Pure Soul〜君が僕を忘れても〜

第1回

まあ関係者の方々はこういう事言われたら気になるらしいけど、やっぱ日テレ月曜10時枠ってあんまりいいイメージないじゃないですか?f(^^;)
たださ、今回は事前調査でかなりこのドラマが気になってたわけよ。
緒形直人さんは連ドラ久々だけど、今年の年明けのWOWOW「zap Entertainment」の夫婦役(相手は水島かおりさんだった)がいい感じだったから、今回もいいだんなさんを演じてくれるだろうと個人的には期待大!
永作ちゃんは何だかかもし出す雰囲気が好きなので、これまた○!
そしてにょろぽん的には「小栗旬」だーーー!(爆)
髪の毛伸びてるし、めちゃめちゃカラー入ってるし、かなり大人っぽくなったわね、旬くん♪(おばちゃん、泣いてるらしい)
・・・早く感想書けよ!<自分・・・爆

そうそう、見始めた最初の何分かで感じたせつなさは、テレ朝の「つぐみへ・・・」を観た時の感情に似てたかも・・・。
「つぐみへ・・・」もこの先つぐみちゃんがどうなってしまうかがわかっているドラマだったでしょ?
この「Pure Soul」も薫(永作博美)がアルツハイマーで、記憶をなくしていく事がわかっているわけで、それを考えると神社の階段から落ちた後の浩介(緒形直人)の捨て台詞や、突然ヘアブラシが何かが出てこなくなってしまった薫の戸惑いが見ていて辛いんだよね。
おまけに優しいだんな様として出てくると思ってた浩介は、最初からかなりぶっきらぼうだし・・・。
そして「つぐみへ・・・」からリンクさせた原因はあなたでしょ?の大谷直子さん!(爆)
(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-
今度は金髪ですか?(笑)お金せびりますか?
歴代「ばばぁ」の称号を与える女優さんのリストに、大谷さんあなたを加えます!(爆)
(白川由美・野際陽子らリストアップ)
浩介と学(小栗旬)は異父兄弟で、幼い頃に母・恵子(大谷直子)に捨てられたらしい。
それなのに捨てた息子に金をせびりに来るとは、ばばぁ許せん!

しかし早くもハマりそうな予感だ!
内容は絶対いいと思っていたが、いかんせん枠が心配だった!(何度も言うな)
日テレもこれじゃいかん!と思ったのか?、今回はイケそうだな。
まだ初回だし、この段階で何か言えるわけではないが、今までのこの枠(だから何度も言うなって!)の初回の雰囲気よりは絶対にイイ!
これから永作ちゃんが若くしてアルツハイマーになってしまうという難しい役どころを、どれだけ演じてくれるか?そして緒形さんがそんな永作ちゃんをどうやって支えて行くのかが見どころだろうな・・・。
医者役の室井滋さんもこれから活躍してくれるんでしょう・・・。
サブタイトル「君が僕を忘れても」・・・これだけで泣けるのは私だけ?(^。^;)
他人事だと思ってるけどさ〜、これが自分の身の上に起こったり、家族の身に起こったりしたらと思うと考えちゃうよな〜。

初回、にょろぽん的には「当たったな!」って好感触だ。
しかし、最後に江頭美智留さんへの質問コーナー!(勝手にやってろ!)
先日の「はっぴぃ・ウェディング」も浩介さんだったけど、個人的に「浩介」ってお名前に思い入れがあるのかしら?

*江頭美智留さんのお答えコーナー
単なる偶然だそうです。(爆)

第2回

ありゃ〜、久々にきゅんきゅんする男が出現!
緒形直人さん、いいじゃないのさ〜♪
ストーリーのせいかしら?何でもいいわ。
ドラマはときめかなきゃダメよ!(爆)

それより桐野先生(室井滋)、単なるクールな女医かと思っていたら、何やら暗い背景があったのね。
あれは桐野先生のだんなさんなんでしょ?
意識がないだんなさんの手に噛み付き、「痛くないの?」の一言。
医者らしい一面を覗かせた桐野の妻としての一面。
痛覚から夫の反応を見たかったのか?
なかなか普通じゃ考えられない行動だったけど、医者としての一面も覗かせてるのかな?と思うと妙に納得してしまった。

薫(永作博美)のど忘れは頻度を増してきたようだ。
頼まれた仕事をすっかり忘れてしまったり、日曜出勤のある日を1週間間違ったり・・・。
「ボケてんじゃないのか?」という周りの言葉がイタイね〜。
でも普通言うよね、こういう場合!
まさかホントにボケが来てるとは思わないもん。
ちょっと軽々しく言えないな、これから・・・。

浩介(緒形直人)も幼い頃に親に捨てられて、人の愛を信じられなくなっている。
自分を捨てた母親(大谷直子)が平気で金をせびりに来るんだもの、余計だよね。
しかしお金を受け取れなかった時のばばぁ(大谷直子さんごめんなさい)の態度は凄かったな。
持ってきてた差し入れを歩きざまに捨てていったよ。(泣)

もう、薫が浩介と何か約束するたびにこっちまでドキドキするんだよね。
おぼえてるのかな〜って・・・。
また例の歩道橋の下で約束してたし、浩介は行かないって言ってるし・・・。
でもやっぱ行っちゃうよね、浩介。薫の事はもう浩介の中で大きな存在になってるんだもん。
今度はこの愛を信じてみたいと思っただろう。
走ったねーーーー!とにかく歩道橋の下へ向かって猛ダッシュ!(うっとり)
相当な距離を走ってたよ。
しかし到着したらそこには救急車。救急隊員が落ちていた薫のバッグを手に取り乗り込む。
えーーー?薫が倒れたのだろうか?(心配)
そして浩介は走り出した救急車をまたもや走って追いかけた!
なんて体力なんだ!(爆)
しかもそのまま運び込まれた病院まで、走ってついて行ったよ!
すげー体力!いや、愛の力って事にしておこう!(笑)

そこへ何食わぬ顔で病院から出てきた薫。
なんだ〜、薫は倒れた女の人に付き添ってただけなのね。(マジ安堵)

し、しかしここからが不覚だった。
浩介があんなに気弱になるなんて・・・。
緒形直人さん、あなた素晴らしいわ〜♪
いや、元々「泣く男」には弱いんだけど、あんな風に目の前でボロボロになられたら、抱きしめちゃうわ♪
早くも2話ラストでかなり泣けちゃったんですけど・・・。
この先、どうなるのさ。
毎回この調子で泣かされるのか?
ただでさえ、月曜日ドラマ4本だっちゅーのに・・・キツイぜ。(関係ないだろ?)
これから桐野先生とだんなさんの関係でもひと泣きしそうな予感なのにな〜。困った!(何も困らんでも・・・)

んーーー、それにしてもドラマ中に挿入される音楽は、古めかしい感じだな。
緒形さんが今風のチャラついた男じゃないから、その雰囲気とは違和感ないんだけど。
先週突っ込むのをうっかり忘れたので、今週はぜひとも言わせてくれ!
せっかく盛り上がったところでのエンディング、いしだ壱成のあの歌はないやろ?(爆)
今日も病院前で抱き合う薫と浩介にじーんと来て、うるうるして、まさに江頭美智留ばんざい!だったのに、一気にあのお歌で興醒めしちゃったわよ。
前クール「FACE」のエンディング、郷ひろみのお歌ぐらいの衝撃だわ。
誰よ?あのお歌を選んだ人は・・・。
センスなさ過ぎーーーーー!(Boo!)

第3回

浩介(緒形直人)と薫(永作博美)が結婚した。
なんだか浩介が急にアマアマな性格になっちゃったような気はするが、彼は元々こういう性格でそれをぶっきらぼうな鎧で隠していたのかな?とも思える。

そしていきなりの事故。
薫が運転する車、助手席の浩介は疲れて眠っている。
突然、薫の顔色が変わり、赤信号に突っ込んでいく。
アルツハイマーってこういう危険性もあるのか?と身震いがした。
忘れる・・・って、信号の色が何色だったら進んでいいって事も忘れるんだ。
考えたら、怖い。

そして今週も浩介の母・恵子(大谷直子)出現。
新婚二人のアパートに現れ、「この子(浩介のこと)厄介でしょ?」って・・・。
ヾ( ̄ー ̄)ォィォィ、あんたが一番厄介だよ!(爆)

桐野医師(室井滋)が薫にアルツハイマーの宣告をするが、自分の年齢を考えても信じられない。
もし自分がそういう診断を受けても、きっと信じられないだろう。
何かの間違いだと思うに違いない。
しかしこの桐野の診断が正しいんだよね。
そして彼女もまた意識の戻らない身内を抱えている。
人には「医学のためには一人を犠牲にしても、百人助かればそれでいい」と言いながら、意識のない夫を前に「百人死んでもいい、一人助かれば」とつぶやく。
医師である桐野の本音だろう。
結婚記念日だからとワインを口移しで飲ませるシーンは、だんなさんの口の端からダラダラとこぼれるだけのワインがなんとも悲しかった。
それでも顔色ひとつ変えない桐野だけど、もしもこのだんなさんが亡くなったら、すごく取り乱すのではなかろうか?
主役は浩介と薫なんだけど、その片隅で桐野医師夫婦もひとつの愛の形なんだよね。

何か薫が浩介と約束をする度、「また忘れちゃうんじゃないか?」って見てる側が不安になる。
そして予想通り、今回も横浜まで浩介の時計を買いに行った薫が、「これから帰るね」と浩介に電話を入れてすぐに記憶障害。
自分がどっちから来たのかわからなくなる。
方向音痴な私はこんな事しょっちゅうなんだけど、このドラマで薫を見てると、もしや自分もアルツハイマーなのだろうか?というなんとも言えない不安感に包まれる。
心配性にょろぽん。
通りすがりの人に駅までの道を聞いても、歩いてるうちにもう聞いた事を忘れている。
これは怖いよね。出歩けなくなってしまう。
何とか駅には出たものの「初期症状としては記憶障害。新しい事から忘れていくわ」という桐野医師の声が耳について離れない。
新しい事から忘れていく・・・。
想像の出来ないほどの恐ろしさ、そして焦燥感。
やっと家に戻れた薫を温かい笑顔で「おかえり」と迎えてくれる浩介。
もうこれだけでこっちもウルウルしちゃったよ。
薫のためにクローゼットを作っていた浩介。
薫の涙にはいくつもの理由があったんだろうね。
アルツハイマーに対する自覚症状が出てきてしまったがゆえの恐怖感、やっと家に戻れた安堵感、そしてそこに笑顔で自分を迎えてくれる浩介がいた幸福感、漠然とした焦り。
まだ何もわからぬ浩介が泣いてる薫を、ただ笑顔で抱きしめるところで、わかっちゃってる視聴者は号泣!

このドラマは内容で泣かされるだけじゃなく、誰もが自分の置かれた立場で周りの人が薫のようになってしまったら、自分がそうなったら・・・と考えてしまうドラマだなぁ。
最終回どうなっちゃうんだろう?(まだ3話だっちゅーのに)
薫はどんどん記憶がなくなってしまうんだろうなぁ。
そして浩介もこの先生まれてくるわが子さえも、わからなくなるのかな?
ただ、ドキュメンタリー番組などでアルツハイマーの人とそれに関わる周囲の人たちを取り上げたりしてるのを見ても、アルツハイマーだから何もわからないとは思えないんだよね。
ちゃんと喜怒哀楽を周囲に伝えられてるように伝わるんだけど・・・。
そう見えるって事は、いかに周囲の人が本人を理解してあげてるかって事なんだろうなぁ。
ことに夫婦だった場合、元々は他人なだけにそこまで伝えられる、伝わるという事は底知れない愛情ゆえなのだろうか?
体に障害があっても魂で伝えられるのか?
唐突に真面目に考え出したら、自分でも収集がつかなくなってしまった。(^。^;)

エンディングでお買い物をしているひまわりちゃんらしき女の子が、何とも涙を誘うんだよなぁ。(・・)グスン

第4回

ついに自覚症状を感じた薫(永作博美)は、桐野(室井滋)の診察を受ける。
そこで言われた言葉、「アルツハイマーの辛い所は肉体的な死より精神的な死が先に来る」という一言。
精神的にはあと5年、しかも薫が若いだけに進行が早いかもしれない。
結婚したばかりだというのに、こんな事を宣告されたら気が狂いそうになるわ。
でも、確実に病気の進行は見受けられる。
浩介(緒形直人)に持たせたお弁当も、2段重ねの弁当箱が両方ともご飯入りでおかずがなかった。
笑えないよ・・・。(泣)
会社もキリのいいところで退社すべきだと言われた薫。
桐野先生も容赦ない言い方するよね〜。
「そのうちパソコンが使えなくなる。電話の応対が出来なくなる。整理整頓ができなくなる。身の回りの事ができなくなる。」
そんなに次々と言わないでーーーって感じ。

薫はそれでもどんどん物忘れが激しくなっていく。
カフェブティックのプロジェクトとやらも、ハズしてもらえばいいのに・・・。
いろんな人が薫に仕事を依頼する度、不安になるし、外を歩けばまた道がわからなくなるんじゃないかと心配。
いや、ホントに心配なのは薫本人なんだけど、いっそ何もわからなくなった方が、本人的には幸せなんじゃないかとさえ考えてしまう。
自分が段々記憶をなくして行くと自覚してる段階の今が、一番酷だ。
そしてその事を浩介に打ち明けられない薫が不憫だ。

梨果(田口理恵)の妊娠騒動で病院に付き添った浩介と呼び出された薫。
ここでこの梨果が薫が上司と不倫してた事を暴露する。
「お前には関係ないよ。」という浩介の一言はカッコよかった。
できればその後に「俺にも関係ない。」と言ってくれたら、にょろぽん的には合格だったんだけどな。

とにかく薫の焦燥感とか不安感がひしひしと伝わるんだよね。
それは自分もこうなったらという不安がかなりあるからだと思うんだけど・・・。
桐野先生の言う事は厳しいけど的確。
長年連れ添った老夫婦ならまだしも、結婚したばかりの浩介が薫の下の世話まで云々・・・。
確かに簡単な事ではない。自分の連れ合いがそうなったらと考えるより、自分自身がそうなったらと考える事の方が不安だ。
来週、ついに浩介が薫のアルツハイマーを知ってしまうようだ。
ここからが二人の愛の形を見せてもらえるのね。
涙なくしては見れないだろうな。
精神の死・・・想像もつかない世界に知らぬ間に入り込んでしまったら・・・身震いがするほど怖い。
薫が会社のパソコンに仕事を忘れないように、必死に貼り付けている付箋を見て、人間とは日々数え切れないぐらいの事を記憶し、実行してるんだなと改めて気付かされた。
そして実行したら適当に忘れて行き、また次の記憶をする。
その機能が働かない・・・。
言葉は悪いが人間として機能しないという事だろうか。
見終わった後にいろいろな考えが頭の中を駆け巡る、そんなドラマです。

第5回

5話泣かせすぎじゃないかい?(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)
館山の海辺で薫(永作博美)の口から浩介(緒形直人)にアルツハイマーの事を話すシーンで泣き、カレーの材料揃ってる?の件で号泣。
「私、カレー作れるかな?」・・・こんな台詞を言わなきゃならない薫の気持ちを思うと、泣けて泣けて仕方ないよ。
そんな薫を励まそうと、自分も泣きたいのを一生懸命こらえている浩介の辛そうな笑顔。
ホントに号泣してしまって、ヒックヒック状態だったってーの。
何だよー、緒形直人ーーー、やっぱ君って素晴らしい!
こんな演技ができるなんて、凄いよ〜。
(相当泣きじゃくったらしい管理人)

薫は大切なプロジェクトの契約書をゴミ箱に捨てちゃってるし、なぜ自分がそんなことをしたのかも思い出せない。
自分に置き換えて考えるほど、怖い状況だわ。
やはりこの状態で仕事を続けるのは困難かも・・・。
別の病院で診断してもらったら頭に腫瘍が見付かり、それを除去すれば記憶障害が治るかもしれない・・・との見解だったけど、結局は桐野(室井滋)の病院に回されちゃうし、桐野医師は1%の可能性にかけるのか?みたいなことをさらーっと言ってくれちゃうし・・・。
でも桐野医師も個人的には1%の可能性にかけて、だんなさんの精子を使って妊娠しようと頑張ってるみたいだったね。
そこまで拘る桐野先生の真意って何なんだろう?

それで最後にまた怒涛の泣きのツボがやって来ましたな。
そう!薫が島田(寺脇康文)に仕事で呼び出されて、夜外出。
島田と別れた後にまたもや薫は自分がいる場所がわからなくなって・・・という場面。
浩介が薫の病気を知ってから、携帯を買っていたのが幸いして、薫は浩介に助けを求められたが、その場でじっと待ってられないのか動いちゃうんだよね。
その間、薫が頭に描いてる映像が細切れに映し出されるんだけど、全部島田と薫の組み合わせで、何で島田なんだろう?と不思議に思いつつ泣きじゃくっておりました。
薫がいるはずの場所にいなくて、もう一度携帯を鳴らすと観覧車が見えるという事を知り、浩介がやっとの思いで薫を発見!
抱き合う二人・・・ああ、良かった!とマジでホッとした所で、江頭美智留のこれでもか攻撃。(泣き笑い)
薫が浩介と抱き合いながら「和哉!」と島田の名前を呼ぶ。
えーーーー、浩介の記憶が一時的にでも飛んじゃったの?
ひどいーーー、江頭さん、ひどいよーーー。
あたくしはマジでこの瞬間「えーがーしーらー!」と泣きながら叫んだらしい。
薫のために携帯も買って、その携帯が役に立って、不安な薫を浩介が助ける事ができたのに・・・それなのに・・・自分のことを忘れられてるなんて、浩介にしたらどんな気持ち?
くそ!1時間で目が腫れるほど泣いちゃったじゃないか!
きっついの〜、Pure Soul!
しかしこれがアルツハイマーの現実なんだろうなぁ。
これで浩介にもすぐそこまで忍び寄ってきた不安がつきまとうわけだ。
そんな中で薫を愛していくんだね、くそぉ、マジ感涙だ!
第5話、かなり印象深いものとなりました。
お腹いっぱい、ごちそう様って感じです。(そういう表現でいいのか?)

あと気になるのは恵子(大谷直子)。
今日は学(小栗旬)が「二人(薫と浩介)に何かしたら俺が許さない」的な発言をしてたけど、いずれ学が何かやらかすんじゃなかろうか?
やってほしい・・・(゚゚;)\(--;)オイオイ ナニイッテンダヨ

このドラマは中だるみどころか、頂点じゃなかろうかってぐらいツボ満載だったわ。
この先、ティッシュ買いだめして見なくては・・・。(爆)

第6回

腫瘍を取り除く手術をして、2週間後には退院できるなんて喜んでいたら・・・。
この手術で記憶障害が治るかもなんて期待してたら・・・。
薫(永作博美)は結婚してることも忘れてた。
浩介(緒形直人)にとっては、こんなショックな事はないよ。

浩介は仕事上言っておいた方がいいと判断して、和哉(寺脇康文)にも薫のアルツハイマーを告げた。
そして薫の両親にも・・・。
「遺伝性アルツハイマー」と言われた時、親だったら自分のせいかと悲しくなるよ。
でも、薫にできる限りの事をしてやろうと、「魚を食べさせたらいいわね。」なんて、色々調べて考えてるなんてえらいと思う。
私だったらあそこまで考えが前向きになるには、もっと時間がかかると思うもの。
きっと、ひとしきり落ち込むな。

そして恵子(大谷直子)が薫の退院祝いの場に現れたわね。
もう恵子を見る、浩介と学(小栗旬)の目の怖い事・・・。
恵子に祭の日に置き去りにされた事を浩介が淡々と話してたけど、聞くも涙だったなぁ。
「ここで待ってなさい」って言われたから、綿菓子持ってずっと待ってたんだ・・・って、何で祭の日だったんだ?忘れられないじゃないか・・・って、もう涙が出ちゃったよ。
でも何だか恵子も病気みたいじゃなかった?
橋の上で腰を押さえて「消えてあげる」って、それどういうこと?

今日の号泣スポットは、市毛良枝さんでした。
私は泣きながら「市毛良枝のバカーーーーー!」って叫んでました。(笑)
だって、ウマイんだもん。(涙)
薫のことで落ち込む忠志(森本レオ)の前で、「私は薫を生んだ事を後悔してない」って強がっておきながら、「何で薫なのよ、こういうのって順番じゃないの?母親の意味ないじゃない。」って泣き崩れるところ。
もうダーダー泣けたってーの!(ティッシュ、ティッシュ)

桐野(室井滋)も浩介に自分の夫を見せて、薫も将来こうなるって残酷な事言ってたわね。
桐野先生は一見ぶっきらぼうで、温かみに欠けるけど、自分がああいう夫を見てきて、期待することの虚しさ、いつまで続くかわからない看護の中での疲労、入院費治療費という現実を自ら知ってるから、あえて必要以上の期待をさせないようにしてるのかもしれない。
必要以上の期待どころか、全く期待させないと言った方が適切か・・・。
なんとなくこれで浩介と桐野がある意味同じ立場にいる事がわかった。
実は浩介の一番の理解者は桐野だったりするのかもしれないな。

会社に復帰した薫、仕事も順調に見えたが、やはり仕事相手の顔を見ても、誰だか思い出せず不安になる。
不安になった薫が思わず浩介に電話する。
電話が鳴った瞬間「薫?」ってすぐに名前を呼んで浩介が出るじゃない?
もう、ここで号泣なわけよ。
だってさ、浩介の携帯って薫だけと繋がるために買ったわけで、その電話が鳴ったら「薫?」って即座に出るところに愛を感じないかい?(泣)
もうこういうのがすでにダメ。薫が愛されてるな〜って思うと、いや浩介だけでなく両親の愛も凄く感じられて、アルツハイマーという病気はかわいそうだけど、この周囲の愛情ってやつに泣けて泣けて・・・。
ああ、それなのに、電話の向こうには浩介がいるのに、どうしてそこで和哉が薫を抱きしめるかな〜。
何より辛いのは・・・きっと浩介だ。

そしてエンディングでのひまわりちゃんのお買い物シーン、今日は学がひまわりちゃんの手を引いてたじゃないの。(ToT)ダ-
薫に何かあっても、ひまわりちゃんはこうやって周りのみんなが守ってくれるのね。
最後の最後まで泣けたわよ。
忘れてしまえば本人は何もわからず幸せなのかもしれないけど、忘れていく段階はとても酷だと思う。

第7回

何だよーーー、緒形直人ーーー、いいじゃーーーーん!
(また、泣くしかないらしい)
自分のアルツハイマーが治っていないことに気付き、やけを起こす薫(永作博美)に、「俺が覚えてる、全部薫に話してやる、忘れる暇なんてない。」って浩介(緒形直人)、冒頭から泣かすんじゃないってーの!(涙)
しかもひしっと抱きしめた後に、清貴の主題歌流れるでしょう・・・。
開始5分で相当泣けるぜ!

また島田部長(寺脇康文)がさ〜、薫が記憶障害で混乱して「和哉」って言ってるだけなのに、何だか2年前に戻ったように気にしちゃってるし・・・。
あんたは気にしなくていいのよーーーー。
これだけ浩介が必死に薫を守ってるというのに、何て残酷な病気なんだ、アルツハイマーって・・・。
薫と結婚して一緒に住むようになってから、部屋の中に薫の匂いがしてホッとするって浩介の言葉。
それ聞いただけで、姉さんは泣いてるよーーー。
でも姉さんはホッとできないんだよな〜。
んでさ、桐野先生(室井滋)もいい顔するようになったじゃん。
やっぱ一番の理解者だったんだ、これにはホッとしたよ。
「新しい治療法とか薬とか何でも試したい」という薫に、「それは研究材料ってことになるけど。」という桐野先生の表情は決して厳しいものではなかったし、むしろ優しく見えたよ。
それに比べて、会社の周囲の薫を見る冷ややかな目。
確かに薫の病気を知らないから、単に島田と薫の抱き合ってる現場とか見ちゃったら噂にもなるだろうけど・・・。
レセプションでもお酒は呑まないようにと注意されていたのに、立場上呑まなくてはならないのが辛い所で・・・。
病気の事を大げさにばらす事はできないだろうし、こっちとしては「仕事は辞めなさい」ってどうしても思っちゃうんだけど、薫にしてみればできるだけ続けたいんだろうし。
しかし吸い込まれるように何杯もワインを飲んでいく薫は怖かった。
いや、私の場合アルツハイマーでなくても、吸い込まれるように飲んでたりして。f(^^;)

浩介が心配して何かと世話を焼くのが薫にとっては辛いんだろうな。
レセプションでワインを飲みすぎ、また和哉との世界に入り込んでいった薫を家に連れて帰り、「寿司でも取ろうか?」なんて気を使ってると、薫は意地を張って自分で作ろうとする。
浩介も一級建築士の試験を控えてるのに、自分に時間をさかれるのが辛いんだ。
でも浩介も薫の気持ちに気付き、試験を受ける事を約束した。

そしてなんてったって、今回の驚きは光浦姉さんだーーー!
まさか光浦姉さんに泣かされるとは、このあたくしも思ってなかったわよ。
ついに諒子(光浦靖子)と千明に自分の病気の事を話した薫。
勇気がいる事だっただろうに、でもこれがきっと薫のためにはいい方向に進むよね。
薫のアルツハイマーを知った諒子の反応、鏡に向き直って必死に涙をこらえながら「合コンで外資系の製薬会社の男をGETする。」って、その光浦姉さんの衝撃の事実を知ってしまった上での必死の発言に号泣したよーーー!
何だよ、光浦姉さん、イケてるじゃん!
ストーリーの流れとしても泣かせるシーンではあっただろうが、光浦姉さんの見せどころでもあった。
いや、参った!光浦靖子さん、今回はあなたにヤラれました。
いつの間に市毛良枝さんや緒形直人さん並みの演技を身に付けてたんですか?
能ある鷹は爪を隠す・・・ですか。
泣かせすぎです、ほんのチョイ役だと思ってた私を許して下さい。m(_ _)m

そしてまた親の愛だよ。(涙)
母(市毛良枝)はアルツハイマーに良さそうなビタミン12の含まれる料理を差し入れするし、父(森本レオ)は材木探しに行ったのかと思いきや、痴呆が治ったと評判の漢方薬(だよね?)を仕入れに行った。
娘のために八方手を尽くす親の愛。
これが泣けずにどうする?

「和哉」と呼ばれた事だけで勘違いしてる島田は、もはやうっとうしい。
頼むから浩介と薫の間に入り込まないでほしい。
そして瀬田工務店の馬鹿ップルもいらん!
梨果(田口理恵)とあの金髪男、うざい!
うざいのに来週予告では浩介があの梨果にキスしようとしてたじゃないのーーーー!
ダメーーーーーーー!許さん!
あのカップルはいらんのだよ、そもそも。
こんなに絡んできちゃダメダメーーーーーー!

エンディングのひまわりちゃん。
おつかい終わってお家に戻って来たのね。
んで、エプロンつけて今度はお料理するのかな?
おばちゃんはここで最後のひと泣きなんだよなぁ、毎回。
しかももはやあの忌まわしいいしだ壱成の歌も気にならなくなったらしい。
これは麻痺以外の何ものでもない。(爆)

第8回

もう和哉(寺脇康文)、うっとうしいよ。
「薫(永作博美)も本当はあの頃に戻りたいと思ってるんじゃないのか?」
あーーー、勘違い!
浩介(緒形直人)が言うように「ただの記憶の一部」なのにさ。
でも、思い込みの激しい和哉は放っておくとしても、浩介の心中穏やかでない気持ちはわかるよね。
神様も意地悪だ。記憶が混乱してるだけで、本人の意思は関係ないといっても、どうして和哉との事だけを混乱した時に思い出してしまうのさ。(泣)
愛してるだけに、薫の本心じゃないとわかってても、「和哉」と呼ぶ事が気になってしまう浩介。
「本当に私、浩介のことしか見てないよ。」という薫に、背を向けたまま「わかってる」と答える浩介が辛いなぁ。

そして清貴のすばらしい主題歌とともに現れる、幸せそうな浩介・薫・ひまわりのオープニング。
最近、ここでも泣きそうになる。

薫が諒子(光浦靖子)たちに病気の事を話したから、友人である彼女たちも手助けしやすくなったね。
女の友情にうるうる。
でも、何かを世話を焼く和哉にはなぜかムカムカ。
だって和哉が手を出せば、話がややこしくなっちゃうでしょ?

そして薫の父(森本レオ)がいち早く浩介の心の疲れに気付いてやる所が泣かせるよ。
自分の娘が病気なのに、その娘だけでなくちゃんと夫である浩介の事も心配してて、しかも薫の母(市毛良枝)は「離婚」も考えてる。
それは親心からで、いつか浩介の事も忘れてしまうであろう薫をわかって、そんな日を迎える前に薫と浩介を別れさせた方がまだマシではないか?という気持ちからなんだよね。
そして不安を隠せない市毛さんの手をそっと握るレオさん。
うーーー、泣けるよーーー。

浩介の部屋に学(小栗旬)が訪ねて来て、夕飯を一緒に食べることに・・。
遅れて帰ってきた薫が、学の作ってくれた味噌汁を温めようとすると、「俺がやる」と浩介。
「それぐらい私が」と薫。
そのやり取りを聞いていた学が、ガチャッとガスコンロに点火する。
「それじゃ、疲れちゃうよ。」
そうなんだよね。浩介は薫の負担を減らしてやろうと手を出しすぎてて、薫は自分のやれる事はやりたいのにさせてもらえない。
見ていても二人のやり取りは疲れちゃうのよ。
こうやって学みたいに、間に誰かが入る事でワンクッションおいて接する事ができる。
お互いにいっぱいいっぱいの二人には、今はこんな空間が大事なのかもしれない。

学が薫をイメージして描いたというひまわりの絵をプレゼントする。
「将来高い値段で売れるかもしれないよ。」
そうか、将来立派な画家になるんだろうか?学ったら。

そして、やっぱ今回の見せ場は桐野先生(室井滋)でしょう。
あの本の厚さぐらいありそうなカルテの山。
あれだけ人工授精を繰り返してきたという事なんだよね。
桐野に「どうして2年前の事ばかり思い出すのか」と聞く薫だが、それは病状のひとつでしかないと告げる桐野。
「浩介をこれ以上苦しめたくない。」と言う薫、さらに「本当は自分が苦しいのかもしれない。浩介が苦しんでるの見てるのが辛くて・・・。」と続けると、桐野は突然植物状態の夫を指し「この人も苦しいんだと思う?辛いのかしら?」と言い出した。
あの桐野先生の表情はいつもの医者の顔じゃなかった。
単にそこに横たわるだけの夫を見続けてきた妻の顔。
「体を動かしたり意思表示はできなくても、心は生きてると思うから。」
薫はそう告げて、病室を出た。
その後、「何とか言って!他の女の名前でもいいから。」と夫に囁く桐野先生。
そして、人工呼吸器のスイッチを桐野は切った。
鳴り響くアラーム。
これも夫が苦しんでいるかもしれないと思う気持ちからの行動だと思うと、あーた泣けますぜ!
アラームを聞いて駆けつけた医者に「妻だろうが医者だろうが、人の命を勝手に奪う事は許されない事だ!」と罵倒され、「じゃあ、教えてよ。生きてるってどういうことなのよ?この人は生きてるの?」と声を荒げる桐野先生。
長い間目を覚まさない夫が、ただ眠ったままなのではなく、ずっと傍らで看病している自分を思い苦しんでいるとしたら・・・。
そう考えると、いたたまれなかったのだろう。
桐野先生自身も相当疲れているはず。
もうこの人工呼吸器のスイッチさえ切れば・・・実は何度となく考えた事なのではないだろうか?

退職願を提出した薫。
「思い出があるうちに自分の意思で辞めたい。」イタイ言葉だ。
病気を抱えながらもこんなに潔い選択をした薫を、まだ繋ぎとめようとする和哉。
もう本当にお前はうっとうしいよ。下がってよし!
おまけに浩介を呼び出し、薫が退職願を出した事を「これでいいのか?」と問いただすし・・・。
「俺なら彼女に限界まで仕事をさせてあげられる。君は彼女に何をしてやれるんだ?」って、大きなお世話だよ、和哉!
浩介は大きな愛で支えるんだよ!外野は黙ってろってーの!(怒)
これでまた浩介と薫がケンカになっちゃってんじゃん!
もーーーー、いらん事ばっかりするんだから。(`へ´)フンッ。
「嫌われるぐらいなら別れた方がいい!」
いやん、薫そんな事言わないで・・・。(泣)
ベッドでうたた寝した薫が目覚めると、「ごめん」と謝った。
ドアを一枚はさんだ向こうで「もうケンカはよそう。」と浩介が言うと、「初めてだね、日曜日和哉と一緒に出かけたのって・・・。」( ̄□ ̄;
またまた薫が和哉との記憶の中を漂っている。(泣)
記憶が混乱してる薫の一言一言に、和哉として相槌を打つ浩介。
そして「ねえ、私のこと愛してる?」・・・これはキツイ!
だって薫は記憶の中の和哉と話してるのに、目の前にいるのは浩介で、その浩介が精一杯の優しさで「ああ。」と答えるのは、聞いていて胸が詰まる思いだ。
「どうして俺の名前じゃないんだ?」
わかる、わかるよーーー浩介!だからそんなに荒れないで!
薫が悪いわけじゃないと判っていても、心がついていかない・・・はぁぁぁぁ。
この気持ち、どう表現すればいいの?せつない?苦しい?辛い?
言葉にはできないわ。

そんな荒れる浩介がふらついていると、あのバカ女梨果(田口理恵)が現れて、うっかりキスしちゃってる浩介。
あーーーーーー、それはないよーーーー。
酒呑むまでは許しても、その女にキスはいけませんーーーー!

再び目覚めた薫は、「私幸せだったよ」と呟き、荷物をまとめていた。(号泣)

エンディングのひまわりちゃん、今週はお掃除してたね。
こんな小さな女の子が健気に家事をやっているのは、何とも胸を打ちます。

はぁ、毎回泣いちゃうドラマはキツイわ〜。
この調子だと最終回なんて、どうなるのさ?
バスタオルが必要かもしれませんな。

第9回

「誰も信じられないって言ってた浩介(緒形直人)に、絶対離れない、一緒にいるって約束したのに・・・。」と実家に戻って泣く薫(永作博美)で、ひと泣き。
会社に行く途中、浩介との思い出がある橋の上で「犬のメシ一緒に探してくんねーか?」と言われた事や、「絶対俺達の家建てっから・・・」と言われた事を思い出してる薫。
何だよ、こんな時ばっかりしっかり思い出しちゃって、泣けるじゃないか、ちくしょー。(ぐすっ)
しかも浩介ったら影から薫の姿を見てるし・・・。
ほら、オープニングの清貴の曲前で、軽くふた泣き出来ちゃったよ。(苦笑)
まったく勘弁してくれ。(泣き笑い)

瀬田工務店に「辞めさせて下さい。」と現れた浩介を前に、梨果(田口理恵)がやっぱ言っちゃったね〜、キスした事。
しかし、振り返ってみれば後々このキス云々はぜんぜん意味がなかったような気がする。
殴られたりはしたものの、その後薫の父(森本レオ)がみんなに薫の病気の事を知らせたために、梨果とのキス問題なんかみんなの頭の中から吹っ飛んでた。
見ててもムカツク女とのキスだったし、今更だがなくても問題ないシーンだったな、あのキスは・・・。

そして父親が「薫、俺達に返してくれんか?」と言うシーン。
「最後の時ぐらいは、一緒にいてやりたいんだ。」と涙ながらに言う父、涙を一粒こぼした後に「浩介君はよくやってくれた。」という母(市毛良枝)。
くそ!ウマ過ぎる。(泣)
ここまでやられると悔しいぞ!

浩介と学(小栗旬)の母・恵子(大谷直子)も、突然死んじゃったね〜。
延々と過去の男を語りながら、学と浩介に見守られて「愛してくれる人、愛せる人を探してた。」と言い残し息を引き取った恵子。
涙もなく、そんな母親の死んでいく姿を見つめる浩介。
何を思っていたのだろう?

そして、浩介と撮った写真を見ながら、どこでいつ撮ったのか思い出せないと言う薫のシーン。
写真って残酷だ。そのままのシーンが残るんだもん。
それを見て思い出せない、こうやって忘れていくんだと思っちゃうと、何とも辛いよ。
ちょっとしたど忘れなら、写真を見て「ああ、こんな所行ったっけ。ああ、あの時だ。」と思い出すのに、それが出来ないってかなり辛い。

学から恵子の死を聞かされ、再び浩介の前に現れた薫。
薫を送って行く途中、例の橋の上で「それじゃあ」と別れようとした二人だったが、浩介から歩み寄り「薫しかいないんだ。(BGMま〜やまや〜♪)一緒にいたい。」と薫を抱きしめた。
でかした!よく言った!浩介!
しかし、この橋じゃなきゃダメだったのかな?このシーン。
その前に最初に二人が出会うきっかけとなった、あの神社の階段で二人が思い出してるシーンがあったじゃない?
私ならあの場所で「薫しかいない」のシーンを持って来たかった。(単なる願望)

そして二人揃って検査に病院を訪れると、なんと薫の妊娠が判明!
これを告げる桐野先生(室井滋)の気持ちってどうだったんだろう?
あれだけの人工授精を繰り返してる桐野先生、複雑だっただろうか。
そうそう!桐野先生について忘れてたわ。
なんたって、スイッチを切ったのは医師としてか、妻としてかって所よね。
そりゃ、妻だよ。桐野先生のだんなさんも医者だった、それで昔よく意味のない延命措置はしないでおこうって話し合ってたらしい。
なのに、その延命措置をしている桐野先生。
私も自分の父親が亡くなるまでは、例えば脳死状態での臓器提供とかいう話、人のお役に立つならどんどんすればいいと簡単に考えてた。(ちょっと話違うけど)
でも、目の前で自分の父親が脳死になった時、まさに人工呼吸器なしでは生きてられない状態だったんだけど、それでも父親は確実に生きているって事を認識しちゃって・・・。
そうすると父の臓器をどなたかに差し上げるなんて事、絶対にできないと思った。
話の内容は違うかもしれないけど、桐野先生だって理想と現実は違うって事を知ったのは、妻としてだんなさんの状況に直面したその時からだと思うなぁ。
その妻の顔があるからこそ、厳しい中に優しさの感じられる言葉を薫にかけられるのかもしれない。
ベビー服、買ってた桐野先生だけど、本当に妊娠してるのかしら?
できてたらいいね、とドラマの中の人物に思いを寄せる私です。

第10回

薫(永作博美)の妊娠発覚、子供を産むことは可能だが、妊娠が原因で薫の病気の進行が早まるかもしれないと聞き、浩介(緒形直人)は喜べない。

桐野先生(室井滋)は、だんなさんの延命治療を止めてしまった。
点滴の針を刺す場所さえもないほどに細くなった血管、度重なる点滴でアザだらけの手足、結婚生活3年半でそのうち3年はこの寝たきりの夫を見続けてきた桐野先生。
抗生物質の投与を止めたらどうなるか・・・それは桐野先生が一番よくわかってる事だったでしょう。
延命はしないというだんなさんとの約束を破って続けてきた延命措置、それを止める決意をするのに医者である桐野先生でも3年もかかってしまったってことか・・・。
というよりは、医者だとかそういう事を抜きにして、夫の延命を止める決意など、そう簡単に出来るはずもないよね。

念願のカフェブティックのオープンを迎え、薫はついに退職する事になった。
課長に挨拶すると「やっぱり女性社員はあてにはならないって、勉強させてもらいました。」って最後まで嫌味な奴。
ところがこの課長、薫の病気を島田(寺脇康文)から聞いて知ってたって言うじゃない?
諒子(光浦靖子)は「カッコいいじゃん!」なんて言ってたけど、どこがカッコいいのさ!
知ってたら優しい言葉までかけなくても、あんな嫌味に取れる言い方しなくてもいいじゃん!と思う私なのでした。
そして島田部長から最後に「インターネットショップ」のプレゼント。
ってゆーか、ノートPCごとプレゼントなのか?
そりゃ高価な退職祝いだ!私もくれーーー!(爆)

退職したその足で実家を訪れた薫、両親に妊娠の事を話すと父(森本レオ)は「反対だ」と言うし、母(市毛良枝)も「産みたいよね〜。」と理解も示すが意に反して「おめでとうとは言ってあげられない。」と・・・。
親だもんね、わかるかも・・・。特に母親は子供を身ごもった幸せもわかるし、産ませてやりたいとも思うだろうけど、それでわが子である薫の病気が進むのは耐え難い事だろう。

最近、薫の病状が進行してないという設定からか、薫が記憶障害に陥るシーンが激減していた。
今回もちょっと付け足し程度に、病院で順番待ちをしている間に知り合った子供の名前を思い出せない薫というシーンがあったが、薫に何度も自分の名前を聞かれたのに覚えてもらってないと泣き出すあの女の子。
それぐらいで泣くなっちゅーの!
ちょっと子供に腹が立ってしまった、いけない大人の私。(^。^;)
しかしこの事が原因で薫は自分の将来を考えてしまうんだよね。
いずれ生まれてくる自分の子供の名前さえもわからなくなる日がやって来る。
それが現実。
私にもすっかりボケてしまった祖母がいるんだけど、会っても私の事なんかぜんぜん覚えてないのよね。
他人に話すように敬語で話してくるし、でもそのわりに私の主人のことは覚えてて・・・私との付き合いの方が長いのにさ。
そういう事に直面した時に、結構忘れられてる方も辛いのよね、例えそれが痴呆だと知ってても・・・。
だから薫が心配する気持ちもわかるな〜、辛い現実だもん。
病院で「子供もし諦めるとしたらいつまでに?」と聞いた薫の揺れる気持ち。
痛々しいね。(涙)

桐野先生のだんなさんの死亡確認、あんなに優しい表情の桐野先生、そして死亡確認の後の「ありがとう、本当に幸せだった、あなたは?」という台詞。
だんなさんの目から流れるひとしずくの涙。
さすがにこのだんなさんに涙はやりすぎだろうと、突っ込みも入れたかったが、穏やかな桐野先生の言葉には思わずこみ上げた。(泣)
妙な言い方になるが、桐野先生はだんなさんの死で様々な辛さから解放されたんだよなぁ。
3年間きっとギリギリの線で踏ん張ってきただろう桐野先生、ある意味ここからまたご主人との愛を感じられるのかもしれない。

そして浩介と薫のために瀬田工務店のみんなが、家を見つけてきてくれた。
・・・けど、すっげーあばら家。(笑)
ここをリフォームして浩介があの素晴らしい家を作るのかな?
未来の二人の家を前に、やはり子供を生む決心をする薫と浩介。
「浩介の子供生みたい。」「俺もこの子に会いたい。」
(゚ー゚)(。_。)(゚-゚)(。_。)ウンウン、それでいいのだ!
・・・と感慨深く思ってたら、エンディングでひまわりちゃんが、なんと今日はハンバーグを作ってるじゃないのさ。
まさに我が家の晩ご飯がハンバーグで、娘と一緒にコネコネした日に見ると、この映像だけで相当泣けちゃった私でした。

しかし、結婚も早かったが、出産もスピード出産なのね〜。(苦笑)
来週、もう産んじゃうのか?
こういうところだけ、ちょっと惜しい気がするんだよな〜、このドラマ。

第11回

「大丈夫でしょうか、こんなに早くて?」と薫(永作博美)の出産が早まったことを気にする浩介(緒形直人)。
まさにビックリ!先週妊娠発覚で、今週もう分娩か?(笑)
ちょっと幸せな薫の妊婦姿とか、それを見守る浩介とかも見たかったよ。

そしてあらら?って感じでひまわりちゃん誕生。(笑)
無事退院してみんなからのプレゼントを、ひとつひとつ浩介が薫に披露していくところ、みんなの愛に守られてるな〜と泣けちゃったんだよなぁ。

そしてまたまた2年10ヶ月後に、すくすくと成長しちゃったひまわりちゃん。
うーん、どうだろ?
ここまで急がれるとやっぱ時間の配分間違ったんじゃないか?って気もしないでもない。
薫はすでに自分の誕生日もわからなくなっていた。
・・・が、日にちの感覚・時間の感覚がなくても、人の名前を忘れても、周囲の人々は温かく、別に何でもないことのように普通に接してくれる。
ただ、家の中に閉じこもっているのなら、それでもいいかもしれない。
でも子供もいるわけで、そういうわけにはいかないんだよね。
案の定、ひまわりちゃんが熱を出して病院へ連れて行こうとしたけれど、駅前で道に迷って警察に保護されてしまった薫。
駆けつけた浩介の顔を見て、「ごめんね、和哉」と島田(寺脇康文)と間違ってしまう。
でももう浩介はこんな事で取り乱したりしないのね、泣かせるほどいい旦那様だわ。
この頃の薫は桐野先生(室井滋)からアルツハイマーの中期の最初に入ったと診断される。
浩介にもこれから厳しくなると告げる桐野先生。
お!そんな桐野先生もいつの間にか子供産んじゃってるよ。(笑)
冷凍保存していたご主人の精子を使って人工授精が成功したのね。ちょっとうまくいき過ぎな感じ。
中期では食事・着替え・排便に人の手がいるようになると言われていたが、まさにその通りになってきた薫。
料理をしている途中でひまわりちゃんの誕生日が気になり、カレンダーであと何日か数えてると結局わからなくて、また料理にもどる。しかし、また料理の手を止め、カレンダーに・・・。その繰り返しで疲れて眠ってしまう。
夕方帰って来た浩介が夕飯を薫に代わって作ろうとすると、そこには作りかけの昼食の仕度が・・・。
「昼飯食わなかったのか?」とひまわりに聞く浩介。
沈黙の後、自分が昼ごはんを作るのを忘れた事を思い出す薫。
そこで「食べた」とひまわりちゃんの小さな一言。
いやーーーー、泣かせるよひまわりちゃん。
その嘘は責められないわ。
涙ぐんだ浩介の「食べたんだよ。」っていう言葉も泣いちゃったわよ。
こんな幸せな家族があるかな?
幸せって語弊があるかもしれないが、ひまわりちゃんがこれだけ小さいながら思いやりの心を持っているというのは、両親の姿をみていて何か感じるものがあったからでしょう。
ただうつむいて「食べた」と言う子供の姿にボロボロ泣けちゃって、正直ひどい顔になってたと思うよ。(苦笑)

薫が自分の病気の進行具合に気付いて、ひまわりの先々の準備までしてたのには、これまた泣いちゃったよ。
入学式の洋服・靴・ノートなどの文具類・ランドセル、きっとそこまで自分が普通に母親としてやっていけないとわかってたんだろう。
あの箱に大きくなったひまわりを思い浮かべながら、品物を詰めてると思うと、それだけで胸が熱くなる。(涙)

まるで思い出を創るかのような親子3人のピクニック。
そしてその晩、最後のお願いと手紙を書き、浩介にキスをして、翌朝薫は家を出た。
朝、薫がいないことに気付いた浩介が手紙を見つけ、読みながら涙をこぼす。
そして同封された離婚届を見て、号泣する浩介。
正直、手紙ものには弱い私だが、薫の手紙だけでは泣けなかったのよ。
でも、あの離婚届。いや、これがアルツハイマーとかじゃなくて、離婚届が別れの手紙と一緒に入っていたんなら泣けないさ。
ところがここでなぜ泣けるかというと、やっぱ薫が自分で判断できるギリギリのところで決断した結果というのが離婚届って事なんだよね。
たぶん浩介も薫の病状が進んできて、負担は大きくなってきてたと思う。
でも、負担がどんどん大きくなる事よりも、この「離婚届」の方がどんなに浩介に圧し掛かったか?
離婚届を置いて出て行った薫の気持ちもわかる、でも浩介の気持ちを思うと本当に辛いわ。
薫・・・どうなっちゃうのかな?って、来週はもう最終回じゃん!
うーん、内容も悪くないし、キャストも派手さはないけどウマイ人そろえて良かったと思う。(特にノーマークの光浦姉さんには脱帽)
ところがやっぱ惜しまれるのは時間配分の曖昧さ。
薫と浩介が出会って、結婚して、ひまわりが生まれて、その後・・・と、結構時間が経過するドラマだから、しっかりペース配分してほしかった。
別に「○年後」と飛ばすのは、設定上無理がなければ気にならないが、特に後半駆け足で進まれるのは詰め込まれたような気がして、どうも好きじゃない。
そういう意味では多少創りが甘かったと思う。
そう言いつつも、このドラマにかなりハマって泣けた事は隠しようのない事実である。
最終回、もうこれ以上時間をジャンプさせる必要もないだろう。
じわじわとこちら側の感情を引き出してくれるような最終回を期待します。

最終回

正直な話、もっと号泣かと予想してたが、思ったよりは泣かなかった。
(思ったよりは・・・ね)
薫(永作博美)は家を出てケア施設に入所。
浩介(緒形直人)は薫が出て行ったことで、すっかり気を落とし、またもや酒をあびる生活に・・・。
すぐに酒に逃げるのは嫌いなんだけどね、個人的には。

薫はひまわりが生まれて少し経った頃から、毎年のひまわりの誕生日のために手紙を書き綴っていた。
その書き溜めた手紙を、ケア施設に診療に訪れる桐野(室井滋)に託した薫。
毎年、6月25日のひまわりの誕生日に間に合うように投函して欲しいと・・・。
そう話す薫も、「投函」という言葉がすんなり出なかったり、ひまわりの誕生日も手帳を見て伝えたりと、もうすでに相当病状が悪化してる様子。(涙)

ひまわりちゃんの3歳の誕生日、瀬田工務店のみんなも集まってのパーティー。
みんながひまわりにお誕生日プレゼントを渡して、次は五郎(田口浩正)たちからのプレゼントって時に、忠志(森本レオ)が「ひまわりの一番欲しいものだって・・・」と言うと、すかさず「ママ?」と聞いてしまうひまわりちゃん。(泣)
子供の素直な一言、先週は食べてない昼ご飯を「食べた」と嘘をついたひまわりだが、今週は心から素直に出た一言で泣かせてくれるじゃないのさ。

桐野は浩介に会いに行き、もうすぐ人の認識もできなくなると伝えると、浩介は会いに行って連れ戻すと言い出て行こうとする。
「連れ戻せば、あなたは楽になるものね!」桐野が浩介の背中に言葉を浴びせる。
難しい問題だなぁ、連れ戻せば浩介は確実に手を取られるが、精神面では薫を必要としている自分。
どちらが薫にとっていいことなのか?
薫本人がもう様々な決断を出来なくなっている今、これは本当に難しい選択だっただろう。

意を決して薫に会いに行った浩介だが、案の定薫はもう浩介が誰だかわからない。
しかも焦った浩介が薫の手を掴むと、それを振り解きベンチの影に隠れるなんて、浩介にしてみれば悔しいよね。
でもでも、そのあとさ〜。(涙)
部屋で眠る薫にキスして、とんでもなくせつない表情で去っていこうとする浩介。
いたずらな風が(ちょっとこんな風に書いてみたかった)テーブルの上の鉛筆を転がし、落としてしまう。
カララ〜ン♪音を立てて落ちた鉛筆を拾い、テーブルの上へ戻すと、そこにあったスケッチブックには浩介の似顔絵が・・・。
1枚めくっても浩介、まためくっても浩介、薫が書いているのは浩介の顔。
くっそーーーーー、こんな手があったのか?(爆)
浩介の事を思い出せない薫だけど、精神の深い場所がちゃんと浩介を覚えてるんだ!
こんなんドラマだからだよ!って声もあるかもしれないけど、こういうの信じたいと思いませんか?
アルツハイマーという病気が薫の記憶をどんどん壊していっても、奥底で壊される事のなかった愛。
くーーーー、信じたい。
この似顔絵見たら、薫が望んだ通りにしようと思うよなぁ、そりゃ。
浩介は連れ戻す事をやめた。
そしてあれほど薫に会いに行くのをためらっていた浩介が、定期的に会いに行くと言うじゃないの。
ひまわりちゃんは連れて行かない、薫との約束だから・・・と、ひまわりに「ママは天国に行ったんだよ。」と言うのよね。
でも、これは薫との約束だったんだもん。(涙)

そして、1話の中に2回も誕生日があるなんて・・・なんてこのドラマらしいんでしょう。(笑)
今度は4歳の誕生日、桐野先生がちゃんと手紙を投函してくれてる事にも泣けますよ〜。
ママからの手紙をひまわりに読み聞かせてあげて、二人で海へ出かける。
その海では薫が波打ち際で遊んでいた。
あれ?ひまわりはママのところに連れて行かないんじゃなかったっけ?と思ったら、全くママだと教えずに会わせるのね。
でも、お互いに親子だとわからぬまま、楽しそうに砂山を作って遊んでる親子・・・それもアリかな?と思ったわ。
浩介の似顔絵を無意識に描いてる薫だもの、きっと精神の深い位置でひまわりを感じてたと思う。
もの凄い号泣とはいかなかったが、じわじわ〜っと迫ってくる最終回だった。
これでラストに例のいしだ壱成の歌が入ったら、なんぼなんでも抗議のメールを出そうかと思っていたが、いろんな方面で不評だったのをやっと察知したのか、制作サイドも控えたようね。(笑)

ただ最終回もCM入りは無謀だった。
何より最後に「日本では現在約100万人の方々がアルツハイマーと闘っており・・・云々」という字幕が出るところ、読んでる最中にブチッと「この放送は・・・のスポンサーの提供でお送りしました。」って青い画面になるの止めて欲しかったわ。
あれって凄く重要な字幕だと思うから、じっくり読ませて欲しかったわよ。
そういうちょっとしたところが、本当に残念。
内容が良かっただけにね・・・。

追記:上記の字幕をCMがぶちっと切ったというのは、どうやら私の地域の局だけのようです。<(_ _)>

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