菜の花の沖

第1回 今までNHKのドラマはほとんど観てなかったのですが、昨年末にNHKドラマの助監督さんとお知り合いになったので、その関係で観てみました。
正直言って始まった時は、時代モノって感じで「ウワ〜、苦手な部類かも・・・」と、ちょっと引いてしまいました。
だんなも私が観そうもないものを観てるので「何?これ?観てんの?」と不思議そう。(笑)
でもね〜、観てみると結構面白かった。
苦手な分野ではあります、確かに・・・。
言葉も難しかったりするし、現代に生きる者にとっては理解しがたい男女の仲とか、「村」という社会とか、その他もろもろ。
嘉兵衛(竹中直人)、おふさ(鶴田真由)の二人がいいです。
ドラマの最初の方で、嘉兵衛が村の衆にいじめられるシーンがあるんだけど、そこでへなちょこ男が嘉兵衛に向かって塩をまくの。
こいつが「神様もう一度だけ」で深キョンにエイズを感染させた張本人の、あのひょろひょろ男なんだなぁ。(役者さんの名前は知らない)
見た瞬間に「おまえ、やっぱ嫌なやつ!」って思っちゃったよ。(爆)
自分的にはツボなこの男の出現!
NHKにも出ておったか?あなどれん!

第1回では嘉兵衛が淡路島を離れて、兵庫に出て行ったところまで・・。
それをちゃーんとおふさが追って行ったの。
なんともこの「おふさ」役の鶴田真由ちゃんがかわいいんだなぁ♪
嘉兵衛がうまく島を抜けた事を知ると、「やったぁ、やったぁ!」と大はしゃぎで、父親役の近藤正臣さんに「メシは静かに食え!」って注意されるの。(笑)

まだ家にだんなも子供もいるので、ビデオ見てても集中できなくて・・・。
散漫な感想しか書けなくてすいません。
でも、第2回も観てみたくなっちゃったわ〜。
歴史とか苦手な私に原作:司馬遼太郎ってーのは難しいですけどね。
ん?司馬?司馬先生〜(by 振り返れば奴がいる)ってーので、すぐに織田に繋がるσ(^_^;ワタシ?
ご病気炸裂!
「菜の花の沖」の後に「北条時宗」のCMが入ったんだけど、これも結構面白そう。
って、第1回は昨日終わっちゃったのね〜。( ̄□ ̄;
第2回 嘉兵衛(竹中直人)は、あっという間に船頭としての頭角をあらわす。
おふさ(鶴田真由)のお腹の中には、嘉兵衛の子供が・・・。

私は難しい事や歴史は苦手なので、このドラマの中の嘉兵衛とおふさの二人の関係を重視して観てるのですが、昔も今も恋愛に何ら変わりはないのだなぁと、改めて思ったりします。
今のように自由に恋愛はできなかったかもしれないけど、男女の心の揺れ動きみたいなものは、共通のものを感じるからね〜。
ちょっと不思議だけど。

初回では小汚い格好だった嘉兵衛が、あっという間に小奇麗でさっぱりした男に変貌しちゃってるし、運もあるんだよね〜。
なんか風呂に行くたびに情報仕入れたり、運命の出会いがあったりしてるような気がするんだけど、違う?(笑)

嘉兵衛さんのサクセスストーリーだね。

おふさの父親(近藤正臣)が兵庫まで訪ねて来たんだけど、おふさのデカイ腹見て「わしゃ、帰る」だって。( ̄m ̄)ぷ
そりゃあね〜、今のように電話で「子供できました」なんて連絡もできないんだから、来てみたら「できてた」ってーのもアリだけど、父ちゃんビビルの巻。
しかし妊婦が着物を着なきゃならなかったなんて、昔の人は大変だったのね〜。しみじみ。

嘉兵衛は荘右衛門(江守徹)という商人と出会う。
荘右衛門も嘉兵衛を気に入ったようだ。
(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-
ここで嘉兵衛の弟、金兵衛(筧利夫)登場!
なんと!筧さん、時代モノにも出てたのか?

おふさも無事に子供を産み、嘉兵衛は一人前の船頭となり、名の通った存在となる。
そんな時、「紀州熊野の百年モノのヒノキを20本」(この台詞、何回も繰り返すので笑えたよ)江戸に運ぶ仕事を依頼された嘉兵衛。
江戸に着いた嘉兵衛、難破したボロ船を与えてもらえる事になった。
仲間の中には、その船の不運さから心配する者もあったが、嘉兵衛は「ここは上潮だと信じて」とその船を走らせる事にする。
そんな嘉兵衛におふさは「早く高田屋を創り、千石船を創り、海のいたるところにあんたの船を走らせなはれ。」と言い放つ。
かっちょええやん!おふさ!

嵐の中の航海シーン、昔の人って苦労されたのね〜。(涙)
雪山のように「寝るな〜、死ぬぞ〜!」って、なるほどね〜。妙に感動。

そして、ついに「高田屋」創設!
27歳にして4艘の船の頭領となったのでした。
筧さん、どこで出てきてもハジけキャラ捨てきれず・・・。
でもNHKだけに、かなり控えめではあった。(爆)

ってゆーか、MAWさん、これ難しいですよ〜。(私信)
第3回 え〜、このようなドラマはドラマ日記を書くツボがなかなか見当たらないのでございます。
見ております、ちゃんと見ておりますよ。
・・・とNHKドラマチームの某氏に私信をしたところで。(笑)

塩まで投げつけられた淡路に嘉兵衛(竹中直人)が大きな船で戻ると、これが大歓迎なのよね〜。
やっぱ成功すると昔も今もこうなのかしら。

金兵衛(筧利夫)が出ると、心の中で「壊れろ〜、壊れろ〜」と念じてしまう。
もう「壊れキャラ」が板についちゃってるから、「何、真面目にやってるんだよ!」と突っ込んでしまいそうになるのです。
真面目筧さん見るなら、お勧めです。
それでも壊れようとする瞬間を見ると、すっごい幸せを感じるよ。(爆)

このドラマを見てると、今と昔の時間の流れの大きな差を感じるね。
宅配便で翌日には荷物が届くなんて、この時代からすれば夢のようだろうなぁ。
何日も何日もかけて、大きな船で荷を運ぶなんて、大変だろうけど壮大なロマンでもあるよね。

嘉兵衛が幕府の仕事を引き受けたことで、北風様(江守徹)の反感を買い、恩人であった北風と結果的に決別する事になる。
嘉兵衛の息子はいかんね〜!(親の立場で見てしまう)
親に向かって包丁持って襲い掛かるとはなんぞや!
いかんよ!いかん!
あの息子、早く改心させねば、とんでもない大人になってしまう。(心配)

内容は固いけど、見てると勉強になるよ。
今でこそみんな当たり前に名字があるけど、昔はこうやって名字というものを頂いたのか・・・とか。
ほっほーって(私って、知らな過ぎ?)。
そして人と人との付き合いが、今も昔も一番大変らしいことを痛感。
時代は変われど、そこは変わらず・・・深い!(納得)

ただ75分間CMナシで、このドラマについていくのは、やはり気合がいるなぁ。
頭悪すぎなのかしら?f(^^;)
来週は何だか面白そうよ、みなさん。
ロシアと日本・・・んー、興味そそるわ〜。
音楽はすごくスケール大きくて、いい感じ♪

第4回 ロシアと日本って何か興味をかき立てられるものがあるんだよね〜。
歴史とかぜんぜん詳しくないんだけどさ。
嘉兵衛(竹中直人)がロシア軍艦に拿捕されてしまう。
日本がゴローニンというロシアの大佐を拿捕した事の報復として、嘉兵衛は捕らえられてしまったわけだが、ここで出会ったリコルドという少佐が結構理解のあるロシア人だった。
もちろんゴローニンを拿捕した日本の人間を快く思わないものは多かったが、リコルドやオリーカという通訳までしてくれる優れものの少年のおかげで、嘉兵衛は何とかロシアでやっていくことができた。
言葉がわからないもの同士の心が通じていく様は、何だか胸うつものがあったなぁ。
言葉は通じなくても人形浄瑠璃という芸能で、人と人とが近くなるのはすごいね〜。
音楽とか芸能とかそういうものは、言葉ナシで伝えられるんだと改めて感動。
リコルドが話をつけて、嘉兵衛たちが氷が溶ける頃には日本に戻れることが決まった。
なのに春を待たずに3人の仲間がロシアの地で死んでいった。
病気になったり栄養状態が悪かったり、嘉兵衛の目の前で仲間が次々に・・・。
このことでまたロシア人を信用できなくなってしまった嘉兵衛に、リコルドは何とか心を開かせようと露天風呂を用意する。
一緒に風呂の湯につかることで、またわかり合えたロシア人と日本人。
お互いに片言の相手の国の言葉をおぼえて、少しは言葉でも通じ合えるようになって・・・。

しかし、嘉兵衛の息子の弥吉は一気にデカくなったなぁ。
それだけの歳月が流れたという事か。
弥吉の成長がなければ、それだけの時間の経過がわからなかったかもしれない。
しかし、この弥吉どうもちゃんと成長してないらしい。
心配だ〜。

最終回 国境を越えた友情・・・くー、嘉兵衛(竹中直人)とリコルド(セルゲイ・ワルチェック)の強い絆が、国をも動かした。
ついに日本に帰れることとなった嘉兵衛。
嘉兵衛が日本とロシアとの交渉役となり、ゴローニンらの解放が約束される。
今のように手紙がすぐに届く時代ではない。
書面を送って、その返事が戻って来るまでに20日かかったりするなんて、そしてその間待ち切れなくなりそうなロシア側を収めるリコルド。
これは嘉兵衛をひたすら信頼したからできたこと。
よくわからないけど、この時代にしかもロシアと日本という間柄で、これだけの信頼関係が持てた二人は素晴らしい。

嘉兵衛が日本に帰り、すべての交渉がうまく運び、やっと家に帰れたのに、妻のおふさ(鶴田真由)はすっかり心を病んでいた。
息子の弥吉(遠藤雅)も遊び呆けてしまっている。
おふさの様子を聞いたリコルドは嘉兵衛夫婦をディアナ号に招待する。
おふさに優しく話をするリコルド。
嘉兵衛がどれだけ話し掛けても反応しなかったおふさが、リコルドの話に少しだけでも耳を傾けた。
あ〜、これでよかったと勝手に一安心していたんだけど、結局おふさは嘉兵衛とともに歩んでいく気はなかった。
淡路へ帰ろうという嘉兵衛に「一人で帰る」と告げるおふさ。
これだけ成功した男のラストがこれだとは、神様もいじわるである。(泣)

その後、淡路へ戻った嘉兵衛とおふさだが、別居していたという。
高田屋もロシアとの密貿易の疑いで取り潰された。
嘉兵衛の一生とは何だったのだろう?
これだけのことを成し遂げて、最後は寂しい終末を迎える事になろうとは・・・。

夫婦も仲良く、弥吉が高田屋を見事に継いで、静かに老後を迎える・・・ってなわけに行かないのが、これまた人生なのかも・・・。深い。

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