先生はカウンセラーなのか?それともその過去の事件を調べる刑事なのか?
とにかく今回のラストは中谷美紀と桃井かおりの演技対決みたいで、見応えがあった。
両者お見事!って感じ。

しかし、どこかで見たけどカヲルの母親役の久野真紀子さんって、私と同い年だったと思うのよね。
ってことは、私も黒澤優の母親役やるような年なのか・・・と、そればかり気にしながら見てたわさ。(笑)

先週の西本刑事(内藤剛志)親子の壮絶なストーリーでどっと疲れた後で、今回はじわじわと隠されていた核の部分に迫って行った感じ。
最終的にはカヲルと向き合う事で芽美は忘れていた過去に目を向けなくてはならなくなるんだろう。
それが何を意味するのか?
ラスト2回はこれまで以上に深く考える回になりそうだ。
第11回 芽美(中谷美紀)が過去に親友の多恵を殺した事を話し始めた。
その当時の状況を聞きだす松崎先生(桃井かおり)に、途中まで話した芽美は突然「正当防衛」だと言い始める。
確か間違いでなければ、いくら正当防衛であっても相手を殺害してしまった場合、大抵は「過剰防衛」として罪に問われるはず。
少年法で守られる年齢だったその当時の芽美にとっては、過剰防衛もへったくれもないわけで、大人が植え付けた逃げ場だったに過ぎない。
そこをきちんと松崎先生がついてきたね〜、いいわ〜桃井さん♪
「そろそろ宿題提出しなさい。」17歳からエアーポケットに落っこちたままの芽美に、松崎先生はこう言って諭した。
不思議だね〜、この時の芽美は17歳の顔してると思わなかった?
おどおどしてあどけなさの残る、子供の顔に見えたよ。
中谷美紀と桃井かおりって組み合わせは怖いもんなし!
パーフェクトだ!
多恵を殺す時の自分の気持ちを思い出していく所なんて、ぞぞーーっとしたよ。
ぞぞーーっとしただけじゃなくて、涙も出たね。
「助かるには今しかないと思った」そう考えて多恵を刺した記憶、思い出さないように思い出さないように心の奥底に封印してここまで生きてきてしまったんだ。
「裁かれなかったけど、罪の意識からは逃れられなかった・・・だから体がSOSを出していたじゃない?」松崎先生の分析は鋭い。
そして「あんたにはね〜、罪の意識を背負ってしっかり生きていってもらいたいのさ!」って台詞。
これよ、語尾の「・・・のさ」ってところが桃井節じゃん!
また、キマルのよね〜「・・・のさ」。(笑)
台詞もいいんだろうけど、説得力あるよね〜。
「動物が痛みを感じるのは生き延びるため。死なないため。」なんて、ああそっか〜って思っちゃったよ。
死に急ぐ若者に「どうして大人は生きてろ!って言ってやれないんだろう?」って、それもなるほど〜って・・・。
しかも「どうよ?」とか言っちゃってるし・・・。(笑)
芽美が出て行った後、麻生(山崎一)が「終わったな」と松崎先生に声をかけ、「まだですけどね」と返すんだけど、それは何が終わったの?
芽美のカウンセリングが終わったって事かな?
麻生や松崎先生も単なるカウンセラーと思っていいのだろうか?
もうひとつ何かが隠されてる気がする。
すべてはあの松崎先生の「R-17」ってファイルに隠されてるんだろうな。

過去と決別できた芽美は部屋もきれいに片付けられたんだね。
私は過去と決別というよりは、心の整理ができたんだと思ったよ。
心の整理と部屋の整理がリンクしてたんだね。
松崎先生の禁煙は何を例えたものなんだ?
「どうなるかな?禁煙」「大変ですね、生物の先生も・・・」という松崎と芽美のやり取り。
明らかに二人の間ではその言葉の裏に隠された意味がわかってるという会話だったけど、私にはわからんよ。
吸っていたたばこを止めるということは、白泉女学館を辞めるということを意味していたのかな?

ヾ(・・;)ォィォィ、乃木先生(田辺誠一)って入学試験の面接からカヲル(黒澤優)の事が気になってたの?
そうは見えなかったけどぉ?
かなり巧妙に隠してきたのね、その気持ち。(笑)
カヲルを受け入れたために死ぬ道具にされた乃木先生。
いい大人が17歳に道具にされてると思うと、何だか情けなくもあり・・・。
乃木先生の誕生日にプレゼント・・・それが二人揃って自殺ってことか。
何がプレゼントだ?何が「先に飛んで」だ?「一瞬だから痛くないよ」だと?
死にたきゃ一人で死ねよ、根性なし!
結局誰かが止めてくれるのを待ってるんじゃないの?
そうやって誰かの愛情を欲してるんじゃないの?
「こんな世界生きてたって何の意味もないでしょ?」とカヲル。
じゃあさ〜、死んだら何か意味があるの?
生きてる事に意味のない人間が死ぬ事にどんな意味があるの?
自分のために誰かが死んでくれたら、生きてる意味が見つかる・・・それってただ毎日が平凡だからそんな発想わくんでしょ?
本当に誰かが自分のために死んだら、一生その事実を抱えて生きていかなきゃならないんだよ。
その重い荷物を背負う事が嫌だから、一瞬の生きてる意味を感じたら、自分も死のうっていうのか?
死ななくていいから、死ぬほどの苦しみを味わってきなさい!
そしたら生きてる意味を感じる事が出来るだろうさ。
動物として痛みを感じる事が、一番のクスリかもしれないな。
あんな金持ちの家でちょっと親が不倫してるだの、それで母親が自分にべったりしてるだので、死ぬ道具探されたんじゃたまんない。

最終回、どう結末を結ぶのか?
カヲルは乃木を刺そうとした芽美を止めて、一気に脱力してたけどまだ死ぬ気があるみたいだ。
松崎先生、こいつに「生きてろ!」って言ってやってくれませんか?
四国八十八箇所お遍路の旅にでも出せば、こいつの人生観変わるのだろうか?
公式見てきたら「物語に傍観者はいない、男たちの仮面が剥がされる時、今明らかになるR-17の真実」とあったよ。
男たち?乃木か?矢沢か?麻生か?
最終回 屋上での一件、その後芽美(中谷美紀)は職員室で7年前自分が誤って人を殺した事を告白する。
カヲル(黒澤優)のカウンセリングを申し出るが、矢沢(西村雅彦)に断られ、その上学校も辞めろと言われる。
そこへ割って入った松崎先生(桃井かおり)が良かったわ。
「今アメリカじゃ前科のある人間が問題のある子供たちのカウンセリングに当たってるんです。虫歯のある歯医者はその痛みがわかるから痛くないように治療します。また虫歯にならないように教育するんです。ガンになった医者はガンになった患者にもっと親身になれます。彼女は最も今カウンセリングに向いてる人間だと思いますけど・・・。」
説得力あるよなぁ、毎度毎度、その言葉が胸を打つよ。

「さっきはかばってくれてありがとうございました。」と言う芽美に「そうよ、せっかくかばったのに、何よあれじゃ、もう・・・。」と言葉を濁す松崎先生。
最後の「・・・」には「私がいる意味ないわね」とか「私がいなくても大丈夫ね」といった言葉が入るんだろうな。

自宅で心を閉ざしているカヲル、点滴も自分で抜いてしまう。
そんなカヲルを訪ねる芽美だが会わせてはもらえない。
人間は意志の力で体を衰弱させられる・・・生きることを拒む・・・そんなカヲル役が黒澤優でよかった。
寝ているだけでも衰弱しているように見えるし、気力をなくしているようにも見える。
これが「S.O.S」のあの子だったら・・・考えただけであの頃の怒りが。(笑)

芽美に解雇が言い渡された。が、その時すでに松崎先生は学校を去っていた。
ジョニーの頭の中に、今度は監視カメラを隠して・・・。
最後までモニターしようってわけね、松崎先生。

やっとカヲルに会わせてもらえた芽美は、カヲルに多恵との事を話す。
「生きていたいって思う事は汚いことでも何でもないよ。」、生きていたい=汚いになっちゃう発想が私には理解できないんだけどね・・・。(^。^;)
カヲルの手に一枚のメモを握らせ「自分で決められるよね」という言葉を残し、芽美は帰った。
メモには乃木先生(田辺誠一)が待ってる場所が書いてあったんだろうね。
家を抜け出したカヲルは乃木と会う。「俺はしにたくない。君と一緒に生きていきたいね。」と乃木に言われ、涙を流すカヲル。
ここらへんはいとも簡単に・・・。(笑)
どうも乃木とカヲルに関してはとってつけたような展開が気になった。
乃木がそこまでカヲルを好きだという感情もさっぱり伝わって来ないし、あれだけ人生捨ててたようなカヲルが「一緒に生きたい」と言われただけで、簡単に人格変わっちゃうのも???。

何より???だったのは、解雇され出て行こうとする芽美に一気に集団で「何で援交やっちゃいけないんですか?」「何で自殺しちゃいけないんですか?」と生徒が押しかけるシーン。
乃木先生を刺そうとしたり、7年前に人を殺したという事実を知って、引きまくってた生徒達が一気に芽美を信頼するのは妙だろう?
まあ、あれが将来の芽美の理想だが、この場合辞めようとする芽美にたった一人の生徒がカウンセリングを申し込みに来る・・ぐらいが妥当じゃなかろうか?
そのたった一人の生徒の話を親身に聞いて上げられることから、芽美の新たな人生が始まるんだからさ。
もしくは相談室の芽美のPCに「助けて!」ってメールが最後に一件入るとか?
そのぐらいだと真実味があった。
いきなりあの人気者ぶりじゃ、こっちが引くよ。

結局のところ、松崎先生はカウンセラーでいいわけ?
何やら少年法とかで守られてる部類の低年齢層の犯罪を、主に扱ってるようだが、アルファベットはAから順番で数字はその対象者の事件を起こした当時の年齢みたいだね。
ってことは芽美はこのプロジェクトでは18番目のケースだったってわけか。
おまけにあのライターで写真を撮っていたとは、スパイ映画のようだわ。(笑)
だから芽美の前でスパスパタバコを吸わなきゃならなかったってわけね。
次は「S-8」だって。
今は14歳に成長してる少女を、これまた学校に入り込んでカウンセリングするらしい。
生物の教師やったり、次は保健室の先生に成りすましてたが、教員免許は持っているのか?松崎先生。

最後に松崎先生が学校に現れて、芽美と話すところ。
ここは良かったよ。
「松崎先生って一体何なんですか?私の何なんですか?」という芽美、「その答えは私にとってあなたが何かって事ですよね?友達・・・です。」
それに対して「もっともっ友達作って、恋もして、結婚もして、生きてる素敵あいつらに見せ付けてやんなきゃダメよ。」って、最後までいいこと言うよ松崎先生!
「もう会えないんですか」って芽美が聞いた後の、一瞬うつむきながらの松崎先生の表情。
悔しいほど一瞬の顔で見せる女優だね、桃井かおり!
あたしゃ、この顔で泣けたよ。(涙)

あの西本刑事(内藤剛志)と松崎先生の接点が解明されないまんまなんだけど、あれだけ「プロジェクト」のファイルが保管されている所を見ると、過去どれかのカウンセリングに当たってる時に、関わった刑事という見方もできるかな?
傷ついて生きる希望をなくしている子供たちを、救って世間に戻してあげるプロジェクトなのかしら?
学校から資金援助まで受けて?
イマイチそこらへんは微妙なまま終わっちゃったわね。
影の隠密組織みたいなもんだから、それでいいってことにしておくわ。(笑)

しかし、「ビデオ・DVD化」決定って・・・いいの?
あんな不祥事があったのに思い切った事やるわね。
*不祥事とはこのドラマに女子高生役で出演していた少女が、トルエンを所持していた事で逮捕された一件です。
中谷美紀主演かと思ってみていたら、いつの間にか主演は桃井かおりだった・・・そんなドラマでした。

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